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地球温暖化の終わり 田中宇の国際ニュース解説
http://www.asyura2.com/13/nature5/msg/195.html
投稿者 初心に帰るお天道様に恥じない生き方 日時 2014 年 1 月 31 日 06:12:03: 4hA5hGpynEyZM
 



昨今の世界的な大寒波の原因について、太陽の活動が劇的に低下していく傾向の始まりであり、世界はこれから17世紀後半に起きたような「小氷河期」になる可能性が高まっているという指摘が、学者の間から出ている。黒点など太陽の活動は、11年周期のピークにあるが、ピークの高さが異様に低く、これから太陽の活動が低下していくと、マスコミや政府が喧伝する「地球温暖化」とは逆の「地球寒冷化」「小氷河期」が起こるという分析が出ている。
Scientists baffled as Sun activity falls to century low
Is a mini ice age on the way? Scientists warn the Sun has 'gone to sleep' and say it could cause temperatures to plunge


 米政府(大統領府)は、この冬に米国などを繰り返し襲っている、北極の気流のうず(極渦)が引き起こす大寒波について「地球温暖化のせいで起きているようだ」と発表している。「地球が温暖化すると、地球は寒冷化する」という学説を大まじめで主張する学者もいるが、オバマ政権が、地球温暖化懐疑派が多い連邦議会を回避しつつ炭素税を導入したがっていることから考えて、米政府のコメントは、政治目的の歪曲だろう。
White House says `polar vortex' likely caused by global warming
House slams door on carbon tax_
Global Warming: The Wall Street Party Has Begun


(オバマ政権は、米議会の反対を無視して地球温暖化対策をやろうとしているだけでなく、水に関する政府の行政介入を強めようとしている。水に関する事業の民営化、事実上の価格引き上げ、水道水でなくミネラルウォーター利用の奨励、水など環境関係の大企業の利益拡大の誘導を目論んでいるように見える。TPPによって、大企業の権限を拡大して政府を超越する存在にしようとしているのと同根だ。世界的な水問題の政治化は、人類にとってプラスになりそうもない)
Obama's Climate Task Force Is a Treaty Trap
Climate Change Hysteria Falters. Water Is The New Target
The World Bank Is Quietly Funding a Massive Corporate Water Grab
Water is "The Enemy" in Gatorade Video Game


 太陽は、宇宙の恒星の中で、非常に安定している方で、11年周期の太陽活動における光量の変化は0・1%にすぎない。しかし、太陽が地球に与えるエネルギーの総量は、地球上の他の動きによって発生するエネルギーの合計量の2500倍も大きい。だから、太陽の活動が少し変化しただけで、地球の気候に与える影響も非常に大きいものになると、米コロラド大学の学者が言っている。
Is Polar Vortex Start of Little Ice Age?


 政府やマスコミ、学界が喧伝する「地球温暖化人為説」は、恣意性の高いコンピュータモデルしか根拠がなく、科学的に正しい可能性がかなり低い。これまでの研究を読むと、二酸化炭素の増加が地球を上げる要素なのか下げる要素なのかも確定的に言うことは困難だ。NASAでは昨年、二酸化炭素が気温の低下要因になっているとする研究結果が出された。それらを踏まえつつ、万に一つ、地球の二酸化炭素量が人為理由で増加し、それが地球を温暖化する要素として働いているとしても、その要素は、17世紀後半のマウンダー極小期のように小氷河期が来て太陽の活動が低下することによる地球寒冷化の規模をはるかに下回り、結果として地球は今後数十年間、寒冷化することになる。
NASA report verifies carbon dioxide actually cools atmosphere


「ならば数十年後、百年後に再び温暖化するに違いない。その時に備え、今のうちに二酸化炭素を減らすべきだ」と言う者がいそうだが、そもそも二酸化炭素増が温暖化の要因だと確定できないし、人為説も政治誇張の可能性がある以上、それは詭弁にすぎない。二酸化炭素削減先にありきで、人為説が確定的に論じられ、それを疑問視する人々を政治的に排除する近年の状況は、非常にいかがわしい。
Report: World Entering a Period of Global Cooling
地球温暖化めぐる歪曲と暗闘(2)


