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「どれだけの犠牲を払って平和と憲法第九条を手にしたか。絶対変えちゃいけん」はだしのゲン・中沢啓治(ウィンザー通信)
http://www.asyura2.com/13/senkyo152/msg/512.html
投稿者 gataro 日時 2013 年 8 月 15 日 08:20:56: KbIx4LOvH6Ccw
 


世界をかける“はだしのゲン” 投稿者 tvpickup

NHK クローズアップ現代 2013.7.30.

累計1000万部が発行された、原爆を題材にした漫画「はだしのゲン」。去年12月に作者中沢啓治さんが亡くなったあとも、今なお世界中でファンを増やし続けている。1973年、少年誌で連載を開始。中沢さんは人気が出なければ打ち切りになるというプレッシャーの中で「若い世代に、原爆の脅威を伝えたい」という強い思いを胸に、少年たちの心をつかむストーリーを描き上げた。そして今、「はだしのゲン」は、さらなる広がりを見せている。原爆投下の正当性を教えてきたアメリカの学校では、「はだしのゲン」を題材に戦争について見つめ直す授業が増えている。核開発に揺れるイランでも、7月に出版が実現した。原爆という重いテーマにもかかわらず、世界の人たち、子どもたちから共感される「はだしのゲン」。その理由はどこにあるのか、創作秘話や米・イランの現地取材で探る。

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「どれだけの犠牲を払って平和と憲法第九条を手にしたか。絶対変えちゃいけん」はだしのゲン・中沢啓治(ウィンザー通信)
2013年08月14日 | 日本とわたし
http://blog.goo.ne.jp/mayumilehr/e/ba5241f9d148fa96e083879319b9ccd8

『はだしのゲン』
このマンガと出会った時は、もう子どもとは言えん年になってたけど、夢中で読んで、いつもカバンの中に入れて歩いてた。
ちっちゃい頃から、図書館に行っては、原爆について書かれた本を読んだり、写真集を見たりしてた、けったいな子どもやった。
ゲンとゲンの母親の目の前で、父親と姉と弟が壊れた家の下敷きになり、火に焼かれて死んでいくシーンは、
阪神大震災を伝えるニュースの中で、同じような辛い経験をした人の話し声とともに、鮮明によみがえってきた。
戦争や原爆のことを、人の何倍も読み聞きした。
なんでここまで執着するのやろと、自分でも思た。
けど、多分、絶対にくり返してはあかんという気持ちを、固めてたんやと思う。

戦争をしたがってる人間は、そらもう、どんな手を使てでも、どんなウソをついてでも、戦争に向かわせる。
普段は、そこそこ独立してるっぽい新聞やテレビ局までもが、コロッと丸め込まれるのを目の当たりにした時には、さすがに恐なった。
気がつくと、いつの間にか、戦争なんかするべきやない、などということは、相手を選んで言わなあかんようになってた。
それが今からたった10年前の、21世紀のアメリカでのこと。

◯◯国がどうたらこうたらと、あることないことを吹聴し、ビデオを流したり、議会で発言したりして、一般の市民らをとことん怯えさせたり心配させ、
やられる前にやらなあかんという流れにもっていく政府と軍に、どんなけ反対しようが、デモで叫ぼうが、まるで意味が無いと思い知った時の絶望感。

止められるとすれば、知識だけやと、イラン人の若い女性が言うてはった。
知ること。
今の日本に、日本人に、一番求められてること。
知るためには、自分の手でとり、足で動き、目で読み、耳で聞き、頭で考える。
そうやって、戦争のこと、憲法のこと、原爆のこと、原発のこと、被ばくのこと、差別のこと、
ひとりひとりの大人が知り、ひとりひとりの子どもに伝え、ひとりひとりの生きることの権利を、しっかりと自覚してほしい。

流れがまだ、それほど巨大でない今、ひとりひとりの目覚めがほんまに大切。
流れが巨大になってしもたら、もうその時は、どんなに目覚めてようが、みんないっぺんに押し流されてしまう。

そんなことにならんように、そんなことをさせんように、日本の未来に、子どもに、4度めの被ばくなんかに遭わさんように。

「どれだけの犠牲を払って、平和と憲法第九条を手にしたか。絶対変えちゃいけん」
「放射能の怖さはわかってるはずなのに、日本人は原爆の教訓を忘れてしまう。原発はなくさんといけん」


