http://31634308.at.webry.info/201502/article_10.html
2015/02/10 21:27

研究開発は、個人の能力、見識が問われる仕事である。しかし、会社の研究所、大学の研究室、公的研究所は、組織で動いている。理研も公的研究所であり、そのトップはノーベル賞受賞者の野依理事長である。研究は個人とはいいながら、チーム、グループで動いている。さらに、その上には教授、笹井氏のような世界トップクラスの研究責任者が付いている。

今回、懲戒解雇相当の処分をしたが、その理由はどこを探しても記事レベルでは出て来ない。処分の理由は、小保方氏が事実を捏造したという理由か？ＳＴＡＰと思って、間違ったのが悪いのか？この処分の実際の理由は、理研に恥をかかせ、理研の名誉を傷つけた事への罰という風に思えて仕方が無い。

学術論文は、インパクトがあるものほど直ぐに検証される。そんなことは研究者の誰もが知っているので、悪意を持っての研究発表など絶対にしない。なぜなら、それが誤りなら、必ずわかるからである。したがって、小保方氏もＳＴＡＰは本当にあると思っていたと思っている。なぜかというと、最初の細胞を取り違えていたなどの思い込みで、処理していたのではないかと思う。こんなことは、、研究をやっている中では、ある確率で起こりうるものである。所謂、過失である。それで間違っても、ここまで世間の晒しものされ、非難はされない。

況や、小保方氏に研究費まで返却させるかを検討しているという。この狂気のような執拗さは、どこからくるかわからない。研究開発なんて、１０やって１つも当たれば上出来である。訳の分からないことをやるから研究である。間違えば研究費を返せとは、理研はどんな組織なのだろうか？理研の全ての研究を洗い出せば、同じような研究などたくさんあるはずである。理研の組織としての責任を覆い隠すためのバッシングとしか思えない。

この背景には、国のトップに安倍首相が居るように、理研のトップの野依理事長がいるからとしか思えない。

そこまで言うのなら、今までの理研内部での研究すべてを洗い直し、誤りを犯した研究者全員に研究費を返還させるべきだろう。

小保方氏は「懲戒解雇相当」　理研、形式上最も重い処分で決着
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015021001001747.html

　ＳＴＡＰ細胞問題をめぐり理化学研究所は１０日、論文に不正が認定された小保方晴子氏（３１）が「懲戒解雇相当」と判断したと発表した。

　小保方氏は既に退職しており処分はできない。捏造や改ざんが認定されたＳＴＡＰ問題に対し、理研は形式的に最も重い処分を下すことで決着させた。

　共著者の若山照彦山梨大教授は出勤停止相当と判断した。

　小保方氏が所属していた発生・再生科学総合研究センター（当時）の竹市雅俊・元センター長はけん責。共著者の丹羽仁史チームリーダーは文書による厳重注意とした。副センター長で自殺した笹井芳樹氏について、理研は「故人なので公表は控えた」と説明。

（共同）

小保方氏の告訴検討＝懲戒解雇相当、研究費返還請求も―ＳＴＡＰ論文不正で理研
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e5%b0%8f%e4%bf%9d%e6%96%b9%e6%b0%8f%e3%81%ae%e5%91%8a%e8%a8%b4%e6%a4%9c%e8%a8%8e%ef%bc%9d%e6%87%b2%e6%88%92%e8%a7%a3%e9%9b%87%e7%9b%b8%e5%bd%93%e3%80%81%e7%a0%94%e7%a9%b6%e8%b2%bb%e8%bf%94%e9%82%84%e8%ab%8b%e6%b1%82%e3%82%82%e2%80%95%ef%bd%93%ef%bd%94%ef%bd%81%ef%bd%90%e8%ab%96%e6%96%87%e4%b8%8d%e6%ad%a3%e3%81%a7%e7%90%86%e7%a0%94/ar-AA9czvb#page=2

　ＳＴＡＰ細胞論文の不正問題で、理化学研究所は１０日、関係者の処分を発表した。論文の主な著者の小保方晴子元研究員（３１）は昨年１２月に退職したため対象から外れたが、懲戒解雇相当との見解を示した。文部科学省で記者会見した理研の加賀屋悟広報室長は、小保方氏の告訴と研究費や検証実験の費用の返還請求を検討していることを明らかにした。

