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籾井勝人「新会長」で進む『安倍さまのNHK』。最初の記者会見では「不偏不党」を強調して釘を刺す。 
http://www.asyura2.com/13/senkyo158/msg/274.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 12 月 21 日 08:24:00: igsppGRN/E9PQ
 

籾井勝人「新会長」で進む『安倍さまのNHK』。最初の記者会見では「不偏不党」を強調して釘を刺す。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/mizushimahiroaki/20131221-00030851/
2013年12月21日 1時12分 水島宏明 | 法政大学教授・元日本テレビ「NNNドキュメント」ディレクター


■籾井勝人という人物

2013年12月20日、NHKの経営委員会は年明け1月24日で任期満了になる松本正之会長の後任の新しい会長として籾井勝人氏を決めた。安倍晋三首相の「お友だち」が多数、送り込まれた経営委員会が、安倍首相と菅義偉官房長官の政権中枢ラインに近い人間を選ぶことは確実されてきたが、この籾井勝人という人はどんな人物なのか。

福岡県出身。九州大経済学部卒。三井物産に入社後、米国三井物産社長や本社副社長を務めたものの、社長レースには敗れて、日本ユニシス社長に就任。相談役を経て現在、特別顧問。

この人物の放送に関する考え方など、詳しいことはあまり伝えられていない。

NHKのニュースによると、12月20日に記者会見した籾井氏は以下のように話している。

「非常に重責のポジションであり、ぶれない経営をこころがけていきたいと思いますし、公正中立、不偏不党ということを確実に実行する必要があると思っております。常に原点回帰。それはつまり、放送法第1条、これに回帰することによって、NHK全体の力をそこに結集し、一丸となって公共のためにお役に立てるNHKにするという、こういう業界の文化をつくり出すことができれば大変に幸せだと思っている」

出典:NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131220/k10014004491000.html

「新会長」が強調した放送法の第1条とはどんな規定か?

放送法の第1条は法律の目的が記されている。

(目的) 第1条 この法律は、次に掲げる原則に従つて、放送を公共の福祉に適合するように規律し、その健全な発達を図ることを目的とする。 1.放送が国民に最大限に普及されて、その効用をもたらすことを保障すること。 2.放送の不偏不党、真実及び自律を保障することによつて、放送による表現の自由を確保すること。 3.放送に携わる者の職責を明らかにすることによつて、放送が健全な民主主義の発達に資するようにすること。

出典:法庫コム
http://www.houko.com/00/01/S25/132.HTM#s1

第1条全体では、「表現の自由」や「健全な民主主義の発達」という言葉も見られるが、
会見での籾井氏の口ぶりでは「不偏不党」や「公共の福祉」の方にこそ重点がある印象だった。

籾井氏は、これまでのNHKの放送をどう見ているのだろうか?

■籾井”新会長”のいう「不偏不党」

週刊文春12月26日号には、「“NHK新会長”籾井勝人氏が語る『偏向報道』と『九州人脈』」という記事が載っている。

安倍首相がNHKの“偏向報道”を懸念しているようだが、という質問に、籾井氏は、以下のように答えている。

「それはNHKに限らず、テレビの報道は皆おかしいですよ。例えば、『反対!』っていう人ばかり映して、『住民が反対している』と。じゃあ何人デモに来ていたか、というのを言わない。僕は言うべきだと思っている。賛成と反対があるならイーブンにやりなさい。安倍さんが言っているのはそういうことですよ。
何も、左がかっているから右にしろと言っているわけではないと僕は理解しています」

文春の記事を読む限り、籾井氏の言う「不偏不党」というのは、いろいろな問題を報道するにあたって、誰が賛成で誰が反対で、それぞれ賛成派と反対派の人数を数量的に明示せよ、というものらしい。

テレビの報道や番組制作を経験した人間からすれば、この見解は、テレビという伝達機関の特徴をまったく理解していない「素人の認識」だというほかない。

第一にテレビというメディアは時間の制約があって、そうした数量的な「不偏不党」を追及したら、1つのニュースのテーマごとに膨大な時間が必要になってくる。

第二にテレビは映像と音声が時間とともに次々に流れていくために、一定の流れを作った上で流れに乗っていかないと次のシーンに進むことができない。

特にドキュメンタリーのようなジャンルではその傾向が強い。
ニュースなら、まだスタジオでいろいろな意見をフリップなどで伝えることができる。

しかし、現場をじっくり撮影したり、事件や事故の背景となった事実を検証したりするドキュメンタリーでは、それぞれのシーンの一つずつに「賛成」「反対」などと入れていったら、およそ作品として成立しない。

スタジオ部分があるニュース番組でも、逐一、籾井氏が言うような「賛成」「反対」「それぞれの人数は?」というようなことを徹底的に追及していったら、とても情報過多で見ていられない放送になってしまう。

その結果としてどうなるか?

