★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK148 > 454.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
橋下氏も触れた「従軍慰安婦」“新証拠”:好機を潰し「従軍慰安婦」問題に日本を縛り付け続ける安倍内閣 
http://www.asyura2.com/13/senkyo148/msg/454.html
投稿者 あっしら 日時 2013 年 5 月 28 日 18:42:31: Mo7ApAlflbQ6s
 


 「従軍慰安婦」問題をめぐる橋下氏の発言の初回でも触れられた強制性を示す“新証拠”については、その後、具体的に報じられることもなく、外国特派員協会を含め、橋下氏とメディア関係者のやり取りの場でも取り上げられていない。

 阿修羅にもまだ投稿されていないようなので、「従軍慰安婦」問題に関する“新証拠”がどのようなもので、それに対し、安倍内閣がどのように対応したのかを紹介したい。


 「従軍慰安婦」発言騒動=橋下氏という構図が出来上がっているが、これ自体がメディアの“誤報”=誘導によるものであり、今さらのように「従軍慰安婦」問題に火を放ち、日本を不名誉な位置に追い込んできた張本人は安倍首相である。

 アホな人権派は、“過激な”橋下的言動に惑わされて矛先を橋下氏に向けているが、安倍氏の言動に較べればずっと良質な発言だとも言える。

 “新証拠”というのは、共産党の紙参議院議員が「日本軍「慰安婦」問題の強制連行を示す文書に関する質問主意書」というタイトルで提出し、安倍内閣が、「参議院議員紙智子君提出日本軍 「慰安婦」 問題の強制連行を示す文書に関する質問に対する答弁書」として閣議決定した内容である。

 ご存じのように、将兵が個人的に行った強姦ではなく、将兵向け慰安所で働かせるために軍組織が女性を強制的に連行したケースは、既に、インドネシアの国際軍事裁判などでも明らかになっている。

 しかし、安倍内閣を含む日本政府の「強制連行」の定義は、日本政府や日本軍中央が指示したものや軍や官憲が組織的に家に踏み込んで強制的に女性を連行したものと“いうらしい”ので、今回の“新証拠”も、政府や軍による「強制連行」の証拠になるものとは言えない。

 出所は、「一九九九年度に法務省から国立公文書館に移管された東京裁判(極東国際軍事裁判)関係文書「A級極東国際軍事裁判記録(和文)(NO.一六)、(NO.五三)、(NO.五四)」の文書綴り」ということなので、事実がどうであったかはともかく、それが裁判の証拠として採用され被告(陸軍中尉)が有罪になったという経緯があるのなら、日本政府は、サンフランシスコ講和条約第十一条に基づき、それを受け容れなければならない義務を負っている。


 主要部分を抜き出し質疑応答形式にしたものと質問主意書と答弁書の全文を末尾に乗せている。

まず、ざっと経緯を説明する。

 中国の桂林で(おそらく中国人による)女工の募集に応じた女性(複数)が、日本人に引き渡されたのち自動車で別の場所に連れて行かれ、娼婦として働くよう迫られた。女性たちは拒否したが、日本軍の憲兵がやってきて、娼婦にならないのなら、夫の居場所を知っているから責任をとらせると脅されたとする中国人女性の訴えである。

 この訴えに対し、戦後の国際軍事法廷で、訴えにある憲兵と同一人物かどうかはわからないが、陸軍中尉は、自分が兵士のために娼家(慰安設備)をつくったこと、強制してそこで働かせた女性は5人であること、働かせた期間が8ヶ月であることを宣誓供述している。


 「従軍慰安婦」問題がずるずると泥沼化している一因は、このような経緯を事実として認めた上でも、Aは「強制連行」ではないとし、Bは「強制連行」だとするような対立が存在していることにある。

 それほどリベラルでなくとも、上述したケースが事実であれば、軍関係者が慰安婦にするためある女性たちを強制連行したと認定するBを支持するひとが多いだろう。

 しかし、日本政府は、政府や軍中央が強制的に連行してでも慰安婦にしなさいという指示が書かれた文書や軍や官憲が組織的に家に踏み込んで女性を力づくで連れて行ったという事実でなければ「強制連行」とはしないから、このケースは、強制連行ではないとするAを支持することになる。

 神学論争とも言えない逃げ口上に近い「強制連行」定義が、まもなく戦後70年にもなろうとしている現在でもなお、日本及び日本人を「従軍慰安婦」問題に縛り付けているのである。

