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田原総一朗「特定秘密保護法案の本当のターゲットは『日本国民』だ」〈週刊朝日〉 
http://www.asyura2.com/13/senkyo157/msg/373.html
投稿者 かさっこ地蔵 日時 2013 年 12 月 04 日 11:47:53: AtMSjtXKW4rJY
 

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131204-00000004-sasahi-soci
週刊朝日 2013年12月13日号


 各方面から批判が相次いだ特定秘密保護法案が衆院本会議で可決された。その結果が出てからジャーナリストの田原総一朗氏はこの法案の本当の怖さに気づいたと後悔する。

*  *  *

 大変危ない代物である特定秘密保護法案が、11月26日に衆院本会議で可決された。自民党、公明党、みんなの党が賛成したのである。朝日新聞は27日付の社説で「数の力におごった権力の暴走としかいいようがない」と憤激し、毎日新聞は「あぜんとする強行劇だった」とあきれかえった。

 確かに、この法律には「秘密」の定義がなく、監視機関が作られる保証もなく、将来の公開の約束さえない。朝日や毎日が憤るのは当然だが、実は少なからぬ国民が、この法案にはあまり関心を示してこなかったという現実がある。

 もっと言えば、この法案が成立すると、メディアの人間たちは取材しにくくなるかもしれないが、それはあくまでもメディアの問題であり、一般国民には関係ないと少なからぬ人々がとらえていたのではないか。

 正直に言うと、これは私も含めたジャーナリズムの責任で、私自身、この法案の本当の怖さに気がつくのが遅れたのである。

 特定秘密保護法案の対象は防衛、外交、スパイ活動、テロ防止などの4分野で、防衛は防衛省、外交は主として外務省が担当するのだが、スパイ活動とテロ防止を担当するのは警察なのである。もっと言えば、防衛、外交にスパイ活動とテロ防止が加わっていることがこの法案の最大の問題点であり、新聞、テレビ、雑誌の報道でも、このことの指摘が欠落していたのだ。

 警察といっても、この場合は公安警察だ。スパイ活動やテロ防止のための任務とは、つまり国民を監視するということなのである。

 例えば原発反対のデモを行うとする。デモのための打ち合わせをして、範囲はどこからどこまでにするか、規模はどのくらいにするかを決める。もちろん、整然としたデモを行うわけだが、警察がその気になれば、こうした当たり前の活動さえも、テロ防止と結びつけられなくはない。いやむしろ、積極的に結びつけようとするのではないか。

 要するに、公安警察が狙っているのは治安維持、いや治安強化であり、その対象はほかならぬ、日本国民全般なのである。

 現在でも、多くの市民運動に警察は少なからぬ関心、というより警戒心を持ち、治安維持の観点からできる限り詳細にとらえようとしているはずである。主たるメンバーのリストは当然作られ、その行動が記録されているに違いない。

 そこにスパイ活動、テロ防止という大義名分が加われば、その範囲がさらに大きく広げられることになる。繰り返し記す。特定秘密保護法案の最大の狙いは治安強化であり、対象はわれわれ国民全般なのである。

 それと、私を含めて少なからぬジャーナリ一ストたちが、特定秘密保護法案に秘密の定義がないことや、チェック機関のないこと、公開の約束がないことなど制度上の不備ばかりを批判し、本当の怖さに気づかないできた。あるいは、共謀、教唆、扇動など悪質な手法を使ったと決めつけられて取材が著しく制限される恐れがあることなど、メディアにとっての問題点ばかりを前面に出して論じすぎてきたきらいがある。

 それにしても、自分自身の責任を含めて記すのだが、新聞やテレビなどマスメディアがこの法案の本当の問題点を欠落させて伝えてしまったのは、今さらではあるがいくら悔やんでも悔やみきれない。


 

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コメント
 
01. 2013年12月04日 15:20:27 : VxKD1TB0FQ
お前がいうな。電波芸者。

02. 2013年12月04日 15:40:39 : VxKD1TB0FQ
お前が自分で自身を「ジャーナリスト」と規定するな。
後悔するポーズを取る余裕があるなら、国会前へ行き、
絶叫して来い。一市民としてデモに参加して来い。
後悔はそれからしろ。
こんなわかりきったこと今更いうな。お前はごくごく
凡庸な電波芸者だ。

03. 2013年12月04日 16:25:57 : b9fArOMnCM
田原氏が今さらながら上で述べている内容を、山本太郎氏は9月ごろから北海道から沖縄の街頭で声を大にして訴え続けていた。しかし田原氏を含め当時にその演説を取り上げるマスコミや新聞はほとんどなく、聞いているのはツイキャスで見た限り、ツイキャスの視聴者数百名と、街頭では数十人〜多くても100人程度。それでも彼は人数の多い少ないにかかわらず、ひとりでも多くの人々に伝えようと精一杯の努力していた。通行人に「売国奴!」とののしられても、「あなたたちにも関係することなんです。だから聞いてください!」と、決して反発することはなかった。

