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STAP細胞騒動と科学の将来
http://www.asyura2.com/13/nature5/msg/297.html
投稿者 taked4700 日時 2014 年 4 月 03 日 03:22:26: 9XFNe/BiX575U
 

http://geocities.yahoo.co.jp/gl/taked4700/view/20140403/1396461575
STAP細胞騒動と科学の将来

 4月1日に開催された理研の報告会は明らかに消費税値上げに合わせたものに見えます。今回の騒動の背景にある最も深刻な問題は、学問の産業化、または民営化と言ったものだと思います。企業が研究分野に入り込んで、研究結果自体を企業の資金でどうにでも操作できるようにするということが究極的な目的としてあるように感じています。つまり、金の力でどんどんとウソをつかせることが出来るようにしようということです。その意味で、消費税値上げの日にSTAP細胞論文がねつ造であったという会見を行ったのはある意味とてもユーモアのある行動であったと思います。ところで、消費税は消費、つまり、生活することにかけられる税金ですが、投資・投機にかける税金はどの程度が適当なのでしょうか。

 昨日ねつ造と判定された、博士論文の写真をSTAP細胞論文に使った件は、脾臓の血液細胞の写真だとして骨髄の血液細胞の画像を使ったということのようです。このことについて、多分10日ほど前だと思いますが、自分は次のような内容の記事をネットで読んだ記憶があります。つまり、「論文著者が画像ソフトの使い方を知らないため、ネィチャー誌へ投稿する時に、以前の画像(つまり、骨髄の細胞)の説明文字が入っている部分をワードで作った黒い帯状の画像で隠し、その上に新たに説明文字を入れた。そのことが、ネィチャー論文のPSD画像をコピーして、ワードで見ると合成された画像データがバラバラに分解されて分かり、ネイチャー論文の写真から博士論文の時の説明文字が出てくる」というような内容だったと思います。これを読んで、ああ、画像ソフトの使い方を知らないとはおかしいなとか、確信犯として博士論文のデータをネィチャー論文に使ったんだと思い、同時に、同じような写真なら多分何百枚もあったはずで、なんでわざわざ博士論文の写真を使ったのかと思ったので、多分、思い違いではないはずです。ところが、その記事をもう一度見つけようとしても見つからないのです。

 どうやら、確信犯ではなくて、単なるミスという形で当分乗り切ろうという話しになったようですね。しかし、実験ノートが3年間で2冊しかないとか、およそ現実離れした話がどんどんと出てきています。実験ノートは必ずしも一人で管理するものではなく、チームを作っている全員が適宜そのノートの内容を参照し、また時にはリーダー以外の人が記入もするはずです。また、画像データは、基本的にタイムスタンプが自動的に入り、画像データ全体が一つのパソコン、またはカメラに自動的に保存されるはずです。つまり、理研、または検証委員会は明らかに手抜きをやっていて、その背後には今回の世紀の発見の悲惨な実態、つまり、ほとんどがでっち上げという実態が隠されているということです。

 ともかく、今回気になるのが、博士論文の写真がネイチャー論文にも使われていると気が付いたのは誰で何時だったのかということです。ネット上の匿名の人物だとされている様子ですが、下手をすると、この方自身が善意の告発者ではなく、騒動全体の計画の一部だった可能性があります。

 多分とても優秀なクマムシ研究者の方が、STAP論文のおかしいところについてブログで取り上げたところ、「ブログ経由で送られたコメントに一部攻撃的なものがあり身の危険を若干感じるため、本記事は一時非公開にします」( http://horikawad.hatenadiary.com/entry/2014/02/14/090121 )と書かれています。更に、この研究者は「研究者が沈黙する理由」( http://horikawad.hatenadiary.com/entry/2014/02/17/063739 )というタイトルの記事を書き、そこで、「ある研究者が大きな発見の報告をし、国民の多くがその人を称賛するようになると、その研究者による研究報告の内容について議論すること自体が難しくなります。少しでも研究結果の疑義について論じれば、人々から非国民扱いを受けて個人攻撃を受けることがあります。」とし、「ほとんどの研究者が疑念を持つようなデータがそこにあったとしても、世間にこのような雰囲気が形成されてくると、ブログなど公の場で自分の意見を述べる研究者は少なくなります」と述べています。こういった気持ちは良心的に研究をされている方たちに共通するものでしょう。