 私は、この「従軍慰安婦」問題を早急に決着させるため、明らかになっている“事実”をもって「強制連行」を認め、より突っ込んだ謝罪と賠償を行うべきと考えている。

 今回のケースで言えば、「駐屯地の憲兵が自身の判断で行ったケースではあるが、れっきとした日本軍将校であり、設営した慰安所施設も部隊全員のためのものであり、最低でも8ヶ月間は運営されている。慰安所を設営し女性を強制的に就労させた将校は、日本軍によって処罰された状況はない。脅迫をともなうかたちで慰安所で無理やり働かせた経緯は強制的な連行に相当すると判断し、駐屯部隊責任者が暗黙であれ認めたフシもうかがわれることから、日本軍が関わった強制連行のケースとして認める。ここに、日本政府は深く謝罪する」といったようなかたちでこのケースを利用し、「従軍慰安婦」問題の早期決着に動くべきだと思う。

 しかし、安倍内閣は、腰が引けた共産党紙参議院議員の助けもあるが、木で鼻を括るような答弁で済ましている。

※ 紙議員は「極東国際軍事裁判の評価は様々な立場があるとしても、提出された戦争犯罪の事実は重く受け止めなければならないと思料する」と書いているが、サ条約第十一条があるのだから、「極東国際軍事裁判の評価は様々な立場」といったエクスキューズは要らない。また、あれこれ問うのではなく、このケースが、政府や軍中央の責任かどうかは別として、軍による強制連行と判断されるものなのかずばり質問して欲しかった。


 日本政府が「従軍慰安婦」問題にのらりくらりいい加減に対応していることは、今回のケースでも、1999年度に法務省から国立公文書館に移管された文書が対象になっているのに、「政府としては、これまで、平成四年七月六日と平成五年八月四日の二度にわたり、その結果を発表し、二同日の調査結果の発表は、政府として全力を挙げて誠実に調査した結果を全体的に取りまとめたものであり、一つの区切りをなすものであるが、事柄の性質上、その後も新しい資料が発見される可能性はあることから、そのような場合には、関係省庁等に対して内閣官房に報告をするよう求めている」と応えていることからでもわかる。

 “日本”の法務省は、1999年度以前から、対象の文書を保管していたのであり、「従軍慰安婦」問題を調査しているときになぜそれが官房に報告されなかったのかということが問題になる。
 大騒ぎになって調査が行われた経緯があるのに、法務省は手持ちの重要な資料を提出しなかった可能性がある。

 さらに、このケースが強制連行の証拠になるのではという紙議員の問いに対し、唖米内閣は、

「お尋ねについては、一の2についてで述べた平成五年八月四日の調査結果の発表までに政府が発見した資料の中には、軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示すような記述は見当たらなかったものである。

 なお、同日の内閣官房長官談話は、政府において、平成三年十二月から平成五年八月まで関係資料の調査及び関係者からの聞き取りを行い、これらを全体として判断した結果、当該談話の内容となったものである。」

と、木で鼻を括るような答弁で済ましている。


 端的に言えば、安倍内閣は、このケースが強制連行にあたるのかどうかさえ答えなかった。

 安倍首相は、恥知らずにも、今回のケースとはまったく無関係な「河野談話」を持ち出し、その調査結果の発表までに軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示すような記述は見当たらなかったと答えているだけなのである。

【質問主意書より質問の前提となる事実関係】
「一九九九年度に法務省から国立公文書館に移管された東京裁判(極東国際軍事裁判)関係文書「A級極東国際軍事裁判記録(和文)(NO.一六)、(NO.五三)、(NO.五四)」の文書綴りに、軍や官憲が「慰安婦」被害女性を強制的に連行した証拠書類が残されていることが判明している。

書証番号三五三の「桂林市民控訴 其ノ一」、書証番号一七二五の「訊問調書」、書証番号一七九四の「日本陸軍中尉ノ陳述書」である。

 ・ 書証番号三五三の文書には、中国桂林での事案として、「工場ノ設立ヲ宣伝シ四方ヨリ女工ヲ招致シ、麗澤門外ニ連レ行キ強迫シテ妓女トシテ獣ノ如キ軍隊ノ淫楽ニ供シタ。」との記述がある。

