鳥取連続不審死 ２審も死刑［ＮＨＫ］
3月20日 15時13分

５年前、鳥取県で男性２人が不審な状態で死亡しているのが相次いで見つかった事件で、強盗殺人などの罪に問われた上田美由紀被告に、広島高等裁判所松江支部は１審に続いて死刑を言い渡しました。

平成２１年、鳥取県で男性２人が不審な状態で死亡しているのが相次いで見つかった事件で、鳥取市の元飲食店従業員、上田美由紀被告（４０）が借金などの返済を免れるために、睡眠薬を飲ませて海や川で溺れさせる方法で殺害したとして、強盗殺人などの罪に問われました。

１審の鳥取地方裁判所はおととし、死刑を言い渡し、無罪を主張する被告が控訴していました。
２０日の２審の判決で、広島高等裁判所松江支部の塚本伊平裁判長は、これまでの裁判で、同居していた元会社員の男性が犯行に関わっていたとする被告側の主張について、犯行時間帯に被害者に会っていないとする男性の証言は信用できると指摘しました。

そのうえで「被告は２人の遺体から検出された睡眠薬と同じ睡眠薬を入手して服用させ殺害する機会があり、借金の返済や電化製品の高額な請求を２人から免れるためという動機もあった」と述べ、１審に続いて死刑を言い渡しました。
被告の弁護側は判決を不服として最高裁判所に上告しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140320/k10013115381000.html

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