 今回の騒動の中心人物がSTAP細胞の存在を未だに主張されていますが、そういった行動の意味は、本当はどうなのかを述べる人たちをあぶりだすことにあるようにしか思えません。しかも、それは、この中心人物の本心でさえないでしょう。なぜなら、検証委員会からねつ造だと判定されたと聞き、顔が白くなったとか、そういった話を聞いて即日抗議文を出し、しかもそれが理研のホームページに掲載されているからです。STAP細胞が事実であれば、この中心人物は自ら再現実験をさせてくれと言い出し、それをまず求めるはずです。しかし、現実には、博士論文もその内容がかなりおかしいということが指摘されていて、STAP細胞自体が存在しないことはこの方自身がよく分かっているはずです。ですから、ねつ造だという指摘を受けて顔色が白くなるというようなことは有り得ませんし、抗議をするはずもなく、論文撤回への同意をしていないと言い出すはずもないのです。理研を超えた権力を持つ誰かが、こういった動き全体を指揮しているはずであり、そういった人たちがセルシードの株価を操作して億単位の儲けも出しているはずです。

 STAP細胞の検証に一年もかけるというようなことを許せば、日本だけでなく世界中の心ある研究者がより発言をしなくなるでしょう。何か不正が行われていてもただただ沈黙するばかりという風潮がますますはびこるのです。

 2009年に流行した新型インフルエンザについて、WHOは航空機の着陸時に機内での検疫をやらせました。しかし、長くても15時間ほどで目的地へ着くのですから、出発前に空港で検疫をやるのが合理的なはずです。そして、そのことを公的に指摘した専門家は居たのでしょうか。

 チェルノブイリ原発事故での被曝被害について、ごく少数の専門家が様々な被害が広範に存在していることを指摘していますが、IAEAやWHOはほとんど低線量被曝について認めていません。福島第一原発事故においても被曝被害は徹底的に隠ぺいされようとしています。しかし、被曝被害がないのであれば、何も何兆円もかけて除染をする必要もなければ避難する必要もないのです。低線量被曝の被害があるのは明らかであり、それでいて、その指摘をする専門家はほとんどいません。

 既に相当程度専門家の良心は沈黙してしまっているのです。または、良心そのものがその存在をなくし、単に目先の利益があれば何がどうであろうと大丈夫だという「平和ボケ」のようなもの、または虚無感のようなものが支配しているのかもしれません。

 ですから、STAP細胞の存在の根拠が今回の論文にはないということを一刻も早く、遅くとも一月程度の間に公的に認めるべきです。今回の論文の内容とSTAP細胞の存在そのものの否定は本来関係なく、幽霊が存在するしないの論争と同じで、STAP細胞の存在そのものの否定をする必要はないはずです。

 4月2日に理研関係者が文科省に出向き、いろいろなことを訴えた様子です。まるでこういった行動は、理研関係者自体が自ら理研の存続を危うくしているように見えます。わざわざ地位に固執する動きをして非難を招き入れているように見えるのです。しかし、理研には、相当に優秀な、そして良心的な研究者の方たちがいるはずです。そういった方たちの存在を今の理研の動きは危うくしていないでしょうか。

 経済学の歴史はまさしく政治的なものでした。経済評論家の予測が当たったためしがないとよく言われますが、彼らの存在意義はある意味一般市民をけむに巻き、権力者の利益を図ることにあるのですから、予測が外れるのはある意味当然です。そして、経済学全体は、未だに、権力者の利益確保のために存在してるのです。

 そして、今、科学、それも自然科学が同じように特定の人たちの利権に仕える存在になろうとしています。強さの意味が問われているのです。相手をやっつけて自分だけが富栄えるのが強いことの証しであるという信仰と、相手を生かし、世界全体が存続して行くことこそ生命の意味であり、それを実現できるものこそが強いのだという信仰がせめぎ合っているのです。多少長期的に見れば、どちらが本当に強さを表しているかは明らかです。

