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〈永田町・霞が関インサイド〉“聖域”自民党税調の敗北 税制牛耳ってきた歴史も首相には通じず(ZAKZAK) 
http://www.asyura2.com/13/senkyo154/msg/852.html
投稿者 かさっこ地蔵 日時 2013 年 10 月 13 日 14:54:54: AtMSjtXKW4rJY
 

野田税調会長(中央)率いる自民党税調は安倍首相の前にパワーダウン


http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20131013/plt1310130800000-n1.htm
2013.10.13


 今週半ば、財務省(木下康司事務次官・1979年旧大蔵省入省)の最高幹部から話を聞く機会があった。

 10月1日、来年4月から消費税率8%実施が閣議決定したことに安堵(あんど)していたことは言うまでもない。

 だが、安倍晋三首相の消費増税決断までの安倍官邸と財務省との攻防、とりわけ自民党税制調査会(以下、党税調=野田毅会長)に話が及んだ際、それまでの滑らかな口調に変化があった。

 なぜか。それを説明するには党税調の歴史をおさらいする必要がある。

 かつて税制改正の論議は党税調が完全に牛耳り、時の首相も手出しできない存在だった。

 その象徴は故山中貞則氏。山中氏は岸信介内閣当時、佐藤栄作蔵相の下で大蔵政務次官を務めたことを契機に税制のプロとして力を付けた。

 通産相、防衛庁長官、総務庁長官、党政調会長などを歴任しているが、「党税調のドン」として君臨し、総理・総裁もアンタッチャブルの聖域化した。

 エピソードを1つ。自分が所属した派閥の領袖の中曽根康弘元首相を満座の前で「ヤス」呼ばわりする自信家で、消費税3%を導入した当時の竹下登首相が山中氏の言動に最大限配慮したほどだった。

 その竹下氏は通算5期蔵相を務め、旧大蔵省(現財務省)と一体視された。消費税は財務省が時の政権に振り付けし、その政権が力尽きれば使い捨てにするというのがこれまでの実態であった。

 旧大蔵省の庇護者たる竹下氏も例外ではなかった。96年に税率を5%に引き上げ、景気の腰折れを招き、翌年退陣に追い込まれた橋本龍太郎首相もその1人だった。

 さて、山中・党税調時代には村山達雄元蔵相(大蔵OB)、山下元利元防衛庁長官(同)ら大物議員が控え、その後も、与謝野馨元経済財政相、藤井裕久元財務相(大蔵OB)、伊吹文明衆院議長(元蔵相・同)らが継いだ。

 が、安倍首相が消費増税、復興特別法人税1年前倒し廃止、法人税減税の検討、5兆円規模の経済対策をまとめて決断するに当たって、財務省と一体の党税調は安倍官邸に対し無力だった。

 それを、件の財務省最高幹部は無念に思っていることを図らずも漏らしたのである。

 安倍首相は、実は8月初め官邸幹部に「党税調ってそんなに力があるの?」と語っていた。当時すでに税制の殿堂、党税調を完全に骨抜きにする腹積もりであったのだ。 (ジャーナリスト・歳川隆雄)


 

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コメント
 
01. 2013年10月13日 15:02:03 : LG0FUtT49g
安倍政権は政府が強くて、自民党が弱いということ で「政高党低」と言われているが、そんな生やさし いものではなく、安倍に対して閣僚も強くないの で、実態は「官高中政党低」である。要するに官邸 が独走状態である。

週刊朝日が、「TPP人事、税制、公務員改革『安倍 独裁』で自民は爆発寸前http://dot.asahi.com/wa/2013100900059.html 」と報じている。

「『こんなはずではなかった』。衆・参院選で大 勝し、わが世の春を謳歌しているはずの自民党議員 から、こんな声が聞こえてくる。原因は極度の 『政高党低』だ。高い内閣支持率を追い風にした安 倍晋三首相(59)主導による政策決定で、党が“の け者”になっているのだ。」だから、「政高党低」 ではなく、「官高政中党低」だって。まあ、このフ レーズは、今は俺しか使っていないから仕方がない が、そのうち評論家なんかで気付いて使うのも出て くるのではないだろか。