 ・ 書証番号一七二五の文書には、被害女性の証言として「私ヲ他ノ六人ノ婦人ヤ少女等ト一緒ニ連レテ収容所ノ外側ニアッタ警察署ヘ連レテ行ッタ。(中略)私等ヲ日本軍俘虜収容所事務所ヘ連レテ行キマシタ。此処デ私等ハ三人ノ日本人ニ引渡サレテ三台ノ私有自動車デ「マゲラン」ヘ輸送サレ、(中略)私達ハ再ビ日本人医師ニ依ッテ健康診断ヲ受ケマシタ。此囘ハ少女等モ含ンデ居マシタ。其処デ私達ハ日本人向キ娼楼ニ向ケラレルモノデアルト聞カサレマシタ。(中略)私ハ一憲兵将校ガ入ッテ来ルマデ反抗シマシタ。其憲兵ハ私達ハ日本人ヲ接待シナケレバナラナイ。何故カト云ヘバ若シ吾々ガ進ンデ応ジナイナラバ、居所ガ判ッテヰル吾々ノ夫ガ責任ヲ問ハレルト私ニ語リマシタ。」と記録されている。

 ・ 書証番号一七九四は日本陸軍中尉の宣誓陳述書であるが、次の一問一答が記録されている。

 問「或ル証人ハ貴方ガ婦女達ヲ強姦シソノ婦人達ハ兵営ヘ連レテ行カレ日本人達ノ用ニ供セラレタト言ヒマシタガソレハ本当デスカ」
 答「私ハ兵隊達ノ為ニ娼家ヲ一軒設ケ私自身モ之ヲ利用シマシタ」
 問「婦女達ハソノ娼家ニ行クコトヲ快諾シマシタカ」
 答「或者ハ快諾シ或ル者ハ快諾シマセンデシタ」
 問「幾人女ガソコニ居リマシタカ」
 答「六人デス」
 問「ソノ女達ノ中幾人ガ娼家ニ入ル様ニ強ヒラレマシタカ」
 答「五人デス」
 (中略)
 問「如何程ノ期間ソノ女達ハ娼家ニ入レラレテヰマシタカ」
 答「八ヶ月間デス」

 これらの文書には、軍の直接関与、「慰安婦」被害女性に対する強制、脅迫が具体的に記述されている。」


 このような文書が確認されたことを前提に、紙参議院議員は、安倍内閣に次のように質問している。

[質問一−2]
「2 河野官房長官談話の発表後も、政府は「慰安婦」問題の調査を継続しているが、今日まで政府はこれらの文書を内閣官房に保管しているか。」

[答弁一−2]
「 御指摘の各文書については、内閣官房において保管はしていない。なお、いわゆる従軍慰安婦問題の調査については、政府としては、これまで、平成四年七月六日と平成五年八月四日の二度にわたり、その結果を発表し、二同日の調査結果の発表は、政府として全力を挙げて誠実に調査した結果を全体的に取りまとめたものであり、一つの区切りをなすものであるが、事柄の性質上、その後も新しい資料が発見される可能性はあることから、そのような場合には、関係省庁等に対して内閣官房に報告をするよう求めているところである。」


[質問一−3及び二]
「3 これらの文書は、安倍首相の答弁内容である「軍や官憲の強制連行」「人さらいのように、人の家に入っていってさらってきて、いわば慰安婦にしてしまったということ」を示す文書とみなせるのではないか。」

「二 河野官房長官談話は、直接作成に携わった石原信雄官房副長官の証言「通達とか指令とかいう文書的なもの、強制性を立証できるような物的証拠は見つけられなかったのですが、実際に慰安婦とされた人たち十六人のヒヤリングの結果は、どう考えても、これはつくり話じゃない、本人がその意思に反して慰安婦とされたことは間違いないということになって、河野談話にしたわけです」にあるように、仮に通達、通知が発見されなくても、「慰安婦」被害女性の直接の証言によって強制性を認定している。さらに数々の歴史的文書が「軍や官憲による強制」を示している。
 極東国際軍事裁判の評価は様々な立場があるとしても、提出された戦争犯罪の事実は重く受け止めなければならないと思料するが、政府の見解を明らかにされたい。」


[答弁1−3及び二]
「お尋ねについては、一の2についてで述べた平成五年八月四日の調査結果の発表までに政府が発見した資料の中には、軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示すような記述は見当たらなかったものである。

 なお、同日の内閣官房長官談話は、政府において、平成三年十二月から平成五年八月まで関係資料の調査及び関係者からの聞き取りを行い、これらを全体として判断した結果、当該談話の内容となったものである。」


