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別人作曲・佐村河内氏の美談捏造に加担したNHK、何を誤った?事実より感動優先(Business Journal)
http://www.asyura2.com/13/hihyo14/msg/348.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 3 月 10 日 21:47:00: igsppGRN/E9PQ
 

別人作曲・佐村河内氏の美談捏造に加担したNHK、何を誤った?事実より感動優先
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140310-00010002-bjournal-ent
Business Journal 3月10日(月)20時40分配信


「現代のベートーベン」と呼ばれていた作曲家、佐村河内守氏をめぐる騒動が続いている。代表作にしてヒット作である『交響曲第1番 HIROSHIMA』をはじめ、東日本大震災をモチーフに生まれたという『鎮魂のソナタ』などの作品が、別の人物(新垣隆氏)によって作曲されていたことが判明したのが2 月。さらに、広島生まれの被爆二世である佐村河内氏はこれまで、自身が全聾であることを公言してきたが、3月7日の記者会見では全聾ではなく難聴であったと告白し謝罪した。

 佐村河内氏が世間から注目された背景には、彼を取り上げ、礼賛してきた活字や映像といった多くのメディアの存在がある。中でも2013年3月31日に放送されたNHKスペシャル『魂の旋律〜音を失った作曲家〜』の影響は大きかった。番組は耳鳴りなどに苦しみながら作曲しているという佐村河内氏に密着取材を敢行。インタビュー映像もふんだんに流された。「闇の中からつかんだ音みたいな、そういったものこそ僕にとっては真実の音なんじゃないかな」などと語る全聾の作曲家は、番組内で一種のカリスマとして扱われていた。放送後はインターネット上に称賛の声があふれ、CDの売り上げも急増した。「NHKスペシャル」というブランドの力によるものだ。

 この番組の企画を提案し、密着取材を行った外部ディレクターはもちろん、NHK関係者は全員、本人が作曲していなかったことにも、全聾ではないことも気づかなかったことになる。いや、現時点では「自分たちも騙された、嘘を見抜けなかった」と言い張るしかないだろう。この2点を知りながら番組を制作し、放送したのであれば、佐村河内氏の虚像づくりに加担して視聴者を、そしてCDや本の購入者を欺いていたことになるからだ。

 実は、この番組内では、佐村河内氏が作曲しているシーンや楽譜に書き込んでいる映像は流されていない。前述のディレクターによれば、佐村河内氏が「神様が降りてくる神聖な瞬間なので、見せることはできない」と言って、作業は絶対に撮影させてくれなかったという(「AERA」<朝日新聞出版/2月17日号>より)。その代わりに、佐村河内氏が苦悶の声をあげながら床を這いずり回ったり、出来上がった譜面を持って部屋から出てきたりする映像は見せていた。だが、肝心のシーンはなかったのだ。

 もともと、佐村河内氏を取材対象とした理由に、耳がまったく聞こえないのに作曲する、普通ではあり得ないことをしている人という“物語”があったはずだ。その場合、あり得ないことが起きている事実を映像で押さえないまま、番組として成立させたことに問題がある。

 なぜそうなったのか。事実よりも、「現代のベートーベン」という“物語”と、それがもたらす“感動”を優先させたためだ。

●NHK、過去にも物議を醸した番組

 ここで思い出すのが、02年4月28日放送のNHKスペシャル『奇跡の詩人〜11歳 脳障害児のメッセージ〜』である。脳に障害を持ち、話すことも立つこともできない少年が、文字盤を使って詩を書き、詩集も出版しているという。少年は不自由な手で文字盤を指さし、母親が読み取る。その二人三脚の創作現場を取材した番組だった。

 ところが普通に番組を視聴していると、どうしても母親が文字盤自体を移動させているようにしか見えない。「こうあって欲しい」という母親の切なる願いは伝わってきたが、視聴者側が事実として受け止めるには無理があった。同時に、目の前で見ているはずの制作者はどう判断していたのかが気になった。その後、内容が問題視され、検証番組までつくられたが、疑惑は払拭されないまま現在に至っている。

 重度脳障害の少年詩人と、被爆二世で全聾の作曲家。どちらも美談になりそうな題材であり、視聴者の感動を呼ぶドラマチックなストーリー性がそこにある。だが、そんな時こそ制作者は虚実に敏感であるべきだし、冷静で客観的な目を持つべきだ。NHKには、前回にも増して事実と真摯に向き合う検証番組の制作を望みたい。

碓井広義/上智大学文学部新聞学科教授


 

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コメント
 
01. 2014年3月10日 23:10:30 : 2op4d7UN96
テレビでは
「オレオレ詐欺、振り込め詐欺には気をつけましょう」
なんてよくやるんだぜ(笑)
そんな自分達が詐欺に引っかかってんだから世話ないや。

>> NHKには、前回にも増して事実と真摯に向き合う
>> 検証番組の制作を望みたい

望んでもNHKはもうだめだろう。

俺はクラシックなんて聞いても何にも楽しくならないんで
聞いたこともないんだが
『交響曲第1番 HIROSHIMA』ってのは曲的にはどうなの?

