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歴史認識が広げる混迷 週のはじめに考える 中日新聞社説 
http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/844.html
投稿者 かさっこ地蔵 日時 2013 年 5 月 19 日 09:57:49: AtMSjtXKW4rJY
 

http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2013051902000096.html
2013年5月19日 中日新聞社説


 安倍政権の歴史認識が波紋を広げています。アジア諸国のみならず、最大の同盟国たる米国からも募る懸念の声を、どう受け止めるのでしょうか。

 率直な物言いで知られるポーランド外相シコルスキ氏が、外交評論誌「フォーリン・アフェアーズ」の最新号のインタビューで語っています。

ポーランドの対独観

 「ドイツとの和解は今や完全に決着したと思っている。われわれは条約に基づいた同盟国、欧州連合(EU)のパートナーで、重要なEUプロジェクトの共同推進者でもあります」

 ドイツに一度ならず蹂躙(じゅうりん)された歴史を持つポーランドです。シコルスキ氏が一昨年表明した「欧州の改革のためにはドイツがより強い指導力を発揮する責任がある」との異例の発言は、周囲を驚かせました。

 「あの発言はユーロ圏が崩壊し何か黙示録的な事態が起きるのではないか、と恐れられていた時のものです。欧州、特にポーランドは自己主張を強めるドイツには懸念を抱いています。しかし、欧州大陸で経済、財政的に最強の勢力であってみれば、最大の責任を伴うのも当然のことでしょう」

 欧州におけるドイツの戦後処理問題は、今も浮かんでは消え、消えては浮かんでいます。ユーロ問題をめぐり決定権を握るメルケル首相が主導する緊縮政策をめぐっては、支援を受ける南欧諸国から「ナチスさながらの専制的手法」など、辛辣(しんらつ)な批判がわき起こったのは記憶に新しいところです。今秋の総選挙を前に、「新たなドイツ問題」が浮上している、との議論すらあります。

 それでも戦後、謀殺罪の時効廃止などに見られた加害者追及の徹底、イスラエルへの補償から連邦補償法や強制労働補償基金設立に示された被害者救済措置、そして歴史教育の徹底、歴史教科書研究に見られる再発防止措置など、ドイツが積み重ねてきた周辺諸国との和解の実績がなければ、現在の統合プロセスそのものもあり得なかったことには誰も疑いを差し挟まないでしょう。

 戦後のドイツ・ポーランド関係にしばしば例えられてきたのが、日韓関係でした。朴槿恵・韓国大統領の父親は、一九六五年、五億ドルの請求権資金供与、植民地支配の個人補償放棄などで合意した日韓国交正常化を実現した朴正熙大統領です。半世紀を経た日韓関係を測る上で、これ以上相応(ふさわ)しい人もいないでしょう。

同盟国が示した懸念

 しかし、先の訪米に際し、朴氏が連邦両院合同会議で行った演説を聞く限り、ポーランドが抱くに至ったドイツ観とは全く趣を異にするものでした。

 朝鮮戦争が休戦となった一九五三年、年間一人当たり六十七ドルでしのいでいた韓国が、「無二の友好国たる米国の支援」のもと、自動車産業、貿易総額などで世界のトップ10入りするまでになった「成功物語」を語る朴氏は自信に満ちていました。

 かつて自らをアジアのポーランドになぞらえていた韓国ですが、今や、自らをフランスに匹敵すると自負するまでになった、との見方もあります。歴史問題に触れたくだりで「過去に盲目になる者は、将来も見えない」とまで言わしめた背景には、こうした意識が働いたのかもしれません。

 安倍政権の経済政策で、日本が再び国際社会の注目を浴びようというなか、その歴史認識をめぐって最大の同盟国米国からも強い懸念が示されているのは皮肉です。元来日本に批判的なメディアはともあれ今月にかけて発表された米議会調査局の報告書が示した警戒心は次元を異にするものです。

