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２０１３年「お騒がせ事件」 あの犯人たちは今こうしている
http://gendai.net/articles/view/newsx/146932
2013年12月27日 日刊ゲンダイ
■三重中３女子強殺
８月２９日、三重県朝日町の空き地で市立中３年の寺輪博美さん（１５）の遺体が発見されてから、はや４カ月。警察庁は先月、最大３００万円の報奨金を支払う事件に指定した。発生から３カ月での指定は過去最短だ。
「裏を返せば、まったく有力情報がなくて手詰まり状態ということ。指定が決まった瞬間、関係者から『迷宮入りかな』とタメ息が漏れた。当初は博美さんのスマホの指紋も拭き取らずに逃走したことなどから、素人による犯行とみられていましたが、いまだに単独犯か複数犯かも絞り込めていないようです」（捜査事情通）
■山口連続殺人放火
平成の八つ墓村事件ともいわれた。７月２１日、山口県周南市金峰地区の集落で男女５人を殺害し、民家２軒に放火した保見光成容疑者（６４）は今月２０日に精神鑑定が終了。刑事責任能力アリとして、勾留期間が満了する２８日までに起訴されるが、全容解明には程遠い。
「保見が話すことといえば集落の住民の悪口ばかりで、肝心の事件当日のことは『抜け落ちていて真っ暗』とか『記憶にない』などと繰り返しているそうです」（地元マスコミ関係者）
金峰地区には現在４０人が住んでいるが、「事件のせいで集落を離れた住民もいる」（前出の関係者）。爪痕は深い。
■長野２４億円横領
長野県建設業厚生年金基金の元事務長、坂本芳信被告（５６＝業務上横領で起訴済み）は年明けにも、別の業務上横領で再々逮捕される見通し。
「坂本被告は素直に取り調べに応じ、２３億円余りを『すべて着服し、一円も残っていない』と話している。先月、バンコクで身柄を確保された時と比べて健康状態も良くなったようで、最近は弁済の心配をしているそうです」（捜査事情通）
そりゃ無理な話だ。
■パソコン遠隔操作
元ＩＴ関連会社社員の片山祐輔被告（３１）が逮捕されたのが２月１０日。初公判は来年２月に開かれる見通しだが、当局が取り調べの可視化に応じないことを理由に、片山被告は“完黙”を続けているという。
「供述もない。裁判のカギを握る遠隔操作ウイルスも、片山被告が作ったことを裏付ける決定的な証拠はいまだに見つかっていない。さらに片山被告にとって有利にはたらきそうな“重要証拠”の存在が判明した。状況証拠だけで、どこまで公判を維持できるか。検察は自信をのぞかせていますが、ビミョーです」（法曹関係者）
無罪の大ドンデン返しもありそうだ。
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