2014年04月03日02時50分 武田信弘 ジオログのカウンターの値:45534  

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コメント
 
01. taked4700 2014年4月03日 03:27:56 : 9XFNe/BiX575U : ERMTIwxvrA
バカンティ教授がいまだにSTAP細胞の存在を主張されているのは、明らかに世界規模で物言う良心派の科学者を駆逐したいということでしょう。

また、
http://blog.scienceweb.jp/?month=201403
に、以下の記事があります。

以下引用:
論文1 の第5点は、Figure 2d と2e の画像に関するものです。すでにメディアでも大きく取り上げられているように、2d の1枚と2e の3枚の画像は、小保方さんの博士論文の画像と酷似しており、これが同一の画像であることを調査委員会も確認しました。小保方さんと笹井さんはプレヒアリング(調査を始める前の事前聴取)の時点で、「この画像については間違っていた。『ネイチャー』誌の論文では脾臓の血液細胞を使うつもりだったが、間違って骨髄の血液細胞の画像を使ってしまった。正しい画像に交換したい」と説明したようです。しかし、この時点で、2人は「骨髄の血液細胞の画像も、STAP 細胞の実験で得たもの」と述べていたようです。

ところが、その後、これが小保方さんの博士論文に掲載された画像だと分かりました。つまり、小保方さんはプレヒアリングの時点で、調査委員会に「これは自分の博士論文の画像でした」は言わなかったわけです。この画像に関しては、博士論文に掲載された文字入りの画像そのものを、さらに加工して文字を入れ直した上で『ネイチャー』論文の画像にしたと考えられる痕跡があるとの指摘もあります。そうだとすれば、この画像の使用に関しては「確信犯」の可能性も出てきます。調査委員会もこうしたディテールをさらに検証していくことになるでしょう。

以上引用終わり。

つまり、明らかに故意の画像のねつ造であるのです。このことをメディアは取り上げるべきです。


02. 女と理研両成敗 2014年4月03日 05:12:41 : ns7uah2/51d.g : yZIxF9LyC2
だから、理研が黒幕だとか、女が悪いとか、どちらかじゃなくて、
小保方を処罰して、理研そのものの科研費などを1/5くらいにして、強制的に連帯責任を取らせれば良いだけなのでは?
減らした分は山中教授のグループに差し上げて、「ねつ造、偽造した者と、その者が所属している組織の連帯責任!」を明確にすれば、今後このようなことが減るのでは無いのか?
再発防止策として、理研では昔の五人組組織のように、お互いがお互いを監視するような編成にすればよい。
それにしても、小保方なる若い何も解ってないような色仕掛け女が、ユニットリーダーに抜擢されるなんて。。
そもそも自民党が悪いんだよね。女性の活躍、女性が社会的なリーダーとなるように目標を定めるだの抜かしているから。
それも欧米に言われて。。。そして、少子化もついでに繋がってるのを承知しているんだろうけど。

03. taked4700 2014年4月03日 09:49:07 : 9XFNe/BiX575U : Umy0uww1iI
>>02

>理研そのものの科研費などを1/5くらいにして

反対です。これでは、今の利権の動きの意図をまさしく実現させてしまうことになります。科研費をただ減らすだけでは「理研には、相当に優秀な、そして良心的な研究者の方たちがいるはずです。そういった方たちの存在を今の理研の動きは危うくしていないでしょうか」?

なお、01で述べたことはSTAP細胞が存在しないという根拠のほんの一部です。そのほかにも数多くのおかしな点が指摘されていて、それだけ良心的な専門家があぶりだされているということです。

最後に、消費税は生きることそのものに税金がかけられています。なぜ、投資・投機はその儲けにのみ課税されるのでしょうか。損失を出したときは損益相殺まで認められているのです。バブル崩壊以降、つい最近までメガバンクは税金を免除されていました。しかも、株の配当は認められていたのです。普通の会社は税金を納めないときに株の配当はできません。


04. 2014年4月03日 12:49:39 : Q82AFi3rQM

4700のおっっしゃるとおりです。


 ここにきて突然(といってもいいような感じで)小保方氏が「ねつ造した」
 との理研の発表がありましたが、誰が頭から信じますか?
 バカバカしい。
 
  ふざけたことをオトナ男連中が右往左往してやってる。
 
  「理研」という組織についての評価は決定しました。
 今後、どうするつもりか?

