反モルシ派のデモ拠点のタハリール広場では、軍によるクーデターとモルシ大統領の解任を喜ぶ人たちが集まり、前夜の余韻に浸った。若者たちは「民主化の後退ではない。国民の声が届いた結果だ」と口々に語った。

　２９日から泊まり込んでいる縫製業、アハメド・メトワリさん（２３）は「モルシ氏解任の決定をずっと待っていた。国民は彼にチャンスを与えたのに、ムスリム同胞団など一部の人たちの利益ばかりを優先した。民主化が失敗したのではなく、彼が失敗したのだ」と語った。

　モルシ氏解任で北部の第２の都市アレクサンドリアから駆けつけた看護師のベバ・カレッドさん（３１）は「軍に感謝し、軍のために祈りたい」と話す。「既得権益にまみれたムバラク政権は良くなかったが、モルシ政権になり、経済も治安も悪化した。軍は国民の声を聞き、私たちを守ってくれたのだ」と言う。

　マンスール暫定大統領の宣誓式が行われた最高憲法裁判所前では、祝福ムードに包まれた。

　一方、モルシ前大統領を支持するイスラム勢力は４日に入ってもカイロ近郊のイスラム礼拝所（モスク）周辺で集会を続け、「モルシこそが正統だ」と気勢をあげた。

http://mainichi.jp/select/news/20130705k0000m030095000c.html 　

コメント
01. 2013年7月04日 23:38:01 : O0ecxfCKqc 馬鹿なことを ＞既得権益にまみれたムバラク政権は良くなかったが 軍もそれを享受してきた一部だ ＞モルシ政権になり、経済も治安も悪化した そうなることは１００％予想できたこと ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ これからシリア反体制派に武器供与を本格化させるにあたり コントロールしきれない要素は、取り除くつもりかもしれない
02. 2013年7月05日 01:38:03 : YxpFguEt7k フィフィ氏 「同胞団を支持する大多数の国民の意に反し、米国からの軍資金欲しさにクーデターを試みる軍隊。 モルシ大統領の演説から：私はこの国の歴史上国民投票によって選ばれた唯一の大統領。私を失脚させようとも、この命をかけて、その正当性を貫く。私は国民を裏切らない。私の血と引きかえにエジプトを守る。」 https://twitter.com/FIFI_Egypt/status/352228608288358400 コチラの情報では、国民はモルシ氏支持。 米軍とつるんだエジプト軍人が、スパイっぽい無名の裁判官を大統領に、首相には原子力村の人間を据えたっぽいですな。
03. 2013年7月05日 04:32:35 : nJF6kGWndY まあ中国が言っている通りだな 現状の中東では民主主義が機能しない 誰が政治権力を握ろうが、分裂した国民全員が満足することはない
04. 2013年7月05日 22:38:14 : 8edmQxe8lA 自らの既得権死守のために国民の声を踏みにじったのが軍だ。 勘違いしないように。

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