http://km2295.iza.ne.jp/blog/entry/3180342/
2013/09/09 07:04

　時として政治家や政府は嘘を言うものだ。現実社会に対しても嘘を吐くし、過去の「歴史」を捏造するのはお手の物だ。ましてや映画やドラマともなれば嘘のオンパレードで、政治が国民を支配するために「歴史」を捏造するのは何処の国でも見られることだ。
　それに対して、日本政府は国民に諸外国の日本に関する「歴史」の捏造に対して耐性を持つべき「真実の歴史」教育をしっかりとすべきだ。さもなくば諸外国人から「嘘の歴史」を吹き込まれて徒に日本に嫌悪感を抱かないとも限らない。

　ロシアの映画監督がサハリンの朝鮮人を使って「強制連行して朝鮮人を日本人が酷使した」との嘘のプロパガンダ映画を作ったようだ。それによりロシア人による強制使役の歴史を日本人によるものにすり替えようとしている。

　南樺太の領有権を日本が獲得したのは1905年のポーツマス条約で北緯50°以南が日本領土となった。そもそも日本とロシアとの領土条約は1855年の日魯通好条約により北方4島が日本領となったことから始まる。

　次に1875年（明治8年）に樺太千島交換条約により領有権が確定していなかった樺太を放棄する代わりに千島列島を日本領と定めた。そして1905年の日露戦争の講和条約・ポーツマス条約で南樺太をロシアは日本へ割譲した。

　日本とロシアとの間の領土条約は以上の他に締結したものはない。1951年のサンフランシスコ条約で日本は南樺太の権利・権原および請求権を放棄したが、ロシア（旧ソ連）はサンフランシスコ条約に参加していない。つまり千島列島のすべてと北緯50°以南の南樺太は日本とロシアの外交条約に関する限りでは日本領のままだ。それを一方的に1945年8月15日以後に旧ソ連が日本領土に進攻略奪したに過ぎない。

　つまり南樺太と千島列島のすべては条約なき無法占拠状態にあるに過ぎない。それをロシア政府は自国民に「戦争により獲得した領土」だと嘘を教えている。

　そもそも日本とソ連は「日ソ不可侵条約」を戦前に結んでいて、それ故にナチスがモスクワに迫るほど攻め込んだ時にも日本軍はソ連に攻め込まなかった。攻め込んでいればソ連はヒトラーのナチス軍に敗れていただろう。それを終戦直前に「日ソ不可侵条約」を一方的に破棄してソ連は旧満州や日本の北方領土へ攻め込んだのだ。そうした史実を日本は国民にしっかりと教えるべきだ。

　ロシアが日本と平和条約を結ぶことは不可能だ。なぜなら国際条約を結ぶためにはこれまで結ばれていた国際条約に沿って問題処理しなければならないからだ。そうすると、ロシアは一旦南樺太と千島列島のすべての日本の領有権を認めた上で、新しい立場に立って領土問題を解決しなければならないからだ。それが常識的な国際条約のあり方だし、問題解決の常道だからだ。北方四島返還というのは日本が提起した実に慎ましい現実的な解決策だということを日本国民は理解すべきだ。

　そうして史実をロシア政府はロシア国民に教えたくない。ましてや不法占拠しているに過ぎない樺太や千島列島が「戦利品」だと教えている真実は終戦直後の武装解除した日本領へ雪崩れ込んで「火事場泥棒」を働いたに過ぎない、という史実を教えるのはロシア人の良心に呵責を与えるだろう。つまりロシア国民ということは火事場泥棒だということに他ならないからだ。

　しかも旧ソ連は日本人を60万人もシベリアへ抑留してシベリア開発に使役し2割以上の日本人を飢えと寒さで「殺害」した。これが国際人権条約違反でなくてなんだろうか。まず、この非を鳴らす映画を日本は作って世界に訴えるべきだ。

　非難から始めなければ国際交渉は出来ない。徹底してロシアの非を日本政府はあらゆる手段を通じて鳴らすべきだ。国際社会に訴えるべきだ。極東は世界の諸国民にとって遠い世界だ。関心もなければ利害関係も持たない。当然無関心でロシアがどれほど無法を働いていようと積極的に知ろうとはしない。

　しかしそれを放置しているとロシアは既成事実として無法を正当化して来る。それは「歴史り捏造」であると同時に国際的な「契約」無視の乱暴狼藉を許すことに繋がる。米国に対しても同盟関係とは別に非は非として非難する勇気を持たなければならない。ロシアに対しては何をか況や、である。

