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「スノーデン事件」とは何か!?〜元CIA職員が暴いた米個人情報収集問題の謎!(NikkeiBP NET)
http://www.asyura2.com/13/senkyo152/msg/276.html
投稿者 会員番号4153番 日時 2013 年 8 月 08 日 14:48:00: 8rnauVNerwl2s
 

「フェイスブックは頑なに実名主義にこだわっている。それがこのSNSを特異なものにしている。
実名で登録し、実名の友人関係・家族関係が記録され、それがアメリカのサーバに残り、場合によってはアメリカの情報機関に自分を検索され、分析されるのである。」

 
 
「NikkeiBP NET」から
http://www.nikkeibp.co.jp/article/matome/20130625/355755/

 米国家安全保障局(NSA)が極秘に大量の個人情報を収集していたことを、米中央情報局(CIA)元職員のエドワード・スノーデン氏が告発した「スノーデン事件」の衝撃が世界中に広がっている。スノーデン事件とは何か!? 

極秘監視プログラム「PRISM」の存在が明らかに
 事件の流れを時系列で見てみる。発端となったのは以下の報道だ。

 「米ワシントン・ポスト紙や英ガーディアン紙は2013年6月6日、米国の国家安全保障局(NSA)が、米アップルや米グーグル、米フェイスブック、米マイクロソフトなど大手IT企業が提供するネットサービスのサーバーに直接アクセスして、ユーザーのデータを収集する『PRISM』という取り組みを行っていると相次ぎ報じた」 。米政府のネット・電話の極秘監視・情報収集プログラムである「PRISM」の存在がはじめて明るみに出たのだ。

 ⇒ 米国政府機関が大手ネットサービスのユーザーデータを収集か、米・英紙が相次ぎ報道

 6月9日には、スノーデン氏自らがリーク元であることを、顔と実名を出して公開。英ガーディアン紙がWebサイトにインタビュー動画をアップした。

 ガーディアンのオンライン版は、米当局が大手通信会社の米ベライゾンに対して「国内および国際通話に関するすべての情報を、継続的に毎日NSAに提出するよう要請している」と報じ、入手した極秘文書をWeb上に公開している。

 ⇒ 米国家安全保障局がVerizonユーザーの全通話記録を収集、英紙が報道

「外国情報監視法702条(FISA)」で令状なく通信を傍受できる!?
 さらに6月13日には、秘密情報をリークしたスノーデン氏が、香港紙『サウスチャイナ・モーニング・ポスト(南華早報)』のインタビューに、リーク後初めて登場。ITproはその模様を、提携しているWIRED.jpの情報として詳しく伝えている。

 ⇒ 「中国など世界各国を米NSAがハッキング」スノーデン氏、香港紙に語る(WIRED.jp)

 「われわれはネットワークの基幹回線をハックする。基本的には巨大なインターネットルーターなどが対象だ。そうすれば、コンピューターを1台ずつハッキングしなくても、膨大な数のコンピューターの通信にアクセスできる」とスノーデン氏は説明する。

 6月17日には、英ガーディアン紙のWebサイトのチャットで、読者からの質問に答え、「NSAは裁判所の令状なくして米国民の通信を傍受している」などと述べた。

 「NSAは2008年に改正された外国情報監視法(FISA)702条に基づき、日常的に米国人の通信内容を収集しており、これは裁判所の令状なくして行われている」という。

 ⇒ 元CIA職員のSnowden氏、「NSAは日常的に米国人の通信を傍受している」

 オバマ大統領は同じ6月17日のテレビインタビューの中で、PRISMはFISAに基づくもので、合法的であるとの説明を加えている。

米中、米ロの微妙な関係も背景に
 さらに衝撃的な事実は、通信傍受活動の対象が米国だけではないということだ。スノーデン氏の証言によると、「NSAによるハッキング行為は世界中で6万1000件を超えている」といい、「NSAは2009年から香港と中国のコンピューターのハッキングを続けている」「そのうちの少なくとも数百は香港と中国のターゲットだ」という。

 日経ビジネスオンラインではこの点に触れ、スノーデン事件そのものが、米中間のサイバー攻撃を巡るカードの一つではないかと推察する。

 6月9日に顔出しの実名に切り替えたのは、「ちょうどオバマ大統領と習近平・国家主席の米中初首脳会談直後だった。この会談では、オバマ大統領が中国の人権問題や米国に対するハッカー攻撃を非難していた」タイミングだったという。

