【シンガポール＝羽田野主】シンガポールで開いている環太平洋経済連携協定（ＴＰＰ）を巡る閣僚会合は10日午後、閉幕する。交渉の年内妥結を見送り、共同声明に「引き続き交渉の早期妥結に向けて努力する」と明記する方向だ。関税撤廃や知的財産権の保護などで米国とその他の国で妥協点を見いだせなかった。来年１月７日をめどに首席交渉官会合を開く。

　海外交渉筋が明らかにした。米国は１月のスイスのダボス会議に合わせて閣僚会合の開催を呼びかけている。現時点では実現性は不透明だ。

　シンガポールの閣僚会合には日本や米国、カナダなど12カ国の閣僚級などが参加。並行して開いた日米協議では日本が農産物の関税撤廃を拒否する一方、米国も自動車の輸入関税の撤廃を拒み、膠着状態が続いた。日本政府代表の西村康稔内閣府副大臣は10日朝、現地で記者団に「非常に難しい状況だ」と語った。

　新薬や著作権の権利保護など知的財産権を巡る交渉では、米国が企業側の権利の保護強化を強く要求。新興国側は「誰でも利用できるようにすべきだ」と反発し、溝は埋まらなかった。様々な分野で対立点を抱える米国の出方が最大の焦点だったが、米側も譲らず、交渉は来年以降も続く。

　10日午後には議長国のシンガポールによる単独の記者会見か、各国閣僚による共同会見を開く見通し。これとは別に、西村氏が会見する。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS1000T_Q3A211C1MM0000/

　【シンガポール時事】環太平洋連携協定（TPP）交渉の閣僚会合に合わせてシンガポールを訪れている自民党の西川公也TPP対策委員長は10日、「相手が柔軟性を発揮していないときに、日本が柔軟になることは絶対あってはならない」と述べ、日本政府が安易に譲歩しないようクギを刺した。閣僚会合終了後の報告会で語った。
　報告会に出席した全国農業協同組合中央会（JA全中）の万歳章会長は、越年するTPP交渉に関して「（重要農産品の関税維持を求める）国会と自民党決議が確実に実現するよう、組織の総力を挙げる」と語った。　

http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20131210-00000111-jijnb_st-nb

2013年12月3日(火曜日)

米国議員のTPP反対書簡

米国のパブリックシチズンのローリー・ワラック女史から連絡が入ってきました。
米国ではTPP協定はたとえ合意ができたとしても連邦議会では批准されることはないとのことです。

この9月に、米国政府は連邦議会にTPPの秘密協定の内容にアクセスできるようになってからは議員の間では反対の声が急速に高まって来ています。

ついに、オバマ大統領を支えている与党民主党からも151名が反対の書簡を大統領宛に送るに至りました。…

民主党は下院議員だけで201名ですが、その内166名も反対しているのです。

共和党はもともとオバマ大統領に反対の立場ですが、TPPについても21名が反対の書簡を送っています。また穏健派の6人も反対表明しています。

これは米国憲法では、連邦議会に外交交渉権限があり、TPPを批准するにはTPA法律を、成立させなければなりません。
その法律を成立させる見込みがなくなったのです。

写真を見て下さい。

https://fbcdn-sphotos-c-a.akamaihd.net/hphotos-ak-ash3/p480x480/999615_419461418180369_981905492_n.jpg

http://www.yamabiko2000.com/modules/wordpress/index.php?p=395

＞米国は１月のスイスのダボス会議に合わせて閣僚会合の開催を呼びかけている

でも、これは不吉

自民党が公約として守るべきものとして掲げた内容は一つも実現していない。