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山口組が分裂状態に…弘道会への不満が背景 「大きな音をさせずに済ますのは難しい」
http://www.asyura2.com/13/nihon31/msg/583.html
投稿者 あっしら 日時 2015 年 8 月 28 日 14:09:34: Mo7ApAlflbQ6s
 

(回答先: 山口組“分裂”騒動 直系13団体の組長を「絶縁」「破門」 投稿者 あっしら 日時 2015 年 8 月 28 日 13:44:32)

分裂前の指定暴力団山口組の組織図(写真:産経新聞)


山口組が分裂状態に…弘道会への不満が背景 「大きな音をさせずに済ますのは難しい」
産経新聞 8月28日(金)7時55分配信

 事実上の内部分裂状態となった指定暴力団山口組。背景には有力2次団体弘道会による支配への、内部の鬱積した不満があるとみられる。巨大組織の分裂で山口組執行部と離脱した新組織の双方が全国の他の暴力団組織と連絡を取るなど、外部に向けての多数派工作も始まっている。今後、国内の暴力団情勢が一気に流動化する恐れもあり、警察当局は警戒を強めている。

 「もうこのような状態になったら、大きな音(銃弾の発射音)をさせずに済ますのは難しいかもしれない」。山口組系のある組幹部は、対立抗争事件が起きる可能性を指摘する。

 警察当局によると、分裂の背景にあるのは山口組2次団体の2大派閥の弘道会と山健組の勢力争いだ。

 弘道会は篠田建市組長や、ナンバー2の高山清司若頭の出身母体で、山健組は5代目組長(故人)の出身母体。平成17年7月に篠田組長による6代目体制が発足して以降、主要ポストはそれまで最大勢力だった山健組から弘道会へと徐々にシフトしていった。

 別の山口組系幹部は「6代目体制になり、上納金の取り立ては厳しいうえ、事務所にミネラルウオーターや米などを送りつけてきて、『買い取れ』という。個別のシノギ(資金源獲得活動)にも口を挟んでくる」と不満を漏らす。

 これまでにも、6代目体制に不満を持った最高幹部らが体制変革を画策したが、実現には至らなかった。警察庁幹部は「6代目体制以来くすぶっていたものが一気に噴出した」と解説する。

 組内を事実上、取り仕切ってきた最大の実力者とされる高山若頭は昨年、恐喝事件で実刑が確定して収監されており、権力者不在の隙を突いたとの見方もあるが、「このタイミングでの離脱の意味は不明」(警察庁幹部)という。

 一方、山口組が分裂状態に入ったことは、内部だけの問題にはとどまらない。山口組はこれまで、全国の他の暴力団組織とも積極的に交友関係を築いてきたため、山口組執行部と新組織の双方が他団体と連絡を取り合い、「事実上の多数派工作が外部でも進められている状態」(指定暴力団幹部)になっているという。

 警察当局が最も警戒するのは、対立抗争事件が発生し、白昼の街中で拳銃が発砲されるなどして一般市民が巻き込まれるケースだ。

 過去には市民が犠牲になる事件もあったため、警察庁は警戒警備や情報収集、違法行為の取り締まり強化を指示するだけでなく、一般市民に危害が及ばないよう重点的に対策を進める方針。

最終更新:8月28日(金)11時41分

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150828-00000094-san-soci


 

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コメント
 
1. 2015年8月31日 14:00:12 : tHE4ESSC0I
日本のマスゴミってしょうもないですね。
海外のマスコミの方が正確なことを書いていますよ。

山口組の分裂危機に海外も注目 “出自のタブー”にも言及
http://newsphere.jp/national/20150831-1/
◆「根源は韓国・朝鮮系vs被差別部落系の争い」と米メディア


2. 2015年8月31日 14:12:36 : OO6Zlan35k

「ニュースの深層」
2015年08月31日(月) 伊藤 博敏
山口組分裂の衝撃!
関西の盟主たちを怒らせた、六代目体制の「カネ」と「名古屋支配」
岐路に立たされた暴力団
最大の理由は「カネ」
日本最大の広域暴力団山口組が分裂した。先代の渡辺芳則・五代目組長の出身母体である山健組などが脱退、新たに神戸山口組(仮称)を立ち上げた。

