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《警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識》大噴火は今世紀5〜6回起きる? 休止期間が長かった後は大噴火に…(ZAKZAK)
http://www.asyura2.com/13/jisin19/msg/468.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 12 月 27 日 09:41:00: igsppGRN/E9PQ
 

昭和火口で爆発的噴火が起きた桜島=8月18日(鹿児島地方気象台提供)


【警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識】大噴火は今世紀5〜6回起きる? 休止期間が長かった後は大噴火に…
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20131227/dms1312270721003-n1.htm
2013.12.27 夕刊フジ


 今年は火山の当たり年だと思っている人も多いだろう。11月から噴火を続けている西之島の新島も、すでに8月に今年だけの通算で500回目の噴火をした鹿児島の桜島も、大きなニュースになったからである。

 だが、これは間違いだ。日本の火山はこのところ「静かすぎる」のである。

 19世紀まで「大噴火」がそれぞれの世紀に4回以上起きていた。ここで大噴火とは東京ドームの250杯分、3億立方メートル以上の火山灰や溶岩が出てきた噴火をいう。

 ところが20世紀に入ってからは、大噴火は1914年の桜島の大正噴火と、29年の北海道駒ケ岳の噴火の2回だけだった。それ以後、現在まで100年近くは大噴火はゼロなのである。

 海溝型地震では、同じような地震が「忘れた頃」に繰り返すのと違って、火山噴火の繰り返しは時間も、噴火の規模や様式もまちまちだ。その意味では、ある火山が100年以上静かなことは世界的にもそれほど珍しいことではない。

 大地震はプレートの動きに応じてたまっていくゆがみの解放によって起きる。いわば原因と結果が直接に結びついている。

 噴火はプレートが動くことによってマグマは地下で次々に生まれている。しかし、上がってくるまでにいくつかの「マグマだまり」を作ったり、マグマの成分が変化していったりする複雑な過程をたどる。それゆえ海溝型地震のように単純な繰り返しがあるわけではないのである。

 実は数千年以上という長い期間で見ると、「カルデラ噴火」というとてつもなく大規模な噴火が日本を何回も襲った。たとえば7300年前の鬼界(きかい)カルデラ噴火だ。放出されたマグマはなんと東京ドーム10万杯分にもなった。鬼界カルデラのある硫黄島(いおうじま)は薩摩半島の沖合約50キロにあるが、火山灰は関西では20センチ、関東地方でさえ10センチも降り積もった。

 ところで恐ろしい統計がある。米国の研究者が最近200年間に起きた世界の爆発的な大噴火15例を調べたら、そのうち11例もがそれぞれの火山で「史上初」の噴火だったことである。

 ここで「史上初」というのには注釈がいる。噴火のように世界のあちこちで起きる事件では、日本は別にして、ヨーロッパ人が入りこんでからしか正確には記録されていないことが多い。つまり大航海時代以来の「史上初」ということなのだ。せいぜい300−400年の静穏期以後の大噴火は「史上初」になってしまうのである。

 いずれにせよ、この統計が意味していることは、休止期間が長かった後で噴火するときには大噴火になりやすいということだ。

 この300年間は噴火していない富士山はどうなのだろう。

 富士山にかぎらない。カルデラ噴火は数千年に一度だとしても、「大噴火」が21世紀には少なくとも「5〜6回は起きても不思議ではない」と考えている地球物理学者は多いのである。

 ■島村英紀(しまむら・ひでき) 武蔵野学院大学特任教授。1941年、東京都出身。東大理学部卒、東大大学院修了。理学博士。東大理学部助手を経て、北海道大教授、北大地震火山研究観測センター長、国立極地研究所所長などを歴任。『直下型地震 どう備えるか』(花伝社)など著書多数。


 

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コメント
 
01. 2013年12月27日 13:00:08 : 5n5ED344QY
火山の場合は、必ずしもではありませんが、高い確率で前兆がある場合が多く、地震や津波よりは《警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識》の通り、警戒していればかなり生き残る可能性は高いと思います。
ただ物的損害は、特に火砕流の場合、かなり大きいかも知れません。
それと投稿にある通り、火山噴火の場所が既に知られている場所からややズレたり、何万年も活動していなかった所で火山活動が再発したりする事は十分考えられるかも知れません。
火砕流については、ある程度の広さの海までは越えて行きにくいとは思います。
火山灰については電力網などの寸断が予想されても、対策でソーラーや自家発電などの自立分散電源を確保、通信基地などもこれらを充実させ、また排水は浄化槽主体など、いずれも自立分散機能がやりやすいエリアなら例えば首都東京の復旧までの仮機能や恒久的な足腰の強い首都圏の為の機能分散ができる場所は関東エリアにいくらでもあります。
物資補給は海路、河川、幹線道路など、トータルで利用できれば大量輸送はそれ程困難ではありません。
岡山など遠く離れた場所にバックアップ拠点を設けるのも良いですが、それと更に東京の通勤圏にもそういったバックアップの施設を今から設けておく思想が必要と思います。
自然災害の横綱は、火山、それから地震に伴う水関連の災害、地震に関係するしないにかかわらず大津波などであって、高台、やや内陸などの安全な土地ならば交通網も含め、今の小規模建物で今の耐震技術なら震度7程度の地震など大した危険要素ではない、と個人的には考えています。


02. 2013年12月27日 19:41:04 : atzwvTKxJc
休止期間が長かった場合は確かにの反動が大きいことは熟知しています。
ただ、いつからが活動でいつまでが休止の判断は非常に難しい。
私も50年間研究しているが答えは出ていないのです。

03. 2013年12月27日 20:05:15 : Q6DcgGUzqw
勝手に閾値作っても比較しても意味ないけどな。
あゝまた、数字遊びしてるな、と思うだけ。

100円硬貨を景気の基準として
いつも財布に、100円硬貨が4枚は入ってるのに、
今日は2枚しか入ってなかった。これは不況に違いない。
と言ってるようなもの。


04. 2013年12月28日 19:01:01 : FreOHHvfx2
最近の円相場の値下がりはズバリ大地震の兆候のお蔭です。
アピタ・ピアゴの謎は誰にも解けませんよ。
ミステリーサークルがキーなのです。

05. 2013年12月31日 20:17:03 : GvKUFEs1ho
産経さん、警戒せよというならまず全部の原発を廃棄することだよ。

それが本当の対策というものだ。


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