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[秘密保護法案]裁判所は特定秘密を扱えず、司法制度完全崩壊 (陽光堂主人の読書日記) 
http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/213.html
投稿者 笑坊 日時 2013 年 11 月 11 日 11:28:52: EaaOcpw/cGfrA
 

http://yokodo999.blog104.fc2.com/blog-entry-1132.html
2013-11-11

 今の国会は来月6日で終了となり、残り1カ月もありません。この短時日の間に特定秘密保護法案を成立させようと、与党側はシャカリキになっています。

 野党側は、「もっと審議に時間をかけるべきだ」と反対していますが、政府・与党は余程急いでいるようで、修正協議に応じる構えを示しています。何か切迫した理由があるのでしょうか?

 法案に多少の修正を施しても代わり映えしないので廃棄すべきですが、与党が圧倒的多数を占めていますから廃案は難しいでしょう。継続協議の形で先送りできればよいのですが、野党側が変に妥協してしまっておざなりの修正でお茶を濁してしまう可能性が大です。

 この法案が通ってしまうと、この国の司法制度は名実ともに完全に死滅します。現在でも裁判所は、時の政権の顔色を窺って判決を下していますから、特定秘密保護法案が成立したら裁判自体が成り立ちません。何せ、裁判官も処罰の対象となるのですから。

 特定秘密保護法案が主に想定しているのは軍事・テロ関係の機密情報漏洩で、これを知ろうとしたら当然処罰の対象となります。例えば、2020年開催予定の東京五輪のテロ対策の詳細を入手しようとして、あちこち調べ回ったら処罰の対象となります。これは誰でも納得できます。

 しかし、TPPや原発など、我々に密接に関わる情報を集めていたら特定秘密保護法違反で逮捕され、そのまま起訴、非公開の裁判で有罪確定というまさかの展開も有り得るのです。これではネットでの情報発信も迂闊にできなくなります。

 特定秘密保護法案が今の形で施行されたとしても、こうした事件が発生する確率は低いと思われます。(少なくとも当分の間は) 強引な逮捕が続けば、奴隷のように飼い慣らされた国民も騒ぎ出します。そうなったら、政府も好き放題がやり難くなります。

 問題は、不当逮捕や暗黒裁判の情報自体が隠匿される可能性があることです。マスコミは自己検閲を得意としていますから、特定秘密保護法関係の事件の報道を忌避してしまう恐れがあります。第一、報道しようにも中身がよく判りませんから、碌な記事は書けません。「誰それが防衛関係の特定秘密に抵触した疑いで逮捕された」ぐらいしか書きようがないからです。

 特定秘密保護法案と司法の関係については未だ充分に認識されておらず、記事も殆ど見当たりません。日本共産党の「しんぶん赤旗」が11月2日付でこの問題を採り上げていますので、以下引用します。
(http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-11-02/2013110201_01_1.html)

   許すな!秘密保護法案 理由も秘密のまま逮捕 裁判官や弁護士も処罰の対象に

 外交・軍事情報から原発施設関連まで広範な行政情報を「特定秘密」とし、国民を処罰する「秘密保護法案」。「何が秘密かも秘密」にする同法案のもとで、捜査や起訴といった刑事手続きや裁判はどうなるのか―。10月31日、国会内で行われた超党派・市民の勉強会で議論となりました。
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 法案は、「秘密」を漏らす行為(未遂や過失を含む)や探知する行為(管理侵害行為)を処罰する仕組み。それらの「共謀、教唆、扇動」も処罰の対象です。

 しかし、「秘密」の中身は国民には知らされず、何が処罰の対象になるか国民にはわかりません。勉強会で、警察庁警備局警備企画課長の村田隆氏は、(1)告発がなされた場合(2)別件で捜査し書類などが発見された場合に「捜査を開始する」と説明。しかし、捜索令状や逮捕状に被疑事実が明記されるのかは明言しませんでした。犯罪とされた事実もわからないまま、捜査対象になったり、逮捕される場合もあるのです。

「認識」どう調べる

 政府は「特定秘密であるという“認識”がない場合は処罰対象になりません」(村田氏)ともいい訳します。しかし、その“認識”をどう調べるのか。

 日本共産党の仁比聡平参院議員が「どうやって誰がただすのか。拘束して自白を迫るしかないじゃないか」と迫ると、村田氏は「慎重に捜査するとしか言いようがありません」と否定しませんでした。自白を迫るか、盗聴などで日ごろの会話を調べる以外にあらかじめ「認識」を知ることはできません。

裁判の主題が不明

 裁判ではどうなるのか。勉強会では、内閣情報調査室の早川智之氏が「裁判でも『秘密』を開示することにはならない」「弁護人が特定秘密を入手することは考えられない」と答えました。裁判官だけに「秘密」を提示する場合があるとしましたが、その場合は裁判官も「処罰の対象となる」(早川氏)のです。

 被告人はもちろん、裁判官も弁護人も、裁判の主題が何であるかがわからない。それどころか弁護のため「秘密」を探れば弁護士も逮捕され、「秘密」を漏らせば裁判官も処罰される―異様な刑事裁判です。 (下線は引用者による)


 捜索されたり逮捕されても、何の容疑か分からないというのです。弁護士を呼んだとしても、役に立ちません。肝心の容疑の具体的内容を知り得ないからです。

 もちろん、取調べの段階で本人には知らされるでしょうが、それを弁護士に知らせたらどうなるのか? それも新たな情報漏洩となるのでしょうか?