=======================================================================================================================
日本軍「慰安婦」問題の強制連行を示す文書に関する質問主意書


第183回国会(常会)

質問主意書

質問第八三号

日本軍「慰安婦」問題の強制連行を示す文書に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。

  平成二十五年四月二十三日
紙   智  子   


       参議院議長 平 田 健 二 殿


   日本軍「慰安婦」問題の強制連行を示す文書に関する質問主意書

 政府は、日本軍「慰安婦」問題に関し、一九九二年から二年に渡る調査を実施し、その結果を一九九三年八月四日に慰安婦関係調査結果発表に関する河野内閣官房長官談話(以下「河野官房長官談話」という。)として発表した。

 これに対し、第一次安倍内閣は、辻元清美衆議院議員が二〇〇七年三月八日に提出した「安倍首相の「慰安婦」問題への認識に関する質問主意書」に対して「慰安婦問題については、政府において、平成三年十二月から平成五年八月まで関係資料の調査及び関係者からの聞き取りを行い、これらを全体として判断した結果、同月四日の内閣官房長官談話のとおりとなったものである。また、同日の調査結果の発表までに政府が発見した資料の中には、軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示すような記述も見当たらなかったところである」との答弁書(内閣衆質一六六第一一〇号)を閣議決定したとしている。

 安倍首相は本年一月三十一日の衆議院本会議において、わが党の志位委員長の質問に対し、「いわゆる河野談話は、当時の河野官房長官によって表明されたものであり、総理である私からこれ以上申し上げることは差し控え、官房長官による対応が適当であると考えます」と答弁したが、その一方で、本年二月七日の衆議院予算委員会において前原誠司議員の質問に対し、「強制連行を示す証拠はなかったということです。つまり、人さらいのように、人の家に入っていってさらってきて、いわば慰安婦にしてしまったということは、それを示すものはなかったということを明らかにしたわけであります」と答弁している。

 安倍首相の河野官房長官談話に対する認識と立場があらためて問われる。よって、以下質問する。


一 政府の「慰安婦関係調査」は不十分な点も多く、関係省庁が保有する「慰安婦」関係文書、資料の全てが集められたものではない。政府は内閣官房外政審議室長から関係機関に対し、一九九六年七月二十四日、「いわゆる従軍慰安婦問題に関連する資料等について(依頼)」を通知し、河野官房長官談話発表後も資料収集を行っているが、歴史研究者や「強制動員真相究明ネットワーク」などの市民団体も国立公文書館等の資料調査に継続的に取り組んでいる。

 その中で、一九九九年度に法務省から国立公文書館に移管された東京裁判(極東国際軍事裁判)関係文書「A級極東国際軍事裁判記録(和文)(NO.一六)、(NO.五三)、(NO.五四)」の文書綴りに、軍や官憲が「慰安婦」被害女性を強制的に連行した証拠書類が残されていることが判明している。書証番号三五三の「桂林市民控訴 其ノ一」、書証番号一七二五の「訊問調書」、書証番号一七九四の「日本陸軍中尉ノ陳述書」である。

 ・ 書証番号三五三の文書には、中国桂林での事案として、「工場ノ設立ヲ宣伝シ四方ヨリ女工ヲ招致シ、麗澤門外ニ連レ行キ強迫シテ妓女トシテ獣ノ如キ軍隊ノ淫楽ニ供シタ。」との記述がある。

 ・ 書証番号一七二五の文書には、被害女性の証言として「私ヲ他ノ六人ノ婦人ヤ少女等ト一緒ニ連レテ収容所ノ外側ニアッタ警察署ヘ連レテ行ッタ。(中略)私等ヲ日本軍俘虜収容所事務所ヘ連レテ行キマシタ。此処デ私等ハ三人ノ日本人ニ引渡サレテ三台ノ私有自動車デ「マゲラン」ヘ輸送サレ、(中略)私達ハ再ビ日本人医師ニ依ッテ健康診断ヲ受ケマシタ。此囘ハ少女等モ含ンデ居マシタ。其処デ私達ハ日本人向キ娼楼ニ向ケラレルモノデアルト聞カサレマシタ。(中略)私ハ一憲兵将校ガ入ッテ来ルマデ反抗シマシタ。其憲兵ハ私達ハ日本人ヲ接待シナケレバナラナイ。何故カト云ヘバ若シ吾々ガ進ンデ応ジナイナラバ、居所ガ判ッテヰル吾々ノ夫ガ責任ヲ問ハレルト私ニ語リマシタ。」と記録されている。
 ・ 書証番号一七九四は日本陸軍中尉の宣誓陳述書であるが、次の一問一答が記録されている。

