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「日経サイエンス3月号の「STAP細胞の正体」特集について」(理研STAP細胞論文調査委員会報告、改革委提言等への・・・)
http://www.asyura2.com/13/nature5/msg/751.html
投稿者 南青山 日時 2015 年 2 月 15 日 13:37:05: ahR4ulk6JJ6HU
 

http://blogs.yahoo.co.jp/teabreakt2/16206619.html

★日経サイエンス3月号のSTAP細胞記事をありがたがる人もいるようだが、ここに紹介するブログ記事およびコメントにある通り、多くの疑問点、不明点がある。
★これで「発表直後からさまざまな疑義が指摘されたSTAP論文 ようやく科学的な決着がついた」などとは、まともな科学的思考の持ち主ならとても言えないのではないか。
★私自身、STAP細胞の真偽について早く決着をつけてほしいと思っているのだが、この記事のような曖昧な決着は勘弁して欲しい。
★理研検証委はさまざまな圧力、利害得失があるだろうから意味不明の結論が出るのも仕方がないかなと思うが、日経サイエンスのような(たぶん)中立的な、利害得失の絡まないメディアなら、もう少しまともな調査ができるのではないだろうか。これが正直な感想だ。
(南青山)

 本日1月24日付で、日経サイエンス3月号が発売となり、特集として「STAP細胞の正体」ということで記事が掲載されています。

  http://www.nikkei-science.com/page/magazine/201503.html

 12月末の桂調査委員会報告書の解説的な記事と、1月以来の流れの整理となっています。

幻想の細胞 判明した正体  詫摩雅子/古田彩
http://www.nikkei-science.com/201503_034.html
事実究明へ 科学者たちの360日  古田彩/詫摩雅子
http://www.nikkei-science.com/201503_044.html

 桂委員会報告書は、門外漢にはとっつきにくいですが、日経サイエンスの記事で、ある程度理解が進むような気がします。
 それは、コメント欄にいただいているご指摘の意味の理解の促進にもなります。
(大田浩氏のESのこともいろいろ書かれています)。

 ・・・が、これらの記事に新味はないように感じました。
 というか、桂調査委報告書をかみくだいて紹介し、遠藤、若山その他の諸氏の主張をなぞる以上の内容は少ないように思いますが、皆さんの印象はどうなのでしょうか・・・??
 コメント欄に指摘を寄せていたいている皆さんにとっても、ご指摘の論点に応えるものにはなってはいないのではないかと思います。

 笹井、丹羽氏の「ES細胞では説明がつかない」諸点についての指摘との関係で、何か触れているのだろうかと思いましたが、まったく触れていませんでした。
 丹羽氏が12月19日の会見で明らかにした「(FI培養条件下で)ES細胞は4〜5代の継体後に全壊した」との実験結果との関係にも触れていません。

 「光る胎盤」の件も、専門家が写真をみたら「証明ができていない」との判断だったので、「『ES細胞では説明がつかない』との根拠は最初からなかったのだ」とあっさり書くのみです。普通の科学ジャーナリストだったら、「切片を直接調べなかったのか?」「丹羽氏は切片を慎重にみて判断したと言っていたが、今回の報告書の写真での判断による指摘にどう考えているのだろう?」と考えて、取材すると思うのですが、それもしている様子はありません。取材をかけて断られて様子でもないようですので、実に不思議です。

 若山氏自身が一からトライしてSTAP幹細胞の作製に成功した際の経過についてもよくわかりません。 マウスからSTAP細胞を作ったことが記者会見でも明言されていたわけですが、その際のマウスの選択はどうしたのか?はおそらく重要なファクトでしょうから、もっと取材してもいいと思うのですが・・・。当時は、若山氏だけでなく、院生も成功していると若山氏は述べていたのですから、なおのことです。
 そして、若山氏が一から取り組んで作製に成功したSTAP幹細胞(FLS-T1、T2)も、他と同様に、「(STAP細胞と比較するために作った)若山マウスES1と同一株だった」と日経サイエンスp38には数行でさらっと書かれていますが、マウスの選択を自身で正しくしたはずのつもりの実験によって得られたSTAP幹細胞が、やはり他の幹細胞と同様に、「若山マウスES1と同一株だった」というのは、どう解釈すればいいのか、よくわかりません。

 遠藤氏への取材結果はふんだんに入っていますが、「ES細胞では貼りつき、浮遊細胞塊にならないので、見た目で区別がつく」とのブログコメントでの指摘や、「TS細胞と混ぜることが、小保方氏のレシピだ」という指摘についても、特に照会していないように思いますが、見落としでしょうか・・・?