最大の理由は、カネである。

山口組は、05年8月に渡辺組長が引退、名古屋の司忍(本名・篠田建市)弘道会会長が跡目を継いでから、「名古屋支配」が顕著になった。その特徴は、本部へのカネの吸い上げと、窮屈な管理強化である。指揮を取ったのは、高山清司若頭だった。

銃刀法違反による収監を余儀なくされていた司六代目組長は、自身の不在中の運営を任せるナンバー2の若頭に、弘道会会長の座を譲った高山氏を就けた。本来、当代の組長と若頭が、出身母体を同じくすることはないのだが、長期不在が確実で、事実、05年11月、司6代目の懲役6年の実刑判決が確定、06年2月、府中刑務所に収監されており、留守が長くなるため、自分に仕えてきた高山氏に託したかった。

もともと高山氏は、激しい戦闘性と厳しい管理で知られた人である。「親分がいない間は、自分が組織をまとめあげる」という気迫があったのだろう。 11年2月、司6代目が出所するまでの「高山時代」に、「直参」と呼ばれる直系組長は、厳しく統制された。

ウィークデーの多くを神戸の山口組本部に詰めるように半ば強制され、上納金の額は月に80万円前後にまで上昇、水や石鹸、歯ブラシといった日用雑貨品の購入まで義務付けられた。

「山菱」の代紋があれば、公共工事の仕切り、債権回収、不動産のトラブル処理、会社整理、風俗や飲食のみかじめ料、格闘技や芸能などの興行といったシノギの部分で、他の組織より優位に立てる、といった時代なら我慢もできた。

しかし、国家権力による暴力団排除は、92年の暴対法施行以降、年を経るごとに厳しくなっており、度重なる暴対法の改正や、末端の組員が事件を起こせばトップの組長にまで責任が及ぶ使用者責任によって、その環境は、年々、厳しくなっていった。

要は、暴力団が食えない時代となっていったのだ。二極化は、暴力団組員にも広がり、バブル時代に築いた資産や、各界に人脈を残している組とそうでない組の落差は大きく、同じ組でも才覚によって差はついた。

そうした時代の管理強化である。しかも、山口組に残る威光によって集まるカネを吸い上げていったのは弘道会だ。中部国際空港の砂利運搬の利権を独占、東京における芸能界利権の侵食はその象徴。弘道会の力は頭抜けていった。

もともと当代の出身母体は、特別な力を持つものである。かつては「山健にあらずば山口にあらず」といった時代もあった。

そういう意味では代替わりに伴う事象ではあったが、栄光の時代を知っているだけに、山健組を出身母体とする直参には、「自分のところばかり稼いで」と、弘道会に対する怨嗟の声が広がった。

怒りのマグマが溜まっていた
実は、反弘道会のクーデターは、今回が初めてではない。08年、直参13名による連判状なるものが出されたとして、そのコピーがマスコミにも流出する騒ぎとなった。

この連判状は、出所の定かでない怪文書のようなものだったが、クーデター計画があったのは事実で、首謀者とされる三代目大門会、井奥会の両組長が絶縁、他の参加組長が除籍処分を受け、いずれも引退した。

高山若頭による強権支配体制への不満がこの事態を起こしたが、11年4月、司六代目が出所してからも事態は変わらなかった。

むしろ、11年に全国施行された暴排条例によって、暴力団を取り巻く環境はますます厳しくなり、事務所も自宅も借りられず、銀行口座も持てないなど、生活権、生存権まで脅かされるようになった。

「暴力団も正業を持て」といったのは田岡一雄三代目だが、会社を興せないのだから事業などできない。博打もみかじめ料も縁日での露天営業も取り上げられて、稼ぎは覚醒剤か振り込め詐欺に頼るしかない。

その覚醒剤は、「麻薬撲滅運動」を興した三代目の時代から山口組では禁じられている。一番のシノギを「組の規律」によって縛られている矛盾。そして代紋があれば食えなくなるという矛盾。脱落者が年々、増えるのも無理はなかった。

司六代目出所後も、弘道会優位の支配体制は変わらない。むしろ弘道会の竹内照明三代目を若頭補佐に就けるなど、「名古屋の山口組」の様相を呈してきた。

それは、今度は恐喝罪で、高山若頭が収監されたからで、この人事によって、七代目が高山若頭、八代目が竹内若頭補佐と、弘道会のトップ独占が、既成事実のように語られるようになった。