今よりも1ヶ月早く今の状況になっていればこの法案は廃案に追い込まれた可能性が高い。しかしもう遅い。もう止められない。自公政権はこの法案を是が非でも通すだろう。しかしその代償はあまりにも大きく、日本国は全くブレーキが効かない暴走機関車となる。

これから行われようとしている強行採決はまさに与党議員の政治生命と引き換えであり、現政権による自爆テロである。今後、この法案を強行採決させたことがきっかけとなり、原発事故への対応も含め、我慢強い日本国民が戦後はじめて限界を超え、堪忍袋の尾が切れ、ようやく目を覚ますときが来ると思う。国民の大多数のかつてないほどの強い憤り、怒りを、秘密保護法で抑えられるはずもなく、現政権はどう考えてもそう長くは続かない。次の選挙で国民の多数はこの法案に賛成した人間に投票することだけは避けようとするはずだ。

しかし勘の鈍い彼らの心の中には今も「自爆」という認識、自覚がない。この法案の可決で自分たちだけは生涯安泰と思ったはずが、国民の怒りによってやがてその政党が消滅し、いち国民としての立場となり、その後、自らが可決させたその法律によって自分の首が絞まっていく、または、いつかこの法案を成立させたことに対する責任を取らされることになるなど、賛成者の誰もが想像すらしていないだろう。


04. 原たちじじい 2013年12月04日 17:32:17 : RnHoN810/oz1Q : Ly5erkzg4g
特定秘密保護法案参議院で可決するようなら参議院なんかいらない、こんなやからを税金で食わしている必要はない、あらゆる物価が上がり、我々は安倍のリスクのみ被っている又安倍の国会答弁を見ていると原稿を読みながら、ヘラヘラと下手なしゃべりで質問者の時間つぶしを図っている 見るに、しのびない
こんな安倍アイアムソーリ 

05. 2013年12月04日 18:45:35 : AObAxxdnso
放射能による健康被害を心配する人たちに対して「放射脳」などと揶揄するような言葉は、チェルノブイリ事故後のロシアにもあったそうだ(もちろんロシア語で)。しかし、事故の5年後あたりから誰もそのような言葉を使わなくなった。誰の目にも被害が明らかになったから。

東電福島原発事故の5年後は2016年。その頃には放射能の被害が隠しようもなくはっきり可視化されているだろう。権力集団にとっては悪夢だ。それでこんなに急いで情報統制する法制度を整えている。数年後に確実にやって来る破局的事態を隠蔽しようとする必死の抵抗というわけだ。


06. 2013年12月04日 19:44:44 : pte3Zm0qvo
日本国民だ。あっそ。

07. 2013年12月04日 22:19:27 : SfJARe3pmE
私も田原総一郎が今頃言うな!って思ったけど、そうじゃない。

こんな特別秘密法なんかが参議院を通過してしまったら兎に角後の祭りだ!

確かにマスコミがこの危険性に気付くのはあまりにも遅すぎた。
だが今からでもマスコミがこの法案阻止に動いてくれるのはありがたいと思う。
田原総一郎はこれまで権力ヨイショで大嫌いだったが、今はそんな彼等マスコミの力さえ神の助けかと思うほど嬉しい。



08. 2013年12月04日 23:15:58 : pte3Zm0qvo
あのさぁ、駄目な法案なら、後で廃案すれば良いとか、一方では楽観的な見方を持っているくせに、だったら、どうして今、そんなに躍起に成って熱く成っちゃってるの?、意味、分かんない。騒ぎ立てたいだけなの?。

09. 2013年12月05日 09:52:01 : c8uYroBnUM
まあ、ファシズムってのはこうやって出来上がって行く…ってな瞬間に御陰様ンで立ち会えた。
まあよかろ。
民主国の主権者として本気で牙を剥く義務は俺達の役目だ。
田原総一郎は失敗したんだろ? 其う云う事もあろうさ。良い勉強になったぜ。
取り敢えず旗は立てたらしいし、此方の戦列に居るってだけで結構さ。
今は一人でも多い方が良い。
露出の多い奴なら尚更だ。

10. おじゃま一郎 2013年12月05日 12:17:32 : Oo1MUxFRAsqXk : TxG3N63b9g
>この法律には「秘密」の定義がなく、監視機関が作られる保証もなく、将来の公
>開の約束さえない

秘密の定義は別途ガイドラインで示す。監視機関は検討する。
公開は最長60年。

大筋では問題ない。


11. 2013年12月05日 15:59:39 : SfJARe3pmE
>>08 pte3Zm0qvo さん
>あのさぁ、駄目な法案なら、後で廃案すれば良いとか、一方では楽観的な見方
>を持っているくせに、だったら、どうして今、そんなに躍起に成って熱く成っ
>ちゃってるの?

