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2013年06月24日　板垣 英憲（いたがき えいけん）「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆参院議員選挙（７月２１日）の各党勢力がどうなるかを占う東京都議会選挙が6月２３日行われ、即日開票の結果、自民党が大圧勝した。第２党は、公明党だった。民主党は第１党から第４党に転落という落ちぶれぶりだ。開票が始まってわずか2時間後に自民党、公明党を併せて「過半数の６４議席」を突破するというスピードであった。しかも、自民党候補者５９人、公明党候補者２３人、それぞれ全員当選、パーフェクトな戦いぶりであった。国政の政権与党の勢力が、そのまま東京都議会に「相似形」に反映した形だ。

　国政の野党は、小党分裂状態になっているので、それが東京都議会の勢力図とほぼ同じような構図となり、各党の得票が議席獲得の力にならず、惨敗を招いた。やはり、一致団結して、得票を一つにまとめなければ、戦いに勝つことはできない。自明なことであった。

　日本維新の会は、当選者がたったの２人に止まり、大惨敗した。橋下徹共同代表（大阪市長）の「韓国・元慰安婦」発言をめぐる「舌禍事件」が、モロに大打撃となった。

◆今回の東京都議会選挙は、安倍晋三首相が進めている「アベノミクス」の是非を問う以外、「争点」が希薄で、「憲法改正、第９６条改正、第9条改正→国防軍＝皇軍創設」などは、国政マターのため、争点にもならず、都民有権者にとっては、決して面白い選挙とはならなかった。それが、ズバリ、低投票率（４３.５０％、前回より１０.９９％減、平成９年の選挙に次いで過去２番目に低い記録）という数字に表れた。

　産経新聞ｍｓｎ産経ニュースは6月23日午後9時10分、「自公、過半数超す勢い　民主・第三極は苦しい戦い」という見出しをつけて、以下のように配信した。

　「参院選の前哨戦として各党が国政選挙並みの態勢で臨んだ東京都議選（定数１２７）が２３日、投開票された。前回選（平成２１年）で大敗した自民党が現有の３９議席から伸ばし、都議会第一党と、公明党と合わせて過半数（６４議席）を超える勢いとなった。安倍政権の経済政策『アベノミクス』の是非が争点化したため、選挙結果が一定の評価を与えたことになり、参院選に向けた各党の戦略に影響しそうだ。都議選には計４２選挙区に前回（２２１人）を上回る２５３人が立候補、１０党派が乱立した。しかし、参院選が控える中で、アベノミクスなど国政の課題は持ち込まれたものの、都民にとって身近な都政上の争点には乏しく、有権者の関心は高まらなかった。各党は党首クラスを街頭に投入。参院選の立候補予定者も都議選に便乗し、自身のアピールにつなげようと躍起になった」

◆東京都議会議員選挙は、参院議員選挙の前哨戦となったことから、この傾向が反映すれば、現在も続いている「衆参ねじれ現象」が解消される可能性大を予感させている。

　ただし、これは首都での議会議員選挙であるので、これがそのまま、地方での傾向に当て嵌まるかとなれば、即断できない。

　それは、政策マターが、東京都が抱えているものとは違うからである。ＴＰＰ参加問題、原発再稼働問題、沖縄米軍普天間飛行場移設問題、混合医療拡大導入問題などと、「争点」がいくつもある。

　さらに、最近の「首長選挙」、たとえば、静岡県知事、さいたま市長、千葉市長、名古屋市長選挙などで、自民・公明連合軍が、軒並み敗北している。これらは、都議会議員選挙の結果を参院議員選挙結果に、そっくりそのまま当て嵌めると間違うかも知れないという大きな要素になっている。だから、「衆参ねじれ現象」が解消される可能性が大となっているとは言っても、楽観が許されないということになる。やはり、選挙というものは、運動期間が終わるまで、懸命に戦わなければならない。陣営の気が緩むと、足をすくわれることになる。