 ⇒ 元CIA職員スノーデン氏は「ネットの自由」のために戦っているのか 中国の影響下にある香港での告発に疑問

 スノーデン氏は現在、中国・香港からロシア・モスクワに渡り、そこからキューバ経由でエクアドルに亡命すると伝えられている。エクアドルには、米外交機密文書を暴露した内部告発サイト「ウィキリークス」代表のジュリアン・アサンジュ氏も亡命申請が認められており、スノーデン氏はアサンジュ氏とも連絡を取り合っているようだ。

 ⇒ 米政府の個人情報収集を告発した元CIA職員、WikiLeaksの助けで香港出国

 米当局からパスポートをはく奪されているスノーデン氏が中国からロシアへ渡った裏には、両国の協力が不可欠だ。その点も米国は神経をとがらせ、両国を非難している。前述の通り、米国は6月7日、8日に行われた米中会談で中国のサイバー攻撃を問題にしたばかり。また6月17日に開催されたG8サミット(主要8カ国首脳会議)では、シリアのアサド政権を擁護するロシアのプーチン大統領とも対立している。こうした米中、米ロの微妙な関係も背景にあるようだ。

スノーデン氏とはどういう人物なのか
 ではスノーデン氏とはどういう人物なのか。日経ビジネスオンラインでは、彼のプロフィールを詳しく紹介している。

「スノーデンは、1983年6月21日、ノースカロライナ州エリザベスシティで生まれた。父親ロニーは、元沿岸警備隊員。母親ウェンディはメリーランド州ボルチモアにある連邦地裁事務副主任。姉は弁護士だ」

「スノーデンはボルチモアの高校に入学したが途中退学。理由は分かっていない。何年かぶらぶらしていたが、高卒資格試験(GED)をパスし、2003年、メリーランド州にあるアン・アルンデル・コミュニティ・カレッジに入学しコンピュータ学を専攻した。2004年、『国際テロリストと戦う』ことを目指して陸軍予備役に入隊したが、訓練中に両足を怪我したため除隊した」

「情報機関との関わり合いができたのは国家安全保障局(NSA)付属のメリーランド大学外国語研修センターの警備員として雇われた時だった。スノーデンはネットオタクで、独学でネット技術について勉強していた。技術者としての適性能力が評価されたのか、その後、07年、米中央情報局(CIA)のIT安全管理者として雇用され、ジュネーブのCIA支局に派遣されている」

 2009年にCIAを辞めた後は、米デルや、米ブーズ・アレン・ハミルトンに契約社員として雇われ、情報機関へも出向。ブーズ・アレン・ハミルトン時代にはNSAに出向し、日本でも勤務していたという。自称「仏教徒」で、日本語や中国語も勉強し、極東での通信傍受活動に関わっていたのでは、とみる。

 ⇒ スノーデンは仏教徒で、日本語も勉強していた! 英雄か?それとも国家反逆罪犯か?

オバマ政権下で様相が一変したCIAの諜報活動
 CIAが以前から諜報活動を行ってきたことは有名だ。だがオバマ政権下で、その様相が大きく変わったという。

 「オバマ政権になると、アフガニスタン、パキスタンに対する政策の優先順位が上がったこともあり、CIAの無人機攻撃は劇的に増加」し、「CIAはこの無人機攻撃の標的に関するインテリジェンスを集め、アルカイダやタリバン幹部の隠れ家を突き止めるため、パキスタンに民間の契約スパイを無数に送りこんで諜報活動を展開」した。これによって2011年5月、ウサマ・ビンラディンの居場所を突き止め、殺害に至った。そして、こうした諜報活動を支えたのが機密情報ネットワークだ。

 ⇒ この10年間で一番変わったCIA 調査集団から戦闘集団へ変貌

 ただ皮肉なことに、ウィキリークスが機密情報を入手することができたのは、機密情報ネットワークのおかげだった。

 「連邦捜査局(FBI)にある断片情報と米中央情報局(CIA)が持っていた断片情報を繋ぎ合わせれば、テロを事前に予測することが可能だったかもしれなかったのですが、当時はそんな仕組みはありませんでした」「それで911後に、その教訓として情報機関同士の情報共有を進めようという大きなトレンドができました。ウィキリークスがなんで何十万点もの米国の機密情報を入手することができたのか、不思議に思った人が多いと思いますが、それはわざわざ米政府が911後に省庁横断的な機密情報を共有するための膨大なネットワークをつくったからでした」という。

