広い海洋の海水に燃料棒をさらすと直接浴びると致死量の放射能放出物は常に海洋に拡散されることになる。薄められるとよく平気で言えるもんだ，海洋でも大気でも自然環境は復興に百年かかる。

そのために燃料棒のウラニウムが崩壊すると、最初に漏れだすのは稀ガスで、次にウラニウムはヨウ素とセシウムに分解される。射能は塩素では解体されん。しかし大海や大気の中では薄められる。それで放射能は低くなるが、それを低下したから安全になったと誤報するから困ったもんだ。

放射能を植物は根から、動物や魚は口からとりこむと、人間が食べると体内にとりこまれる。燃料棒が溶解するとヨードとセシウムが、海や大気に大量に飛散される。ヨードは少量なら対外に排泄されるが、大量なら甲状腺などに蓄積される。セシウムは骨に蓄積される。ヨードやセシウムを体内と甲状腺や骨に一時取り込んで、排出することが幼児や小動物や魚にはできない。

燃料棒の溶解は危険な海水の注入を続けると破壊が加速する。物理学が原子レベルでは理論を確定できているが、原子の一万分の一の電子レベルと、原子の一万倍の分子レベルの現象を原子レベルと同一視するのが原因で，放射能を出して崩壊する元素の中で、最も危険なウラニウムに燃料を固執してきたのも、分子レベルでは共鳴共振により、物質に腐食・穿孔・発熱することを無視してきたのも、そのためだ。

海水で冷やせば放射能漏れも高温発熱も低下するという想定は、原子物理学の幻覚なのだ。多くの分子を含む海水を注入して原子設備の腐食・穿孔・発熱は加速し、火に油を注いだため福島原発は破壊が加速した、従って日本は放射能汚染列島化が避けられない。海洋に放り込めとは呆れてものもいえない。物理学は、電子と原子（陽子）と分子が一万倍もサイズが異なり 独立した法則と定理をも
つのに、統一された法則と原理しかないというドグマに支配されている。すなわち電子・原子・分子ごとに独立した法則と原理をもつのである，これが真の3・11 のフクシマ原発悲劇の根因である。

沢山の陽子を核にもつ原子は、電子を激突させなくても自然崩壊し他の原子となる。ウラニウムは自然崩壊しセシウムとプルトニウムになる。電子を激突させると崩壊は加速され原子爆弾のように大量に殺傷破壊させる。だから、原発の燃料棒は濃縮されたままのウラニウムは使用されず、自然崩壊を遅延させるため混ぜ物にしている。だから、混ぜ物を結合させる水素が発生するため、水素爆発や高温の熱での蒸気爆発が避けられない。ウラニウムが自己崩壊して発生させる電子の放射線量は多いため発熱量は高くなる。自己崩壊しても、高い放射線量をもつセシウムやプルトニウムに分裂誕生する。恐ろしいことだ。