 予測されている寒冷化と関係あるとは言い切れないが、地球の平均気温は、すでに1997年から横ばい状態が続き、それまでの上昇傾向が止まっている。温暖化人為説の「総本山」である国連のIPCC(国連気候変動パネル)は、ようやく昨年からその傾向について認め始めた。しかし、その一方でIPCCは、97年以前の温暖化傾向の原因が、人為に基づく二酸化炭素の増加である可能性が95%だと発表した(以前は90%の確率と言っていた)。IPCCは「今は温暖化の傾向が止まっているが、今後再びひどい温暖化が起きるのは確実だから、二酸化炭素の削減が必須だ」と主張し続けている。
Warming Plateau? Climatologists Face Inconvenient Truth
95 per cent of intelligent people know the new IPCC report is utter drivel


 曖昧な根拠しかないのに「地球の温度は15年間横ばいだが、今後必ずまた上がる」と断言することが許されるのなら、太陽活動の傾向を根拠に「これから17世紀後半に起きたような小氷河期が来る」と断言することも許されるはずだ。「地球の気候変動の歴史を見ると、大きな寒冷化が来る前に、小さな温暖化の時期があることが多い。今回もそれだろう」と言っている学者もいる。
Is `global cooling' the new scientific consensus?


 ドイツの学者は、太陽活動の循環説に立ち、今後の寒冷化を予測している。気候変動の主因は人為でなく、太陽を含む自然活動の変化であり、その中には循環的なものが多い。そう考えるのが妥当だ。人類が出す二酸化炭素が地球を破滅的に温暖化するという理論は極論だ。極論を「真実」のように扱った学者が国際的に権威を持ち、それに対して科学的に反論しようとする学者が冷遇される時代が続いている。こうした状態は最終的に、学界や大学の全体の権威を落とすことになる(すでに多くの大学は、非常にくだらない存在になっているが)。
German Scientists Show Climate Driven By Natural Cycles - Global Temperature To Drop To 1870 Levels By 2100!


 地球温暖化は、極地の氷が溶けて海面上昇を引き起こし、標高が低い土地が大半の小島群からなる島嶼の諸国が沈んでしまうと懸念されている。しかし実際のところ、モルジブでは海面上昇の懸念を無視して、海面すれすれのところに新空港が作られた。トンガでは海面が低下している。
Maldives So Worried About Sea Level Rise, That They Are Building A New Airport Next To The Sea
The UN Global Warming Hoax is Slowly Dying


 逆に今後もし小氷河期が来るとしたら、緯度の高い地域での生活が困難になり、それが大きな問題になる。娯楽の面では、たとえば日本アルプスの槍穂高や白峰三山など3千メートル級の山々や、北海道の大雪山系の主脈などが万年雪に覆われ、夏山登山ができなくなるおそれがある。登山が好きな人は、早めに飽きるまで登っておいた方が良いかもしれない。


 英国とオーストラリアは最近、政府予算の中の地球温暖化対策費を、相次いで大幅に削減した。英豪とも、今の保守系の政権が地球温暖化対策に反対しており、そのため予算削減したというのが表向きの事情だ。しかし英国や、外交面で英米の影響が強い豪州のようなアングロサクソン諸国は、長期的な覇権戦略を重視し、国際的に重要と考える事柄について、誰が政権をとってもあまり変わらない政策を続けるのが通常だ。
UK gov't slashes global warming spending by 41 percent


 米国はもともと議会が温暖化対策に反対している。日本も昨秋、2020年までに行うはずの温室効果ガス排出削減の目標を達成できない(する気がない)と発表した。カナダは3年前に京都議定書からの離脱を宣言した。このように、英米など先進諸国が温暖化対策に消極的になっている理由は、地球が温暖化していないという物理的な事象だけでなく、国際政治面で、かつて先進国が握っていた地球温暖化対策の主導権を、中国が引率する途上諸国が奪い、先進諸国が途上諸国に金を出さねばならない事態になっているからだ。
Last-minute deal saves fractious UN climate talks