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コメント
01. 2013年9月09日 07:58:58 : CbD5crET12 その通りです。また日本国民には日本が受諾した「ポツダム宣言」で日本国の主権は本州、北海道、九州及び四国ならびに連合国が決定する諸小島に限定されるとの規定も知らなければなりません。尖閣や竹島は日本領土ではなくなったのではないでしょうか。
02. 2013年9月09日 10:05:48 : F1Sr2Hx0Nj 近現代史（日本史）を中学、高校で教えてください、必修でお願いします。 日本とアメリアが太平洋戦争（大東亜戦争）で戦ったことを知らない、生徒、学生が います、あれ、れ、れ、れ　状態。 アンビリ−バボ−状態ですので、よろしくお願いします。
03. 2013年9月09日 12:13:07 : dZHjEPaJk2 慰安婦問題と同様、不当なものはしっかりと声を上げてゆくべきだろう。 ロシアの話は、このところ中韓や慰安婦像などの話ですっかり目線から外れてた。 “「歴史」を教えるべきだ。”は、そのとおり。 だが、そもそも我が国の古代史に、既に他国のプロパガンダが混入している事実を知るべきだろう。 そこに間違った歴史観が、潜り込ませられているなら、いつでも潔く改めるべきだ、とも思う。 そうしたプロパガンダは、はるか大昔にもあった。 それは、かつての米への敗戦にも通じたところがある。 西暦663年、白村江の戦いで日本は、唐と新羅（しらぎ）の連合軍に大敗し、その後の歴史は、ひたすら唐の制度を真似てゆく歴史が続いてゆく。まるで戦後の日本ソックリだ。 そこでは、仏教という新しい思潮を利用して、古い精神性を否定、あるいは改造し、 今の米国を凌駕する国力を背景にして、あまたある文化の淵源が大陸由来であるかのような、歴史操作がなされた。日本人自らも、喜んでそうした歴史操作に加わった者もいた。 それは今もなお、常識、定説となって、学者達の思考をも縛り続けている。 いまの中国、韓国の素の所業をみるなら、かつて超大国であった頃に何がなされたのか十分に想像がつくだろう。 なにしろ、民族の質は、たかだか数百年のスパンでは変わらないからだ。
04. 2013年9月09日 12:37:05 : F1Sr2Hx0Nj 「そこでは、仏教という新しい思潮を利用して、古い精神性を否定、あるいは改造し」 http://www.worldtimes.co.jp/special/mida/md000130.htm　より （なぜ蘇我馬子は仏教を信じたか） 「蘇我馬子が仏教を政争にｇ蘇我氏の仏教信奉については、『日本書紀』に、蘇我馬子が仏舎利塔を建てたのは仏舎利の霊験（れいげん）を期待してのことである、と記されている。これは、日本における仏教信奉の最も古く、そして最も基本的なあり方であったということができる。 　大臣として、大連の物部尾輿とともに天皇家を支えていた蘇我稲目は、仏教を「今来（いまき）の神」として、新しいものに対する好奇心と政局の展望から、他に先駆けて受容した。これによって多くの渡来・技術集団を味方につけることに成功した。しかし、仏教信奉はあくまでも形の上でのことであった。 　蘇我氏が崇仏に傾くのに比例して、物部氏や中臣氏は排仏に動き、仏教を受容するか否かは政争の具と化していく。そこへ疫病が降ってわいたように流行し、多くの死者が出た。かくして、疫病の流行は、新たにやってきた仏に対する日本の神々の怒りによるものなのか、それとも排仏に対する仏の祟（たた）りによるものなのか、といった論争が沸騰し・・・・、」 インドの釈迦本来の仏教ではなく。、シナ渡来の最新思想として、政争に使用した、シナ仏教を　仏教ＶＳ神（天神地祇）として政争の道具に使った歴史があります。
05. 2013年9月11日 23:26:10 : fpun3WiXuY >>04 さん >シナ渡来の最新思想として、政争に使用した、シナ仏教を　仏教ＶＳ神（天神地祇）として政争の道具に使った歴史があります。 おっしゃるとおり。 それこそ、釈迦に説法かも知れぬが‥、 当時の為政者は仏教を利用して、旧来の勢力の封じ込めに使った。 それは、日本の天神地祇は、仏よりも一段低い存在で、仏者が管理・監督してやるべき‥という理屈だ。 そうして、祭政一致国家だった日本の、主要神社をその管理下に組み敷いたのだ。それが今も各地に残る、神宮寺、別当寺だ。 こうした仏教伝来当時から、遣唐使が廃止されるまでの期間に、大陸よりのプロパガンダがたくさん混じっているということが問題なのだ。

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