★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK148 > 860.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
米国が尖閣の「領有権争い」を認めた真相  [春名幹男「国際情報を読む」] (日刊ゲンダイ) 
http://www.asyura2.com/13/senkyo148/msg/860.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 6 月 07 日 00:17:01: igsppGRN/E9PQ
 

http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-8988.html
2013/6/6 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ


1972年の日中国交正常化の際、田中角栄、周恩来両首相の間で、尖閣諸島問題を「棚上げする」との合意があった、という野中広務元官房長官の発言が波紋を広げている。

「棚上げすべき領土問題は存在しない」(岸田文雄外相)というのが日本政府の立場で、だから、野中発言は許せないとなる。

だが、日本政府の立場にも齟齬はある。2010年秋には当時の前原誠司外相は論説委員らとのオフレコ会見で「日中間に黙契(暗黙の了解)がある」と言っているし、宮本雄二元中国大使は昨年7月7日付朝日新聞で、日中外交当局者間で現状維持という「暗黙の了解」があったと述べた。そもそも領土問題がないのであれば、暗黙の了解を交わす必要はないはずだ。

もう一つ重大なのは、同盟国である米国が、尖閣諸島が日本の施政下にあると認定すると同時に、「領有権争い」が存在することも認め、当事国間の話し合いで解決すべきだとの公式の態度をとっていることだ。

そもそも、米国が尖閣諸島の主権が日本にあることを認めないため、中国はいつまでも攻勢の手を緩めないのだ。

なぜ、米国は尖閣諸島の主権が日本にあることを認めないのか。

外務省ホームページによると、サンフランシスコ平和条約(1951年)で尖閣諸島を含む琉球諸島は「米国の施政下に置かれ」たが、1972年の沖縄返還以降、尖閣は「日本の施政下にある」と明記している。 では「主権」はどうか。

米側は平和条約以後、尖閣を含む琉球諸島の「潜在主権」が日本にあることを認めていた。だから、「沖縄返還」で当然、琉球諸島の主権も尖閣諸島の主権も日本側に原状復帰したと考えるのが当然だ。しかし、外務省のホームページにはそのような記述はない。

実は、沖縄返還協定が調印された1971年6月17日、国務省スポークスマンは記者団の質問に答えて「尖閣諸島の返還が中華民国(台湾)の(領土)主張を侵害するものではないと信ずる」と表明していたのだ。しかし、当時、日本側はそのやりとりに全く注目しなかった。

愛知揆一外相がその発表内容について駐日米公使から説明を受けたのは、沖縄返還協定調印の前日だった。外相が抗議したという記録はないが、その舞台裏では、米台間で息詰まる外交ドラマが展開されていた。台湾は「尖閣諸島を返還しないなら、繊維交渉で妥協してもいい」と米側に極秘提案していたのである。

ニクソン政権は動揺したが、結局、尖閣も含めて琉球諸島を日本側に返還した。そのかわり、台湾の要求を入れて、領有権争いの存在を認めたのだ。

その経緯の詳細は来週発売の月刊「文藝春秋」に掲載される拙論で明らかにしたい。


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2013年6月07日 06:39:44 : UEFkqpiVoY
1979年5月31日 読売新聞社説
http://www005.upp.so-net.ne.jp/mediawatching/yomiurieditorial19790531.htm

02. xyzxyz 2013年6月07日 09:29:13 : hVWJEmY6Wpyl6 : JI2Seycs4s
>>1
時が流れるとこうも意見が変わるものなんですね。
もっとも尖閣沖縄は日本の領土と宣言してた毛沢東の発言記録を踏みにじって
今更尖閣は中国領土と言い出した、一党独裁共産党の初代トップの発言すらも
蹴り飛ばして覇権主義に邁進する中国よりはマシと言えるけど。

日本も国連の場で、中国の代表に「あなたは毛沢東の尖閣は日本の領土という意思を踏み
にじる反動分子か?言ってみろ!」と迫ればいいのに。


03. 2013年6月07日 11:27:34 : eDSpB4Kx1M
毛沢東も民国政府を揺さぶるために言ってみただけ。

04. 2013年6月07日 16:17:10 : esmsVHFkrM

02. xyzxyz、

それもどこかの右翼ブログに書いてあったのでしょうか。

ちゃんと自分で「再検証したり裏取り」しておられるのでしょうか。


05. 2013年6月09日 00:12:17 : cOuLUPt4iE
 尖閣問題で、キッシンジャー国務長官(1971年6月)

「条約に関して具体的な境界線を宣言したとき、われわれは尖閣諸島を含めたが、それに対し異議は出なかった。その時点で話に決着はついている」

『尖閣諸島の日本返還巡る米の録音記録』
(NHK) 春名 http://t.co/9Nq0VIi1mw

NHKが米中首脳会談直前に、かつての米国の態度を公表し、中側へ譲歩せぬよう牽制したともとれる。
今の米側態度、尖閣「中立」は、たとえればこんな感じ:
「昔、米を出し抜いて、日中だけでで結論に達したんだろ、今も日中だけで決めればイイじゃんw 日本は都合いい時だけ米の力借りるのか?」(「米中新時代」でワシらは、うまく行くさ)とかんがえてる



  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
  削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告する?」をクリックお願いします。24時間程度で確認し違反が確認できたものは全て削除します。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK148掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

アマゾンカンパ 楽天カンパ      ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK148掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