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2013年04月10日　天木直人のブログ

　北朝鮮の暴発に大騒ぎしている間に、もう一つの危機が深く、静かに進行している。

　福島原発事故の対応が出来ないまま崩壊に向かっている東電の危機である。

　　「もはや東電だけでは対応できない」（東京新聞）。

　これは皆が心の中で思ってきたが決して口には出さなかった言葉だ。

　しかしついにそれが隠せなくなってきた。

　東電が抱える問題は今回の漏水問題だけではない。廃炉、使用済み核燃料問題から始まって除染、避難、賠償訴訟に至るまで、どれ一つとっても一私企業では対応できないものばかりだ。

　そんな事は自明であったのに、東電にすべてを押し付けて誤魔化してきた。

　その責任は菅･野田民主党政権にある。

　しかし、政権を引き継いだ安倍自民党政権もまたその愚を繰り返している。

　いずれ東電は全面降伏するだろう。

　もうダメだ。倒産宣言をするから、そのかわり責任を国が引き受けてくれと。

　しかし東電の出来なかったものを国ができるという保証はどこにもない。

　それどころかこの国の政治家や官僚では何もできないのだ。

　だからこそ東電一人を悪者にしてすべての責任を押しつけてきたのだ。

　日本政府が何もできないとわかると、間髪を入れず米国（ＩＡＥＡ）が日本管理に乗り出してくる。

　株価は大暴落し、アベノミックスは吹っ飛んでしまう。

　そうならないためにも安倍自民党政権は国の命運をかけて一日もはやく福島原発事故処理に全面的に関与すべきである・・・

コメント
01. 2013年4月10日 09:07:56 : T7L6egW286 アメリカはそんな面倒な事はやらないよ。 むしろ、追い縋る日本を捨てるのに良いきっかけが出来て、喜んでいるのでは。
02. 2013年4月10日 09:17:56 : uehtZHQMzo >>01 アメリカも困るだろ。日本は世界で唯一の金蔓のポチなんだからさ。 まあ、一番迷惑しているのはもちろん日本人自身だが、回り回ってアメリカ覇権の 終焉の後押しをしそうな問題だな。
03. 2013年4月10日 09:45:29 : bv5FfcoWP6 環境を制御する能力を欠く常況にある者に対して、後見人を置くのは当たり前。 日本は史上最悪の海洋汚染を行ない、更に汚染し続けている。 国民は被害者面しているが、原発を誘致した上、杜撰な災害対策を放置してきた政権を選んだのは愚かな国民である。
04. 2013年4月10日 09:45:36 : Y3nPO9hCj2 小澤さんはいくら金がかかってもやるといっているが、小出さんは政府でも責任を果たすことが出来ない莫大な損失被害であるといっている。 　そんな日本に余力が残っている間にＩＡＥＡどころかＩＭＦ、世銀が介入して美味しい部分を喰らいとって見捨てる方法しか外部勢力に採る道は無いだろう。
05. 2013年4月10日 10:27:48 : HVSYj0Lgf6 まともな日本国民からすれば、原発にしがみつく事しか出来ないだけの１％の金と権力の亡者と、その跳ね返りに過ぎない１％の抵抗勢力に対して、幾らでも騙されたふりをして、馬鹿にしてやりながら、喜んでＩＡＥＡの管理国家になってあげることで、この２％の連中こそが、全人類の大敵にも過ぎないということも真実として向き合えば、どうぞ幾らでも安倍総理を馬鹿にして下さい、とでも伝えて上げるとともに、大企業に対してだけには幾らでも電力料金を値上げさせて節電に協力させ、法人実効税率も８０％に引き上げる代わりに、中堅企業ならびに中小企業には、減税してあげて負担軽減を図ってあげるとともに、更には株価なんか幾らでも下落させ、謝礼程度の配当金だけでも末永く還元してあげることで、ご満足して頂ける投資家の皆様だけに株主になって頂ければ良いのだし、為替については、その分幾らでも円高にしてあげれば、輸入原材料のコスト負担の軽減に繋がるのなら、その分は幾らでも人件費などに還元してあげることで、最低賃金を生活保護よりも下回ることが無い様に、幾らでも底上げして行くことで、これを生活保護受給水準の上限として、農家への個別所得補償や最低補償年金にも適用すれば良いのだし、社会保険料についても、年収１０００万円を超える高額所得者には、喜んで残業手当の分は、どうぞ、他の若い方々や派遣社員等の皆様に廻してあげて下さいとでも言ってあげた上で、税金や社会保険料については、どうぞ幾らでも徴収して下さい、ということで、幾らでも喜んで払ってあげるようにした上で、喜んで身を縮めて肩身の狭い思いをして、そっと静かに幸せに暮らすことだけを誇りとすれば良いのだし、変な見栄を張る様な連中に対しては、幾らでも白い目で見てやりながら、そっと静かに横に追いやりながら、ただひっそりと静まり返った社会に変えて行くことで、貧富の格差がある一定の範囲内にまで縮小し、この中で誰もが損することも無く、誰もが得することが出来て、共に幸せに暮らすことが出来るだけの社会福祉国家となることで、対米従属からもそっと静かに離れて、世界の中で、ただひっそりと自立して存続して行くことで、変な戦争に巻き込まれることもなく、北朝鮮や韓国に対しては、上手く騙されたふりをして、変なとばっちりさえ受けることが無い様に、北朝鮮が戦争ごっこしたければ、どうぞご勝手に、ということで、幾らでも突き放してしまうことで、中国やロシアと共に、そっと静かにいないふりをしてあげるようにすれば良いだけのことですよね。 これなら、財界に対しても、騙されたふりをすれば、「責めてもの愛国心というものがあれば、この程度の負担なんか、幾らでも出来て当然のことだし、幾らでも利益に貢献してあげますから、もっともっと幾らでも過酷な負担にも耐えてあげますから、もっともっと幾らでも苦しんで下さい」とでも言ってあげることで、幾らでも全人類と共に、幾らでも喜んで悲しませてあげると共に、喜んで利益に貢献してあげるようにすれば良いのだし、それこそ、安倍総理に対しても、全人類と共に、幾らでも喜んで馬鹿にしてやって、「アベノ総懺悔」とでも称して、自民党ならびに維新の会を、コテンパに叩き潰して、幾らでも、お仲間と共に、喜んで悲しませてあげた上で、そっと静かに没落させてあげるようにすれば良いのでは無いでしょうか。
07. 2013年4月10日 21:40:20 : QBrYpzDGwo 　東電という企業が独占企業でいられたということは、そこに政府関係者が天下りとしてポストを持っていたからだ。行政官というのは権限行使（本来は厳密に言えば権限行使は出来ない筈だが通達や行政指導を駆使して税金を湯水のように懐に入れていた）はしても、最終責任は国民主権の制度の下では閣僚が負うことを承知していて、大変な無責任意識だから、そういう人間が多く上級ポストにいる東電のような大企業は、無責任意識の塊となる。「悪いのは俺じゃない、誰か責任者いるでしょう」、という訳だ。おそらく、今でも危機意識を持っている者は東電の管理機構にはいないのではないか、それが重大な問題だ。要するに、無責任は官僚というか、高級公務員の習い性なのだから、彼らがトップにいたということが全てを狂わしていたということだ。 　こうなったら誰がトップに立っても出来るのだから、これまでの管理機構に付いていた人間から全財産を没収し、ホームレスになるくらいの痛い目に合ってもらいたい。とはいうものの、ここまで政府関係者が大企業に天下りポストを確保し、裁判官人事も法務省官僚の手になるようでは刑事罰はおろか、訴訟すらも絶望的だが。
08. 2013年4月11日 00:37:11 : YxpFguEt7k 森摂氏 「１００万年に１回という「何の根拠もない」数字をメディアが額面どおりに受け止め、原子力行政史上初と持ち上げるのは不思議」 https://twitter.com/setsumori/status/322004121924276225 伊藤公紀氏 「原子力規制委員会が立てた100万炉年に一回以下という事故確率目標。複数の事故要因を独立とする「単一事象仮定」を採用すれば容易に出る数字。例えば、10年に一回の事故要因が独立で、かつ6個重なるときに重大事故となるなら、100万年に一回。問題は、「独立」ではないこと。」 https://twitter.com/Itoh_Kiminori/status/322006427197644801 同時に起きちゃうことが分かった。

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