 小保方氏については、「次の実験でどういう細胞が最適かを熟知し、ストーリーにあうような細胞をたくみに使い分けていた疑いもある」というように、超絶技巧のマジシャンであるかのように述べています。
 調査委報告書では、小保方氏の新たな『捏造』認定に当たっては、その出勤、出張記録を調べて材料にしていますが、「たくさんできた」時期のすべてに、小保方氏が張り付いてせっせとES細胞にして、培養条件、増殖スピードなどの微妙な調整をやっていたのかについても、それらの出勤記録からみて可能なのか? そういうチェックもできるのではないかと思います。

●それにしても、
事実究明へ 科学者たちの360日 
 とかの記事にみるように、「小保方氏の捏造を暴く正義のヒーローの多くの研究者たち」というトーンで、称賛記事になっていますが、彼らが言っていることを、拡声器的に紹介するばかりで、その科学的整合性とか、他の解釈可能性とか、科学ジャーナリズムらしい視点での分析等も行ってほしいものです。
 そういう論点も全部つぶした上で、やはりESだったのだというのであれば納得もできますが、ここまで徹底的に?無視しているとなると、かえって疑念が募ります。亡くなった笹井氏も浮かばれないでしょう。

 東大に分析を委託していたのはNHKだったということを、今回の記事で初めて知りました。特集の続編を作るのかわかりませんが、これまでの報道の検証もなされてもいいのではないかと思います。 

●コメント欄で教えていただきましたが、今週の週刊フライデーに「理研の元研究者が、ES細胞を盗んだのは小保方氏しかいない。確信している。証拠も揃っているので、窃盗容疑で刑事告発する」と言っているとの記事が掲載されているそうです。
 http://friday.kodansha.ne.jp/archives/38056/

 中身は読んでいませんが、「石川氏」とあります。どういう「証拠」なのか、告発する以上は、科学者として理路整然と述べてもらいたいものです。
 告発となれば、小保方氏にとっては極めて不本意で、弁護士氏に依頼することにならざるを得ないのでしょうが、その過程で、「ES細胞では説明がつかない」諸点が、より明確に認知されるようになり、科学的議論に結び付けば、まだ救われるのかもしれません。


※ コメント欄には、あれこれ、読者の皆さんの判断材料になるようなものを書き込んでいただければと思います。私自身の理解能力を超えるものも少なくないですが、そういう材料をまとめて、論点化していく上で、諸々のご指摘は重要だと感じています。

 

コメント(3)

日経サイエンス3月号では、調査報告書p13.ES細胞混入の根拠・実証の論理が破綻しているのに触れられていませんでした。

@各培養細胞がどのマウス系統由来かは、GFP挿入位置とマウス系統に特異的なSNPsにより判別することができる。

ANGSを用いた全ゲノム解析による高い判別性能から、これを検証すると共に、さらに詳細なSNPsおよび挿入欠失の解析により同一系統由来の細胞間の同一性を判別することができる。

Bマウスから培養細胞を樹立する時にしばしば新しい変異(欠失や塩基置換)がランダムに生じたり、或いは親マウスにあった欠失等の変異が配偶子形成の際にランダムに分離する。
したがって、これらの変異を共通に持つかどうかで、2種の培養細胞が同じ系統のマウスから別々に樹立されたか、1種の培養細胞に由来するかを判別できる。
培養細胞樹立後もわずかずつ変異が生じるが、たまたま同じ部位に同じ変異が生じる確率は非常に低く、数カ所に同じ変異(親マウスにはないもの)がある場合は、同一の培養細胞由来と判断できる。

C以上の論理を用いて、STAP細胞がES細胞に由来すると結論
(続

2015/1/26(月) 午前 5:02 [ JISAI ]


