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日豪EPA妥結、秋以降にずれ込み ギラード首相退陣:親中派のラッド前首相が党首選に勝利だが9月に総選挙
http://www.asyura2.com/13/senkyo149/msg/846.html
投稿者 あっしら 日時 2013 年 6 月 27 日 00:23:51: Mo7ApAlflbQ6s
 

 豪政権与党の労働党は2ヶ月ほど前にも内紛があり、そのときは周辺に押されながらもラッド前首相が立たず、ギラード首相がそのまま党首・首相を続けることになったが、総選挙が近づいてきた今回は決戦になり、親中派で支持者(国民)受けもいいラッド前首相が党首選を制した。

 日本との関係で言えば、この政変で、日豪EPAの妥結がずれ込み、TPP交渉への参加の方が先行することが問題になる。
TPPにおける関税交渉は、二国間がベースになるため、EPAやFTAを締結していない国とTPP交渉に参加する前に関税面で決着を付けてしまい、それをTPPの長期的テーマ(関税撤廃)が現実化するまでの関税条件とする作戦を採っている。
 米国、豪州、カナダ、NZがこのケースに当てはまる。

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日豪EPA妥結、秋以降にずれ込み ギラード首相退陣
2013/6/26 21:20

 【シドニー=高橋香織】日本とオーストラリアが進める経済連携協定(EPA)交渉の妥結が今秋以降にずれ込む見込みだ。9月に総選挙を控えて豪議会での政治対立が激しくなっており、ギラード首相は26日に退陣に追い込まれた。豪州は環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉参加国。EPA妥結の大幅な遅れは、日本が7月から参加するTPP交渉にも微妙な影響を与えかねない。

 「負ければ次の選挙には出ない」。背水の陣で26日の労働党の党首選挙に臨んだギラード豪首相だったが、元首相のラッド氏に大差で敗れる結果に終わった。
 2010年に豪州初の女性首相になったギラード氏だが、経済政策の失敗などで人気が落ち込んだ。最近の世論調査では与党・労働党は野党・保守連合に大差を付けられていた。9月に総選挙を控え、労働党は内紛状態にあり、26日に急きょ実施された党首選で「党の顔」を代えた。新党首に選ばれたラッド氏は首相に返り咲く。

 豪政府関係者は「(日豪EPA妥結は)実質的に時間切れになった」と話す。ギラード首相の突然の退陣に続き、豪議会は今週中に会期末を迎える。それからは本格的な選挙期間に入り、重大な政治決定は事実上できなくなる。9月の総選挙を終えてから、対日交渉を仕切り直す構えだ。

 日豪は6月中のEPA妥結を目指してきたが、今なお最終合意には至っていない。日本は豪州から輸入する牛肉の関税率を現在の38.5%から約30%まで引き下げる譲歩案を提示したが、豪州はさらなる市場開放を迫っていた。自動車では豪州が輸入車にかける関税の撤廃が焦点。日本政府内では「選挙を前に自動車関係の労働組合の票を失うのを恐れ、交渉の妥結を避けた」(経済産業省)との見方がある。

 野党・保守連合は、日中韓との自由貿易協定(FTA)を迅速に進める考え。日本の自動車メーカーからは豪州と韓国のFTAが先行した場合には、日本車の豪州向け輸出に影響が出るとの懸念がくすぶっている。
 さらに日豪の関税引き下げが決着しないままで、7月からのTPP交渉に加わるのを不安視する見方も少なくない。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM26038_W3A620C1EA2000/?dg=1


豪、ラッド氏が与党党首に 首相返り咲きの公算
2013/6/26 20:26

 【シドニー=共同】オーストラリアの与党労働党は26日、確執が続く党首のジュリア・ギラード首相とケビン・ラッド前首相による党首選を実施し、所属国会議員による投票の結果、57票対45票でラッド氏が勝利した。
 労働党は連邦議会の下院で単独過半数を確保していないため、ラッド新党首のもと、閣外協力する無所属議員らの支持が引き続き得られれば、首相に返り咲く見通し。
 労働党は現在の低支持率が改善する見込みがなく、9月に予定される総選挙での惨敗が予想されていた。複数の現職閣僚も落選するとの見方があり、党内では、ギラード氏よりも人気の高いラッド氏に首相を交代させ、劣勢を挽回しようとする声が強まっていた。
 ギラード氏は党首選に先立ち、敗者は「政界から去るべきだ」と強調し、自らの退路を断っていた。ラッド氏も敗れた場合は次期選挙に出馬しない意向を示していた。
 労働党は2010年の前回選挙で辛勝したが、公約に反して炭素税を導入し、任期中に達成すると強調してきた財政の黒字化にも失敗。支持率は常に野党の保守連合を下回り、最近の世論調査でも保守連合の48%に対し、労働党は29%にとどまっていた。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2602G_W3A620C1000000/

 