■対立点がある問題より「ホット炭酸」を報道?

選挙期間中の選挙のニュースみたいに、秒数をほぼ同じにして、それぞれの政党の意見を機械的に伝えるような味気ない報道をやるか。

あるいは、そうした政治的に対立点がある、扱いの難しいテーマを避けて「ホット炭酸」がブームになっている、というような、トレンドものに走る、というようなことをやるしかない。残念なことにこの傾向はすでに現実のものになっている。

特定秘密保護法の成立にいたる一連の報道で、NHKがメインニュース番組である『ニュースウォッチ9』などで、内容の是非に踏み込んだ解説を避けて、「ホット炭酸」などのトレンド報道を意識的に行い、「強行採決」についても「強行」という言葉を使わなかったことが象徴的だ。

特定秘密保護法そのものに関する報道の時間も民放に比べて少なく、報道の自由を狭めかねない問題では独自の取材や解説をまったくしなかった。こうした報道も、「新会長」就任後を意識して報道局の幹部たちが政権の意向を先取りした末だったに違いない。

「籾井会長」がテレビというメディアの特徴を理解せずに、自分なりの「不偏不党」を組織全体に押し付けようとしたら、今後とんでもない放送が次々に生まれることになるだろう。

ニュース報道は、政治的な問題や原発の問題、特定秘密保護法、防衛など、安倍政権が重視するテーマを批判的に扱うことができなくなる。

ドキュメンタリーのように、1つずつ、事実を積み上げて展開していくジャンルの番組は、放送すること自体も難しくなるかもしれない。
だが、世の中にある報道のテーマは、『ニュースウォッチ9』が特定秘密保護法よりも力を入れて報道した「ホット炭酸」のようにお気楽なテーマばかりではない。

原発問題ひとつみても、福島第一原発の汚染水、廃炉、作業員の健康管理、使用済み核燃料の処分、他の原発の再稼働と大地震の可能性など、社会的な影響が大きいテーマで専門的に見ても意見がぶつかる問題は多い。そうした問題で安倍政権が満足するような「不偏不党」を徹底して求めるのなら、結果として現場の制作者や記者たちには、表面的にさらりと扱う、という選択肢以外には手はないだろう。

その時、NHKのドキュメンタリー制作の伝統は消えてしまう。これほど調査報道の能力がある放送ジャーナリスト集団は世界中を見渡しても他の組織には存在しないのに。

■安倍首相が「九州人脈」と”新会長”を決定?

『週刊文春』の記事には、今回の会長人事が「九州人脈」で決まったのではないかという推測とともに、長崎出身で安倍官邸とも近い古森重隆・富士フイルムホールディングス会長が推薦したという見方が示されている。

NHK経営委員会の「会長指名部会」が次期会長候補を絞り込んで検討していたちょうどその時期、安倍首相とNHKに関係がある2人の財界人が会食をしている。

12月10日の新聞紙の「首相動静」では
「(午後)7時8分、東京・南麻布の日本料理店『有栖川清水』。葛西敬之JR東海会長、古森重隆富士フイルムホールディングス会長らと食事」

とある。葛西氏も古森氏も安倍氏のブレーンだ。

葛西敬之氏は、JR東海の副会長だった部下・松本正之氏がNHK会長に就任するのに力を貸した財界人だが、NHK会長に就任した松本氏が要望を聞かなかったことで「松本おろし」を画策したと週刊誌などで報道されている。

また古森重隆氏は、安倍首相ともきわめて親しい前NHK経営委員長だ。つまり、安倍首相はNHKのトップ人事に深いかかわりがある2人との会合で「籾井勝人NHK会長」を了承、事実上、ここで人事が決まったものとみられている。

NHKの会長人事を長年取材してきたベテラン新聞記者は「政権がNHK会長人事にこれほど直接的に露骨に介入したことはかつてない。日本のジャーナリズムの危機だ」と懸念を露わにする。

籾井勝人「新会長」が、テレビというものの本質を理解せずに、「素人」の浅はかな『不偏不党』を部下に指示するようになったら、NHKの報道やドキュメンタリーは死んでしまう。