出所後、司六代目は平和外交路線を鮮明にする。罰則も罰金も強化され、抗争をしている時代ではないということで、全国の暴力団組織と盃を交わして友好団体となり、襲名や葬式といった義理事はもちろん、墓参や誕生会などを通じて親交を深めた。

そうした際の祝儀は直参に割り当てられるのに、利権は弘道会に集中する。

カネと処遇と管理強化への恨みが、衰えたとはいえ関西の盟主・山健組を中心とする勢力に広がり、そのマグマが噴出したのが8月27日の造反劇だったのだ。

「消滅への道」
昨日今日の怒りではない。渡辺五代目引退の時から10年にわたってくすぶり続けた弘道会への恨みである。

山口組の切り崩し工作は活発に行われているが、緊急集会に出席せず、暴力団社会からの追放を意味する「絶縁処分」を受けた山健組、宅見組、正木組、池田組、侠友会の五団体は、後に退くことはできないし、そのつもりもない。

山口組が復帰への道を残して破門にした黒誠会、真鍋組、西脇組、松下組、毛利組、奥浦組、雄成会、大志会にしても、26日、神戸市の山健組本部において、「仮盃」を交わして団結を誓ったので、簡単に寝返ることは許されない。

山口組は、当面、静観の構えだが、神戸山口組が、「山菱」の代紋を使うといっている以上、暴力団の論理として、それを許すわけにはいかない。

とはいえ、84年に分裂、山口組と一和会に別れて闘争、85年に竹中正久四代目が射殺され、山口組の壮絶な報復が始まって、双方で死者25名を出した山一戦争の頃とは時代が違う。抗争は、共倒れを意味する。

暴力団の意地を通せば国家権力によって潰され、意地を通さなければ暴力団としての存在意義を失う――。

放っておいても縮小均衡、消滅への道をたどっている暴力団は、本当の意味で、岐路に立たされている。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/45009

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3. 2015年8月31日 14:18:08 : OO6Zlan35k
山口組のHPが海外で話題 “90年代風デザイン”で、餅つき行事や災害救援活動など紹介
更新日:2014年4月4日カテゴリー:社会あとで読む

 
山口組のHPが海外で話題 “90年代風デザイン”で、餅つき行事や災害救援活動など紹介
 日本最大規模の指定暴力団、山口組が開設したと見られる「麻薬追放国土浄化同盟」というウェブサイトが、海外メディアの注目を集めている。実際、Whoisでドメイン情報を確認すると、山口組総本部の住所(兵庫県神戸市灘区篠原本町4-3-1)で登録されていた。ただし、「警視庁は現時点では山口組によって作られたものかは断言できないと発表している」とガーディアン紙などは指摘する。

 一般的に想像される「ヤクザ」のイメージからかけ離れたサイトの内容が話題となっている。

【任侠一筋。笑顔で和気あいあい】
 同サイトは、日本から麻薬を一掃し、秩序ある社会へと導くことをモットーとして、国民の幸福を追求する先駆けとなることを誓うと掲げている。これは、山口組を大きく成長させた3代目組長・田岡一雄氏の信念であり、麻薬追放国土浄化同盟も同氏が発足させたものだという。

 田岡氏は、戦時中に兵士たちに多用され、その後も国内に蔓延し国民を堕落させていた麻薬を嫌い、その撲滅を掲げた、とニュースサイト『ヴァイス(vice.com)』が報じている。その信念と団体は、現在6代目の司忍組長に引き継がれているという。

 サイト内には親分の初詣や、笑顔が溢れる和気あいあいとした組の餅つき大会の動画の他、地域での清掃活動や災害時の救援活動の様子などを写した写真が掲載されている。さらに、司忍組長のオリジナルソングだとも言われる「仁侠一筋」の映像もあり、ヤクザとしての義理や人情、覚悟などが演歌調で歌われている。

 「ヤクザのサイト」と聞きつけ、銃撃戦や体中を覆う刺青、指を詰める様子などを連想してアクセスする人には、期待はずれの平和で健全な「古き良き日本」をテーマとした仕上がりとなっている、と各紙は報じた。

【サイト開設の狙いとは?】
 組長らの反麻薬精神を強調し健全な活動をアピールする内容や、時代遅れ感が否めないデザインであることから、このサイトは組合のトップの人間が作ったものではないか、とヴァイスは推測している。

