真相はいつ明らかになるのか。小保方晴子・理化学研究所研究ユニットリーダーらが英科学誌ネイチャーに発表した新型万能細胞「ＳＴＡＰ細胞」の論文データをめぐる“欠陥疑惑”。大新聞・テレビは公表時にハシャギ過ぎたせいか、疑惑について静観の構えだ。
　日本のメディアは「画像の誤掲載による単純ミス」と報じているが、コトはそう単純ではないらしい。

〈ネイチャーはこの問題を極めて深刻に受け止めている。科学雑誌としての尊厳が問われていることを編集部は熟知している〉――。カリフォルニア大学のクノップラー教授が２３日付のブログにこう書き込んだように「ＳＴＡＰ細胞」の論文疑惑は世界の医学・科学者の間でも注目されている。論文を掲載したネイチャーも「権威」にかかわるとして、ロンドン本社が調査に乗り出すなど、関係者の危機感は強い。

　専門家の間では、決定的に不自然な箇所が少なくとも３つあるという見方が出ているという。

　臆測を強めているのは、小保方さん本人がメディアの前に一切出てこないことだ。安倍首相と同席するはずだった１４日の国の総合科学技術会議もドタキャンしている。理研も「いずれは会見を開くが、時期は未定」（広報室）と沈黙を続けたままだ。

「理研は今回の問題にかなり頭を抱えているでしょう。というのも、小保方さんが所属する研究センター（理研ＣＤＢ）は、国が進めてきた科学技術基本計画の中で設立された経緯がある。仮に『ＳＴＡＰ細胞』に“欠陥”が見つかれば、国の威信が傷付くだけでなく、１００億円ともいわれた研究の補助金もパー。理研は論文の追試も含め、あらゆる善後策を検討していると思います」（科学ジャーナリスト）

　理化学研究所やワシントン大で免疫学を研究したことのある明石市立市民病院の金川修身氏はこう言う。

「米国では不正論文などに対してＦＢＩ（連邦捜査局）が調査することもあります。それほど学術論文は厳しい。仮に不正が判明すれば担当者はクビです。（理研を所管する）日本の文科省は理研やネイチャーに調査を丸投げするのではなく、主体的に乗り出すべきだと思います」

　一部報道では、小保方さんは「指摘されて初めて（ミスが）分かった。全く気付かなかった。研究そのものを疑われるのは悔しい」と話しているらしい。これ以上、臆測を強めないためにも、一刻も早く会見を開いた方がいい。

http://gendai.net/articles/view/newsx/148280

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理化学研究所は、STAP細胞を再現できさえすれば後は論文の「些細な訂正」で済むはずだったが、今になっても何の発表もないということはいまだにSTAP細胞の再現ができずに頭を抱えているということが真相だろう。
　