 問「或ル証人ハ貴方ガ婦女達ヲ強姦シソノ婦人達ハ兵営ヘ連レテ行カレ日本人達ノ用ニ供セラレタト言ヒマシタガソレハ本当デスカ」
 答「私ハ兵隊達ノ為ニ娼家ヲ一軒設ケ私自身モ之ヲ利用シマシタ」
 問「婦女達ハソノ娼家ニ行クコトヲ快諾シマシタカ」
 答「或者ハ快諾シ或ル者ハ快諾シマセンデシタ」
 問「幾人女ガソコニ居リマシタカ」
 答「六人デス」
 問「ソノ女達ノ中幾人ガ娼家ニ入ル様ニ強ヒラレマシタカ」
 答「五人デス」
 (中略)
 問「如何程ノ期間ソノ女達ハ娼家ニ入レラレテヰマシタカ」
 答「八ヶ月間デス」

 これらの文書には、軍の直接関与、「慰安婦」被害女性に対する強制、脅迫が具体的に記述されている。

1 政府は、これらの文書の存在を河野官房長官談話発表までに承知していたか。
2 河野官房長官談話の発表後も、政府は「慰安婦」問題の調査を継続しているが、今日まで政府はこれらの文書を内閣官房に保管しているか。
3 これらの文書は、安倍首相の答弁内容である「軍や官憲の強制連行」「人さらいのように、人の家に入っていってさらってきて、いわば慰安婦にしてしまったということ」を示す文書とみなせるのではないか。

二 河野官房長官談話は、直接作成に携わった石原信雄官房副長官の証言「通達とか指令とかいう文書的なもの、強制性を立証できるような物的証拠は見つけられなかったのですが、実際に慰安婦とされた人たち十六人のヒヤリングの結果は、どう考えても、これはつくり話じゃない、本人がその意思に反して慰安婦とされたことは間違いないということになって、河野談話にしたわけです」にあるように、仮に通達、通知が発見されなくても、「慰安婦」被害女性の直接の証言によって強制性を認定している。さらに数々の歴史的文書が「軍や官憲による強制」を示している。
 極東国際軍事裁判の評価は様々な立場があるとしても、提出された戦争犯罪の事実は重く受け止めなければならないと思料するが、政府の見解を明らかにされたい。

  右質問する。


http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/183/syuh/s183083.htm
================================================================================================================
 答弁書第八三号

 内閣参質一八三第八三号

  平成二十五年五月七日
                     内閣総理大臣 安倍晋三

 参議院議長 平田 健二殿

 参議院議員紙智子君提出日本軍「慰安婦」問題の強制連行を示す文書に関する質問に対し、別紙答弁嘗を送付する。


  参議院議員紙智子君提出日本軍 「慰安婦」 問題の強制連行を示す文書に関する質問に対する答弁書

一の1について

 御指摘の文書つづりについては、法務省において保管されていたものであるが、当該文書つづりにつづられた個々の文書を取得した時期等が不明であるため、お尋ねにお答えすることは困難である。

一の2について

 御指摘の各文書については、内閣官房において保管はしていない。なお、いわゆる従軍慰安婦問題の調査については、政府としては、これまで、平成四年七月六日と平成五年八月四日の二度にわたり、その結果を発表し、二同日の調査結果の発表は、政府として全力を挙げて誠実に調査した結果を全体的に取りまとめたものであり、一つの区切りをなすものであるが、事柄の性質上、その後も新しい資料が発見される可能性はあることから、そのような場合には、関係省庁等に対して内閣官房に報告をするよう求めているところである。


一の3及び二について

 お尋ねについては、一の2についてで述べた平成五年八月四日の調査結果の発表までに政府が発見した資料の中には、軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示すような記述は見当たらなかったものである。

 なお、同日の内閣官房長官談話は、政府において、平成三年十二月から平成五年八月まで関係資料の調査及び関係者からの聞き取りを行い、これらを全体として判断した結果、当該談話の内容となったものである。


http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/183/toup/t183083.pdf

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2013年5月28日 18:46:46 : W18zBTaIM6
共産党員はみんな頭悪いから仕方ないんだ。

