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「三党合意」のツケ  田中 良紹 
http://www.asyura2.com/13/senkyo149/msg/910.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 6 月 29 日 00:38:00: igsppGRN/E9PQ
 

http://bylines.news.yahoo.co.jp/tanakayoshitsugu/20130628-00026048/
2013年6月28日 20時48分  田中 良紹 | ジャーナリスト


かつてなく印象の薄い第183通常国会が閉幕した。国民の関心がアベノミクスに向けられ、国会より市場の動向が政治のすべてだったからである。

リーマン・ショックによる株価の大暴落以来、アメリカは大胆な金融政策によって株価の押し上げを図り、中国も金融緩和による内需によって世界経済の牽引役を果たそうとしてきた。アベノミクスはアメリカを真似た金融緩和で企業のデフレマインドを変えようとしたが、アメリカ経済が好転の兆しを見せ始めた時期と重なったことが幸いして予想以上に円安・株高が進行した。それをすべてアベノミクス効果と勘違いした国民が安倍内閣の支持率を上昇させた。

しかしアメリカや中国の金融政策は既に出口戦略を模索する段階に来ている。このままいけばバブルが破裂する危険性があるからだ。FRBのバーナンキ議長が出口戦略を口にした途端、一直線であったアベノミクス効果に変調が現れ、アベノミクスは自力ではなく他力本願でしかない事がはっきりした。しかも危ういのは想定を超える長期金利の上昇がみられることである。

アベノミクスを自力でやるにはそのための成長戦略が必要になる。しかし新自由主義的成長戦略は自民党の支持基盤を壊さない限り出来ない。「自民党をぶっ壊す」と叫んだ小泉総理は、郵便局長会など自民党の支持基盤を敵に回し、「郵政民営化」を争点に選挙をやり、その勢いで新自由主義的成長戦略を実現した。

新自由主義は金持ちをより金持ちにする事で成長を実現する。小泉構造改革で大企業はかつてないほどに儲け、日本経済は確かに成長を実現した。しかし成長が国民生活を豊かにするとは限らない。儲けは国際競争に備える内部留保に回り、国民には何もしたたり落ちてこなかった。こないどころか格差だけが広がった。

割を食ったのは後継に指名された安倍総理である。07年の参議院選挙でポスターに「成長を実感に」と書き、景気回復を実感させると国民に訴えたが、格差に怒った国民は自民党を惨敗させ、安倍総理は惨めな退陣劇を演じるはめになった。

そのトラウマから安倍総理は大胆な成長戦略を打ち出せない。成長戦略と称して選挙を意識した政策を羅列するだけになった。女性の登用とか農家の所得倍増とか民間活力の爆発とか、すべては選挙用の掛け声で成長戦略でもなんでもない。だから市場は失望した。

昨年末の衆議院選挙は民主党が惨敗しただけで自民党が勝利した訳ではない。自民党の得票数は政権を失った09年の選挙よりも下回った。特に女性票が自民党に冷たかった。だから安倍政権は一生懸命女性に媚を売っている。まず手始めに自民党三役の総務会長と政調会長に女性を登用した。

しかし野田聖子氏も高市早苗氏もお飾りである。野田聖子氏の後ろには第一次安倍政権時の国対委員長二階俊博氏が副会長として、高市早苗氏の後ろには第一次安倍内閣時の官房長官塩崎恭久氏が会長代理として控えている。そのくせ女性の登用を成長戦略と言いくるめて自民党は女性票を狙っている。

農家の所得倍増を言うのもTPPで農村票が逃げるのを阻止したいだけである。農業分野に大企業の参入を認めれば、それは成長戦略と言えるだろうが、農家の所得を倍増させる方法も、それが経済成長につながる理屈もわからない政策では市場は納得しない。安倍政権は成長戦略の柱である法人税減税も、解雇を自由にする労働力の流動化も選挙を恐れて先送りにした。アベノミクスはその程度の話なのである。

