http://civilopinions.main.jp/2013/09/910.html
2013年9月10日　一市民が斬る!! [Civil Opinions Blog]

＜最高裁事務総局と財務省は日本の統治機構のコントローラー＞

　M前議員のブレーン�]氏が作成した「旧司法省は今も生きている！」の冒頭ページを見てみよう。
　日本の統治機構.pdf
http://civilopinions.main.jp/items/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E7%B5%B1%E6%B2%BB%E6%A9%9F%E6%A7%8B.pdf

　最高裁事務総局（司法）と財務省（行政）が、司法・行政・立法の三権の上にあって日本統治のコントローラーとして君臨している。
　政治家も、官僚も、裁判官も、ジャーナリストも、最高裁事務総局と財務省にはまったく頭が上がらない。

　
　＜最高裁事務総局は「裁判所部門を支援する事務を行う」とホームページで紹介しているが...＞

　国民は最高裁事務総局のことをほとんど知らない。
　最高裁の組織機構図（最高裁ホームページ）
　http://www.courts.go.jp/saikosai/about/sosiki/index.html

　事務総局のことを「裁判官会議を補佐し、最高裁判所の庶務をつかさどる機関として、事務総局が設置されています。 事務総局は裁判事務の合理的，効率的な運用を図るため，人や設備などの面で裁判部門を支援する事務を行っています」と説明している。

　ところが実態はまるで違う。

　最高裁事務総局はとてつもなく大きな権限と機能を持って三権をコントロールしているのである。

　
　＜最高裁事務総局がもつ権限と機能は＞

　事務総局は最高裁判所創設とほぼ同時に設立された。旧司法省出身者が中心で構成されたという。事務総局は、国民の知らぬところで自分達に都合のよいルールを作り、権限・機能を拡大し、司法行政を一手に治める集団に成長した。さらに、行政や立法にも影響できる力をつけていった。
　740名の陣容だが、幹部は、裁判所、裁判官を自在に動かせる裁判官出身のエリートで構成されている。

　新藤宗幸氏が自著で「事務総局が持っている権限と機能」を明らかにしている。
　岩波新書　新藤宗幸著「司法官僚」Ｐ50 〜52 参照

　事務総局が持っている6つの権限と機能
１．最高裁の規則･規定の作成（検察審査会事務局の分も）
２．法律･政令の制定に関する法務省との交渉･調整
３．人事権
裁判官に任命されるべき者の指名
（最高裁判事も天皇の任命だが、事務総局にてその案を内閣に提案する）
裁判官の異動や報酬の決定
裁判官以外の職員の任命･異動など（検察審査会事務局も管轄）
４．予算に関する機能（検察審査会事務局も管轄）
５．裁判官会議を総括する
６．司法関連の調査

　＜最高裁事務総局の横暴振り＞

　これまで最高裁事務総局は、上記の権限・機能を使って日本の司法を捻じ曲げてきた。その事例を以下に示す。

１．砂川裁判の逆転有罪判決
　1957年7月、旧米軍立川基地(東京都立川市)の拡張計画に反対した学生ら7人が基地内に立ち入り、日米安保条約に基づく刑事特別法違反で逮捕、起訴された。59年3月、東京地裁は安保条約に基づく米軍駐留は憲法9条に違反するとの初判断を示し、7人に無罪判決を言い渡した。だが最高裁は同年12月、これを破棄。地裁での差し戻し審で、7人全員の逆転有罪が確定した。

２．原発訴訟の逆転判決
　2006年　金沢地方裁判所の裁判長だった井戸謙一裁判官は北陸電力志賀原発2号機の運転を差止める判決を出した。だが、その判決は名古屋高裁で破棄され、最高裁も原告の上告を退けた。（週刊プレイボーイ2012年4月16日号最高裁事務総局が原発訴訟を歪めている！.pdf参照）
http://civilopinions.main.jp/items/%E6%9C%80%E9%AB%98%E8%A3%81%E4%BA%8B%E5%8B%99%E7%B7%8F%E5%B1%80%E3%81%8C%E5%8E%9F%E7%99%BA%E8%A8%B4%E8%A8%9F%E3%82%92%E6%AD%AA%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%EF%BC%81.pdf