素晴らしけりゃ、誰が作ろうといいとおもうんだが
個人的に楽しむに何も問題なかろう。
耳が聞こえていたり、別の人が作ったと分かると
曲の素晴らしさってのはなくなるものなのかね。

自分達の責任逃れのために過去の甘ったるい評価を一変
こんどは人をこきおろすマスコミってのは本当にひどいと思う。

CD買った人で怒ってる人ってどれくらいいるのだろう。
マスコミが騒ぐほどいなかったりして。
もっとも、怒ってしまったら自分が馬鹿だと認めるようなものだが。
マスコミがこれほど騒ぐのは馬鹿だってことを自白してるんだけどもさ。



02. 2014年3月11日 00:00:11 : eJTKj4lwHI
>>01
詐欺に引っかかったんじゃなくて
率先して、詐欺に加担したんだよw

ちょっと、考えれば分かるだろ

いや、それどころか、
もっと、面白く、もっと、刺激的に演出を加え
商品として売り出したんだよw

つまり、佐村なんてただの商品であって
一番のワルはコイツラな

そして、何時ものごとく何も無かったように
逃げおおせるんだマスゴミ仲間に守られて・・・

次の企画は「義足のサッカー少年」かな?w


03. 2014年3月11日 00:30:13 : 2op4d7UN96
>>02

一番のワルはコイツラ、マスコミか

確かにそうだ(笑)

「義足のサッカー少年、もう一つのワールドカップ」(笑)
なんてのもありそうだね。


04. 2014年3月11日 04:05:45 : IvjWDBikiA
「ダメな素材でも(我々が)手を加えれば素晴らしいコンテンツに変化する。」、
みたいな考え方をするひとたちがいるね、NHKとかに。

NHKスペシャルなどはそれをよく現している。
BGMの質や挿入のタイミング、ナレーション文の内容や読み方・・・

「型」を使って番組を量産している。 1qmOy4Hy0U


05. 2014年3月11日 11:19:00 : jDUea84PZI
ダマスゴミと若者が命名してから、
ずいぶん経つけど、明らかになりつつあるだけ
まし、
これで、テレビしか見ない人も、あきれて、
目を覚ましだした。
まだ、第2第3と続編が出る気がする。
それでも、メディアが変わればいいけど、
到底、戻るのは無理だと思う。

腐っても鯛とはいうけど、
今の時代は、臭いものは食べないのです。


06. 2014年3月11日 16:15:21 : 2ROoR7uCKc

  捏造はNHKの得意技だな。


07. 2014年3月11日 16:36:36 : 3e8m71BuTM
「王様は裸だ!」と言う奴がいないとダメなんだろうね。
おかしい、怪しいと思っていても
集団心理で個々の意見を表明することがためらわれる、っていうのはよくあることだ。
番組の製作も始まっちゃったし、ここで水差すのもどうかなあ、
まっ、ここは流れに乗るしかないか、
なんせ相手は現代のベートーヴェンとも言われてる大作曲家なんだし、
っていうのがスタッフの本音だろう。

ワイドショーでも一人のコメンテーターが意見を述べると、
周りの連中もそれを追認するだけで反対意見を述べる奴はいない。
スタジオの見解はこういうことなので
視聴者もそのように考えなさいよ、という洗脳パターンだね。
で、それに毒された純真なおばちゃん連中も、それがごく常識的な考え方だと錯覚してテレビの受け売りを世の中に垂れ流す。
世界にはものの見方、考え方はひとつしかないと思っているから。

いや、ごめんなさいね。おばちゃんというのは飽くまでも「たとえ」ですから。



08. 2014年3月11日 20:54:33 : 7W6fX6fq8w
NHKも電波少年や川口浩探検隊並みになったか。
ゆけゆけ川口浩 (Yuke Yuke Kawaguchi Hiroshi):
http://youtu.be/HbnAPCjt0CE

09. 2014年3月12日 17:10:12 : 7CacKTUh7k
東京、大阪含む今の政治手法そのもの。権力さえ握ってしまえばいくらでも行政を私物化できる。
政治ほど美味しい仕事はない。

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