 もともと地球温暖化問題の本質は、経済が成熟化して環境技術も高いため二酸化炭素などの排出量が減った先進諸国が、これから排出量を増やして経済成長(金儲け)しようとする途上諸国から資金をピンハネするための国際政治詐欺だった。ところが、米国の影響力の低下、中露などが率いる途上諸国の台頭、覇権の多極化により、09年のCOP15を境に「これまで二酸化炭素をさんざん排出した先進諸国が、途上諸国に金を出せ」という要求が国際的に強まった。
新興諸国に乗っ取られた地球温暖化問題


 ワルシャワで行われているCOP19の準備会合では、昨秋来、金を出すのを渋る先進国を途上国が非難して議事が進まなくなっている。先進国は、降参して金を出すか、それとも温暖化問題自体の存在を無視して離脱するしかなくなっている。その流れの中で、英豪で政権をとった保守派が、温暖化懐疑派を気取ることで、金を出すのを拒否している。
Poor countries walk out of UN climate talks as compensation row rumbles on
世界経済の構造転換


 どうせ、もともと温暖化人為説が詐欺なのだから、温暖化対策が世界的に頓挫しても、人類の生活に何ら悪影響はなく、むしろ詐欺に乗ったマスゴミや学者の権威が失墜して好都合だ(米英では、クライメートゲートなどで関連学者の権威が落ちたところがあるが、学界後進国の日本では、温暖化人為説を声高に主張していた学者らが、まだのうのうと大学で給料をもらい続け、権威も低下していない)。地球温暖化は、温度上昇の停止や太陽活動の低下といった現実面と、先進国が途上国との綱引きに負けたという国際政治面の両方において、終わりになりつつある。
地球温暖化めぐる歪曲と暗闘(1)



地球温暖化の終わり 田中宇の国際ニュース解説
http://tanakanews.com/140129warming.htm
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コメント
 
01. 2014年1月31日 08:25:26 : G3fsREGKsg
この冬の北米〜EUの気象状況を見ていて、何が温暖化だと思っていました。

 温暖化じゃないと困るのが原子力村の連中です!!!


02. 2014年1月31日 08:36:06 : 2x41b1WttY
ゴアが叫んでいた不都合な真実というキャンペーンを最初目にし耳にした時胡散臭さを思い切り感じた。結局連中はこうやって大掛かりな詐欺を計画し実行するんだなと詐欺のモデルとして記憶に留めるべきだ。

03. 2014年1月31日 10:41:59 : p4TlRONmCI

 >この冬の北米〜EUの気象状況を見ていて


 寒冷化が始まっているのです

 空気は冷えやすいが 海の水は 冷えるのに50年は係ります

 ===

 上が寒くて 下が暖かい 内陸が寒くても 海沿いは暖かい時代になります

 このような状態になると 竜巻や 大型の台風などが発生しやすく

 北米の寒波も その一例にしか過ぎないのです

 ===

 愛は 提案します

 寒冷化 => 食糧危機を防ぐため 

 人工衛星をあげて 巨大な鏡で 地球に太陽光線を集める必要があります

 光を集めたところで 太陽光発電をすれば 一挙両得です
 
 太陽光線は 0.1%減るだけですから 0.1% 太陽光線を増やせば

 良いわけです 
 


04. 2014年1月31日 12:32:25 : gMzow7ik8E

《地球は温暖化してはいない、そのデータ、グラフなど》

http://oilpeak.exblog.jp/18328015/


05. 2014年1月31日 16:16:03 : e9xeV93vFQ

太陽活動効果で、今後、本当に寒冷化が起こる可能性も否定はできないが

現時点では、単に平均気温の温暖化が停滞しているだけであり、

極の吹き出しや、深層水温度など、いろいろ解釈がある


個人的には、日本だけが無理して余計なコストをかけ温暖化対策する必要は全くないとは思うが、いずれにせよ、今後の推移には注目だな



06. 2014年1月31日 16:34:24 : p4TlRONmCI

 >日本だけが無理して余計なコストをかけ温暖化対策する必要は全くないとは思うが


 そもそも 温暖化は「良いことです」 よ〜〜〜

 寒いところでも 作物が出来る 

 寒冷化すれば 北海道では 米は作れなくなる 

 寒冷化する事は 何も いいことではない!!
 