この国会が低調に終わったのも選挙を意識した結果と言える。ふつう通常国会では100本程度の法案が成立するが、安倍政権は法案の提出を75本に絞り、そのうち63本が成立した。成立した本数は少ないが成立率は84%になる。そこで低能メディアに成立率だけを報道させこれまでの政権よりましだという印象を与えた。国会最終日のニュースに「84%」という数字だけが躍ったのには呆れた。

国民的議論を巻き起こす課題は国会でほとんど議論されなかった。原発再稼働とエネルギー問題、間もなく交渉に参加するTPP問題、日中韓関係と歴史認識など、議論しなければならない議論は行われず、「0増5減」を巡る党利党略ばかりが目立つ国会になった。

それは参議院の「ねじれ」が続けば政治は機能しないと国民に思わせるための与党の策略である。一方の民主党は「三党合意」に引きずられ、手を組んでしまった自公と渡り合う事が出来ない。TPPも原発も普天間も尖閣も民主党は追及できる立場でなく、「三党合意」とは異なる次元から打ち出されたアベノミクスを批判するだけになった。

しかし国民がアベノミクスの痛みを実感するにはまだ時間がかかる。そして幻影をいくら批判してもそれは幻影にすぎないから国民は実感する事ができない。安倍政権はアベノミクスが幻影であるうちに選挙を行い、「ねじれ」を解消しようとしているが、民主党がアベノミクス批判に終始しているだけでは国会と同様に選挙も低調になる。それもこれも「三党合意」の後遺症と言うべきで、「三党合意」が日本政治に残したツケは大きい。


 