コメント
01. 2013年6月24日 07:10:00 : AWeBih45kE ＞　東京都議会選挙の自民党大圧勝が、参院議員選挙の結果と「相似形」になると思い込むのは甘い、極めて危険だ あれ？板垣さん、これって自公党に対して言っているってことですか？
02. 米犬 2013年6月24日 07:18:25 : PUHl6PtDGaXFs : 4Q80R8Zler そりゃそうだ 板垣氏は「参議院銀選挙では生活の党大圧勝！！」を望んでいるから、相似どころか正反対の結果を妄想しているわけである この後の及んで民主党に期待しているとすれば頭がおかしい
03. 2013年6月24日 08:58:43 : ewISmrbOI7 この結果を見て、民主党を中心とした「大同団結」をしないと自公独裁が進むばかり、 ということが理解できない人は、もう政治家を辞めた方がいいね。 小沢氏が民主党に「呼びかけ」をし、民主党候補を「推薦」したのはそういうことだ。 民主党で小沢氏を追い出した勢力は、いよいよ居場所がなくなるだろう。 所詮は鉄砲玉のチンピラ。用が済めばだれもフォローしてくれないからな。
04. 日高見連邦共和国 2013年6月24日 09:02:55 : ZtjAE5Qu8buIw : IeaB3HQJJg ＞０２　『米犬』＝『新自由主義クラブ』 おいおい、何べろ出して喜んでる？ この“低投票率”に危機感を抱かない者が居るのか？ 民主主義の死だ、って言っても理解できないんだろうがね・・・ そもそも、この選挙での“争点”は何だったの？ “政策の選択”の無いトコロに選挙民の“付託”なんて存在し得ないだろう？ これがこの国の首都の“民度”かい？
05. 2013年6月24日 10:05:44 : x9ejSSlKew 　既得権益塗れの東京ｗｗｗ殆どが天下り公務員関連会社とかｗｗｗそのうち潰れて、社会に対応出来ない奴らが自害するって知ってますか？
06. 2013年6月24日 11:28:19 : 4FsjLwd00E アホノミックスはすでに破綻しているのに、メディアは懲りずに喧伝している。国民を騙すのもいい加減にしないと、この都議選の浮かれが必ずや己の身に降りかかることを自戒すべしである。４年前の民主党の馬鹿議員たちの浮かれが、今日のこのすさまじい凋落ぶりに現れている。みんなが躍進といえども、相変わらずの議席数。かつての新自由クラブ程度の伸びで、いずれ自民に復党するしか方法がないだろう。自民に喧嘩を売って飛び出したところで、政党としての組織は腑弱。いずれ時期を見て母屋に戻るのが方程式なのである。公明党にいたってはわが世の春。自民なくして政党の価値もない。いっそのこと合流すればいいのだが、宗教党は遠慮願いたいとの不文律がある。もはや国民を裏切る政党に変身した公明党は、コバンザメ政党であり、政治ごっこの大好きな政党であるが故、たちが悪い。健全野党から健全賊与党に摩り替わられたらこりゃ困ったものである。まぁ、ともに国民が怒り、投票率が上がれば元の木阿弥となることは間違いない。宗教と縁を切って、健全与党が理想の形である。都議選あたりで浮かれていては明日が心配だ。
07. 2013年6月24日 15:37:19 : LE7gnVrWZE 「自民党、公明党を併せて「過半数の６４議席」を突破するというスピードであった。しかも、自民党候補者５９人、公明党候補者２３人、それぞれ全員当選、パーフェクトな戦いぶりであった。国政の政権与党の勢力が、そのまま東京都議会に「相似形」に反映した形だ。」ということを、言い換えるなら、「自民党からすれば、公明党と組むことによって、過半数を獲得して勝つことが出来た」ということになれば、本質的には、「自民党なんか、単独で過半数を獲得することは出来ない」という真実を見透かせば、今度の参議院議員総選挙では、民主党が、騙されたふりをして、これを「逆転の罠」として利用することで、生活の党ならびにみどりの風や社民党等と、一緒になって、日本共和党を誕生させる位のことをすれば、公明党も、これを見倣って、自民党に対して、上手く騙されたふりをして、連立解消をして、共産党を見倣って、建設的野党として生き残る道を選択すれば良いのだし、これなら、民主党が、この代償として、自民党に近い勢力だけを追放し、みんなの党あたりと一緒になって、「間抜けの党」もしくは「みなしごの党」として、そっと静かに生き残る道を選択して行く様にすれば、まともな有権者からすれば、今度は、幾らでも騙されたふりをして、自民党ならびに日本維新の会こそが、全人類の大敵に過ぎない反日愛国党に過ぎないという真実を見透かして、日本共和党に投票するようにすれば良いのだし、日本のB層と言われる皆様からすれば、選挙区または比例代表のいずれかにおいて、公明党か共産党、もしくは、みんなの党改め「間抜けの党」か「みなしごの党」のいずれかに投票してあげる様にすればよいだけのことでは無いでしょうか。 