07. 2014年1月31日 16:47:20 : OTOSIyOeKE
>万に一つ、地球の二酸化炭素量が人為理由で増加し、それが地球を温暖化する要素として働いているとしても、その要素は、17世紀後半のマウンダー極小期のように小氷河期が来て太陽の活動が低下することによる地球寒冷化の規模をはるかに下回り、結果として地球は今後数十年間、寒冷化することになる。

 また、テムズ川が凍ったり、江戸時代の飢饉が再来するなど心配しないといけなくなりますね。動植物が、対応できる範囲で温暖化すると言うのが良いでしょうね。


08. 2014年1月31日 17:39:33 : Rd5kx2nbXH
地球温暖化問題は、陰謀論と密接に関係していて、陰謀論とは愚者の竹槍武装なわけですが、それがいかに何の役にも立たないものではあっても、振り回せば、幼児の雄叫び的快感は得られるわけです

陰謀論とは、世界を見ることのできない者=「篭もり人」が、自己をせめて肯定的に立脚させるために、てめえの惨めな籠もり世界での幻想架空をもって、世界を裏返して解釈すること、「世界を裏返して見せることによって、そういう優れた理解のできる自分の存在意義を認めさせようとするプリミティブな試み」ですが、したがって、徹頭徹尾嘘デタラメで構成されている馬鹿話です

こういう「思考のベクトル」は、まったく科学的ではない「主観オンリー」なので、教育の目的の一つが、そう言う甘い罠に陥らないようなものの見方を育てる、ということなのですね。反阿修羅こそが実は教育的なのです

阿修羅=陰謀論=ユダヤ陰謀論=911自作自演説=地球温暖化否定=原発否定 ⇒ 小沢ケツ舐め・・・へと行くのですが、これはおもしろい構図ですね

その本質は一言で言って、「妄老どもの温泉毛づくろいクラブ」です

陰謀論=地球温暖化否定論というのはあらゆる意味ででたらめなのですが、当然姑息に、どうも特に素人にははっきりわからない1点をもって、地球温暖化全体を否定しにかかります。陰謀論の手口ですね

私はどこかで、地球温暖化の理解には深い知恵は要らないが、浅く広い正しい理解が必要だと言いました。広い理解がそうした小さな無理解を正してくれるのです

これは子供のような素直な心にはたやすい態度ですが、引き篭もり老人の、もう使いものにならない硬直した社会的態度にとってはとても難しいことです


さて、田中ウータン(笑)は昔から、内田樹と並んで阿修羅の大好きな人間(つまり通常の意味の温暖化否定論者)ですねえ。このへんも面白いところです

太陽の黒点活動は現在確かに低調で、今後も低調が続くと予想されていますが、太陽の放射エネルギー全体が寒冷化を起こすほど低くなるとは考えられていません(測定からは)
それよりも、温室効果ガスによるエネルギー蓄積のほうが大きいと予想されています。こんなのは単なる測定と計算なので、よほど太陽が気が狂わない限り普通の予想です

・・・バカにつける薬はありませんが、これは超えようのない「バカの壁」の存在を別面から表した言葉でもあります
年老いてから地球温暖化を否定してみせるような御仁は、妄老=ボケ老=くるくるぱー なわけで、私には説得の言葉などカケラもありませんね (笑)


09. 2014年1月31日 17:50:12 : YylixLkL5Y
一度過去100万年くらいの地球の平均気温のグラフを見てみることをお勧めする。

過去の気温は 以下のようなことからわかる
・北極、グリーンランドの氷柱コア 閉じ込められた時の元素の組成がわかる
・同様に世界各地の土のボーリングデータ
・木の年輪 1年ごとに成長を記録している 樹齢3000年のものもある
・植生の変遷 北へ南へ移動している。
・鍾乳洞のつらら、垂れた部分の柱 100年単位で1センチとか
・過去の貝塚の位置 当時の海岸線を示す
・何よりも、ヨーロッパ、中国、日本の古文書の記述

過去数百万年は基本的に氷河期、その間に短い間氷期があり今は間氷期、人類が文明を築いたここ5000年でも気温はかなり変動している。傾向もほぼはっきりしている。16−18世紀はやや寒冷だった。その間人間が二酸化炭素を出していたわけではない。