これは、中沢さんの言葉。中沢さんの遺志を、わたしらはしっかり継いでいかなあかん。


宮さんとおっしゃる方のブログ
宮A伝統文化をつなぐ日本の暮らしとは?に、中沢さんのことが書かれてた。
↓その記事の一部と新聞記事を、ここに転載させていただく。

73歳で逝去した中沢啓治さんは、六歳で地獄を見た。
▼広島原爆の爆心地から1.3`で被爆した中沢さんは、自宅の焼け跡から、父と姉、弟の骨を兄と掘り出した。
 父と弟と姉は、家屋の下敷きになり、生きながら焼かれた。

▼おびただしい数のむごたらしい死体、漂う死臭の記憶。
 それは生涯、中沢さんを苛んだ。
 そのたびに〈逃げ場のない穴に閉じこめられたような暗い気持ちになって、落ちこんでしまいます〉と、最後の著書『はだしのゲン わたしの遺書』に書いている。

▼小一の子を持つ母親から、抗議の手紙を受け取ったことがあるという。
 漫画 『はだしのゲン』を読み、夜トイレに行くのが怖いと泣く。
 あんなどぎついものはかかないでくれと。

▼中沢さんは返事を書いた。
〈あなたのお子さんは立派に成長しています。ほめてやってください。
『はだしのゲン』を読んでトイレに行けないくらい、自分のこととして感じてくれた。こんなありかたいことはありません〉

▼座右の銘は「一寸先は、闇」。
 被爆以来、死の恐怖と 背中合わせで生きてきたからだ。
 死を見つめ続けたからこそ、生のたくましさを描きえた。
 その死は、穏やかなものだったという。




中沢啓治さん死去
原爆の恐怖 ゲンと叫ぶ

↓以下、上記の新聞の書きおこし

2008年夏、広島市内の自宅でお目にかかった。
柔和で、人懐こい笑顔。
おじいさんになった『ゲン』がそこにいた。

6才で被爆し、父親や姉、弟を奪われた。
「原爆という文字を見るだけで、残酷な死体や臭気を思い出して嫌でね」。
手塚治虫さんに憧れて漫画家になった後、過去を隠して暮らしていたという。

転機は、生き地獄を耐えて守ってくれた母親の死。
ぼろぼろの遺骨を見て、
「あの放射能が骨の髄まで奪っていった。原爆から逃げちゃいけない。戦争を起こした者どもを許さんぞ」。
封印していた怒りを、自らをモデルにした『はだしのゲン』にぶつけた。

原爆の悲惨さや死を生々しく表現して議論になったが、
「多くの人に読んでほしいと、あれでもセーブして描いた」。
平和の尊さだけでなく、家族愛、人間の強さや弱さ、ユーモアを盛り込んだからこそ、子どもの心をつかんだ。
「図書館に初めて入った漫画がはだしのゲンだそうです」。
とびきりうれしそうだった顔を思い出す。

原爆後遺症ともされる糖尿病を長年患い、この10年は白内障も悪化。
2年前から肺ガンで入退院をくり返しながらも、「あの悲惨さは子々孫々とことん教えていかなくちゃいけない」と講演を引き受けた。

「どれだけの犠牲を払って、平和と憲法第九条を手にしたか。絶対変えちゃいけん」と語り、
『3.11』後は、「放射能の怖さはわかってるはずなのに、日本人は原爆の教訓を忘れてしまう。
原発はなくさんといけん」と訴えたという。
妻ミサヨさん(70)は「最期まで自分の思いを伝えたいと。執念でした」。

「百まで生きて、講演しまくってやろう」と笑った取材の帰り際、握手してもらった手は、ふっくら温かかった。
晩年も「壁画を描きたい」と表現者へのこだわりを見せ、
「踏まれても踏まれても根を張る」と、青麦に例えたゲンそのままに生き抜いた。
「8月6日がなかったら、おやじと酒を酌み交わして、6人きょうだいで楽しかったでしょうね」。
そんな67年越しの夢を、天国でかなえているに違いない。
(芦原千晶)

中沢啓治氏(なかざわ・けいじ=漫画家)
19日、肺がんのため死去、73歳。
広島市出身。
喪主は妻ミサヨさん。

原爆投下後の広島を生きる少年を描いた『はだしのゲン』の作者として知られる。
45年8月6日、6歳の時に爆心地から約1.2キロ離れた国民学校に登校する途中で被爆。
父、姉、弟を亡くし、母や兄と廃墟の広島を生きた体験が原点になった。

63年に漫画家としてデビュー。
『黒い雨にうたれて」を皮切りに、原爆や戦争の悲惨さを告発する漫画を発表。
73年から連載した自伝的漫画『はだしのゲン』は、原爆投下後の広島でたくましく成長する主人公の姿が反響を呼び、平和教材として活用されたほか、
英語やロシア語など、18(現在は20)カ国後に翻訳(翻訳中含む)され、海外でも出版された。