これにより日本維新の会については、そっと静かに相手にすることなく、ひっそりと消滅させてしまうしかございませんし、自民党に投票するのは、１％の金と権力の亡者と９９％の中に潜む１％の跳ね返りに過ぎないC層の皆様に対して、「どうぞご勝手に」ということで、そっと静かに突き放す様にすることで、韓国や北朝鮮と同様、今度は、中国を見倣って、上手く騙されたふりをすることで、「生きて行けなくなる不安や恐怖に怯えるだけのことなら、変なとばっちりをうけることになってはたまったものではございませんから、どうぞ、全人類から邪魔され無い様に、何処か人目のつかないところで、そっと静かに幸せに暮らして下さい」ということで、幾らでも無視して、今度は、安倍総理を幾らでも馬鹿にして、全人類と共に、喜んで自民党をだけを窮地に追いやりながら、幾らでも喜んで、安倍総理を共に、この２％の連中だけを、ワーワーと泣き崩して堕落させてしまうことで、自民党もまた、次第に消滅させてしまう様にすると共に、間抜けの党やみなしごの党については、建設的野党に過ぎない共産党に馬鹿にされないように、これを見倣って、建設的野党として、そっと静かに活躍する機会だけは与えてあげるようにすれば良いだけのことだし、それでも嫌なら、日本から逃げたければ、どうぞご勝手に、ということで、１％の金と権力の亡者と共に、幾らでも勝手に出て行って、全人類から、皆殺しにされ、コテンパに痛みつけられて、悲惨な目に遭って、勝手に死んで逝かれることになったとしても、自らが選択した運命に他ならないのだし、自明のことでしか無いと割り切って、そっと静かに腹の底で嘲笑いながら、見捨ててしまうようにすれば良いだけのことでは無いでしょうか。 これにより、この代償として、国際社会の中での地位や名誉を、幾らでも喜んで投げ捨てて、日本経済を幾らでも衰退させ、経済規模や経済成長率では、韓国や北朝鮮にも、誇りを以て追い抜かれ、負けてあげることで、東アジアの経済発展からは、誇りを以て取り残され、幾らでも誇りを以ていないふりをして、喜んでのけ者扱いにされることで、ただひたすらに、目立つようなこともせず、変なとばっちりを受けることもなく、ひっそりと静まり返った社会に変えて行くことで、お互いに損することもなく、お互いに得することが出来て、共に支え合い、助け合い、分かち合いながら、共に幸せに暮らせることだけを、誇りとして、これだけを個人主義のベースとして、ひっそりとした心豊かで清貧な社会福祉国家として生まれ変わることによって、これが国境を幾らでも乗り越えて行くことで、全人類が共に支え合い、助け合い、分かち合いながら、共に幸せに暮らすことが出来るだけの地球市民社会という中に、ひっそりと埋没させてしまうことで、この地球市民社会の象徴として君臨するのが天皇陛下であるということで、その権威を高く尊敬し、天皇制を存続していくことで、日本の皇室を、伝統ある欧州各国の王室と同様の存在とすることで、戦前の大日本帝国だけを、天皇陛下とは根本的に切り離してしまうことで、全人類と共に、幾らでもこれだけを厳しく断罪し、ドイツを見倣って、そっと静かに葬り捨ててしまうことで、靖国神社に関しては、大日本帝国とも、天皇陛下とも、国際社会とも、根本的に断絶させてしまうことで、幾らでも喜んで孤立化させることで、そっと静かに慰霊顕彰だけは自由に出来る様にしてあげることで、大切に存続させてあげるようにすれば良いだけのことだし、これを乗り越えて行くことで、日本が全人類の救世主として、幾らでも高く評価されるほどの素晴らしい運命に変えていくことで、対米従属からは、そっと静かに離れつつも、成熟した素敵な大人の国として、国際社会の中で、ひっそりと自立して生き残る道を選択していくことが出来れば、日本が日本でなくなってしまうところがあったとしても構わないし、逆に、日本の常識で、世界でも幾らでも通用する常識というものについては、変える必要もなく、誇りを以て、共に分かち合ってあげるようにすれば良いだけのことだし、逆に日本の非常識で、世界でも通用しない非常識については、今度は、上手く騙されたふりをして、喜んで反面教師になってあげることで、そっと静かに捨て去りながら、そっと静かに離れて行く様にすれば良いだけのことですよね。 