コメント
01. 2015年2月11日 05:06:03 : 1854A5NyFc もうさ、今の安倍政権下の出来事すべからずつうかおしなべてどんだけ中世ヨーロッパか、 と言いたい。ガリレオガリレイも謂わば魔女裁判で獄中死させられ。 結局後の世で顕彰された。 馬鹿が司る世の中なんて、結局はそんなもん。 今また馬鹿中世かよ。
02. 2015年2月11日 05:11:17 : 1854A5NyFc 大体、歴史観に乏しい人類になど、生き残りの術なし。
03. 2015年2月11日 10:00:48 : 7mobc6eG7g 無責任で間抜けな理研は解体せよ。
04. 2015年2月11日 10:47:10 : AepzsIdEqM ＞学術論文は、インパクトがあるものほど直ぐに検証される。そんなことは研究者の誰もが知っているので、悪意を持っての研究発表など絶対にしない。なぜなら、それが誤りなら、必ずわかるからである。 それなら、なぜ、韓国の黄教授のＥＳ細胞研究やベル研究所シェーン研究員の超伝導研究が、ノーベル賞級といわれながらねつ造だったのか。名誉を得たいという人間の欲望・業はそれほど深いのである。 もっとも、理研の管理責任、とくに事件発覚からの体たらく、科学を研究しているところとは思えないいい加減な原因究明の姿勢は別途しっかりと検証され追及されるべきである。はじめに、しっかりした調査をしていれば、成り行きはかなり違ってこれほどにこじれなかっただろう。
05. 2015年2月11日 14:55:53 : vWBdhrdnnc 当初バラエティ番組で「大した問題ではない」「忙しくて画像を間違えましたと言えばいい」などと的外れな発言を繰り返していた武田さんの罪は重い。結局、彼の放言を「普通の科学者の考え方」と誤解し、今日まで至った人たちが事の成り行きに悶絶しているように見える。 当初の2件の論文不正認定の時点で、理研の研究不正に関する内規によれば「懲戒解雇」または「諭旨免職」が確定していた。処分公表の間近になって、自民党の文科大臣を筆頭とする文教族達（全て早稲田大学出身）が、「再現実験をさせればいいじゃないか」と介入し、「そんなことをしたら科学社会の理解が得られない」と抵抗していた川合理事ら理研執行部の規定路線を封じて再現実験が行われることとなり、小保方氏や研究者生命を賭して彼女を擁護していた笹井氏を追い詰めることに。 彼女の身になって振り返れば、最初のチャンスは若山さんの論文撤回の呼びかけだった。それは「疑義の付いた論文は一旦取り下げ、確実なものにして再チャレンジしよう」という趣旨だったが、彼女はこの助け舟を一蹴する。それどころか「とても口では言えない調子で、若山先生を罵倒していた」（理研同僚）。客員研究員として理研で研究することを可能にしてくれた一番の恩人であり、マウスでクローニングを成功させ世界を驚かせた業績を持つ、彼女にしてみれば足元にも及ばない先輩科学者に対して、まともな若手研究者ならとても考えられない振る舞いと言わざるを得ない。この若山さんの提案に乗っていれば、彼女の傷は最も浅い状態で本件を収束させることができた。 次のチャンスは、2件の論文不正が認定されようとしていた時にあった。理研は当初、論文不正調査には1年かかると会見で述べた。これに対し私の知る限り、日本学術会議が「早急に結論を」、文科大臣が「4月までに」と理研を急かした。世の中の注目を集める事象となっていたため、善意に解釈すれば世論を考慮しての文科大臣の発言だったのかも知れないが、監督官庁の長に逆らえない理研は、当時ネット上で指摘されていた項目に限って調査を行い、2件が捏造と改ざんに当たると判定した。捏造・改ざんの判定は（認定された件数とは無関係に）、再現実験に無駄な費用を費やそうとしていた世界の研究機関に対して発する「この論文は信用できない」とのメッセージとしては十分なものだった。現に,以降は世界の研究者による再現実験報告は激減している。この段階で彼女が不正判定を受け入れていれば、ネット上の「もっと不正があるだろう」との指摘と追及を回避しつつ、本件を収束し自身への傷を浅いものに止めることができたはずだった。ところが、科学社会の常識ではなく弁護士の法論理に乗って、「不正には当たらない」と異議申し立て。２つの可能性「懲戒解雇」「諭旨免職」のうち、後者が消えた瞬間だった。 自己愛性人格の人間に有り勝ちな行動様式だが、何の見込みも確たる論理も無いままに、さも自信があるように振る舞うことで天才科学者の世間のイメージを延命させ、その結果、自身の立場を自分で追い込んでしまう。彼女の記者会見を観ていて、これは典型例だなと思った。「これまでは成功していなかったかも知れないが、再現実験期間内に成功すれば辻褄は合う」と思い込み、何の根拠もない誇大な自信に支えられつつ、取り敢えず近未来の大成功の夢に逃げ込み自己愛の保全を図る。こういう人間は、これまでお世話になった人達を貶めることも厭わず、自分の自己愛保全のためなら殺人以外何でもする。清楚で可憐、純心、誠実で真面目と同居することが可能な人格病理だ。そのためそれを見抜けぬ人々を惑わす。世間の注目を浴びると自己愛が一旦充足されるため、後戻りできなくなる。後戻りできなくした責任の一端は、武田さんを筆頭とする世間の擁護者達だ。問題発覚当初に、iPS細胞の森口氏のように一斉に非難・罵倒されていれば、彼女の傷は最も浅い状態で本件は収束していたはずだ。

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