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特定秘密保護法だけではない深刻なアベノリスク (植草一秀の『知られざる真実』) 
http://www.asyura2.com/13/senkyo157/msg/130.html
投稿者 笑坊 日時 2013 年 11 月 28 日 19:15:48: EaaOcpw/cGfrA
 

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-313d.html
2013年11月28日

「アベノリスク」が猛威を奮い始めた。

http://goo.gl/xu3Us

野田佳彦氏が民主党を壊滅的な状況に陥れた最大の要因は、野田佳彦氏が主権者である国民に対して、背信の行動に突き進んだからである。

野田佳彦氏が2009年の総選挙に際して、何を言ったのかを、ここで詳しく繰り返すことはしない。


次の三つの演説を再確認するだけで十分である。

1.2009年7月14日野田佳彦氏衆院本会議討論演説

http://goo.gl/5OlF8

2.2009年8月15日野田佳彦氏街頭演説

http://www.youtube.com/watch?v=y-oG4PEPeGo

3.2009年8月11日岡田克也氏街頭演説

http://nicoviewer.net/sm13731857

消費税増税について、

「シロアリを退治しないで消費税を上げるのはおかしい」

と明言し、シロアリ退治に邁進することを主権者に約束したのである。

シロアリ退治とは、天下りとワタリの根絶である。

ところが、この約束を明確に示した野田佳彦氏が、シロアリを一匹も退治することなく、消費税大増税に突き進んだ。

そのうえで、衆議院解散・総選挙に突き進んだのである。

まさに「自爆解散」だったが、予想通り、野田佳彦民主党は玉砕した。

野田佳彦民主党の崩壊は、必然の結果であった。


昨年12月16日の総選挙を通じて、安倍晋三政権が誕生した。

メディアの誘導も、安倍政権誕生に大きく寄与したと思われる。

しかし、最大の要因は、野田佳彦民主党の自爆である。

野田佳彦氏は、意図してオウンゴールを五発も打ち込んだように見える。

野田氏がなぜこのような行為に突き進んだのか。

それは、野田佳彦氏が主権者国民の側に立つ人間ではなく、既得権益の側に立つ人間であったからだろう。


民主党は水と油の混合物だった。

主権者国民の側に立つ者と、既得権益の側に立つ者が同居していた。

「小鳩の春」をもたらした、小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏は、主権者国民の側に立つ政治家であった。

2009年9月には、日本の歴史上、初めて、主権者国民の側に立つ政治勢力が政権を樹立した。

この事態に対応したのが既得権益勢力である。

既得権益勢力は、主権者国民の勢力に奪われた政治権力を奪還するために、文字通り、目的のためには手段を選ばぬ行動に突き進んだ。

第一弾として、民主党内に潜む既得権益勢力にクーデターを挙行させた。

その結果として誕生したのが、菅直人政権である。

その後、既得権益勢力は野田佳彦政権を樹立した。

そして、この野田佳彦政権に消費税大増税法を成立させたのである。

消費税大増税法は、同時に民主党を解体する強力な兵器でもあった。

野田佳彦氏に自爆を命じて政権を安倍晋三氏に引き継がせた。

そして、国政選挙が丸3年行なわれない空白の時間帯を形成して、この間に、日本のすべてを解体、改変することが、いま推進されている。


問題は、政治権力を掌握した安倍晋三政権が、主権者国民との契約=政権公約を踏みにじり、日本の根幹を左右する諸問題について、暴走を始めたことである。

特定秘密保護法が「数の論理」で強行成立される状況が進行している。

日本の民主主義を破壊する横暴である。

メディアが社会の木鐸として、権力批判を展開するべき局面だが、大半のメディアが堕落して、権力迎合を強めている。

このメディアが深刻な除法汚染をもたらしている。

除染を急がなければ、多くの主権者が汚染情報によって洗脳されてしまう。


そして、原発、沖縄、TPPが、安倍政権の暴走によって、歪んだ方向に引き寄せられる。

重大な問題が山積しすぎており、どうしても目配りが行き届かなくなりやすい。

昨年12月の総選挙、本年7月の参院選でも同じことが言えた。

総選挙では、原発、消費税、TPPが最重要事項だった、

参院選では、これに憲法、沖縄が加わった。

ところが、メディアは、この重大テーマを陰に隠すために、まったく見当違いの争点設定を行った。

総選挙では、民主党政権の継続を望むか、政権交代を求めるか、第三極の躍進を実現させるのか、安倍政権の誕生を実現させるか、などを中心争点に位置付けたのである。

参院選では、景気=アベノミクスの評価が最大の争点であるとの刷り込みが展開された。

同時に、ねじれが「決められない政治」をもたらしているとの前宣伝とともに「ねじれの解消」が最大の焦点であるとの大宣伝が展開された。

つまり、原発・憲法・TPP・消費税・沖縄の五大争点に光を当てないように、選挙戦を誘導したのである。

結果として安倍政権が強い国会基盤を確保し、衆参両院を支配する状況が生み出された。

さらに重要なことは、この状況が次の国政選挙までの長期間維持されることである。


 

