http://blogs.yahoo.co.jp/hellotomhanks/64177859.html
★孫崎享氏の視点ー＜2013/09/21＞★ 　：本音言いまっせー！

今集団的自衛権を容認しようとする動きが加速している。
　その時の論理は、「『集団的自衛権』―国連憲章に認められた権利で
持つようにしなければならない」というものがある。

　これは例によって、嘘と詭弁の部類に入る。

　国連憲章は第二条で、「すべての加盟国は、その国際関係において、
武力による威嚇又は武力の行使を、いかなる国の領土保全又は政治的独立
に対するものも、また、国際連合の目的と両立しない他のいかなる方法に
よるものも慎まなければならない。」と
「武力の行使を、慎まなければならない」としている。

　そして、第五十一条「国際連合加盟国に対して武力攻撃が発生した場合
には、個別的又は集団的自衛の固有の権利を害するものではない」と
している。

国連憲章は、相手国の攻撃があった時としている。

しかし、イラク戦争ではイラクが攻撃したわけではない。

アフガニスタン戦争もアフガニスタンが戦争したわけでない。
「アルカイダの基地にさせない」という理由で攻撃を続けていた。

シリアの化学兵器の使用に懲罰をあたえ、米国が軍事行動しようとしたが、
これもアメリカが攻撃されたわけではない。

したがってシリア攻撃が論議された時、国連の潘基文事務総長は３日、
シリアへの武力行使が合法なのは自衛目的、もしくは国連安全保障理事会
の承認を得た場合に限るとの考えを示した。（９月３日朝日）。

米国の考えている雲時行動は「国際的安全保障の改善のため」で
攻撃されてはない。

このような状況で、米国の戦略にしたがって自衛隊を海外に派遣し戦闘を
させようとする『集団的自衛権』が国連憲章と全く逆の動きである。

コメント
01. 2013年9月22日 02:14:38 : thV432Ic6G イラク攻撃にはドイツもフランスも反対していた。もちろん国連決議もない。 それでも突き進んだブッシュのアメリカは明確に国連憲章違反。 当時のアメリカは軍事力、世界への影響力で１極集中と勘違いしていた。 しかしすでにそれは崩れている。シリア攻撃にはイギリスでさえ国会での否決により参加できなくなった。もうどこの国も国外でアメリカの戦争に加わることをしなくなったということだ。 今頃になってその軍事行動に参加したい、安倍首相は周回遅れの頭の持ち主。
02. 2013年9月22日 03:50:55 : 0Yw2KSEBO2 気にするな。それが現実だ。口先で差頭なことを言っても世の中はかわらない。 夢を見ることも大切だが、まず真面目に現実を見据えてコツコツと生きることだ。
03. 2013年9月22日 04:11:18 : 7DXX8cXgzU 朝鮮戦争の場合は国連決議による国連軍の戦争なので、 日本は集団的自衛権なんてなくとも参戦しなければならないと思われる。 休戦が終わって先頭再開となると現在では国連軍が出られない可能性があるので、 その場合には当然参戦するだろうアメリカ軍との集団的自衛権は認めておかないほうが有利。
04. 2013年9月22日 09:19:15 : tVCHeY44t0 集団的自衛権よりも、ロシアから石油と天然ガス買う段取りしたほうがいい。

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