 また、日本の暴力団の活動に詳しいジャーナリストは、昨今の警察の取り調べ強化でヤクザの組員数が激減している点を挙げ、日本最大規模の山口組でさえもその存続危機に直面しているのではないかと述べているという。2013年の全国の暴力団員数は過去最少の6万人に落ち込んでいる。

 その半数近くを占める山口組も、最近は機関紙「山口新報」を発刊し、組の指針の他、組長やトップらによる釣り日記や川柳、囲碁将棋コーナーなど設置し、組合内での意思疎通や関係強化を図っている。サイトは、組員に麻薬禁止の念を押すと共に、社会に対してイメージアップを図り新たな組員獲得を狙っているのではないか、と各紙は報じている。

【海外読者からの反応】
 各メディアの記事はツイッターやフェイスブック上でも多くシェアされているが、サイトの内容や最新技術を駆使したとは言えないデザインから「エイプリルフール?!」と、公式なものだとは信じられないというコメントが少なくない。

 さらには、「ヤクザ=指詰め」というイメージも強いらしく、こんな冗談交じりのコメントもみられた。
・投稿者A「(救援活動とあるが)彼らは食料の蓄えをしているの?」
→投稿者B「もちろん!でも、フィンガーフードしかないけどね!」

・「問い合わせボタンをクリックしようとしたら指がなくなっちゃったよ!」

 また、「下のコンタクト(contact:問い合わせ)ボタンはコントラクト(contract:契約、契を結ぶ)ボタンであるべきじゃない?」などと指摘する声もあった。

ヤクザ崩壊 侵食される六代目山口組 (溝口敦) [amazon]

(Newsphere編集部)
>>>NEXT:福島原発作業員、ヤクザが1,050人を「使い捨て」? 海外メディアの告発
外部サイト参考記事
Japanese mobsters launch their own website
Fearsome Japanese yakuza gangsters launch a website and corporate song as membership falls to lowest level ever
Japan’s Biggest Organized Crime Syndicate Now Has Its Own Web Site and Theme Song
New-look yakuza tries to become the friendly face of Japan
麻薬追放国土浄化同盟サイト
http://newsphere.jp/national/20140404-2/

[12削除理由]:管理人:無関係の長文多数

4. 2015年8月31日 14:22:03 : OO6Zlan35k
ヤクザ崩壊 侵食される六代目山口組 (講談社+α文庫) 文庫 – 2011/4/20
溝口 敦 (著)

内容紹介
現れた新たな極悪暴力
アングラ世界で勢長する「半グレ」が揺るがす日本最強の巨大組織の基盤!

芸能人、スポーツ選手への暴行事件、ヤミ金、振り込め詐欺、貧困ビジネス……裏社会を騒がす暴力事件の主役は、六代目山口組を中心とするヤクザ組織から「半グレ」に移りつつある。警察は取り締まる術もなく、ヤクザは「シノギ」を次々と奪われる。日本暴力史に激変をもたらす「半グレ」集団の正体をレポートし、日本固有のヤクザ社会がその基盤から崩壊する様を、圧倒的取材力と筆力で描ききる、著者渾身の書き下ろしハードノンフィクション!

内容(「BOOK」データベースより)
芸能人、スポーツ選手への暴行事件、ヤミ金、振り込め詐欺、貧困ビジネス…裏社会を騒がす暴力事件の主役は、六代目山口組を中心とするヤクザ組織から「半グレ」に移りつつある。警察は取り締まる術もなく、ヤクザは「シノギ」を次々と奪われる。日本暴力史に激変をもたらす「半グレ」集団の正体をレポートし、日本固有のヤクザ社会がその基盤から崩壊する様を、圧倒的取材力と筆力で描ききる、著者渾身の書き下ろしハードノンフィクション。

最も参考になったカスタマーレビュー

26 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
時代の波
投稿者 ラー 投稿日 2011/12/3
形式: 文庫
半グレというが、実のところ、戦後間もないころの愚連隊によく似ているのではないか。
その組織の自由さと活力からそう感じる。

愚連隊は、やがて現在のヤクザになっていくが、大規模化する中で、ピラミッド構造になっていった。
堅気の世界と同じく、大規模組織では、下が頑張って働いて、上の連中は楽して暮らすのである。