これなら、日本文化の相違点について言えば、日本の常識で世界の非常識と言われるものについては、誇りを以て、世界でも幾らでも通用する常識として改善していけば良いのだし、この見返りとして、日本の非常識で、世界では幾らでも通用する常識というものを、日本の常識として通用出来る様に取り込んであげることで、日本文化そのものが、幾らでも改善され、日本の常識が世界の常識となることで、日本の価値観を、喜んで相対的に低下させてしまうことで、日本人なら、国内に限らず、国外でも、幾らでも、そっと静かに活躍する機会が得られると同時に、外国人労働者の皆様を幾らでも受け容れてあげることで、海外でも日本でも、幾らでもそっと静かに活躍する機会を喜んで与えてあげる様にすることで、国境そのものは残しながらも、この壁だけは、幾らでも破壊して低くしてしまうことで、素晴らしいユニバーサル国家として、開かれた島国となって、イギリスを見倣って、名誉ある孤立化をして、誇りを以て没落していくことで、それなりの生活水準で、それなりの収入に応じて、それなりの税金や社会保険料等の公的負担に喜んで応じてあげながら、無駄な投資や消費は抑制し、廃棄物を幾らでも削減し、原油や天然ガス、食糧等の輸入を減らすことで、貿易依存度を低下させ、食料やエネルギー自給率を幾らでも向上させ、付加価値の向上により、世界最低水準のプラス成長率だけを維持することで、持続可能な経済発展に繋げながら、のほほんとしながらも、ただひたすらに、誇りを以て身を縮め、誇りを以て肩身の狭い思いをして、そっと静かにお金を溜め込みながら、事故も無く、社会を混乱させるようなヘイトデモを仕出かす様な馬鹿は減り、レイシストしばき隊なんて馬鹿なことをする連中もひとりもいなくなり、パチンコをはじめとするギャンブル業界や、風俗業界なんか、幾らでも衰退させてしまうことで、振り込め詐欺をはじめ、身勝手なブラック会社や、これについていくだけの使い物にならない間抜け会社も減り、極めて良心的な中堅企業ならびに中小企業を中心として、安定した収益を確保し、付加価値の向上によって、安定した利益の拡大に繋がり、為替を幾らでも円高水準にして安定化させることで、輸入する原材料などのコスト負担だけを幾らでも軽減させてあげることで、その分を人件費に還元出来る様にすることで、株価については、幾らでも下落させ、世界最低水準にまで落とし込むことで、謝礼程度の配当金だけを、末永く還元してあげることで、日本の証券市場を、世界中で行き場のなくなったお金の最終処分場 となってあげることだけを誇りとして、これを国内で循環させ、国民全体で、そっと静かにお金を溜め込んで、ひっそりと眠らせてあげるようにすることで、国際社会からの様々な影響力を小さくすることで、国際社会に与える影響力も、誇りを以て小さくしてしまうことで、「さらば暴政」や「さらば原発」に繋げて行く様にして参りましょう。
08. crites 2013年6月24日 20:12:39 : Lb4g7GWIhFnZM : iJqFZIOR9w >だから、「衆参ねじれ現象」が解消される可能性が大となっているとは言っても、楽観が許されないということになる。やはり、選挙というものは、運動期間が終わるまで、懸命に戦わなければならない。陣営の気が緩むと、足をすくわれることになる。 たしか自民党の石破も慎重な発言をしていたな。まあそりゃそうだろう。東京新聞によると、自民党の得票率は全有権者のなんとわずか１５％だそうだ。これじゃあ、変な風が吹き始めたら簡単に吹き飛んでしまうじゃないか。吹けば飛ぶよな自民の勝利、だ。 まあ参院選も自民が勝つとは思うが、今回の圧勝がマイナスに働く可能性というのはある。 日本全国には自民党の政策に反対する人間がたくさんいる。その連中は今回の結果に危機感を募らせたはずだ。つまり今回の圧勝は、間違いなく反自民勢力を刺激したということだ。 とにかく自民党の圧勝を食い止めるには、投票率を上げさえすればいい。 まあ今の野党のていたらくでは、参院選も自民の勝利だろうが、情勢は多少変わるかもしれない。
09. 2013年6月25日 03:31:16 : LGvkX0QV9E 投票率が上がった結果が2009年の衆議院選挙からの「盗まれた三年半」ですから、自公政権に疑問を呈する人はどんどん投票率を上げるべく活動するべきですね。マジメな話、「民主党に投票すれば何でもよくなるんだってさ！」と投票した人たちにもう一度選挙に参加する気を起こさせれば、多分状況は随分変わる。

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