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理化学研究所、STAP細胞論文の調査に着手  ネイチャー
http://www.asyura2.com/13/nature5/msg/216.html
投稿者 ダイナモ 日時 2014 年 2 月 24 日 22:56:14: mY9T/8MdR98ug
 

Nature 2014年2月17日 オンライン公開 | doi:10.1038/nature.2014.14738
理化学研究所は、小保方晴子(おぼかた・はるこ)研究員の画期的なSTAP細胞論文に不自然な点があるという主張を受けて、調査を開始した
David Cyranoski

小保方晴子研究員の画期的な幹細胞研究論文の信頼性に懸念が生じているため、日本でトップクラスの研究機関である理化学研究所が調査を開始した。

理化学研究所の発生・再生科学総合研究センター(兵庫県神戸市)は、同センター所属の生物学者、小保方晴子の研究論文に不自然な点があるとする主張に関して調査を行っていることを2014年2月14日に発表した。小保方は、Nature 2014年1月30日号に発表された2編の論文1, 2の主著者として脚光を浴びた。この論文では、マウスの成熟細胞にストレスをかける方法、例えば、酸性溶液に浸ける、あるいは細胞膜に物理的圧力を加えるなどの簡単な方法で、受精卵に近い状態に再プログラム化できることを実証したと報告された。ところが、複数のブログサイトで、小保方の論文に画像の重複利用があったことが指摘され、さらに、彼女の研究結果を再現できないという報告が数多く寄せられた。これらを受け、理化学研究所は調査を開始したのである。

受精卵に近い状態の細胞は、体を構成するさまざまな種類の細胞に分化できる。そのため、この種の細胞は、病気の発症や薬物の有効性を調べるための研究に適しており、また、機能不全に陥った臓器を再生させるための移植に用いることができるのではないかと期待されている。

成熟細胞の再プログラム化に関しては、一貫した結果が得られる明快な方法が2006年に初めて実証された。成熟細胞に4種類の遺伝子を導入することで得られる胚性幹(ES)細胞に似た状態の細胞は、現在、人工多能性幹(iPS)細胞として知られている3。小保方の論文では、同じような細胞を極めて簡単な方法によって作り出せることが示されたため、畏敬の念をもって受け止められる一方で、疑念を抱く者もいる(研究チームは、この再プログラム化を刺激惹起(じゃっき)型多能性誘導(STAP)と名付けた。Nature ダイジェスト 2014年3月号 2ページ参照)。


画像の問題

この疑念は、2月中旬になって、さらに深まった。PubPeer(https://pubpeer.com/)などのブログで、Nature の2編の論文とそれ以前の2011年に Tissue Engineering で発表された論文(小保方が筆頭著者で、生体組織における幹細胞の可能性について記述された論文)4に問題があるとの指摘がなされたのだ。この2011年の論文では、特定の幹細胞マーカーの存在を証明するゲル画像のバンドを上下反転させて、別の幹細胞マーカーの存在を示すために転用していることや、このゲル画像の一部を、別の図ではさらに別の幹細胞マーカーを示すために使っていることが指摘されている。この論文には、これとは別の画像の重複利用があったとの指摘もある。

2011年の論文4の連絡先著者で、ハーバード大学医学系大学院(米国マサチューセッツ州)の麻酔科医であるCharles Vacantiは、「いくつかのパネルの取り違え」があったことを先週初めて知ったと Nature のニュースチームに語った。Vacantiは、すでに2011年論文の出版元に訂正を申請しているという。「明らかにうっかりミスと思われます。この論文のデータ、結論やその他の部分に影響を与えるものではありません」とVacantiは話す。

2編の Nature 論文についても画像が問題となっている。第1の論文1では、図1の中で、ゲノムPCR解析の結果を示した図のレーンの1つが画像を継ぎ合わせているように見えるとされ、また、第2の論文2では、2つの異なる実験の結果とされる胎盤の画像2点が驚くほどよく似ていると指摘されている。いずれの論文も小保方が連絡先著者、Vacantiが共著者で、Vacantiは、第1の論文の連絡先著者でもある。