数多くのデータから推定できることは、地球は人類が二酸化炭素を排出するしないにかかわらず温度はしょっちゅう変動しているということ。

19世紀終わりから20世紀にかけての数十年、地球気温が少しばかり上がったのは確かだが18世紀までの小寒冷期からの回復過程とみることもできる。

わずか数十年の数値に極端な未来予測を接ぎ木したような図(ケースティック曲線という)を信じる根拠はどこにもない。


10. 2014年1月31日 19:28:45 : Rd5kx2nbXH
地球温暖化というの「地球平均気温のトレンド」のことですが、その温暖化トレンドは温室効果ガスによる気温上昇というトレンドで、太陽がどうのという話ではないので、温室効果ガスによる気温とは特に関係のないような別な話が「ストーリー」に加わってくる、という特性があります

例えばCO2高濃度化によってそれが海に溶けて行きますが(槌田敦の言うように高温化したので海からCO2が出てきたとは言えない)それによって海が酸性化してしていくわけです

そんなことは、太陽の影響からは直接引き出せない話でしょうが

だからこそ、いろんな全体像を簡単にでもいいから、よく見ないといけないと言うわけです

温度はしょっちゅう変動しますが、「トレンド」はあり、人間が大量に排出し続ける温室効果ガスの物理的な性質は、またそれに沿う自明のものです


11. 2014年1月31日 23:27:32 : jQzmz2yvIo
「炭素税を導入したがっていることから考えて」って温室効果ガスで二酸化炭素より危険なのは一酸化二窒素でしょうが。
「水に関する事業の民営化、事実上の価格引き上げ」と言う傾向が今後日本であるのなら、土地がある程度広い戸建て住宅が圧倒的に有利でしょう。洗濯やトイレ、十分滅菌すれば風呂も雨水を利用できます。最近は浄化して飲み水にできる機器もそれ程高価でなくても販売されるようになりました。
地球温暖化が起きているかどうかはわかりませんが、もし起きているとしたら、それは温室効果ガスの影響より、都市・・・アスファルトやコンクリートや金属などで多い尽くされた都市の影響が大きいでしょうね。

12. 2014年2月01日 01:35:11 : Rd5kx2nbXH
ちょっと思いついたので追記します

ある半端な学者は、空気分子数の「たった0.01%オーダーのCO2が重大な温室効果をもたらすはずがない」などと言っています。誰とは言いませんが (笑)

この人は、例えば空気分子がたった一層の分子でできているようなイメージで、大気の物理現象をイメージしているのではないでしょうか

違いますよね

大気を分子の層でイメージすると、ほとんど無限とも言って良い数の層になります。その1層について、もすごい数の分子があるわけですから、かなり適当に言うと、まあ、そこにも「0.01%オーダーのCO2」分子があるみたいな感じになります。じゃあ、大気全層ではどうなるか、という話ですよね

0.01%オーダーのCO2を、「ほとんど無限層」にわたって足し算すると、ちょうど星空についての「オルバースのパラドックス」みたいなことになりませんか 
簡単に「飽和」しちゃうんですよね (笑)

・・・そんなものです
大気の温室効果は、地球から出て行く放射エネルギーの「川」における「ダム」のようなものだ、と言いましたが、上の話もこの喩えにおいては有効ですよね

妄老でない方は考えに留め置いてくださいませ
あまり出てこない話ですのでね


13. ぐぐちゃん 2014年2月02日 08:20:06 : CkQogoPBhFpqo : bqGisjYRWI
どうも誤解されている人がいるようなので、コメントします。

CO2がなぜ温暖化ガスと呼ばれるかは、赤外領域に吸収線を持っているからです。
皆さんは学校でブラウンホーファー線を習ったと思います。原子の種類によって光を吸収する周波数が異なっていて、プリズムを通った光に暗線が出るというやつです。
原始の場合には、可視光で発生しますが、分子になると波長が長くなります。ですから、分子の結合状態を分析するのに赤外線を使います。
じゃあ、吸収した光(エネルギーのことです)はどうなるかというと、分子の結合を励起します。すると結合状態は安定した状況に戻ろうとして、吸収したので同じ波長の光を出します。つまり、CO2のエネルギーが多なっていくのではないのです。
けれど、「プリズムでは暗線になるじゃないか。」というご意見もあるかと思います。その理由は、太陽から地球の方向を向いている光を吸収して、原子から四方八方に光を出すので、太陽から地球に向かう光が少なくなり暗線となるわけです。