コメント
01. 2014年2月27日 12:40:36 : NrnWIa4XYo 「共著者の若山照彦山梨大教授は２４日、産経新聞の取材に対して単純ミスによる画像の誤掲載があったとして、論文を修正すべきだとの考えを明らかにした。研究の成果自体に問題はないとしている。」と言うコメントの報道が本当ならそろそろ再現例を示し、国側も追加の説明を入れる時期かも知れません。 安倍首相までが賞賛するのですから、政府関係者も十分確認しているのが普通ですから私は疑問の余地はないと思いましたが、どうなんでしょうか？ 今、再現性条件のより確実な落とし込みをして権利の弱点をなくすようにしているのならわかりますが、そうでない場合は得体のわからない話です。
02. ダイナモ 2014年2月27日 13:03:06 : mY9T/8MdR98ug : SFB6e5PgNo 共著者の若山教授の話しでは、理化学研究所で小保方に指導されたときの１回だけSTAP細胞をインジェクションしてキメラマウスの作成に成功したが、山梨大学に帰ってからは１回も成功したことはないと言っている。この話しから、若山教授は「俺は何も知らない。詳細は小保方に聞いてくれ」という意図が透けて見える。責任逃れしたいだけなのかもしれない。 熟練した手作業が必要なクローンマウスの作成に世界で最初に成功した世界的に有名な若山教授でさえも失敗している。ところがまったく無名で何の業績も上げたことのないペーペーの小保方の手にかかれば、あら不思議！？　STAP細胞から何匹ものキメラマウスを作成できたことになっている。 小保方の「ゴッドハンド」をもってしても、今の疑惑調査による衆人環視の中ではその「トリック」が使えないのだろう。
03. 2014年2月27日 13:22:00 : nJF6kGWndY >米国では不正論文などに対してＦＢＩ（連邦捜査局）が調査することもあります。それほど学術論文は厳しい。仮に不正が判明すれば担当者はクビ 日本でもないわけではないが 米国では、インチキ論文で、税金や高待遇ポストを盗む輩が多いからな
04. 2014年2月27日 13:24:48 : nJF6kGWndY >臆測を強めないためにも、一刻も早く会見を開いた方がいい 恰好のネタになるからメディアは喜ぶだろうが どうせ会見なんてしてもアホなメディアや国民には理解できないから無意味 会見よりも、独立した複数の研究機関による追試と、適切な情報公開
05. ダイナモ 2014年2月27日 16:01:31 : mY9T/8MdR98ug : a1MVESpESU 小保方は、早大在学中の業績論文（学位取得に必要とされる論文）で少なくとも５つの画像について改ざんを行なったことが分かっている。これらの改ざんは、ある画像の一部をコピーして別の画像として用いたものが２件。ある画像全体を上下反転させて別の画像として用いたものが１件。ある画像をそのまま別の画像として用いたものが２件である。 小保方は、学生の頃からすでに論文の改ざん、ねつ造を行なっていたことになる。早大当局は不正調査を行なうと発表したが、「データ流用はあったが論文の結論には影響しない」という趣旨のコメントを述べている。これから調査しようとしているのに「結論には影響しない」と言い切るところに早大当局の隠蔽体質がうかがえる。そもそも論文の画像を切り貼りしてあたかも正当な実験の結果であるかのように偽ることは正真正銘の「改ざん行為」であり、論文の結論が正しかろうが間違っていようが、決してやってはいけない「研究不正工作」である。このことだけでも小保方の博士資格は剥奪されて然るべきものだ。 こうした改ざんの「常習者」が「ノーベル賞級の大発見」を成し遂げたとあれば、その「発見」が正しいと信じるに足る理由はどこにもないことになる。 ネイチャーに掲載された小保方らの２本の論文がオープンアクセス化されてから、多くの専門家の調査によって数々の改ざん、盗用した個所が見つかっている。この結果、この論文自体の信用性はがた落ちとなっている。ここまで数々のずさんな点が明らかになってきた現在では、まじめに論文の追試を行なおうとする科学者はほとんどいないだろうと考えられる。それほどまでに調べれば調べるほど２本の論文の内容はひどいものであることが分かってきている。
06. 2014年2月27日 17:18:19 : nJF6kGWndY 最終的に、STAP細胞が事実だと確認されたとしても これでNatureの権威は、さらに低下する インチキだったら、かなり致命的になる 今後の査読システムを変える必要もでてくるだろうな
07. 2014年2月27日 18:43:38 : paaNbZTLkk 彼女は「常捏の人」と呼ばれていました。 なまじ「女子力」が通用したから、世間をなめた。 鼻の下伸ばした理研のヒヒ爺どもなんか、ちょろいもんよ。 「うまくいくはずったんだけどなー。ばれるなんて想定外よ。くやしいー。どうしてくれるんですかー、○○先生！」
08. 2014年2月27日 21:54:55 : nlgKzGTiAA どうして山梨が雪に覆われたのか？
09. 2014年2月28日 14:43:48 : RyIuNpehpo 「うっかりミス」 捏造がばれたときの言い訳常とう句！ あんたの正体はばれている。 隠れていないで早く自首しなさい、「常捏の人」よ。 今度ばかりは、得意の「女子力」も通用しません。
10. 2014年2月28日 19:53:07 : trY2KTQMKc ダイナモ氏が小保方博士を『小保方」とまるで犯人扱いの呼称をすることに強い違和感がある。論文発表からわずか一ヶ月で再現できるほどのものであれば、小保方氏の発見を待つまでも無くその兆候的現象は見つかっていたとも考えられる。かなり微妙な温度、圧力、そしてｐｈに加えて他の化学的環境が作用してるのではないか？さもなくば、現存する生物遺伝子が「簡単に」他に転化してしまいかねない。しかし、現在の遺伝子研究から見られる「進化」は短期間では安定しているとするのが通説。まさに偶然に小保方氏はそうした稀な環境発見に遭遇したと私は思っている。 早稲田時代の論文盗用などはいわば下種の勘ぐりに近い議論。それをおおっぴらに叫ぶのも品が無い。 ツイッタで東大の地震博士のゲラ教授が指摘していたが、特許問題など文字通り小保方氏は「金」縛り状態にあるとも考えられる。

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