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コメント
 
01. 2013年6月27日 07:42:46 : gG7w9rZKSA
いずれにしろ、労働党は選挙で負けるでしょう。政権末期の最後のあがきだろうね。

で爺


02. 2013年6月27日 16:38:18 : HwpeJ4z5V2
馬淵澄夫幹事長代行が青森・弘前で工藤信参院選予定候補者とともに演説
2013年06月27日

http://www.dpj.or.jp/global/data/files/0000/0001/1556/3e276790af0ad4c83b2a99b0d54679b3_tn608.jpg
 馬淵澄夫幹事長代行は26日午後、青森県弘前市で行われた工藤信参院選予定候補者の演説会に出席した。まず昨年の衆院選挙での厳しい審判を踏まえ、「党の復活のためには再び地域から皆さんの声をしっかり受け止めていく、そうした地道な活動を進めていく以外に道はない」として、全党一丸となって取り組んできたと述べた。そのうえで、安倍政権の経済対策に対して多くの方が「関係ない」「実感がない」と訴えている現状を語り、「皆さん方が給料が上がる、時給が上がる、パートから正社員になる、就職難が解消される、そういうことがあって初めて経済の成長が実感できる。『実感なき景気回復』、これは砂上の楼閣に過ぎない」と述べた。そして民主党政権では昨年7月に「日本再生戦略」として、サービス産業での新たな産業創出・雇用創出や、再生可能エネルギー・省エネルギーの推進など、成長を軌道に乗せるための政策を打ち出していたことを紹介し、「株価の乱高下に一喜一憂するのではなく、皆さん方の働く場所をつくり、生産者がものをつくって売れるといった、実体をつくっていくというメッセージを発信していかなければならない」と訴えた。

 また、社会保障制度改革について、「安倍政権では何も前向きな取り組みがなく、年金制度の抜本改革と高齢者医療の見直しは先送りされてしまった」と述べ、「昨年の衆院選で皆さん方が投じた一票は、今の与党に白紙委任をしたものではなかったはずだ。6年前、皆さん方の最も高い関心は、どうやって未来に対する安心をつくるかであり、それが民主党を押し上げる原動力になった。今の政権ではその社会保障が置き去りにされている」と強調した。

 最後に馬淵幹事長代行は、「来る参院選挙は、『暮らしを守る力になる』、それこそが私たちが皆さまにお約束をできる最大のメッセージだ。このことを青森から取り組んでくださるのが工藤信さんだ」と訴えた。工藤さんはその半生を農業問題すべてにかけてこられた人だとも紹介し、だからこそ、安倍政権がなし崩し的なやり方で進めようとしているTPPに異論をとなえているとして、「勇気をもって取り組まねばならないという思いで、私たちの仲間として青森から挑戦する。私たちも全力をあげて共に闘う」と表明し、力を工藤氏に寄せてもらうことこそが、「暮らしを守る力になる」と訴えた。

 工藤参院選予定候補者の後援会長を務める西澤幸清JAつがる弘前代表理事組合長はあいさつで、TPP参加に関連して、日本の農業は決して過保護になっていないこと、自給率低下の懸念、遺伝子組み換え作物の流入による食の安心・安全に対する懸念などを指摘した。そのうえで「工藤信さんはリンゴをつくる農家だ。『なんで農家が政治に』という声もあったが、このまま黙っていては我々の声は消され、大企業優先の国になる。これを止めるために現場を知っている工藤信さんに現場の声を届けてほしい」と述べ、工藤予定候補者への支援を訴えた。

http://www.dpj.or.jp/global/data/files/0000/0001/1557/7053a407a06b553a8ac0efee46a9e23d_tn316.jpg
  決意を語る工藤信参院選予定候補

 これに続き、工藤信参院選予定候補者は、農業者は既得権を守るためにTPPに異論をとなえているわけではないとしたうえで、「今の日本に欠けているのは、安心で安全な食料を常に安定的に供給するためにの体制づくりであり、これをやることが我々の最大の責任だ。日本の農家は世界で一番厳しいルールの中で、しっかりしたものを作っている。安心で安全なものを安定的に供給する、それこそが日本の国の力だ。国力とは、安心な食糧を安定的に確保して、そして誰もが安心して暮らせること。これを私は築きあげたい」と固い決意を述べた。

 最後に山内崇・党青森県連幹事長は参院選挙で民主党が工藤さんを推薦候補としたことについて「選択は間違いではなかった。森の基幹産業は第一次産業だ。農林水産業が元気であれば、青森県は元気になる。基幹産業がしっかりしている限り、私たちの故郷は大丈夫だ。そこを応援していこうという選択を民主党はした。『暮らしを守る力になる。』それはTPPについても同じだ。工藤さんには無所属の良さを出していただきながら、民主党としても筋目を通してしっかりと支えていきたい」と述べ、その後出席者全員で「頑張ろう」を三唱して締めくくった。

http://www.dpj.or.jp/global/data/files/0000/0001/1558/84d67c990bcb69c876a4b7bd434f40dd_tn608.jpg
笑顔で握手を交わす工藤予定候補者

.民主党広報委員会

http://www.dpj.or.jp/article/102822/%E9%A6%AC%E6%B7%B5%E6%BE%84%E5%A4%AB%E5%B9%B9%E4%BA%8B%E9%95%B7%E4%BB%A3%E8%A1%8C%E3%81%8C%E9%9D%92%E6%A3%AE%E3%83%BB%E5%BC%98%E5%89%8D%E3%81%A7%E5%B7%A5%E8%97%A4%E4%BF%A1%E5%8F%82%E9%99%A2%E9%81%B8%E4%BA%88%E5%AE%9A%E5%80%99%E8%A3%9C%E8%80%85%E3%81%A8%E3%81%A8%E3%82%82%E3%81%AB%E6%BC%94%E8%AA%AC


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