02. 2013年5月28日 19:49:18 : wUIvmBIsTA
なにをバカな寝言のようなことをいっているの? あっしらくん。
歳老いてそうとうアタマが鈍っているようですね。
たとえばこの記述。

 【ご存じのように、将兵が個人的に行った強姦ではなく、将兵向け慰安所で働かせるために軍組織が女性を強制的に連行したケースは、既に、インドネシアの国際軍事裁判などでも明らかになっている。】

これは白馬事件のことをいっているのでしょうが、
 「隊長は、慰安所には自由意思の者だけ雇うようにというジャカルタの第16軍司令部のガイドラインを無視した。(ガイドラインは未発見であるが証言やスマトラの第25軍の類似の通達からそのように考えられている。)」
という「軍組織」の不関与が裁判でちゃんとみとめられている。
このガイドラインはおそらく日本軍の「軍組織」共通のマニュアルであったとみなせる。(そうでないかもしれないが少なくとも南方方面の司令部はこういうガイドラインを引いていた。それはおそらく上からの指令である可能性がある。ならば他の司令部も似たり寄ったりのガイドラインをつくっていたと考えるのがふつうだ)

ま、あまり突っ込まないが「軍組織」って語彙の幅をちじめたり広げたりしていては論理が論理でもなんでもなくなるよ?


03. 中川隆 2013年5月28日 20:05:35 : 3bF/xW6Ehzs4I : W18zBTaIM6

>「軍組織」の不関与が裁判でちゃんとみとめられている。

認められてないよ:

オランダの軍事裁判の報告を調査した吉見義明によれば、

当時スマランには既に慰安所があったが、性病の蔓延から新たな慰安所の設置が計画された。慰安所設置を要請された幹部候補生隊長は、慰安所には自由意思の者だけ雇うようにというジャカルタの第16軍司令部のガイドラインを無視した。(ガイドラインは未発見であるが証言やスマトラの第25軍の類似の通達からそのように考えられている。)

複数の将校と慰安所業者は、ハルマヘラ抑留所、アンバラワ抑留所、ゲダンガン抑留所から17歳から28歳の合計35人のオランダ人女性を強制的に集め、スマラン市内のカナリ通りの建物で日本語で書いた趣旨書への署名を強制した後、スマランの4つの慰安所(将校倶楽部、スマラン倶楽部、日の丸倶楽部、青雲荘)に連行した。
3月1日から営業を始め、女性達は毎日強姦された。給料は払われず、暴行され、その上、性病を移された者、妊娠した者がいる。週に1度医師の身体検査があったが、充分な治療はほとんど行われず、医師が強姦することさえあった。

しかし自分の娘を連れ去られたオランダ人リーダーが、陸軍省俘虜部から抑留所視察に来た小田島董大佐に訴え、同大佐の勧告により16軍司令部は、1944年4月末に4箇所の慰安所を閉鎖した。(小田島大佐の視察は、事件と前後して抑留所の管理が軍政監部から現地軍司令部に移管したためのものである。)

しかしながら、日本軍は、当事者を軍法会議にかける事も処罰も行なわなかった。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10101985655


要するに、後で問題になった時に言い逃れができる様に通達だけ形式的に出していただけさ。


口頭で

通達は無視しろ、後で問題になった時は個人的犯罪だと言え

と命令してただけさ。


04. 2013年5月28日 21:00:07 : L18fuAIh9k
だけどね、橋下は「慰安婦」に謝罪したんだよな。

05. 2013年5月28日 21:04:24 : W18zBTaIM6
安部も橋下も「慰安婦」には謝罪していない。

アメリカ政府に謝罪しただけだ。


06. 2013年5月28日 21:16:53 : CaqW7AB4xQ
> 中国の桂林で(おそらく中国人による)女工の募集に応じた女性(複数)が・・

>>05. 2013年5月28日 21:04:24 : W18zBTaIM6
> 安部も橋下も「慰安婦」には謝罪していない。
> アメリカ政府に謝罪しただけだ。

上の記事の何処にも、来日した韓国人慰安婦が強制連行されたと言う証拠はない。
それ故、韓国人慰安婦の強制連行に関して謝罪する必要はない。


07. 2013年5月28日 21:40:07 : JfFbs5hoTk
自国の悪事をほじくり出して名を売り、飯を食ってきた連中がゴマンといる。
最近は、だんだん形勢が悪くなってきたのに気がついたのだろう。
一見、日本のためみたいなこと云って、わい変わらず、ほじくり出すことに
精を出しておる。巧妙に悪辣になってきてる反日日本人だな・。