 日本の警察は自白を強要するのが得意ですから、戦前さながらの環境で連日詰問されたら、大抵の人は音を上げ、何でも認めてしまいます。これで冤罪一丁上がりです。取調べ可視化など、特定秘密を扱っている以上、不可能です。裁判自体も、非公開とせざるを得ません。

 近代国家では有り得ない状況ですが、安倍政権は国民に考える間を与えることなく、この世紀の悪法をゴリ押ししようとしています。安倍は世界一が好きなようですが、暗黒独裁監視国家としても世界一を目指しているのでしょう。安倍自民党を支持した人たちの責任は重大で、自ら身を張って反対せねばなりません。

 

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コメント
 
01. 2013年11月11日 12:40:19 : uZfLdUSoiY
野党は変に妥協するな。最後まで突っぱねろ。絶対に今国会での成立を阻止しろ。

02. 2013年11月11日 12:44:35 : CaZ71tUXVQ

>修正協議に応じる構えを示しています。何か切迫した理由があるのでしょうか?

切迫した理由があるとすれば、その一つには、彼らは自分たちが不正選挙によって存在させられていることを自覚しているからであろう。

いつ、自分たちの不正が国民から暴かれるか分からない。

その前に、素早くすべての米国、反キリスト勢力様のための悪法を通してしまえ、というのかも知れない。


03. 2013年11月11日 12:53:32 : ThYJWHY3go
02さん
ならば尚のこと、
野党にがんばってもらって、
この法案は阻止してもらわないといけませんね。
原発問題も弱腰だし、
オリンピックには反対しないし、
何もいい仕事をしていない野党ですから、
これくらいは死に物狂いで阻止して頂かないと。

04. 2013年11月11日 13:36:53 : rrhrFN6JLd
検察審査会のように国民には悪事は見えないようにする。

05. 2013年11月11日 16:04:40 : 9do7Xcuj4Y
日本は、じつわ、北極にある国なんですね。
おお寒いっつ!
世界の中心ではこんなふうなんですね。行ってみたい、そんなところに。

ツワネ原則って暖かい、それに比べて、日本は寒いっつ。
http://www.opensocietyfoundations.org/fact-sheets/tshwane-principles-national-security-and-right-information-overview-15-points

早くこんな先進国の仲間入りがしたいもんだ。


06. 2013年11月11日 17:43:24 : CaZ71tUXVQ
03さん、02です。


それは不可能でしょうね。

野党と言っても、民主、維新、みんなは同じ穴の狢。

社民、共産、生活の各党さえも一切期待できない。

なぜなら、たとえば、最近あからさまとなってきた不正選挙裁判の動きに対して、彼らは何らかの動きを示していますか。

不思議なことに、ノー!全く反応を示していない!

これは驚くべき事ではないですか。なぜかは分からない!

だれか教えて欲しい!なぜ生活の党が反応しないのか。


即ち、政治家はすべて信頼に値しないということ!


07. 2013年11月12日 04:06:49 : C9Ny8G1k3M
それほど恐れることもないだろう。恐れては何事も成就すべからずの通りである。

裁判所の権限が及ばないということは当該法案は総理大臣の専権を規定するということだ。

従って任期の制限や制約が伴うことであり、当該法案は政権のたらい回しによって効力が及ばない性質の法律のことであろう。

特定秘密保護法といえども、訴追の権利は国民主権に保障されているということである。従って司法制度の崩壊と言うことはできないだろう。


08. 2013年11月12日 20:06:20 : F8zQX5aVbk
一般の裁判所は軍事裁判を担当できないだろ

機密を扱ってるってんだから軍事ってことで
それはそれでいいんだよ

そもそも官僚とかていのいい誤魔化し呼称で
本来の呼び名は幕僚だからね

軍事放棄した日本にはいるわけない地位の職席

機密秘書の呼称は「尚書」で長官が「尚書令」

機密が存在するのは軍隊と警察だから官僚の存在は
日本国憲法の手前「国務大臣」「その秘書官」
「自衛隊職員役職者」「内閣官房付秘書官」しかいない

それ以外は憲法違反の軍官が存在してるということだ

憲法に反して軍事国家宣言でもする気か?


09. 2013年11月12日 20:23:51 : F8zQX5aVbk
続き

官僚とは「軍官僚」が正式名称で「幕僚」のこと
軍隊以外いてはならない

逆に内務は「尚書」という「各省官房書記」と
禁止行為摘発・取り締まり担当の長官「司馬」が
設けられて行政府の機密秘書官は全員だ

これが軍隊となると
「食料調達に秘書がいる」「燃料調達に秘書がいる」
「兵員調達に秘書がいる」「兵装調達に秘書がいる」
「行軍計画に秘書がいる」「戦費調達に秘書がいる」
「非公開外交に秘書がいる」「それが地方にもいる」
というわけで軍事国家が出来上がりというわけよ

つまり日本は武装放棄してないんだよ

武装放棄とは官僚のクビ


10. 2013年11月12日 21:10:26 : C9Ny8G1k3M
>>08. 2013年11月12日 20:06:20 : F8zQX5aVbk
>>09. 2013年11月12日 20:23:51 : F8zQX5aVbk
続き

だれが軍隊などに食わせてやるものか。国民が食わずに供出した食糧物資を全部太平洋の生み底に沈められた経験がある日本国である。

日本兵は戦死か餓死してその醜態が米軍フィルムに収まっていることを知ってるか?

もう嫌なんだよ、日本人は心底から戦争や武装などという働かず食う人間になるのは。誰が軍人に食わせてやるものか。

世界中の軍人が死ねば戦争は永久に起こらない。分かるか? 馬鹿ウヨだけ戦死すれば良いことだ。武装狂は誰も巻き込んではならないということだ。勝手に武装してろよ、死ぬまで。

馬鹿ウヨは他人の迷惑を考えろ!!

hahahahahahahabaka


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