2編の Nature 論文の共著者で、クローン作製の専門家である山梨大学の若山照彦(わかやま・てるひこ)教授は、この胎盤画像の大部分を撮影した。若山は2点の画像が似ていることについては同意するが、単なる取り違えだろうと話す。若山は、論文原稿の作成中に理研から山梨大学に移った。若山は、小保方に100点以上の画像を送ったと言い、使用すべき画像について混乱があったとの見方を示している。この問題について調査を進めていると若山は話す。

「小保方の最新の研究成果は再現が難しい」という報告も数多く寄せられており、このことが疑惑をあおり立てている。Nature のニュースチームが著名な幹細胞研究者を対象にアンケート調査を行ったところ、回答の得られた10名の中で小保方の研究成果を再現できた者はいなかった。現場の研究者からの再現性データの報告を募集しているブログ(http://www.ipscell.com/stap-new-data/)でも失敗例が8例報告されている(2014年2月17日現在)。ただし、ほとんどの研究者は、小保方が用いたものと同じ種類の細胞を使用していなかった。

今のところ問題性を認めていない研究者もいる。中国科学院動物学研究所(北京)に所属するクローン作製の専門家Qi Zhouは、酸性溶液で処理したマウスの細胞の大部分が死滅したと話す。「実験系のセットアップにコツがいるようです。経験のある実験室にとって容易な実験が、他の研究者には非常に難しいことがあるのです。そういうわけで、研究の信ぴょう性について、私の実験室で行った新手法の再現性の結果だけに基づいてコメントすることは控えます」。

これに対して、ワイツマン科学研究所(イスラエル・レホボト)に所属する幹細胞生物学者のJacob Hannaは、「我々は皆、新たな知見を迫害しないように注意すべきだ」と言う。その一方で、Hannaは今回の研究成果について「強い懸念と疑念を持って」おり、結果の再現を目指した研究を約2カ月は続けるつもりだという。


実験プロトコル

単に実験プロトコルが複雑なだけ、ということかもしれない。若山でさえ、結果の再現に手こずったのだ。若山と若山研究室の1人の学生は、今回の論文発表の前に、実験を独自に再現することに成功している。ただし成功にこぎ着けたのは、小保方の指導を十分に受けた後のことである。しかし、山梨大学に移ってからは再現に成功していない。「酸を加えるだけですから簡単な手法に見えるのですが、それほど簡単ではないのです」と若山は言う。

若山は、小保方の実験結果を独自に再現できたことで、この手法の有効性を十分に確信していると話す。また彼は、受精卵以外で胎盤形成が可能な細胞は、今のところ小保方が作製した細胞しかないので、細胞のすり替えはあり得ないとも説明する。「私はこの手で実験を行い、この目で結果を確かめました。実験結果は100%正しいと確信を持っています」と若山。

数人の科学者が、この実験プロトコルの詳細を1人ないし複数の論文著者に問い合わせているが、今のところ回答は得られていない。北京大学(中国)に所属する幹細胞生物学者Hongkui Dengは、「論文著者がまもなくプロトコルの詳細を発表する」という話を聞いている。Vacantiによれば、実験は問題なく再現されており、「実験結果にばらつきが生じて、混乱が起こる余地をなくすため」に、小保方が実験プロトコルを発表することになるだろうと話している。

筆頭著者である小保方は、現在までのところ、Nature ニュースチームの問い合わせには答えていない。

Nature の出版元であるネイチャー・パブリッシング・グループの広報担当者の話 「Natureは、この問題に注目しており、現在、調査を行っております」。


英語の原文:Acid-bath stem-cell study under investigation
参考文献

Obokata, H. et al. Nature 505, 641–647 (2014).
Obokata, H. et al. Nature 505, 676–680 (2014).
Takahashi, K. & Yamanaka, S. Cell 126, 663–676 (2006).
Obokata, H. et al. Tissue Eng. Part A 17, 607–15 (2011).


