【ソウル聯合ニュース】女子サッカーの北朝鮮代表が、ソウルで２０〜２８日に開催される東アジア・カップに出場するのを機に、南北スポーツ交流が再び関心を集めている。

　北朝鮮の選手団が韓国を訪問するのは２００９年４月にソウルで開催された南アフリカワールドカップ（Ｗ杯）アジア最終予選以来となる。

　韓国と北朝鮮は２０年以上前にサッカーを通じて本格的なスポーツ交流に取り組み始めた。１９９０年にソウルと平壌のサッカー交流戦「京平サッカー大会」が４４年ぶりに復活。同年１０月に南北の選手が平壌の５・１競技場とソウル・オリンピック競技場で試合を行った。

　翌年２月に開かれた南北体育会談で双方は南北統一チームの国際大会出場という歴史的な合意に達した。南北は１９６３年１月、東京五輪に出場する統一チームの構成に向けた会談を行って以来２８回にわたり会談を続けたが、統一チームの構成に合意したのはこのときが初めてだった。

　南北は１９９１年４月、日本の千葉で開催された世界卓球選手権、同６月にポルトガル・リスボンでの国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）ワールドユース選手権に統一チーム「コリア」を出場させた。

　その後、足踏み状態が続いた南北スポーツ交流は２０００年６月の南北首脳会談を機に再び活気づいた。

　南北首脳会談に先立ち、１９９９年８月と９月に平壌では南北労働者サッカー大会と南北統一バスケットボール大会がそれぞれ開かれた。

　南北首脳会談直後、当時の金雲竜（キム・ウンヨン）大韓オリンピック委員会委員長と張雄（チャン・ウン）朝鮮オリンピック委員会副委員長は、史上初となる五輪での南北合同入場に合意し、２０００年シドニー五輪の開会式で南北の選手団は「統一旗」を掲げて同時に入場し、世界に感動を与えた。その後、南北は２００４年アテネ五輪、２００６年トリノ冬季五輪、２００７年長春アジア冬季競技大会など国際大会で９回にわたり合同入場を行った。

　特に、韓国で開催された２００２年釜山アジア競技大会と２００３年大邱夏季ユニバーシアード大会のときは、北朝鮮が選手団だけでなく大規模な応援団も派遣し、南北スポーツ交流はピークに達した。

　順調だった南北スポーツ交流は２００７年のアジア冬季競技大会後、完全に中断された。　　今年に入り、朴槿恵（パク・クンヘ）政権発足後も、北朝鮮による核実験など南北関係の冷え込みで交流再開の兆しはみられなかったが、先ごろ北朝鮮が６カ国協議再開を打診し、先月から開城工業団地の正常化に向けた南北当局間の対話の雰囲気が高まり、スポーツ交流も再び活気を帯び始めた。

　先月、韓国政府が北朝鮮に２０１４年仁川アジア競技大会への参加を要請したことが確認された。先月２７日には北朝鮮サッカー協会が女子代表チームを東アジア・カップに出場させる意向を示し、今月５日に韓国政府が北朝鮮選手の訪韓を承認した。

　ただ、北朝鮮選手団の東アジア・カップ出場を機に南北スポーツ交流が続くかどうかは見守る必要があるとの指摘も出ている。

　北朝鮮は南北関係が良好なときは応援団を派遣するほどスポーツ交流に積極的だったが、関係が悪化したときは韓国側の要請に全く反応を示さなかったため、スポーツ交流も南北関係の影響を受けるとみられる。

