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自国の安全保障すら覚束なくなった落日の米国 (陽光堂主人の読書日記) 
http://www.asyura2.com/13/senkyo155/msg/549.html
投稿者 笑坊 日時 2013 年 10 月 28 日 10:37:27: EaaOcpw/cGfrA
 

http://yokodo999.blog104.fc2.com/blog-entry-1121.html
2013-10-28

 シリアの化学兵器問題は話題に上らなくなり、米国などによる武力介入の話も忘れ去られていますが、NATO諸国とロシアはシリアを巡って一時一触即発の状況となりました。下手をすると第三次世界大戦に繋がりかねない有り様だったようです。

 9月3日に、地中海の中央から東に向けて2発のミサイルが発射されるという事件が発生しました。イスラエルは米国と共同で行ったミサイル実験と説明しましたが、実際にはシリアに向けて発射されたものが、途中で撃ち落とされてしまったようです。撃墜したのは、もちろんロシア軍です。

 27日付の「櫻井ジャーナル」には、この事件に関する顛末が記されていますので、以下該当部分を引用します。
(http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201310270000/)

   集団的自衛権という名目で侵略への道を進もうとしている安倍政権だが、頼りの米国が政策転換

   (前略)

 アメリカが軍事的な圧倒しているという神話も崩れ始めている。例えば、9月3日には地中海の中央から東へ向かって2発のミサイルが発射されたが、このミサイルをロシアの早期警戒システムがすぐに探知、2発とも海中に落ちたとされている。

 直後にイスラエル国防省はアメリカと合同で行ったミサイル発射実験だと発表したが、事前に周辺国(少なくともロシア)へ通告はなく、シリアに向かって発射されたと思われても仕方のない状況だった。

 実際にシリアへの攻撃を始めたのだとする説もある。スペインにあるNATOの基地から発射されたミサイルをロシア軍が撃墜したとレバノンのメディアは報道しているのだ。ジャミングでミサイルのGPSが狂って落下したとも言われている。いずれにしろ、アメリカ軍の攻撃が機能しなかったということになる。

 その当時、地中海にはアメリカ軍、ロシア軍、中国軍の艦船が集結し、軍事衝突に発展しても不思議ではない状況にあった。ミサイルが発射された直後にロシア側からアメリカ側へ強い抗議があったという。ロシア側の軍事的な能力と反応を「西側」は見誤っていた可能性が高い。

 ミサイル発射の後、その状況が大きく変化する。ロシア政府の提供した情報でシリア攻撃の「大義」がないことは明らかになっていたが、ミサイルが人為的に落とされたのならば、軍事衝突になってもアメリカ軍が勝てる保証はないことを意味する。

 アメリカと最も緊密な関係にある国はイギリス。そのイギリスの下院はシリア攻撃に関する政府提出の動議を否決、デイビッド・キャメロン首相は武力行使を断念すると表明せざるをえなくなった。アメリカのバラク・オバマ大統領も開戦の責任を議会へ押しつける形で戦争を避ける方向へ動き始める。サウジアラビアはロシアやアメリカを脅したが、効果はなかったようだ。

 アメリカは経済が破綻してるだけでなく、軍事的に世界を制圧する力もない。金融の世界にのめり込んだアメリカでは経済が急速に疲弊、ものをつくる能力も衰え、その影響は軍事の世界にも波及している。そうしたアメリカのために集団的自衛権を行使しようとしているのが日本の安倍政権だが、日本も足下が崩れ始めている。  (下線は引用者による)


 文中の「ジャミング」は、妨害電波を意味します。NATOの基地から発射されたのなら、本気で戦争に突っ込むつもりだったのでしょう。全く狂った連中です。

 オバマは軍産複合体の圧力に抗して巧みに戦争を回避していると評価する人がいますが、彼が平和主義者なんて麗しすぎる誤解です。師匠はあのブレジンスキーですし、ミサイル発射に関しても承認を与えたはずです。

 ともあれ、ロシア軍によって撃墜されたことで、NATO諸国の野望は潰えてしまいました。その後のみっともない対応振りを見れば、それがよく判ります。

 米国のミサイル迎撃システムは上手く作動しておらず、迎撃実験も中々成功しません。軌道が判っていても撃ち落とすのが難しい状況ですから、不意に飛んで来た場合はとても対応できません。日本の自衛隊も、大枚を払って穴だらけのミサイル防衛システムに参加させられています。もちろん、米国を守るためです。

 それなのに、ロシア軍はあっさりとミサイル2発を撃ち落としてしまいました。これじゃまともに戦えないということで、米国やイギリスはさっさと逃げ出したのです。

 軍事オタクの人たちは、「いやいや、米国は超弩級の兵器を持っているが、隠しているだけだ」などと言うかもしれません。もしそうなら、どこの国も米国に逆らわず、各国首脳は「オール安倍」と化していることでしょう。米国は金欠ですから、軍事力は確実に低下しています。

 日本が本当に自衛ということを考えるなら、日米安保体制を見直すべきです。米国は最初から日本を守る気などありませんし、自国の安全すら怪しくなっているのですから。中露韓などと集団安全保障体制を築くべきですが、日本を売り飛ばして危険に晒すことしか考えていない狂気の安倍内閣では到底無理です。

 

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コメント
 
01. 2013年10月28日 12:33:40 : 8I8fJ0gRVQ
軍事力より諜報活動に金を割き過ぎたとか(笑)。

02. 2013年10月28日 12:40:28 : Q3qbpnbECo
>ロシア軍はあっさりとミサイル2発を撃ち落としてしまいました。これじゃまともに戦えないということで、米国やイギリスはさっさと逃げ出したのです

しかし、時系列的には、英議会否決、米議会承認を条件とする声明より、ミサイル発射のほうが後かと


03. 2013年10月29日 07:13:55 : N3USgH5FEY
面白く読ませてもらった
まあ、色々な情報があって、そこからの推測は
それはそれで良いと思う

自分はCIAは知らんけどwモサドがロシア軍の能力を把握していなかったとは思えない
ロシアの本気度を見ようとしたのかもしれないね

コソボ紛争で中国大使館がやられたことがあったけど(あんなもの誰も誤爆とは思わないだろ?)
それでもあの程度で済んだんだから、そうそう軍事衝突もないとも思う

記事の言わんとしている事はそのとおりだと思う

オバマはまあ、ブッシュよりはマシってことでw


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