http://www.natureasia.com//ja-jp/nature/specials/contents/stem-cells/id/news-news-140217

---
理化学研究所が調査を開始したのは2月14日。すでに11日が経過しようとしているが何の発表もない。問題が単なる2〜3の画像の差し替えミスだけならこんなに時間はかからない。理化学研究所は最終報告の前に現在の状況を伝える何らかの中間報告を早急に発表すべきだろう。このままダンマリ続けるともみ消しを図っているのかと疑われかねない。

海外のメディアはSTAP細胞の疑惑を続々報じている。それに比べて日本のマスメディアの対応はまるで情報統制がしかれているかのように、疑惑を報じる記事が全くといっていいほどない。どこからか圧力がかかっているのかこれは異常な事態である。  

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コメント
 
01. 2014年2月25日 09:49:24 : b9cOVEjjvE
疑惑程度でいちいち騒いで(過熱し暴走して)、自ら評価を落としとるのは日本のマスメディアやんか。
異常な事態とは片腹痛い、大げさに騒ぎ立てることなく信憑性の高い報道を心がければええやんか…とは無理筋かいな

02. 2014年2月25日 11:02:52 : nJF6kGWndY

かなりブラックに近いから、単純ミスで押し通せるかは怪しいが

マスコミがいちいち騒ぐほどのネタではない

決着後に報道すれば済むだけの話


03. 2014年2月25日 16:01:55 : 1geRdsjJSg
ひとつ不思議なのは、偽造だとすれば、こんなもん追試が通らないだけで一発で終わるのに、何を目的に偽造したのかだ。有名になりたいだけのアホがたまたま何人も揃っていたとは信じがたい。株だとすれば、反応するのは一瞬にすぎず、その短期間に利益確定したとしてもたかが知れているどころか株価操作となりかねない。
キャリアを捨てる覚悟が必要で、全くわりにあわん。
実績を出すプレッシャーがある状態に置かれていたわけでもない。
動機がさっぱり読めない。

常温核融合の例を思い出す。
センセーションを巻き起こしたが再現できず偽造と結論づけられた。
が、今は凝集系核科学として発展している。


04. 2014年2月25日 17:55:06 : nJF6kGWndY

日本でも韓国人の捏造が有名だが、欧米では昔から、この手の事件はありふれている

熾烈な競争に晒される先端研究者の世界では、以前から、こうした捏造事件は、後を絶たない

特に、再現が難しい上に、金と名誉が絡む医療・バイオ系ではそうだ


05. 2014年2月25日 18:02:08 : nJF6kGWndY

まだ生き残っていたのか

http://www.iscmns.org/
http://www.mm.mech.tohoku.ac.jp/menu1/bubble_energy.html
泡を使ったエネルギーの創出(凝縮系核科学)
 1989年に試験管内で核融合が生じたという発表があり(「常温核融合」と呼ばれました), 大騒動になりましたが,追試験で確認できない等の理由で,その後,研究が下火になっています。
 現在は,世界中の研究機関や企業(日本では三菱重工や豊田中央研究所など)では,「凝縮系核科学」 として地道な研究が続けられ,パラジウムなどの金属中での重水素の核変換と思われる現象が観測されて います。この核変換のためには,入力エネルギーが必要ですので,我々は泡(キャビテーション)の崩壊 時の高温・高圧場を利用することを考えています。
 核融合では,1億度のプラズマを使ったITERなどが開発中ですが,このような高温低密度(HT-LD)に対し, 凝縮系核科学では,低温高密度(LT-HD)での核融合を目指しています。


06. 2014年3月01日 11:46:10 : Fgq7NJZ5jE
>動機がさっぱり読めない。

本人も理解できていなかったのじゃないでしょうか。
佐村河内氏の件と同じで、周りから持ち上げられて舞い上がる。本人のキャリヤーはパーでしょうが、彼女の周りにはそれで利益をえる人がいるのでしょう。


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