後で廃案になんか出来ないよ。
兎に角政府に都合の悪い事(いや違った!一部の人に都合の悪い事)は全部

 それは   ひ・み・つ  です

なのだから、国民はもう何が危険なのか

聞くことも、見ることも、話す事すらも禁じられる時代の到来。

国民の誰もが何がなんだか分からないのに、その危険な法を後で廃案に出来るわけが無い。

福島原発事故でもSPEEDIも隠蔽されたし、気象庁も放射能拡散予想図ってものが有ったのに国民には見せずにIAEAには渡していたって確か山本太郎氏が言っていたけど、これからも福島のみならず原発事故は何処で起きるかも分らないのに。
原発事故は国家最大の機密事項だし、だから国民には風向きも風力も放射能の強さも事故の映像もニュースも何もかもが隠蔽されて国民はTUNBO桟敷って事もあるんじゃないか?(言葉が悪いけど広辞苑に載っているから使って良いのかな?)

とてつもない放射能の中で子供が元気に外で遊び、お母さんは洗濯物や布団を外に干し一方では夫は農作業や釣りにいそしむ。
そんな日常の中、お空から目に見えない放射能がとてつもなく降り注ぐ。

そんなおそろしい光景が目に浮かぶわー!

でも国民は何が隠蔽されたのか、今自分の身に何が起きているのか、何も知らず。

          これが本当の知らぬが仏。

国民は国家の成す事はただ分けも無く信じろ!何も聞くな!話すな!見るな!知るな!
ただ黙って一生働いて税金を真面目に払い続けていればいつか国家が黄泉の国へ送ってやるワ。

って事になるのかな〜?
怖い!



12. 2013年12月05日 22:07:53 : SfJARe3pmE
>>10. おじゃま一郎 Oo1MUxFRAsqXk : TxG3N63b9g
>監視機関は検討する。
>公開は最長60年。

監視機関を設けておきさえすればこんな秘密法をこしらえちゃっても危険じゃないとでも言いたいのか?

裁判所までが推定で有罪判決を出すってのに?

主任検事が証拠の改竄までしたと言うのに?

「公開は最長60年」って、あんた公開まで生きていられるのか?
60年と言えばこれからはほとんど人の一生かもよ・・・・残念だけど。
もしかしたら一代飛び越えちゃうかもね〜・・・・・
その間、政府が秘密にしてきたものを60年後にそれを公開してくれても、その当時5歳の子供だった人だの10歳の子供だった人に、当時秘密にした事はこれでしたと公開したって何が秘密だったのか何を隠されたのかまるでチンプンカンプン。

60年後はどうせ国会議員は全部死んじゃうんだぜ!
誰も責任を取らなくて済むって事だ!
「どんな大罪も60年間その執行を停止」なら何だって出来るわな!
そうなって欲しいか?あんた。



13. 2013年12月06日 09:07:59 : SqINAeyR9Y
田原の覚醒は嬉しい。
彼は小沢を支持してるようにも見えます。
マスコミもネオコンに反旗を上げ始めましたね。
これから国民の反撃が始まるといいですが。

14. 2013年12月06日 10:34:40 : b2CXbVITKA
田原総一朗ともあろうお方が衆議院を通過してから気がついたというのは
噴飯ものだ。
それまで反対の声を上げなかったのは、衆議院通過に半分手助けをした
ようなもの。
参議院の通通過を目前にしていまごろなにをぬかす。
これまでに言論界、弁護士会、芸能界等々反対していたはず。
新聞、テレビ等毎日報道していたはず。
なにをいまさら気がついたとう。笑止。
これでは、参議院通過後「本当はあの法案には反対だった。」というのと
同じ。
戦後新聞界が「あの戦争には反対だった。アメリカに勝てるとは思っていなかった。」
というの思い出す。
自民党、公明党の応援者と見なす。
所詮は体制側の犬。

15. 2013年12月06日 18:05:40 : QBrYpzDGwo
  大枠だけ作って、法制化した後で修正しつつ、改善して行けば良い、「とにかく出発しませんか」、が、官僚機構の常套句である。
   これは、部下である末端公務員が施策に対して疑問を持った際にも説得する決め手となる。それ以上食い下がる部下には部内での冷遇が待っているので、保身のために沈黙してしまうのが役人の悲しきサガである。
   だが、一旦法制化して基本法が出来てしまえば、通達、行政指導のオンパレードで、何らの基本法の担保もないような通達という疑似法律で社会が動かされて行くのは周知のとおりである。
   基本法の原理原則と全く違った施策であろうが、通達、行政指導で進めてしまうから、最後の砦である筈の裁判所では、基本法など全く参照しない。居並ぶ法務省の検事や法務部門の役人の前では、「行政施策には全く問題なし」との判決を出すのが習わしである。その判決文さえ誰が書いたかわからないくらい、霞が関の主張と寸分も違わないのである。
   ましてや、憲法の原理原則をもってしても、既に法律として歩き始めている場合は、最高裁では憲法違反とは見做さないのが通例である。
   国会決議を民主的に通過した法律であるということなのだろう。だから、一旦通過させてしまえば彼らには何らの障壁もないと言って良い。
   従って、「とにかく、出発してから色々手直しすれば良い」と主張するのであるが、一切手直しなどせずに通達や行政指導で突っ走っても、裁判官を法務省が人事権を以ってコントロールしている以上、霞が関と族議員は恐い者なし、である。やはり、出発させてはならない、という事だけは言える。
  党議拘束さえなければ、この法案には多分反対の議員が多いのではないか。

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