特に3・11以降、いざという時に政府や電力会社、原子力ムラの専門家などには住民を守る能力がないことを露呈させた原発問題での一連のドキュメンタリーシリーズは、国民全体の「公共財」と言っても良いほど価値があるものだ。NHKの調査報道の力は突出していた。現在も迷走が続く原発問題については、NHKによる継続的な報道は今後も社会全体の「公益」に寄与するものであり、必要不可欠だと思う。

万一、NHKがそれをできなくなってしまったなら、私たちは福島第一原発事故による放射能汚染の現状を始め、様々なことを知る手段を失ってしまう。
そうならないように、NHKの放送におけるちょっとした変化も見逃さないように注視していく他はない。

原発による深刻な汚染のニュースまで「ホット炭酸」に替えられてしまったら、たまったものではないから。


水島宏明
法政大学教授・元日本テレビ「NNNドキュメント」ディレクター

1957年生まれ。東大卒。札幌テレビで生活保護の矛盾を突くドキュメンタリー 『母さんが死んだ』や准看護婦制度の問題点を問う『天使の矛盾』を制作。ロン ドン、ベルリン特派員を歴任。日本テレビで「NNNドキュメント」ディレク ターと「ズームイン!」解説キャスターを兼務。『ネットカフェ難民』の名づけ 親として貧困問題や環境・原子力のドキュメンタリーを制作。芸術選奨・文部科 学大臣賞受賞。2012年から法政大学社会学部教授。


 

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コメント
 
01. 2013年12月21日 08:32:22 : 4NQJFiT1MY
<NHK会長人事>甘利経財相ら動く…籾井氏と旧知の仲
毎日新聞 12月21日(土)7時5分配信

 NHKの次期会長人事は、先の臨時国会で同意を得た新任の経営委員4人が安倍晋三首相に近い人選だったことから、政権との距離が注目された。首相官邸は経営委員会の選考過程を静観する姿勢を通したが、水面下では甘利明経済財政担当相らが、松本正之会長(69)の後任に選ばれた、日本ユニシス特別顧問の籾井勝人(もみい・かつと)氏(70)の擁立に関わっていたことが明らかになった。

 政府関係者によると、籾井氏と甘利氏は故・竹下登元首相が発足させた政治家と財界人の交流会を通じて旧知の間柄。「だから今回名前が挙がり、就任をお願いした」と明かす。政府は表向き「(次期会長は)経営委員会で議論し、決定する」(菅義偉官房長官)と建前論を繰り返しつつ、NHKとのパイプの確保に動いていたことになる。経営委員の一人、石原進JR九州会長も官邸サイドの意向を踏まえ、同じ福岡県出身の籾井氏を推したとされる。

 松本氏を巡っては今年春ごろから、「放送内容が偏向している」と財界などに交代論が浮上。政府は10月、経営委員5人の国会同意人事案を衆参両院に提出したが、このうち新任4人は首相とつながりがある人物。会長決定には委員12人中9人以上の賛成が必要なことから、関係者は「松本氏の再任を阻止する政権のシグナル」と受け止めた。松本氏は今月5日の記者会見で今期限りでの退任を突然表明した。

 自民党の「領土に関する特命委員会」(額賀福志郎委員長)が18日、政府の主張をNHKの国際放送で戦略的に発信することを盛り込んだ要望書を首相に提出するなど、政権のNHKへの風当たりは強い。菅氏は20日の記者会見で「公共放送の使命をしっかり踏まえ、国民から『なるほどな』と思われるようなNHKになってほしい」と述べ、報道姿勢を巡って経済界や自民党に不満が根強い現体制を暗に批判した。

 NHK内からも籾井氏のトップ就任で政権寄りの姿勢が強まることを危ぶむ声が出ている。ある職員は「政権の意向を感じる人事だ。新会長は経営だけではなく、ジャーナリズムや文化の価値を尊重してくれるのか今後が心配だ」と話した。

 ◇受信料見直し明言

 籾井氏は選出後の記者会見で、インターネットサービス強化のため、受信料制度の見直しが必要との認識を示した。

 籾井氏は、テレビに限定した現行の受信料制度について「とっくに変えていなければいけない」と明言。放送と同時に番組をネットに配信するサービスを前提に「いい番組を作るには誰かにお金を払ってもらわなければいけない。場合によっては、国民全員に払ってもらいたい」と述べ、受信料の義務化も含め検討する考えを示した。【土屋渓、有田浩子、木下訓明】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131221-00000009-mai-pol