ヤクザの退潮の原因は2つである。
・法的な取り締まり強化
 殴られてもやり返すこともできなくなったヤクザはもうヤクザではないのではないか。半グレ等に
 舐められて、反撃を組織に禁じられ怒って辞めていく例もあるという。「一番大事なものを失った」
 存在はもう存在意義をもたない。
・ITの進化
 ヨーロッパのサイトでギャンブルをやって決済までやってしまう、それを取り締まる法律が無い、
 そんな世の中である。堅気の産業でも、ITの進化によって無くなっていったものは沢山ある。
 インターネット革命が、こんなことにも影響を及ぼすとは、誰が予想しえただろうか。
 ヤクザの多くは、特に中年以上はもうITに対応できないそうだ。

あらゆるものは、時代とともに変化する。だから、現代のヤクザがここ何十年かのものにすぎない
ことは例にもれないだろう。

だから、ヤクザが無くなったのではなく、半グレに変化した、そう考えればいい。

具体的に犯罪を犯しているのに、対応した法律が殆ど無い。変化の時代に必然的に生じる
行政の対応の遅延を、著者は恐らく言いたいのだ。

もっともヤクザでも、次代の変化に対応している人もいる。

先日、テレビで、大震災の被災地への要員派遣でピンハネしているヤクザがインタビューに応じていた。
公共事業には、ヤクザ関連企業は入札できないことになっているが、息のかかった堅気を人材派遣会社
の社長に据え、末端の下請けを受注すれば、なんの支障もないのだという。

確かに発注側でも、孫請け以降はチェックのしようが無い。もし法律等で登録制にしようとしたとしても、
その法律ができるころには、瓦礫の撤去も終わっているだろう。

マーケティングの要点は、経済・社会の変化に敏感に対応するところにある。そうならば、そうしたヤクザは、
一般企業より優秀なのかもしれない。

なにより時代の変化に敏感でなくてはならないのは、警察である。それをヤクザ取り締まりの名目で
沢山天下り先をつくるとは言語道断である。

我々市民は、我々の安全に本当に役に立つ警察を求めていかなくてはならないのではないか。
残念ながら、著者のような人はメディアには殆どいないだろうが。

勇気をもって、テレビもこうしたことを報道してほしい。「振り込め詐欺防止」とスローガンを唱えるだけではなく、
「誰が」「どんな犯罪をやって」「どうしたら無くせるのか」を、著者等をコメンテータにして。
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日本崩壊行進曲
投稿者 touten2010 投稿日 2011/5/29
形式: 文庫
引退につながった朝青龍の暴力事件、市川海老蔵が受けた暴行事件。このワイドショーをにぎわした事件は、いずれも暴力団にも暴力で対抗する暴走族OBグループとのつながりがある。

暴力団は徹底的に取り締まられ、その構成員は結婚式を挙げることさえ判決で否定されてしまうほど人権を奪われており、暴力団の構成員の半分以上のシェアを占める山口組においては、上層部へ上納する資金の負担で、末端組合員は貧乏暮らしを強いられ、使用者責任をトップに及ぼさないために暴力による抗争は禁止されていて、暴力団員はチンピラに遣りたい放題たたきのめされても泣き寝入りすることしかできない。最早暴力団員になっても金と権力を手にすることはできないため、暴力団は若者に魅力を与えない組織になってしまった。

その中で、取り締まり法で公然組織の形では活動ができなくなった暴力団は、団員を形式上破門させるなどの方法で地下組織・非公然組織に形を変えつつある。

一方山口組がヤミ金融というシノギで育てたサラリーマン型若年犯罪者達が、ヤミ金融の崩壊後オレオレ詐欺という新たな犯罪ビジネスを開発し、隆盛を誇っている。

そして、今オレオレ詐欺や様々な形の犯罪ビジネスが次々と生まれているが、その主流は暴力団ではなく、ITに精通した普通の若者達が自分達で犯罪で稼ぐためだけに作り上げている半グレ集団である。半グレ集団には、暴走族等の挫折経験のある若者だけでなく、有名大学の学生や卒業生など、ごく普通の若者が参加するようになってきている。

