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札幌ボンベ破裂事件 ５１歳主婦に「逃げ切り」の可能性！？
http://gendai.net/articles/view/newsx/150004
2014年5月7日 日刊ゲンダイ
逮捕後２件は模倣犯か、それとも…
“爆弾魔”を擁護する気なんてサラサラないが、こうなると、札幌北署も市民の恨みを買う何かをしでかしたんじゃないかと勘繰りたくなる。
札幌北署管内で５件連続して起きたボンベ爆発事件は、主婦の名須川早苗容疑者（５１）の逮捕後も続いている。４日には同署石狩駐在所で、６日も管内の大型書店でボンベが爆発した。
「犯行声明文に『次は交番を狙う』と書かれていたことを報道で知った模倣犯の仕業でしょうね。犯行に使われた着火剤の量や釘の形など、手口も前５件とは微妙に違います。ただ、名須川は逮捕までの５日間、計４０時間にわたる任意聴取で容疑を否認し続けた。真犯人が別にいて、まだ犯行を続けている可能性もゼロとは言えません」（地元マスコミ関係者）
いずれにせよ、市民はまだ枕を高くして眠れない。それでなくとも、名須川逮捕は「急ぎすぎたんじゃないか」という声もある。
「警察署と宿舎を狙われたので、捜査幹部は早い時期から『逮捕に時間はかけない』と漏らしていた。ただ、物証に乏しいのは確か。名須川の自宅から着火剤や固形燃料、犯行声明文に使われたとみられる型抜き定規、カセットボンベのメーカー名や事件の日付が書かれたメモが押収されましたが、いずれも直接証拠とは言い難い。着火剤などは誰でも簡単に量販店で入手できます。監視カメラに写っている女も名須川と特定できるものではない。それを承知で逮捕に踏み切ったのは、道警の威信を優先させたからともっぱらです」（捜査事情通）
道警は名須川が自供すると高をくくっていたらしいが、当てが外れた。このまま否認されたら、裁判で逃げ切られる恐れもなくはない。何より、他に真犯人がいるとなったら、それこそ威信は丸潰れだろう。
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