それはそうと、今、安倍は圧倒的議席数と、高い支 持率、そして、批判は色々あるが、アベノミクスも ある程度の成果は出ているので自信があり、有卦に 入っているので日本は自分が引っ張って行くんだど いうことなのだろうが、そういう時こそ慎重さが求 められるものだが、人間、なかなかそうはいかない んだろうな。

安倍は今回は、第一次安倍内閣と違って、スローガ ンの「戦後レジームからの脱却」は表立っては言っ ていない。だが、安倍は「戦後レジームからの脱 却」を取り下げたわけではなく、一つひとつの政策 を実現することで、それを実現しようとしている。 「戦後レジームからの脱却」だから、日本社会を全 部変えようとするのだから政策も多岐に渡ってい る。現状を変えようとすると、いわゆる守旧派と言 われる抵抗勢力が出て来るのだ。それは、自民党内 でも例外ではない。いや、既得権を確保していたの は自民党議員だったのだ。構造改革の代表者の小泉 の郵政民営化に反対したのは、旧田中派の流れを汲 む郵政族だった。

安倍の消費税増税と企業減税に関して、党税調は政 府は党の意見を聞いていないと態度を硬化したのだ が官邸は押し切った。また、企業減税の本丸、法人 税の実効税率の軽減については財務官僚は税収が減 るとの理由で、財務官僚は抵抗し、麻生財務大臣も 反対ということで、安倍と一対一での会談に臨んだ のである。安倍は実効税率軽減を取り下げる代わり に、評判の悪い東北の復興税の廃止の前倒しを提案 したのである。

麻生は安倍の意志は固いと見て、復興税の廃止の前 倒しを受け入れて、10月1日の安倍の発表になった のだが、それから1週間ぐらいもしたら、またぞろ 実効税率の軽減の検討が新聞記事になっていた。安 倍は消費税増税による景気の落ち込みへの対策とし て実効税率の軽減を考えているわけでなく、海外と の法人税の低下競争のために必要との信念を持って いるから、必ず実効税率を軽減を再び持ち出す。つ まり、「官高政中」となるのである。

TPPに関しての自民党農水族が反発するのは当たり 前である。自民党は「『聖域』なき関税撤廃には反 対」で選挙を戦ったのだから、農家からは公約違反 で追及されるのは火を見るより明らかである。だ が、安倍は官邸から林農水大臣や、甘利経済再生大 臣をコントロールして、党への説得をさせるという ことになる。

安倍が元々やりたい外交・安保は、外務大臣、防衛 大臣なんかすっ飛ばして、自らの私的諮問会議を本 部にして、そこで戦略を決定し、その後、外務省、 防衛省が実務をさせるということで、何のための所 管大臣か分かりやしない。安倍は日本の内閣制度が 内閣の統一性と一体性の確保が求められ、国務大臣 の任免権あるいは国務大臣の訴追に対する同意権 など単独の権限であるものを除いては、閣議にかけ て行使する原則を無視して、まるで、大統領のよう な振るまいである。

安倍は「戦後レジームからの脱却」を目指している から、様々な課題に取り組むために、風呂敷を広げ すぎているのだ。だから、個々の改革で自民党内で 軋轢が生じ、それを官邸の強権で押さえ込んでいる のだ。これは、自民党議員の不満が充満するだけで なく、議員でも不満ということは、そのうち国民か らも安倍の政治手法への批判が高まるリスクがあ る。一番可能性が高いのは、やはり、消費税増税後 の厳しい生活実感と、賃上げが一部の大企業の正社 員にしか行き渡らなかった時だ。とにかく、安倍は 謙虚、丁寧、人の痛みを知ることから始めないと、 どうも実は不安定な政権なように見えるのだ。


02. 2013年10月14日 11:25:27 : Eu0vCBLsdY
選挙結果を自由に操れる官僚は
もう政党の組織編成能力を必要としない

官僚が政党を優遇してきたのは
自民党が集票団体だったからだ

国民全員が選挙に来ても一人も
来なくても選挙の結果は変わらない

釣った魚にエサは不要だ
議員は安価であればあるほどいい

生活保護費で芸人に議員バッジ交付して
現在の貴族議員は残らず抹殺される


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