晩年は白内障による視力低下や、けんしょう炎に苦しみ、執筆活動を断念。
10年に肺がんが見つかってからは、故郷の広島で闘病生活を送っていた。

(以下略)

 

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コメント
 
01. 2013年8月15日 09:26:20 : L3oWjvNiyM
馬鹿か、
敗戦国に押し付けられた武装解除憲法ではないか
狂ってる。



02. 2013年8月15日 09:45:59 : dzSvvl4VUI
01>バカはおまえだ。おまえは原爆の地獄の業火に焼かれろ!

03. 2013年8月15日 11:00:08 : BIgfJMRMNE
狂ってるのは01の阿呆だなwww

04. 2013年8月15日 12:04:48 : qANG6XhOqY
その通りだ、もう30年以上も前に

中沢先生は、「アメリカ本土人での核実験の犠牲者のほうが

(アトミックソルジャーで映画にもなった)日本人よりも

犠牲が多いから、その為にも『はだしのゲン』が

そこまでつなげる話になるように頑張ります」

とおっしゃっておられたもんな。

gataro大先生、上記内容の記事をお持ちなら

貼り付けお願い申し上げます。


05. 2013年8月15日 16:02:26 : QPTOZ1BeXg
01
「敗戦国に押し付けられた武装解除憲法ではないか
狂ってる。」
ばかはお前だよ!
押しつけられた?
日本人が明治に作ったのが原本だよ!ば〜か!
武装解除って当たり前だろう
戦争に負けた!
どれだけの人間が無駄死にして犠牲になったかもう忘れたのか?

安倍のように戦争したら偉い!っていう低能がいるから
何時までも戦争の呪縛から逃れられないんだよ!

靖国に眠っている真の英霊(A級戦犯以外)たちは
無駄な戦争で命を全う出来なかったことを悔やんでいるだろう!
日本は戦争を放棄し戦争の無い平和になって喜んでいるだろうに
何時までも右翼がウロウロしているから怒っているのが見える!


06. 2013年8月15日 17:38:40 : oIjRF9fAyw
この 「はだしのゲン」 によって、戦争の悲惨さを知った人はどれ程いた事か
正に 不朽の名作 とはこの作品のために有る言葉と思う

憲法改正の是非は 微妙な問題であり、改正する事が必ずしも悪いとは言い切れないが
たとえ、改正される事になったとしても あくまでも平和を維持するための改正であるべきで
あの戦争が、どれほど悲惨なものだったかだけは 未来永劫 絶対に忘れるべきでは無い

こういう点に於いて、中沢さんの 「はだしのゲン」 の功績は絶大なものがあり
国民栄誉賞を贈られても不思議では無かったと思う。


07. 2013年8月16日 20:24:12 : R1r3TbMcy2
中沢氏は被爆者差別を嘆いておられた
今福島に奇形児が生まれるとか吹聴してる人間にもそれを
思ってほしい

08. 2013年8月16日 21:23:56 : R1r3TbMcy2
中沢さんは被爆者が差別されることを憂慮しておられた
今福島で奇形児云々いうやつは見習ってほしいね

09. 2013年8月16日 21:36:30 : cUqQ10tEi6
>どれだけの犠牲を払って平和と憲法第九条を手にしたか。絶対変えちゃいけん

そうだね。アメリカが作った平和をね。在日米軍がいたり、日米安保条約があるのは、平和のため。なるほどね。


10. 2013年8月17日 07:43:16 : 5jNL3B6LkM
チュン・チョンの妄言をそのまま信じ込んでいたり戦前のことなら何でも全否定しているなど、思想的に偏った部分は多々見受けられるのでマトモな大人になる頃には卒業してないといけない漫画ですが…人間の汚さ、戦禍の悲惨、民衆の悲哀をこれでもかと描いている作品、日本人なら一度は触れてみたほうがいいんじゃないかなあ。と思います。

しかし、現代日本の阿修羅で盲目にバカウヨ!バカウヨ!と繰り返している人達は、戦中は「一億火の玉!」と叫びながらゲンの家族をキチガイとして迫害し、戦後になったら掌を返して連合国の思想におもねた町内会長みたいな人達なのでしょうな


11. 2013年8月17日 19:59:54 : nUiPBSGZJU
原発や核兵器や戦争推進に反対する人たち
どんどん殺されてるね

万物を見通す目はもう一人歩きしてるよ
世界支配層の目論見から


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