空気の温度とはなんでしょうか?いくつかの要素はありますが、分子の運動エネルギーが分子の温度となります。高校の物理で習ったと思いますが、PV=nRTとなります。ここでPVは分子の運動エネルギーの総和を表し、そのエネルギーが温度に比例していることを示しています。なので、吸収してすぐに放出する赤外線のエネルギーは分子の運動にほとんど影響を与えません。なので、分子は温度が上昇したわけではありません。
ここまで書いたのはCO2がほかの分子より多く赤外線を吸収している部分に関してです。当然のように幅広い赤外線を吸収して運動エネルギーに変換しています。これはすべての気体分子に起こることであり、昔からあったことなのでCO2の増加で起こることではありません。また、現実の計算では対流のほうがはるかに大きいため、輻射は計算しないでも問題がないほどです。

じゃあ、地球の熱対流に一番大きく影響しているのは何かというと、水の蒸発・凝集です。表層面で蒸発するときに水は蒸発潜熱を奪っていき、雲になるときにその蒸発潜熱を上空に放出します。このエネルギーで低気圧や高気圧が発達し、地球に雨を平したり晴れたりの天気を与えます。水の蒸発は海面から発生するだけでなく、地面からも大量に発生しています。これが、夏にアスファルトの上が土の上より熱くなる、コンクリートの壁が土壁よりも熱くなる理由です。
東京がなぜ熱くなるかというと、この循環を止めているのに大量のエネルギーを放出しているからです。

よくシミュレーションがそうなっているからCO2で温暖化するとおっさyる方がいますが、これは信用できません。熱物質移動の方程式は、非線形偏微分方程式になります。これは完全に解くことができないものです。なのでシミュレーションを用いて皆さんが解いています。本当に狭い範囲(化学装置の中程度)であればシミュレーションで解くことができますが、広い範囲であればまったく解くことができなくなります。そこらへんレベルに関しては、「バタフライ効果」(ジェラシックパークで出てきます)を調べてもらえばわかります。この時から進歩しているとはいえ、進歩のほとんどは計算機の処理能力ですので、状況は大きく変わっておりません。

CO2による温暖化は仮説のレベルであり、実証されていないものになります。
ただし、「アスファルトで道路を覆う」、「エアコンで外気を加熱する」、「自動車で道路上の温度を上げる」、「発電所で海水温を上げる」等の人為的な音大化は起こっています。
現実で証明されているこれらの音大化対策のほうが重要であると私は考えます。


14. 2014年2月04日 11:46:20 : lqOPOFnyLE
>12 「たった0.01%オーダーのCO2が重大な温室効果をもたらすはずがない」などと言っています。(笑い)

これについては、CO2の20倍も存在している水蒸気等の温暖化ガスに比較して言っているのではないだろうか。この水蒸気等の温暖化の動きを厳密に把握できないで、それらをすべて平均的に変化のないものとして考察している二酸化炭素温暖化説を疑問としているわけです。長い目でみて、量的に変化しているのは炭酸ガスだけだとして、シミュレーシヨンで十分な説明になっていると思っている二酸化炭素温暖化論者に対して、気象というものはそんなに素朴なものではないといっていると思うのです。


15. 2014年2月05日 03:44:06 : LASUicqoLg
>熱物質移動の方程式は、非線形偏微分方程式になります。これは完全に解くことがで
>きないものです。なのでシミュレーションを用いて皆さんが解いています。本当に
>狭い範囲(化学装置の中程度)であればシミュレーションで

本当にそのとおりです。手の上に乗るような簡単な装置のシミュレーションでさえ
現実とシミュレーション結果に大きな差が生じるシステム(系)がある。
そういう系では対象の完全なシミュレーションよりも、簡単な単純化した式で
パラメータを求めたほうが手間もかからず、はるかに精度が良いこともある。