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コメント
 
02. 2013年6月29日 01:52:31 : zKhrRT3tBk
この国の終わりの始(恥)まり。

03. 2013年6月29日 11:28:39 : LE7gnVrWZE
日本国民全体が、騙されたふりをすれば、「騙した自民党が悪いのか、騙された民主党が悪いのか」という真実を見透かせば、民主党がこうなったのは、自らが選択した運命に他ならないという真実を見透かせば自明のこととしか言い様がございませんよね。
だが、自民党に至っては、一度目は小泉暴政により国民を騙した挙句に、政権交代に繋がったものの、2度目は、3党合意と称して、消費税増税やTPP、原発等で、公明党と結託して民主党を騙した挙句に、アベノミクスなんて景気の良いことを言っておきながら、所詮は、円をドルと無理心中させ、日本国債を無理心中させ、更には、TPPによっては、アメリカの99%と同様に、日本の99%を、1%の金と権力の亡者の餌食にされてしまうだけのことだという真実を見透かせば、今度は、この怒りを、参議院議員総選挙で、幾らでも自民党に対して、この怒りをぶつけることで、それこそ、有権者の方から、日本維新の会については、自民党に対する跳ね返りの抵抗勢力に過ぎないのだし、このまま勝手に滅びさっていくしかない運命に過ぎないという真実を見透かせば、誰一人として絶対に投票しないのは、都議会議員総選挙での結果を見れば、明らかなことだし、これと同じことを、自民党に対しても、絶対に投票しない様にすることで、それこそ、幾らでも騙されたふりをして、自民党からすれば、国民による裏切りだと勝手に反発するのを、そっと静かに腹の底で嘲笑いながら、喜んで裏切ってあげることで、表返りすることで、今度は自民党だけを幾らでも孤立化させ、自民党も、日本維新の会と共に、候補者全員を落選させて、喜んで貶めてあげることで、安倍総理を幾らでも嘆き悲しませてあげると共に、新聞記者には、書きたくもない記事を幾らでも書かせることで、この記事を見て、そっと静かに腹の底で嘲笑ってあげれば良いのだし、読み終わった新聞については、まとめて廃品回収に出すことで、トイレットp−パーに交換することも出来るのなら、喜んでリサイクルペーパーとして、真実を見透かしら、後は知らないふりをして、アベノミクスを破綻させ、この代償として、日本経済を幾らでも衰退させ、国際競争力も喪失させても構わないのだし、それこそ富の再分配のためには、大企業や富裕層に対しては、法人税も所得税も幾らでも増税し、大企業に対しては、内部留保に対する課税も幾らでも強化し、株主配当金に対する課税も強化し、社会保険料についも、大企業や富裕層に対しては、幾らでも徴収するようにすれば良いのだし、電力料金についても、大企業に限ってのも幾らでも値上げして、節電に協力させるようにすることで、1%の金と権力の亡者に対しては、幾らでも騙されたふりをすることで、「責めてもの愛国心というものがあれば、これくらいのことは幾らでも出来て当然のことですし、もっともっと、幾らでも自ら喜んで過酷な負担に応じてあげることも出来て当然のことだし、どうぞもっともっと幾らでももがき苦しみながら、自ら喜んで没落することも出来て当然のことだと存じますが、これが嫌なら、どうぞ日本からとっとと出ていかれて結構ですから、幾らでも勝手に勝負して、全人類から邪魔されるようなことにでもなったら、どうぞ、幾らでも身ぐるみ剥がされ、全てを奪われ、コテンパに叩き潰されて、勝手に死んで、見捨てられて下さい」ということで喜んで揺さぶってあげるようにすることで、最低賃金の水準の底上げにつなげることで、生活保護受給水準を下回ることが無い様にすることで、これを生活保護受給水準の上限とすることで、農家への個別所得補償制度や最低補償年金にも幾らでも活かすようにすれば良いのだし、これなら、生活保護不正受給者なんかは一人もいなくなってしまう様になれば、それが何よりのことだし、それこそ、生活保護受給者からすれば、今度は、アメリカや中国を見倣えば、多少の貰い過ぎには、遠慮なく、上手く騙されたフリをして、「貰えるものは貰ってあげよう」ということで、貰いすぎた分については、そっと静かに、何処かに寄付でもするか、借金の返済にでも充てるか、そうでなければ、返還義務が迫られた場合に備えて、そっと静かに溜め込んで置くことで、返還義務が迫られた場合には、今度は中国を見倣って、上手く騙されたふりをすれば、喜んで、返還義務には応じてあげることで、「返してあげたお金は、どうぞ他にも生活に困っている人たちに、どうぞ廻してあげて下さい」と、誇りを以て、喜んで言い返してあげることで、使い物にならない間抜け官僚だけを、幾らでもんさ劇悲しませてあげるようにすれば良いのだし、これなら、別にお互いに損することも無いし、むしろお互いに得することも出来ることになって、共に支え合い、助け合い、分かち合いながら、共に幸せに暮らすことが出来る社会に変えて行くことに繋がるのなら、此れ程喜ばしいことはございませんし、これだけを誇りとして世界に見せつけて行く様にすれば良いだけのことだし、幾らでも誇りを以て、身を縮め、誇りを以て、肩身の狭い思いをして、誇りを以て、ひっそりと静まり返った社会に変えていくことで、誇りを以て、二度と変な戦争に巻き込まれることもなく、国際社会に与える影響力も小さくしてしまうことで、誇りを以て、そっと静かにいないふりをして、誇りを以て、日本を没落させ、誇りを以て、清貧で心豊かな平和孤児となって、誇りを以て、中国に対して反面教師になってあげることで、誇りを以て、対米従属からはそっと静かに離れつつも、これを乗り越えて自立して行く道を選択して、成熟した大人の国となって、誇りを以てガラパコス化させてしまうことで、誇りを以て、ノーリスクノーリターンによる無害国家になり、誇りを以て、世界政府を取り込み、全人類の救世主とした物凄く高く評価されるほどの素晴らしい運命を選択し、誇りを以て世界政府の植民地になってあげるようにして行きましょう。

04. 2013年7月01日 02:20:10 : 6sXu8jMP4s
バカげた国政選挙は、棄権するに限るよ。
政治のできる政治家が、与党にいないんだから仕方ない。
不正選挙の事実は、確固な状況証拠は表面化しないが、先般の総選挙での公示前から自民圧勝を垂れ流すマスメディアを、洗脳され易い層を除いては疑問、不審に思っていた層が多かった。
アホを騙すのも、いい加減にしろってことだ。
騙されるヤツは、騙したヤツを罪人にしてしまっている。

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