　hjc@yna.co.kr

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【平壌８月１日発朝鮮中央通信】朝鮮労働党第１書記、共和国国防委員会第１委員長、朝鮮人民軍最高司令官である金正恩元帥は、２０１３年東アジアカップ女子サッカー競技大会に参加して栄誉の第１位を獲得した選手たちに会った。
崔龍海、張成沢、金慶喜、姜錫柱、李英秀、李永吉、朴泰成、黄炳瑞、金炳鎬、キム・ヨンフン、馬園春、金英哲、呉琴鉄の各氏と李宗茂体育相、李柱峯体育省党委員会責任書記、金日成社会主義青年同盟中央委員会の全勇男委員長が共に参加した。
夢にも懐かしんでいた金正恩元帥に会うことになった選手たちは、大いなる光栄と幸福に溢れていた。
去る７月２０日から２７日まで、南朝鮮で全リーグ戦の方法で行われた２０１３年東アジアカップ女子サッカー競技大会でわれわれの偉い女子サッカー選手たちは、栄誉の第１位を獲得した。
金正恩元帥は、激情にかられて涙する選手たちとキム・グァンミン責任監督の手を一人一人取って、２０１３年東アジアカップ女子サッカー競技大会に参加して先軍朝鮮の栄誉を宣揚した彼らの競技成果を熱烈に祝った。
元帥は、競技大会で最優秀選手賞を授かったキム·ウンジュ選手と最多得点賞を授かったホ・ウンビョル選手、チームを勝利へ導いたキム・グァンミン責任監督の特出した成果を高くたたえた。
元帥は、わが女子サッカー選手たちが競技で主体的な競技戦法と平時に練磨したサッカー技術、頑強な闘志、団結力をよく見せたとし、彼女たちの功労を重ねて高く評価した。
特に、偉大な祖国解放戦争(朝鮮戦争)勝利６０周年になる戦勝節に優勝することによって、勝利の７・２７を意義深く慶祝するわが軍隊と人民に喜びと歓喜を添え、必勝の信念と楽観を与えたと述べた。
元帥は、国際サッカー競技で勝利し、共和国旗をはためかすのは千万の軍民を闘争と偉勲へ呼び起こすうえで百の言葉、千の言葉にも代えられない大きなアピール力と感化力を持つと語った。
わが国の女子サッカーは伝統があり勝算があるだけに、女子サッカーをさらに発展させるのに大きな力を入れ、深い関心を払うことによってかつて国際競技で名声をとどろかしたリ・グムスッさんのような選手が多く輩出するようにすべきだと述べた。
元帥は、わが選手たちが収めた成果を再度高く評価し、彼女たちに代を継いで末永く伝えるべき恩情のこもった贈物をした。
金正恩元帥は、今回の競技大会で収めた成果を強固にし、訓練でより多くの汗を流すことによって今後も、国際競技ごとで金メダルで祖国の栄誉をより力強く宣揚していくものとの期待と確信を表明し、女子サッカー選手たちと共に記念写真を撮った。―――

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正恩氏　東アジア杯優勝の女子サッカー代表を祝福

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）第１書記は、先ごろ韓国で行われたサッカーの東アジア・カップで優勝した北朝鮮女子代表に会い健闘をたたえた。朝鮮中央通信が１日報じた。

　ただ、金第１書記がいつ、どこで選手らに会ったのかについては伝えていない。

　中央通信によると、金第１書記は選手や監督一人一人の手を握った。特に、大会最優秀選手に選ばれたキム・ウンジュと得点王のホ・ウンビョル、キム・グァンミン責任監督をたたえたという。

　また金第１書記は、北朝鮮が「戦勝記念日」と位置づけている朝鮮戦争休戦協定締結日の７月２７日に優勝を決めたことに言及し、「われわれの軍隊と人民に必勝の精神と喜びをもたらした」と述べ、選手らに贈り物を配り記念写真を撮った。　

聯合ニュース

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【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）第１書記は、先ごろ韓国で行われたサッカーの東アジア・カップで優勝した北朝鮮女子代表に会い健闘をたたえた。朝鮮中央通信が１日報じた。

　ただ、金第１書記がいつ、どこで選手らに会ったのかについては伝えていない。

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朝鮮中央通信が掲載した関連写真＝（聯合ニュース）
　中央通信によると、金第１書記は選手や監督一人一人の手を握った。特に、大会最優秀選手に選ばれたキム・ウンジュと得点王のホ・ウンビョル、キム・グァンミン責任監督をたたえたという。

　また金第１書記は、北朝鮮が「戦勝記念日」と位置づけている朝鮮戦争休戦協定締結日の７月２７日に優勝を決めたことに言及し、「われわれの軍隊と人民に必勝の精神と喜びをもたらした」と述べ、選手らに贈り物を配り記念写真を撮った。　

sjp@yna.co.kr

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