地球環境も同じで、シミュレーションですべて語ってはいけない世界ですね。
だからペタフロップスなど膨大な予算をつぎ込んで造ることはある意味間違いで、
よく似た結果は得られるが必ず誤差や予測のズレが生じる。それは性能を上げて
解決する問題ではなく、本質的な問題で、そのズレが一般的な問題と比較して半端ないということで、
現実の観測にも力を入れないといけないのですが、世の中それを判らない人が多い。
旧ソ連は軍拡競争で滅んだという話もある位なのに。世界的ベンチマーク競争で性能一位を狙うなど愚かです。
無駄な性能のためにスパコンに資金を使うべきではないと警告した人は正しい。

ムーアの法則に照らし合わせて考えれば、極端な性能を狙うことは指数関数的な
コスト増大を招くことと同義です。グラフは明らかに対数目盛りです。
現在のコンピュータ性能の向上も、この進化トレンドから逸脱している部分は
誰かが何らかのコストを背負っているだけです。
おなじように耐障害性やビックデータの信頼性を99.999%を求める行為のコストは、
直線ではなく対数です。完全に100%とはならないし、僅かな改善に膨大な資金が
必要になる。
ビッグデータとは世界的規模のゴミデータを維持管理するために膨大なコストを要するという意味でもあります。こんなもの無駄でしかない。
だから世界的な検索エンジンのgoogleは「忘却型システム」を構築しています。
それを判らずにビッグデータといっている人も多い。

今は地球観測用の人工衛星をGPSのようにコンステレーションに配置し
地球環境観測を行う国際プロジェクトが最近始まっているようですが、
地球環境問題に対してはスパコンではなく観測が現実的に重要です。
極端に大規模なスパコンはあまり重要とならないでしょう。
それはシミュレーション結果を公表しさえすれば明らかです。


16. 2014年2月07日 23:53:54 : 4y7HUwtwEE
>>14

気象が素朴なものではないというのはおっしゃるとおりでしょう。


「 >12 「たった0.01%オーダーのCO2が重大な温室効果をもたらすはずがない」などと言っています。(笑い)   これについては、CO2の20倍も存在している水蒸気等の温暖化ガスに比較して言っているのではないだろうか。」

このあたりも、正確にイメージするのは、「CO2の飽和」みたいに難しいんですよね。でも、わかってしまえば簡単なことなのですが。水蒸気は確かに最大濃度・最強の温室効果ガスですが、他の温室効果ガスと目に見えて違うところは、極めて大雑把に言うと、大気中での温度によってエネルギーが変わります。また、「飽和すると(笑)」雨となって地上に戻る性質があります。ここをまずは抑えておくならら、水蒸気が、CO2の濃度なりエネルギーなりを左右することは無視していいことは自明だと思います。

ところが、CO2なりの温室効果ガスは雨になって循環するということはほとんどなく、大気中濃度が「単調増加」の一方である、他方でこれは大気の温度を上げる物理的に明らかな作用があるということであるならば、これは大気に含有される水蒸気の量とエネルギーを一方的に上げる作用がある、ということになりませんか。例えは悪いですが、例えばCO2の増加は、水蒸気の「飽和点=エネルギーレベル」を上げるのですよ。


主に水蒸気は雨になって落ちるので、温室効果ガスには数えられず、一方、CO2の増加は自身のみならず、水蒸気のエネルギーまでも一方的に増加させる、ということですね。


17. 2014年2月08日 00:26:09 : 4y7HUwtwEE
>>13
>よくシミュレーションがそうなっているからCO2で温暖化するとおっさyる方がいますが、これは信用できません。・・・CO2による温暖化は仮説のレベルであり、実証されていないものになります。


地球温暖化というのは、単にCO2の温室効果から演繹されたものでもないし、また実証されていないものでもありません。

地球温暖化とは、多方面の観測事実のトレンドから結論される現実であり、一方で温室効果ガスの物理とその排出の実際が、温暖化をよく説明するということです。

あと、
>空気の温度とはなんでしょうか?いくつかの要素はありますが、分子の運動エネルギーが分子の温度となります。

この考え方は間違いとはいいませんが、温室効果の物理にとってはとくに必要な概念ではない感じです。というのは、温室効果を持つ上空の大気についてこういう要らない考え方をすると、それが地上に伝わる温室効果をどう説明できるのか、という話になり、「温室効果は熱が高⇒低へと伝搬するとする熱力学の法則に矛盾する!」という馬鹿話にもなりかねませんよね (笑)


