別人による楽曲の代作が問題となっている佐村河内（さむらごうち）守さん（５０）が１２日謝罪文を出し、「約３年前から聴力が回復していた」と明かした。近く公の場で謝罪するという。これを受け、障害者手帳を交付した横浜市は、佐村河内さんに直接経緯を聞く方針を決めた。申請時に診断した医師への聞き取りや聴力の再検査も検討する。

　謝罪文によると、聴覚障害２級の障害者手帳を取得したが、約３年前から「耳元で、はっきり、ゆっくりしゃべってもらうと、こもってゆがむ感じはありますが言葉が聞き取れる時もある」という。

　東京医療センター（東京都目黒区）で難聴・言語障害を担当する加我君孝・東京大名誉教授によると、２級は、電車が走るガード下にいてもその音が全く聞こえないレベルにあたる。「補聴器の効果が得られないほどの状態で、自然によくなることは考えられない」と話す。

　市によると、障害者手帳は、区役所の窓口で申請書と医師の診断書の提出を受け、市障害者更生相談所が書類審査したうえで等級を決めて交付するという。市の担当者は「書類に不審な点はなかった。専門医が診断しており、疑うこともなかった」と話した。

　市は交付時期を明らかにしていないが、手帳があれば、市税の優遇措置や交通費の補助などを受けられる。仮に不正取得があった場合は手帳の返還を求め、障害が軽くなっていた場合は等級の変更を求めることになるという。

　一方、佐村河内さん、代作していた新垣（にいがき）隆さん（４３）双方と日本音楽著作権協会が、著作権などについて協議中だ。関係者によると、新垣さんは、著作権を既に佐村河内さんに譲渡。ソチ五輪で男子フィギュアスケートの高橋大輔選手が「バイオリンのためのソナチネ」を使うが、放送に問題はないという。

http://digital.asahi.com/articles/ASG2D6DKBG2DUCLV010.html?iref=comkiji_redirect 　

コメント
01. 2014年2月13日 20:21:24 : zQGDM6y3us 阿修羅で暗躍している藤島利久氏と似ていますね。嘘ばっかり言っているし、働かずに奥さんの世話になっています。
02. 2014年2月15日 13:21:08 : lqOPOFnyLE 聴力を失った原因によって、回復の可能性や奇蹟的な可能性や稀な事例もあろう。ただ単純に「考えられない」といっても納得できるものとは思えない。個々の専門家がそれほど多くの例をみているわけでないから。詳細な報告をまちたい。

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