３．陸山会有罪判決
　一審、控訴審とも、5000万円授受があったと推認されるとして3人の元秘書に有罪判決を出した。

４．管理下の検察審査会で「起訴相当」と架空議決し、総理大臣候補の小沢氏を刑事被告人にした。

コメント
01. 2013年9月10日 22:05:58 : 53Yt6V8nRg そんなによく判っているなら、森ゆうこに「なぜ秘密会を開かない？」なんて子供じみたこと言わないでくれる。 それとも分かって言ってる？ だとしたら、とんでもなく陰険な人だな・・・
02. 2013年9月10日 23:55:48 : DZhcVQqAeo 　本来は最高裁事務総局は運用と運営は日銀以上の完全独立機関として機能するもの財務省などの予算や人事などの及び腰ではとても政府などの都合の悪い案件では塞いで、とても良識のある判決などが滅多にでない。 　これは民主主義以前の問題であり、直ちに国会議員などは喫緊にこの問題を取り上げて最高裁事務局の運用と運営の監視をどうするのかを決めてべきだ。 　一つの例は最高裁事務局事務局総長と予算は国民による審査にして予算決定権は会計検査院にして会計検査院の検査機能などの権限強化すべきだ。人事は裁判官を除く人事権を人事院にして不正などがないか強めるなど。
03. 2013年9月11日 00:02:52 : FoeloG8HAE 3852九月とはいえ、蠅の多いこの頃、、、大気には放射性物質が少なからず浮遊しているでしょうから、塵芥をひきつける能力たるや、長崎、広島をもっての敗戦後に勝るとも劣らずで、誘発された異常気象のもとでの暮らしならば、蠅の多さも致し方なしとしましょう。 有り体に言えば、私達はクーデター後の国に棲んでいる。 クーデター参加者の我が世の春を謳歌している姿を遠見しながら、有名諸氏の身の処しかたはさまざまであって、この時期においては、表面上の意味をとらえても由なきであろう。 そんな事態にあって、無名であった、一市民ｔ氏は無名であったが故にクーデター実行サイドの要求する、自身による内的な検閲を逃れて発言できる位置を獲得し発信を続けている、応援したい。
04. 2013年9月11日 04:57:25 : RufpgDo1AM この御仁、良くも悪くも 相当な粘着質だな。 優秀なのだろうし、真実の追求に 多大な努力を惜しまず、敬意を評したい。 でも、その執着心の矛先が ちょっと的が外れると 破壊的分裂的になってしまう。 真の敵が誰なのか、 力を集中するべきところはどこなのか 誰か教えてあげて欲しいね。 さもないと、ただの嫌味なじいさんになる。
05. 2013年9月11日 05:24:06 : CbD5crET12 日本の司法の実態を一市民さんは国民に事実を持って知らせています。２０人の識者がみた「小沢事件」の真相（鳥越俊太郎、木村朗編の本）で小沢さんが述べています「私が本当に心配しているのは、日本の民主主義そのものの危機であります。これは今現在、すべての日本人が真剣に考えなくてはならないことです。」最高裁の罠と不正選挙疑惑を解決することが急務です。しかし並大抵のことではありません。現在の権力機構の根本にかかわる問題なのです。冤罪や暗殺が待っているのです。下手をすると日本は何時か来た道に逆戻りです。解決の道は国民が目覚めることです。
06. 2013年9月11日 08:53:04 : 7dgfk3qkDQ 今の霞ヶ関と永田町を実質的に牛耳っているのは最高裁事務総局と財務省。 そして今のマスメディアを実質的に支配しているのは電通と共同通信・時事通信。 大手新聞社とテレビ局は電通なしでは生けてはいけない。 この巨大な支配勢力を打破しない限り日本が戦前の状態に戻るのはそう遠い話ではない。
07. 2013年9月11日 17:10:09 : sy9aFtnJag 民主主義国家とは程遠い、見せかけの国、法治国家でもない、日本はものづくりは一流なので文化的生活が出来るようになったが、司法とマスコミは腐敗していて、戦前と変わらず国民を騙している。昔と違い、ネット時代で真実が知る事が出来るのが唯一の救いである。すべてアメリカから完全に独立しない事には本当の民主主義国家にはなれない。
08. 2013年9月11日 21:16:24 : ZpvWQL4P9V 三権分立とは大ウソのピンコロピン！ これは同意。 一番牛耳ってんのは、蓋開けりゃ、ところがどっこい、強欲拝金ごろつき守銭奴ダマスゴミだと思うがなぁ〜！

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