暴力団がマフイア化するとともに、普通の若者が犯罪を手に染めるようになり、犯罪はますますわかりにくくなっている。

警察も、パチンコや風俗の取り締まりをネタに業界団体への天下りを拡大する等堅気を食い物にする側として手を広げている。

日本社会の崩壊が進んでいること、世の中に蔓延する拝金主義を根本から正さないと日本は立ち直れなくなることが良く解かる。
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半グレマフィア vs マフィア型暴力団
投稿者 山守義雄 投稿日 2011/7/30
形式: 文庫 Amazonで購入
一部のヤクザは、既にマフィア化を進めている現状
それと、海老蔵事件や朝青龍事件でクローズアップされた、暴走族OBを中心とした半グレ集団
これらの、ここに至るまでの現況と将来の見通しについて、本書は克明に語ってくれている。

「マフィア化したヤクザは半グレマフィアに勝てない」という見方は非常に興味深い

本書を読めばこの意見に同感である。
今後、これら組織による犯罪は増えると思われるが警察にその備えはまったくなく、
従来からの、暴力団対策に終始するのみで有効に捜査は出来そうにない。

先進諸国のように組織犯罪じたいを違法とする法律を暴対法に変わって整備し、半グレ集団も取り締まらねばならない
また、規制強化ばかりでなく足を洗ってやり直そうとする人間を支援する社会作りも必要であると感じた。

十分満足の内容だったが、少し欲を言えば暴走族OBを中心とした半グレ集団の現況についての記述がもう少し欲しいところだ。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
よくまあこれだけ調査し書いたものだと感心します。
投稿者 影 投稿日 2013/2/26
形式: 文庫
表に出ている話ではないのでどういう取材をされているか
気になります。本当かどうか分かりませんが警察が暴力団を
根絶させたくないという話もそうですがパチンコ規制する
関連団体に警察官OBが4万人以上天下っているという話に
びっくりしました。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4062814129/

『読書感想文』 溝口敦 ヤクザ崩壊 侵食される六代目山口組
水曜日, 11月 16TH, 2011
ヤクザ崩壊 侵食される六代目山口組を読みました。これもだいぶ前に(´_`。)
ヤクザ崩壊 侵食される六代目山口組 (講談社プラスアルファ文庫) ヤクザ崩壊 侵食される六代目山口組 (講談社プラスアルファ文庫)
溝口 敦 講談社 2011-04-20
売り上げランキング : 11382
Amazonで詳しく見る by G-Tools
まえがき
第一章 六本木の半グレ集団
第二章 半グレ集団とは何か
第三章 暴力団の現状
第四章 半グレ集団のシノギ 原点は闇金にあった
第五章 振り込め詐欺 技術進化する半グレ集団
第六章 弱者を食う仕事
第七章 境界にいる共生者たち
第八章 暴力団もマフィア化を目指す
第九章 特殊日本型ヤクザ社会の終焉
第十章 警察と半グレ集団が暴力団に変わるとき
あとがき
タイトルから想像される内容とはちょっと違って、従来の暴力団に取って代わって勢力を伸ばしてきた「半グレ集団」についての話。
「半グレ集団」は著者の造語で、暴力団ではないけど、犯罪的行為に手を染めている人たち。
朝青龍や、海老蔵とトラブルと起こしたときにでた、「暴走族OB」とか、振り込め詐欺、弱者ビジネスに手を染めている人たちの話がメイン。
そして、山口組に代表される暴力団は、衰退モードに入っていると。
まず、若い人が入ってこなくなってしまった。暴力団は若者にとって魅力がなくなってしまい、敬遠されていると。
従来、暴力団に流れていた人たちは、筆者の言うところの「半グレ集団」になってしまっている。そして、半グレ集団は、暴力団と関わりを持つと、徹底的に搾取されることが解っているので、決して近づかず、反目していると。
また、警察、世間からの締め付けがきつくなっていると。
警察は、暴力団に対する締め付けは強化しているけども、「半グレ集団」についてはノーマーク。
これは非常に危うい状況だと。
また、暴力団のポジションを警察が侵略しているとも。これは、どういう事かというと、例えば、暴力団系の総会屋というものは、すでに壊滅している。なのに、警察は未だに総会屋がいるて、企業が脅かされているとしている。その状況を背景に、警察OBが天下りする団体の会員にさせていると。
そういう世界も大変になっているんだなと。
警察も対応出来ていないし、報道機関も対応出来ていないんじゃないかなと。
新しい犯罪予備組織の台頭を見逃しているのではと。
サクサク読み進められたので、読んでみても良いかと。
http://www.wisterias.org/?p=3389

[12削除理由]:管理人:無関係の長文多数


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