また、「熱物質移動の方程式は、非線形偏微分方程式」という話は、地球温暖化の基本理解には必要ない話です。


18. 2014年2月08日 09:54:01 : lqOPOFnyLE
>17 地球温暖化とは、多方面の観測事実のトレンドから結論される現実であり、一方で温室効果ガスの物理とその排出の実際が、温暖化をよく説明するということです。


観測事実は事実だが、そのトレンドをどう取るかはかなりまちまちです。また、後半はまったく考え違いでしかない。
分かっていることは単に温暖化効果ガスが温暖化に寄与するものであること それだけである。
あとは、大気圏と気象の問題であり、よく分かっていないといってもよいだろう。全部を平均化して考えて始めてモデルができる程度で、現実には様々な塊というか構造の違いというか、が複雑であると思われる。


19. ぐぐちゃん 2014年2月09日 08:42:51 : CkQogoPBhFpqo : bqGisjYRWI
あの、説明が悪かったでしょうか?

もう一度説明させていただくと、水について書いたのは温暖化ガスとしてではありません。地球の気候を動かすエネルギーの源として書いたつもりです。
水の循環が、地球の気候を作っています。
上空で熱を放出することが、地球の気候を作ってきました。
この循環の一部を遮断すると、局所的に熱くなると説明したつもりです。

上の方が書かれていますが、統計的な手法は科学的な証明とはなりません。
因果関係が十分に説明されて、初めて科学的に証明されたとなります。
統計的手法は、原因の推定にしかなりません。


20. 2014年2月10日 02:46:02 : uO5xns7LQo
米国派、宇宙船で高層の宇宙にケムトレイルをまいてるんだから太陽光線も届かんよね。

しかし今までばく大な炭素税を強奪されたもんだね。企業が省エネに使った金もばく大だろ。省エネしてるのは世界で日本だけだろ。馬鹿な売国奴に支配されてるね。鳩山だろ。炭素税で売国したのは。鳩山は朝鮮飲みを国会でしてた写真が載ってたからやっぱりと思ったけどな。


21. 2014年2月14日 19:35:00 : h0FF2vA2SA
>>08
> =陰謀論=ユダヤ陰謀論=911自作自演説=

お前さんが信奉する米国政府推奨911陰謀論
911陰謀論 #seiji 5分早分かり James Corbett (日本語字幕CC)
http://www.youtube.com/watch?v=V1Azn0D4X-8

で、お前さんは飛行機がぶつかってもいない47階建ての超高層ビルが事実上火災だけで自由落下して全崩壊した (米国立標準技術研究所NIST WTC7報告書) なんていう与太話を信じるわけだ。
WTC7 NIST Finally Admits Freefall by David Chandler Part 1 - Japanese
http://www.youtube.com/watch?v=PyIc7kR3nfo

WTC7 NIST Finally Admits Freefall Part 2 by David Chandler - Japanese
http://www.youtube.com/watch?v=LgvBm58e64Q

WTC7 NIST Finally Admits Freefall by David Chandler Part 3 - Japanese
http://www.youtube.com/watch?v=ZTnOswUbB4A


阿修羅もユダヤも小沢も関係なく、公式911陰謀論に異を唱える人々
Patriots Question 9/11
http://patriotsquestion911.com/

9/11: Explosive Evidence - Experts Speak Out (Free 1-hour version) | 日本語字幕
http://www.youtube.com/watch?v=0d5L8gzIsT8
(9/11爆破の証拠―専門家は語る
http://www.asyura2.com/13/warb12/msg/104.html )

911、WTCの粉塵の中に大量の爆破物質を発見
http://www.youtube.com/watch?v=MYN7ITW1a2E

Active Thermitic Material Discovered in Dust from the 9/11 World Trade Center Catastrophe
http://www.benthamscience.com/open/tocpj/articles/V002/7TOCPJ.htm


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