 ⇒ 国際政治アナリストが漏洩文書を分析する「ウィキリークスの衝撃」

「スノーデン事件」の背後にあるもの
 オバマ政権は、最近、静かにこうした「秘密部隊」を運用した「見えない戦争」を拡大させているという。秘密部隊とは、米国のインテリジェンス・コミュニティの中核的存在であるCIAや、米軍の中でもオバマ大統領がもっともお気に入りの特殊作戦部隊のことだという。

 日経ビジネスオンラインの連載で、ジャーナリスト・国際政治アナリストの菅原 出氏は、「ある秘密工作が意図しない結果として自らに跳ね返ってくる現象を、諜報用語で『ブローバック』という。秘密工作を激化させれば、『ブローバック』の確率も確実に高まる。オバマ政権のテロとの戦いは、ますます危険な方向に進んでいると言えるであろう」と警告する。

 ⇒ オバマ大統領お気に入りの「秘密部隊」の活動が激しい

 いまだ謎の多い「スノーデン事件」だが、その背景には、こうした複雑化する国際情勢も絡んでいるようだ。


<参考リンク>

■Suica乗降履歴を日立に提供、ネットで「不安」の声 JR東日本「個人情報ではないので…」
 http://www.j-cast.com/2013/07/02178559.html?p=all


■超危険なマイナンバー法!個人情報が93項目も管理される!管理項目には家族所得や不動産、医療、保険、奨学金などが!既に全国民に番号は振られている件
 http://saigaijyouhou.com/blog-entry-289.html


■【IT】グーグル(Google)に改善迫る EU、個人情報収集で「EU法に違反」と結論
 http://blog.livedoor.jp/dutdut/archives/19101518.html


■執拗に消えない噂。フェイスブックはCIAに情報を流している - Darkness
 http://www.bllackz.com/2012/01/cia.html


■フェイスブック「いいね!」捏造工場を発見 24時間体制でクリック
 http://sankei.jp.msn.com/world/news/130808/asi13080809520001-n1.htm

※政治活動 vs 世界政府


 

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コメント
 
01. 2013年8月08日 22:44:29 : pYvazAW9lo
今回の米国の対応を見ていると、裏にもっと大きな秘密が隠れているのではと勘ぐってしまう。(ケネディー暗殺事件の真相とか(笑))

本当に、米国は何に焦っているのかね。


02. 2013年8月08日 22:45:30 : UjBEdZCOg6
そうかス脳電は仏教徒になってたのか

正義のために生まれた国であれその政府の不当を告発するとはえらいやっちゃ

世界に向かって胸が張れるね

会員番号氏もそうしてね


03. てんさい(い) 2014年1月12日 00:58:06 : KqrEdYmDwf7cM : 0kUGInjLpY
秘密裏に暗号解読の仕組みもぐりこませる 米英、ネット企業の協力で
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130906/amr13090610080003-n1.htm


秘密裏に暗号解読の仕組みもぐりこませる 米英、ネット企業の協力で
2013.9.6 10:06

 英紙ガーディアン(電子版)は5日、米英両政府による個人情報収集活動について、両国の通信傍受機関がインターネット企業の協力を得て、ネット上の通信に掛けられている暗号を解読できる仕組みを秘密裏に企業側のシステムにもぐり込ませていた、と報じた。

 米中央情報局(CIA)元職員のエドワード・スノーデン容疑者から提供された内部文書の内容という。ネット上での買い物や銀行決済などで使われている暗号を解読して個人情報を得ることが可能で、同紙はネット企業が利用者に保障している通信の秘密はほごにされていると指摘した。

 内部文書によると、米国家安全保障局(NSA)は2010年に暗号を解読できるプログラムを開発。ネット上の情報を大量に入手できるようになり、年間約2億5千万ドル(約250億円)を投じている。英政府通信本部(GCHQ)は内部文書で「国民に知られれば好ましくない認識が広まる」とし、同紙は政府筋から記事にしないよう要請を受けたとしている。(共同)


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