自国の悪事を隠し、支那の悪事、朝鮮の悪事、アメリカの悪事を掘り出せ。


08. 2013年5月28日 22:09:13 : W18zBTaIM6
強制連行でなくても強制労働させてるから性奴隷にしたのは動かない

09. 2013年5月28日 22:52:56 : oH0Vf71516
今でもそうだ。

役人がさせたことでも民間が自主的にしてことになっている。都合の悪いことは文書にするときは民間側から提案したことにするのだ。

天下りを押し付ける場合、受け入れる業者にこのような人を受け入れたいという要望の文書を書かせるわけだ。

役人はこの文書を根拠に押し付けの天下りはない、とするわけだ。

戦時下、軍が最高意思決定機関である状態で、個人の自由意思が尊重されることがあると考える方がどうかしている。


10. 2013年5月29日 04:19:21 : Fb7GiNCLju
性奴隷だの強制連行だのって、あまり笑わせるなよ。
たとえばアメリカは黒人を奴隷としてアフリカくんだりから「強制連行」しているし、当時アフリカでは奴隷狩りが行われていた。馬や牛を集めるように。
やつらはそのことと慰安婦問題の中味が同じだとおもっている。じぶんたちがやったから発想がそこからくるんだな。語るにおちるとはこのことだ。

現代社会をみてみろ。「強制労働」もあるし「性奴隷」もいる。
ただそれが巧妙なかたちで姿を変えているだけのはなし。
そのことをほうっておいて大昔の、批判しやすい単純な形式の「強制労働」や「性奴隷」をとりあげて攻撃してどうするのだ?

あほらしくて屁がでるようなことをいつまでもいってんじゃないよ。


11. 2013年5月29日 07:36:33 : 72JXRNgy2s
>違反切符をもらったドライバーが、他の車はもっと速く走ってるのにと言ってもショーないでしょ。
この問題自体、議論してもしょうがない問題。

12. 2013年5月29日 08:43:01 : ESAreTsNdo
>11. 2013年5月29日 07:36:33 : 72JXRNgy2s
>違反切符をもらったドライバーが、他の車はもっと速く走ってるのにと言ってもショーないでしょ。


違反切符はもらってないだろ。w
どこかの異常者があつまるサイトで、
かってに違反だ、違反だと騒いでいるだけで切符なんか切りようがないだろよ。
いわば、ニセ警官がガセネタを振り回しているだけなんだからな。w
違反切符が切りたければちゃんとした証拠をもってきなさい。


13. 2013年5月29日 09:37:40 : L18fuAIh9k
10様

ただ、厄介なことに戦犯には時効がないんですよ。

14. 2013年5月29日 11:44:44 : ICDifRZ5LQ
すでに日本のウヨと世界?の世論の間では勝負はついている。言えば言うほど土つぼにはまる。

欧米列強の過去の極悪非道な行為を攻撃したければそれはそれでやればいい。事実日本の行為どころでない広がりがある。アジア・アフリカの多くの国を植民地にし中南米では王朝を滅ぼしネイティブをほぼ全滅させてしまった。しかし今その行為を表だって賞賛することは誰もしていない。


15. 2013年5月29日 16:49:00 : kIwy4SLhoE
「二日市保養所」「朝鮮進駐軍」で検索


今回、橋下発言に抗議目的で来日した「元従軍慰安婦」だが、年齢が判明した模様。
「証言通りだとしたら、当時、7歳ぐらいになって計算あわない」と在大阪記者。
さすがの朝日新聞も気づいたようで、報道を控えている。 「年齢詐称・・・」と北岡絶句。


16. ルパンIV 2013年7月08日 13:03:46 : 4e8QFK4Ecd0ZE : Fw4Kfj5Siw
 朝鮮半島の強制連行の問題とインドネシアの白人慰安婦の問題は別に扱うべきである。本質をすり替えるべきではないと思います。

 朝鮮半島の問題にについて考えてみると。証拠は無いし、慰安婦の証言も殆ど嘘であったと証明されている。韓国でも調査されている。朝日新聞や福島、高木弁護士等の似非弁護士に誘導された可能性が非常に強いのです。一部不心得者による強制的な誘拐や連行が有ったにしても。全てがそうであったかのように誇張、捏造されては困るのです。