(上の続き)
@ではGFP挿入位置とマウス系統に特異的なSNPsはマウス系統の同一性のみが判断できる

Aでは詳細なSNPsおよび挿入欠失は同一系統由来の細胞間の同一性のみが判断できる

Bでは比較する培養細胞の親個体が不明の状態で、そのES樹立時以降に発生した変異を特定しようとして比較しても、判断できるのは同一系統由来の細胞間の同一性のみ。
・FLSでのFES1とFES2,AC129での129B6F1ES1〜6が同一個体からの樹立かどうか不明で、同時期の同一系統からの樹立としか分かっていない。その状態で「同じ変異が生じる確率は非常に低い」と云うことは無意味
・若山研の親マウスを調べたのはGOF-ESのみで、しかもGOF-ES樹立時の親(核を提供する側のドナーマウス?)個体ではなく現在若山研で維持される同一系統のGOFマウスのようで(しかもNGSデータでは1匹のみ?)、同時期樹立の他のGOF-ESのX染色体異常の有無も調べられていない。核移植後のX染色体異常を継承しうるクローン胚も調べられていない

CよってSTAP細胞はES樹立元の同一マウス系統由来としか判断できない

2015/1/26(月) 午前 5:06 [ JISAI ]


★★★

若山さんは論文撤回理由の提出期限ギリギリに【遺伝子型の齟齬(若山研になかった15番遺伝子メスのマウス)】という項目をコッソリ削除していましたが、その説明はどうなったねですかね。

しかも共同著者の同意も得ない不正削除でしたからね。

さらに若山さんは【中立的な第三者機関の解析】というつかなくても良いウソもついています。

実際は放医研に勤める若山さんと懇意の学者さんが解析(しかも不正解析)していたわけです。

警察にはこれを調査して欲しいですね。

★★★

2015/1/27(火) 午後 6:26 [ 真犯人は若山さん ]  

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コメント
 
01. ダイナモ 2015年2月15日 14:48:21 : mY9T/8MdR98ug : Kr2S1L17Og
「小保方氏については、「次の実験でどういう細胞が最適かを熟知し、ストーリーにあうような細胞をたくみに使い分けていた疑いもある」というように、超絶技巧のマジシャンであるかのように述べています。」

F1幹細胞のサンプルの中身は2種類の細胞の混合物であることを調査委は確認している。この「F1幹細胞」の中身はES細胞によく似た細胞が9割、残りはTS細胞によく似た細胞だった。TS細胞はキメラマウスを作ったときに胎児ではなく胎盤に分化する。2種類の細胞の混合は「F1幹細胞は胎児にも胎盤にも分化する」というストーリーに極めてよく合致する。

こうした細胞の混合工作は細胞学の基本知識さえあれば可能である。何もおおげさに「超絶技巧のマジシャン」である必要は全くない。

調査委がES細胞の「混入」を故意か過失か論じることはできないとしたは、どのようにサンプルを用意したのかが小保方の「記憶」しかなく、実験ノートに記載がなかったことが理由で小保方が故意に使い分けを行っていたと断定できなかったに過ぎない。日経サイエンスでは調査委のこの結論を批判し、小保方が実験条件を揃えることを理解し、意図的に条件に合うように細胞の使い分けを行っていた疑いがあるとしている。

次の実験でどういう細胞が必要かは当然笹井氏から小保方に「具体的に指示」されるから「熟知」も何も必要ない。小保方がその指示にあうように「捏造した細胞」を提出しただけに過ぎない。


02. 2015年2月15日 16:57:00 : efYYgyF3F6
>その科学的整合性とか、他の解釈可能性とか、科学ジャーナリズムらしい視点での分析等も行ってほしいものです。

「科学的整合性」…完璧
「他の解釈可能性」…ない

場合はどうするの?無理矢理でっちあげるの?それは「小保方教徒の悲願」ではあっても「科学ジャーナリズムらしい視点での分析」ではないぞ。

>ここまで徹底的に?無視しているとなると

何を無視?「無い」ものを無視できないよ。「日経サイエンス」「科学者たちの360」の報道にたいして、「科学的整合性がとれてない」「他の解釈可能性がある」などとという反応は小保方や共著者サイドから一切「無い」。「無視」してるのはどっちなんだって話。そして「無視」という行為を続けてる小保方への「疑念が募」ってしかるべきだよね。あんた、自分の言葉に責任持ちなよ。


03. 2015年2月15日 20:33:04 : b5JdkWvGxs
中国人留学生が小保方の冷蔵庫にES細胞を入れたんだろ

小保方はアホだから気付かなかったんだな


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