02. 2013年12月21日 12:15:06 : S6wFdF4yqI
放送とネット融合、意欲 籾井氏、NHK会長に選出
産経新聞 12月21日(土)7時55分配信

 NHKの最高意思決定機関である経営委員会(浜田健一郎委員長)は20日、来年1月24日に任期満了を迎える松本正之会長(69)の後任に、ITサービス大手、日本ユニシス特別顧問の籾井勝人(もみい・かつと)氏(70)を委員12人の全会一致で選出した。任期は1月25日から3年間。アサヒビール出身の福地茂雄氏、元JR東海副会長の松本氏に続き、3代連続の外部起用となる。

 籾井氏は会見で「ぶれない経営を心がけたい。放送法に基づき公平・公正、不偏不党の報道を確実に実行する」と強調。放送と通信(インターネット)の融合については、「やらなければNHKが世界から遅れ、視聴者ひいては国民に迷惑をかける」と述べ、放送法改正や受信料制度改革も視野に推進する考えを示した。

 籾井氏は、米国三井物産社長、三井物産副社長などを歴任し、平成17〜23年に日本ユニシス社長を務めた。

 経営委は7月に選考を開始。松本氏が今月5日に今期限りでの退任を表明、経営委員が籾井氏を含む4人の候補を推薦し、絞り込みを進めてきた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131221-00000079-san-soci