 オランダ人の場合は、すでに責任者が処刑されている。


17. ルパンIV 2013年7月27日 13:57:32 : 4e8QFK4Ecd0ZE : Fw4Kfj5Siw
 中央大学の何とかいう先生が、英文版の内容を捏造だと言われ、人権侵害で威信を訴えた。英文は私は読んでいない。日本語での彼の主張や林だれがしかの主張は、よく似ている。彼らの主張がよく似ているのは、本質をすり替えることにある。ある一部の例を持ち出し、百派一絡げに、それが全てであったかの様に誇張することである。韓国や中国の誇張とプロパガンダによく似ている。
 しかし、度を超すとそれは誇張ではなく捏造になるのである。歴史学者なら、どこまでが本当で、どこまでが嘘なのかを明らかにするのが使命である。韓国や中国、左翼の社会主義に心酔しているのかどうかは知らないが、福島瑞穂や高木弁護士、朝日新聞の様に火の無い所に火種をばら撒き、反日を煽っているだけに過ぎない。友好どころでは無くなった。第一、日本国内だけで騒ぐならいざ知らず、英文までして、朝日ジャーナルの様に海外にまで嘘をばら撒き、日本人を愚弄するとは言語道断である。将来の若者や子供たちに遺恨を残す。

18. 2013年8月11日 21:53:36 : JNJ8G5i4bA
当時の韓国には「試し腹」という悪習があったと知りました。
ネットでたくさん出てきます。
この悪習があった倫理観の中での慰安婦問題はまた違うことになるはずです。
娘を子と思わない倫理観だった韓国社会になります。
不幸な遺児達を奴隷として使用し容認していた社会では、
奴隷が普通の社会だったでしょう。
この「試し腹」が事実かを追及してほしいです。

19. 2013年8月11日 22:27:18 : kXX0mVDAHo
>>18

「試し腹」なるものが実在したかどうかは知りませんが、
「種受け女」というのは確かに実在していたし、それを題材にした映画も
「民主化」以降の韓国で作られて話題になりました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%90%E3%82%B8

「種受け女」とは、今でいう「代理母」、つまりレンタル子宮です。


20. 2013年8月12日 08:52:13 : FyLVAAKpsU
性奴隷にされて「従軍慰安婦」とやらが、朝鮮人と朝鮮人に金・女を掴まされた人間の脳内以外には存在しない事は既に明らかなのだから、あんまり焦る必要は無い。朝鮮人に洗脳されたアホな外国人を、時間をかけてゆっくりと教え導いてあげればいい。もちろん、洗脳解除なんてすぐに完了する仕事ではないけどね。

21. MEGA 2013年10月01日 18:21:57 : RX9tuTXjWlixs : 7vzV6pSnYo
日本軍慰安婦問題は、まず「法的責任」と「道義的責任」を分けて考える必要がある。道義的責任は「アジア女性基金」などの形で表しているので、あとは法的責任が日本軍や日本国にあるかどうかが争点だ。

朝鮮人慰安婦は「軍が公式に関与した慰安所」でインドネシアやオランダの一部の慰安婦関連(白馬事件みたいなの)は「官憲の犯罪による慰安所」だから、根本的に違う枠組みで考えるべき。(公式な国家意思が関わるか関わらないかの違いだ)

「軍が公式に関与した慰安所」は他でモデルケースを探すと、オリンピックやワールドカップの会期中の売春施設がある。
「官憲の犯罪による慰安所」の他のモデルケースは、沖縄米軍の婦女暴行事件だろう。物置に監禁して輪姦を繰り返したケースなど。

前者は事実上、開催国が国家意思で裏で手を回して誘致を行っている。後者は「見つかれば閉鎖・処罰」が『ある程度以上』実現しているなら国には累は及ばないとされている。

このページのテーマは後者のケースだ。最大のポイントは『ある程度以上』という部分。
日常茶飯に現地女性の誘拐が行われ、検挙率が非常に低かったのであれば、国家に管理不行き届きの道義的責任ありと思う。しかし法的な責任は定義できるか?
日本は韓国のように「法理に逆らう司法裁定」を行うべきではない。
「親日反民族行為者財産の国家帰属に関する特別法」などは、韓国の憲法の「訴求立法の禁止」に違反している。

法理はあくまで法理として厳正に。法理上で罪となるなら認めるべきだし、ならないなら認めてはいけない。


  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
  削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告する?」をクリックお願いします。24時間程度で確認し違反が確認できたものは全て削除します。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK148掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

アマゾンカンパ 楽天カンパ      ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK148掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