 小保方嬢を殺してでも発言を封じるつもりか。
 小娘をいいように利用した理研(その他)の人間について、私は興味ない。

 
 スタップ細胞を抱えて生涯終えたらいいでしょ、
 
 野依氏も。


05. 2014年4月03日 12:55:56 : efYYgyF3F6
>>04
小保方が捏造してるのは確実だけど

06. taked4700 2014年4月03日 14:13:28 : 9XFNe/BiX575U : kHLwrhobCw
今回の騒動を見ていると、埼玉県で起こった桶川女子大生刺殺事件を思い出します。あの事件でも、被害者の父親の会社へいろいろなビラが送られ、被害者宅の周囲に様々な中傷ビラがまかれました。その目的は、家族や友人などにどの程度まで情報が伝わっているかを調べることであったはずです。前提として、非常に広範囲に会話などをモニターする体制がすでにできていたということがあるはずです。

いまだに小保方氏が論文取り下げに同意していないとか、バカンティ氏がSTAP細胞の実在を主張していることは、善意の研究者をあぶり出し、そういった人たちをひも付きにしようとしているということです。もちろん、小保方氏やバカンティ氏にそういった意図があるということではなく、事件全体を仕掛けている連中がそういった意図を持っているという意味です。


07. 2014年4月03日 15:52:01 : YxpFguEt7k
小野昌弘氏 「STAP問題が照らし出した日本の医学生物学研究の構造的問題」

■論文から派生する莫大な権利・利益は誰が最も大きく享受するか?(多い順に列挙)
(1)理研とハーバード
(2)シニア 小保方氏以外の著者
(3)(実質)ジュニア 小保方氏

■研究をめぐる昨今の問題
・シニアたちが、お手盛りで定年を延長して長居しているうちに、最新の研究データを理解できないようになり、実験方法の機微を理解していない。
・ジュニアは、別名をピペット奴隷(ピペド)という。彼らには土日なし、夜11時まで、というのが標準的な長時間労働が強制される。研究者という名目だけで、自分の研究を教授の許可なしには自由に発表できない。そして老いた教授たちがいつまでも職に居座っているから、若者が大学・研究機関で定職に就ける見込みは殆ど無い。彼らはいつまでも下働きとしてこき使われている。

http://masahirono.seesaa.net/article/393524181.html

悪いことは奴隷のせいにされるようです。
研究機関もそうとう腐ってますね。


08. 2014年4月03日 21:34:56 : JCKNwZzZk6
 取り下げ論文のうち、データ捏造などの核心部分が理由のものが7割ということなのですかね。 出版された無作為に抽出した論文が、7割ほど再現性に怪しいなどということはデマだったんですかね。

 コピーペーストではなく、キッタハッタな証拠の確認しにくい証明を強いるところは工作勢力や人格障害の印象ではある。


09. 2014年4月14日 14:33:24 : gQzUXJBl66
博士論文の画像→理研ミーティングで使用(パワーポイントに変換時にBIT落ち)→文字化け→ネイチャー論文に誤用→文字改竄と誤報

実験ノート→確認者名非公表→確認者の指示・指導等、業務権限が不明確→理研の研究体制に於ける組織的責任を回避。

実験ノートの少なさが論議されているが、それを許してきた理研の説明責任が果たされていない。
それ程重要な業績判断の証拠書類であればある程、組織として人事評価を行う際に必要になるはずだ。(人事評価制度に精通した者の中には、証拠書類をうまく書いて高評価を得る輩がいるのでこれが評価基準のすべてではないが)

地図にない道を金塊を求めて探索するのが研究者なんだが、その道を示す時他人の地図に書き加えて説明すると盗用と言われてしまう。
地図にある道を行くのが学生で、彼らには道の間に存在するけもの道は見つけられない。だから再現実験も成功しない。

それぞれの思惑でそれぞれの立場を守るため、真実が見えなくなっている。


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