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大人も要注意! 「溶連菌感染症」の不気味な大流行(プレジデント)
http://www.asyura2.com/13/health16/msg/843.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 3 月 15 日 17:39:06: igsppGRN/E9PQ
 

大人も要注意! 「溶連菌感染症」の不気味な大流行
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150315-00014793-president-bus_all
プレジデント 3月15日(日)11時15分配信


■風邪症状に似た「溶連菌感染症」が大流行の兆し

 のどの痛み、発熱などの症状が出る「溶連菌感染症」の患者数が過去10年間で最高に達し、大流行の兆しをみせている。聞き慣れない病気だと思う人もいるかもしれないが、水ぼうそうやおたふく風邪と同様、子供がよくかかる病気の一つで、何度もなる人もいる。例年、患者が増えるのは、冬季、そして春から初夏にかけてだ。

 原因は「A群溶血性レンサ球菌」という細菌への感染で、咽頭炎、扁桃炎、しょう紅熱などを引き起こす。紅い発疹を伴うしょう紅熱は、昔は命を奪う怖い病気として恐れられ、患者が隔離されていた伝染病だ。溶連菌感染症の典型的な症状は、のどの痛み、発熱、イチゴ舌(舌に発疹が出てイチゴのようになる)で、全身倦怠感、嘔吐、手足に発疹が出たり、発熱や発疹が治まってから手足の皮がむけたりすることがある。3歳以下の乳幼児では、典型的な症状が出にくく比較的軽く済む場合が多いという。

 溶連菌感染症かどうかは、医療機関でA群溶血性連鎖球菌迅速診断キットを用いれば数分間で診断できる。インフルエンザの迅速診断キットは鼻の粘膜をぬぐうが、溶連菌はのどの赤く腫れた部分を綿棒などでのどをこすって培養する。患者数が増えたのは、迅速キットが普及し、ほとんどの医療機関で「溶連菌感染症」と簡単に診断できるようになったためとの説もある。子供の頃、「扁桃腺が腫れているね」と医師によく言われたが、ひょっとしたら溶連菌感染症だったのかもしれない。

 治療は抗生物質の服用が中心だ。一般的には、薬を飲み始めて1〜2日で熱は下がり、のどの腫れや痛みも治まる。のどが痛いときは、辛い、熱い、すっぱい、冷たいなど刺激の強い食べ物は避けたほうがよい。のどや舌が痛くて食欲が落ちているときには、脱水症にならないよう注意しよう。

 重要なのは、医師の指示通り抗生物質を1週間から10日間、服用し続けること。自覚症状がなくなったからいって抗生物質を飲むのをやめてしまうと、心臓弁膜症を起こす恐れのあるリウマチ熱や急性糸球体腎炎といった続発症(合併症)になる恐れがあるからだ。

■「人食いバクテリア」劇症化にも注意! 

 急性糸球体腎炎とは、溶連菌感染症後10日〜4週間後に発症しやすい病気で、顔やまぶた、足のむくみ、血尿、高血圧などの症状が出る。溶連菌感染症が治った後、尿検査をするのは腎炎になっていないかチェックするためだ。とはいえ、10日間抗生物質を飲み続けるのは大人でも嫌なもの。息子たちが保育時園児だったときに溶連菌感染症になったことがあるが、親も忙しい中、子供に10日間薬を飲ませるのは結構厄介だった。

 子供に多い病気ではあるものの、決して小児特有の病気ではなく大人にもうつる。身近にも、1人の子が溶連菌感染症で休んだと思ったら、兄弟、両親、祖父母まで全員に感染した家があった。ワクチンはなく、予防は手洗い、うがい、マスク、コップやタオルの供用を避けるといった一般的な感染症予防法が基本だ。家庭の中で感染を避けるのはなかなか難しく、特に兄弟間の感染率は25%とされる。

 ただ、溶連菌感染症自体は、前述のように治療法と合併症を予防する方法が確立されており恐れる必要はない。怖いのは、同じA群溶血性レンサ球菌が傷口やのどなどから血液中に入り劇症化したときだ。「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」の初期症状は手足の痛みと腫れ、発熱で、気づいたときには手足の壊死、多臓器不全が進んで手遅れになる場合もある。発病後数十時間でショック状態を起こして約30%もの人が亡くなることから、「人食いバクテリア」とも呼ばれる病気だ。

 国立感染症研究所によると、昨年は患者数が調査開始(1999年)以来最も多い273人に上り、今年も3月1日までに全国で90人の発症が報告されている。発症はまれで、すぐに抗菌薬を投与して壊死した部分を切除すれば治る可能性はあるとはいえ、なぜ劇症化するか、また、なぜ増加しているかは分かっていないのが不気味なところ。

 特定の遺伝子の型を持つ溶血性レンサ球菌が劇症化することまでは解明されつつあるものの病気の進行を止めるのが難しい部分もあり、持病のない元気な人でもこの病気で命を落とす危険性があるのだ。手足のキズが化膿して発熱するなど、おかしいと思ったらすぐに医療機関を受診してみよう。一般的な溶連菌感染症も早めに小児科や内科を受診すれば重症化や合併症の発症を避けられる。

医療ジャーナリスト 福島安紀=文

 

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