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コメント
 
01. 佐助 2013年11月28日 22:33:43 : YZ1JBFFO77mpI : 2AYIRQbqkw
ほぼその通りだと思います,他に
アベノミクスは蜃気楼化されたお化け,三年ごとに三段階で世界と各国の信用が縮小しています,だが政治指導者は全く世界信用縮小恐慌の渦中にあることを認識できない。限界点に達すると特定秘密保護法案「踏み倒し」法案で揉消そうとする。このような政治家に出会ったのは本当に我々は不幸である。

すなわちいずれ既成政党制度の否定が進む。そして既成政党の腐敗により株式市場・為替市場・銀行窓口の一時閉鎖が避けられなくなる。その世界経済の傷口が回復するのに、2025年までかかることになる。なぜ,それはバルブが弾けないかぎり見えないからです。だから認識も理解もできなくなる。そして激しい憎悪の国家の対立が発生する。それは東南アジアなのか,中国尖閣問題なのか,韓国竹島なのか,わからないがルールが破壊される時には必ず激しい憎悪の国家の対立が発生している。

そのために世界大戦の危機の恐れもあるが燃料電池で産業革命がスタートしたので,世界大戦という巨大な殺人消費需要の助けを借りなくても、恐慌から脱出することができるしドルの暴落も止まり雇用も,経済もすべて変わる。これは政府次第であるが無視すると未曽有のパニックを迎えます。

国家は官僚と政治家マスコミの汚職まみれで市場の縮小による影響を打ち消し、GDPを二桁成長させる効果を最優先させてしまう。そして政治家と官僚マスコミはGDPと供給過剰が解消すれば、再び住宅土地ブームはこれまでと同様再燃すると確信してる。ところが一党独裁支配や二大政党制そして大連立だとすべて腐敗・不信によって自爆する。

そして一党独裁支配制を採用している社会主義国家ソ連と中国は当然自壊する。だが資本主義国家でも社会主義国家でも、国家と企業と個人は、それぞれ利己的な自衛思考と行動をするために、短所や矛盾の発生は避けられない。資本主義国家でも、官僚支配するビジネスに参加するにはコネと賄賂が絶対必要である。社会主義政治体制は官僚支配なので、どんな開放政策にも認可権がつきまとう。そのため、自由経済システムそのものも腐敗堕落が避けられない。

それは、三世代目になると、革命を直接経験しない世代が多数派となるためだ。つまり一党独裁政治体制の自壊は避けられない。すなわち自公民の人気は低下し,官僚の腐敗で国家権力は、古いルールを破壊する思考行動の容認改革派と弾圧派に分裂し、改革に成功する。

なぜそのようになるのだろうか,それは政治家官僚マスコミには自分にプラスなら味方・正義・善であり、マイナスなら敵・不正義・悪だと判定。家族内外でも判定してしまうからである。自分にとってプラスは善で、マイナスは悪とハッキリしている。企業や国家の正義/不正義・善/悪・味方/敵は、この個人の善/悪の判定規準から連想される。


02. 2013年11月28日 23:30:58 : FfzzRIbxkp
わけのわからない政治家によって、

今まで犯罪とされなかった行為が犯罪とされてしまうのに、

何が犯罪なのかもよくわからないんです。 困ります。


03. 2013年11月29日 00:02:07 : AVCzW2K2rQ
危険因子安倍を引き摺り下ろすことが出来ないものか・・

04. 2013年11月29日 02:20:27 : 5OabrQFR2k
野駄は売国豚で、アホ缶は売国漢だった。
未だに両者とも生きているが、即刻死刑にするべきである。

05. 2013年11月29日 12:00:55 : UQW6tpIdco
解散したら大打撃になる事は百も承知で解散した野田は、不正選挙で民主党が政権を取る時の得票より上回る何て、どう考えてもおかしい。こんな大詐欺師がノウノウと議員になっている事は許せない。菅にしろ野田にしろ、国民との約束を平気で裏切り、アメリカの言うままになった売国奴、議員でいられる国のあり方はおかしい。

06. 「生活党応援団」 2013年11月29日 13:47:21 : gx0s7Tp1IhHJo : oWtVBkMJII
とにかく安部は追求されるのが怖くて怖くてしょうがないらしい。
国会改革と称して総理大臣の出席を免れようとしているのが痛々しい限りだ。
日刊ゲンダイは頭が悪いからと切捨てている。私も同感である。頭のいい人間はどこからでもかかってこいと思うものらしい。私は頭のいい人間ではないから推測でしかないのだけれども。

07. 2013年11月29日 21:20:31 : YNZhPkSqak
植草さん、民主党政権の時「野田を抹殺せよ!」と思った気持ちは、私も今も忘れていませんよ。そういう人はたくさんいると思いますよ。
汚名は永遠に残ると思います。

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