03. 2013年12月21日 15:26:26 : Un6heX4IUI
それまでも公共放送だったか?の質問には絶対答えないチンピラw

04. いよいよNHKもか… 2014年1月26日 04:12:19 : Ez/j0XZVa2cog : IPwTpPRx5g
橋下徹と完璧に同じ主張を堂々と繰り広げたNHK新会長。
「にっぽんを取り戻す」って、こういうことなんですね。
安倍ちゃん、よっぼど怨みがあるんだろ?
たしか、安倍の元家庭教師なんかもNHKの幹部に抜擢されるんじゃなかったっけ?この新会長以外だったとは思うが、もう、こんな手口って、ジャイアンそのものだよな。
いや、いざとなったら仲間と助け合う、お約束のモードが欠落したジャイアンみたい。
産経新聞は、信者が勝手に契約・購入すればよいだけだが、NHKは先日も出演タレントが「国営放送」と口走った途端、「違いますよ!NHKは公共放送です(笑)!」と即座に訂正していた、みなさまの受信料や国会に予算を管理された存在ですよねえ。
そんなに安倍さまのNHKみたいな放送をやりたくば、とっとと国営放送にしちまえばよい。
ジャイアン放送、別名、日本版平壌放送である。
安倍たちが仕切る自民党は、単なる観念右翼の群れである。
三角大中福の、福[中]という、跳ねっ返りの観念右翼が小泉というラッキーパンチ的なキャラのおかけで権力掌握をしてしまったこと。これが悲劇の始まりだろう。
あの細川劇場、筑紫さん以外の全てのテレビ番組が[当時を知らない人に述べておくが、意外に思うだろうが、あの久米宏氏のニュースステーションこそは、細川政治改革バンザイの急先鋒であった!]ヤミクモに小選挙区制度こそは腐敗防止と健全な(笑止!)二大政党政治だと喧伝しまくっていた。
その中で、小選挙区制度にしたらウハウハになる側の自民党議員たちが、これまた意外なことに真っ向から反対の論陣を張り、この制度の難点を指摘していた。
これは単なる、小沢一郎や公明党の市川書記長たちとの政争ゲームといった次元ではなかった。何も反対論陣は共産党や、目先の損得を度外視した参議院の17名の造反議員たちだけではなかったのだ。同時通訳の神様こと国弘や、元祖ニュースキャスターの田など、適当にニコニコ笑って看過していたら、それなりの箔をつけてもらって甘い汁はすえたことだろうが、あえてマスコミから袋たたきの道を選んだ。報ステなんぞより、勢いのあったニュースステーションはおろか、新聞などの活字メディアも、軽く九割近くは小選挙区バンザイ論調であった。
歴史とは皮肉なもので、あれに熱烈に反対した、あえて憎まれ役をかってでも筋を通した人たちの中に、あの小泉がいた!
苛烈なまでに反対した小泉が、小選挙区制度で金と人事を掌握した党本部を仕切ってしまったという皮肉。しかし彼は、自らの信念をかなぐり捨て、小選挙区制度を武器にしてしまった。
小選挙区制度が強力な党本部指導を構築するのは事実であり、それにより昭和時代みたいな派閥対立、悪くいえばグダグダな面を払拭させているのは認めねばならんだろう。しかし、そのあげく、今や自民党には福田派的なオールドライトな価値観しかまかり通らないはめになってしまった。
オールドライト、それは安倍の祖父、岸に名付けられた言葉だが、そんなざまが、橋下徹そのものとしか言いようがない、いかれたNHK新会長を登場させる結末になったのである。
石原慎太郎も思い起こせば福田派であった。彼は上述した福田派自体が生温いからと、過激派たる青嵐会を立ち上げていたわけだが、到底、身内の自民党全体からもまともに相手にもされていなかった。
世間も『裕次郎の兄で芥川賞作家』以外では、特に相手にもしていなかった。私など、若き日の裕次郎を知らない者には、『太陽に吠えろ』のボスゴリよりは、兄貴の方がまだルックスいいじゃんくらいの認識でしかなかった。むろん、鷹派議員の少数派という認識はあったものだが…。
日本の政治史は、軽武装で経済優先、野党には七部の利をくらいで上手くいくものだという、見事なまでのバランス感覚を持った『角大』路線に、展開によっては福にもつくが、角大路線を取り繕う意味も含めた、護憲色があった…過去形にしておこう。三木さん、鯨岡さんが健在だった頃までの話なので…『三』というバランサーがあった。
角栄などは空転国会の最中に、党本部で野党各団体幹部とぶっちゃけトークで駆け引きまでしていた。
今どきのネトウヨなどは手を叩いて、卑怯者、左翼の手先となじり倒すのかもしれない。
また、そのやり方自体、褒められた話と太鼓判を押すのも問題だとは思う。そうした手口のあげくが『国会議事堂ですれ違いざまに』野党幹部の内ポケットに札束入りの茶封筒をといった、どす黒い国対政治に連なるわけだから。
しかし、ひたすらに勝ち負けだけを追求し、一度過半数をゲットしたら、全て俺達の意見を聞くべきだとか『価値観を共有しましょう』『これぞ決められる政治、勝てば官軍』みたいにやりまくる今の政治の方が、いびつではないか?
茶封筒は論外としても、政治とはできるだけ多くの意見も工夫しながら取り入れる、駆け引き込みの作業である。ある意味、自民党幹事長と総評幹部が丁々発止のやり取りを展開する方が、汚い話(笑)、世の中が丸くまとまることもあるわけ。
だから、昔から『政治家か』だのと、蔑みめいた軽口も叩かれる、因果な職業であったのだ。要は、手口の程、質が問われるべき問題。ピーナッツ五箱や、濡れ手で粟の秘密株などは言い訳、ききません。
白黒をわかりやすく、すぐ示せば人気者みたいな扱いをし始めたから、細川や小泉みたいな『竹を割ったような輩』がリスペクトされてしまう。
もちろん、野党サイドにもこれは街頭する。
都知事選で、事前の公開討論会を細川がキャンセル、じゃあ細川が出ないから『無駄』とばかりに升添もキャンセル、だったら俺もと、初めは出る気だった田母上サイドも逃げてしまった。
何も宇都宮こそ正義と宣うつもりで書いているのではない(笑)。
宇都宮が生温いと思えば、升添あたりが例のアグレッシブトークで詰り倒せばよいだけだし、俺は逃げなかったぜ、お殿様と、逆利用すればよいだけのことなのだ。
問題は、昨今目立つ期日前投票の増加傾向、これに強烈な冷や水を浴びせた点である!
許し難い行為。
テレビやネットを通じて各候補者の微妙なニュアンスを掴む機会を見事に摘んでくださった。
こんなことがまかりとおる理由も、橋下徹的なわかりやすい政治SHOWを煽り立てたり、政治家をテレビタレント的に利用するマスコミの責任にあると言いたい。
いつの間にやら、七面倒くさい政治をすっきりはっきりバラエティーめいたものだと大衆に認識させていった罪とも言えるかも。
日本の政治を改善するには、小選挙区制度をやめること、そしてこんな風潮を絶つことだとは思うが、阿保の民主党をはじめ、遮二無二に小選挙区に取り付かれた輩と、実際に大儲け勝ちした自民党などに、これをやれるわけがない。
お手軽な比例削減、それをやっても『一票の格差』に何の変動も生じようもないのだが(爆笑)、多分、奴らは論点をすり替えよう。
そしてよくも悪くも『煩い監視役』的な共産党の議席をカットさせる。
かくて、ますますやりたい放題ってか?

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