 「安倍首相と閣僚による歴史問題に関する言動は、日本と周辺諸国の関係を揺るがし、米国の国益を損ないかねない」「最大の懸念は、尖閣諸島をめぐり、米国が日本と中国との武力抗争に直接巻き込まれかねない問題であろう」

 調査局は議会図書館の一調査部門とはいえ、その報告には上下両院議会審議の基調を成す重要な意味があります。日中間の武力抗争と国益毀損(きそん)に言及せざるを得なかった米国の危機感は重く受け止めなければならないでしょう。

問われる内向き論理

 慰安婦問題に関する河野談話、戦後五十周年の村山談話に関し当初、見直しの意向も見せていた安倍政権でしたが、内外の批判、唐突な橋下大阪市長発言もあって踏襲の方針に当面修正しました。

 欧米諸国とも、それぞれ負の歴史を背負いつつ、グローバル時代の新たな関係構築を模索しています。内向き一辺倒の論理が国際的な文脈の中でどう受け止められるか。その自覚が欠けていると言わざるを得ません。


 

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コメント
 
01. 2013年5月19日 11:00:35 : DW14nz2D5c

皆さんご存知か知らないが、ハクチョンピー大統領は、独裁者でKCIAを用いて恐ろしい恐怖政治を敷いていた。
その為に韓国の民主主義は死んでいた。勿論経済も停滞し北朝鮮以下であった。
それを大統領警護室長がズドンと一発で射殺して韓国の独裁政治を終わらせた。
その後、半ばクーデター的に軍の将軍出身の大統領が続いたが、そのズドンと一発の恐怖が威力を発揮して、
日本が歴史を逆行し民主主義が廃れて行くのに対象的に、ついに韓国はアジア随一の民主強国になったのである。

韓国ではどう扱われているかは知らないが、その大統領警護室長は、謂わば韓国の民主化の父と言える人である。



02. 2013年5月19日 20:05:34 : plsk27d8TE
下痢ゾウ縊死VAKAが民主は
アメリカとの同盟関係致命的に壊したといった
さあ、兵器オタクの縊死VAKAよ
下痢ゾウは軍拡ペンタゴン以外は全否定だ
下痢男はアメリカの価値観を否定したぞ
自滅党が自滅するのはいいが
日本をお前らの巻き添えでまた自滅させるのか
下痢ゾウのせいで日本をイラクにしないでくれ
アメリカの都合で戦争に参加するべきでない
国連主導がまだ正しい非戦の道だ

03. 大和狼 2013年5月19日 21:33:49 : 4bXKnGQAUaNEQ : CsjEAIuqiA
社説といい、コメントと言い、下痢垂れ流し状態だな。
一言指摘しておけば、日本はナチのようなホロコースト
異民族絶滅抹殺など意図したこともなければ
行った事もない。
ドイツのような清算をする筋違いもない。
ファシスト中国共産党は一億に近い自国民を
抹殺し、チベットウイグルは言うに及ばず。
韓国は自国民40万人以上殺し、埋めている。
さらに言えばファシスト中国共産党は自国民を
捕まえ臓器を摘出するという悪魔のビジネスに
手を真っ赤に血塗りの悪行を続けている。
日本は胸を張り平和国家の戦後の歴史を誇れば良い。
アメリカの戦後史が多民族の血で手を汚してないとでも言うのか?
歴史認識を正すべきは日本ではない。
まあそれがわからない日本人とマスゴミは
魂の無い亡霊だな。

04. 2013年5月20日 10:24:15 : AiteFO8HZk
アメリカが歴史認識とかいう資格が存在しないだろう。
さんざん、日本に戦争しかけておいて、窮鼠猫をかむ状態に
して、真珠湾で先に手をだしたのが日本だから、侵略国だとか
プロパガンダも歴史の流れには抗しきれない。
真実はアメリカがしかけた戦争だ。
おまけに原爆まで投下した。
日本は日本の道を行けばよい。それは先人が示してくれている。
先人はアジアから白人の植民地支配を駆逐した。
アメリカはそのつけを朝鮮やベトナムで払ったにすぎない。

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