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「シリア化学兵器攻撃」は反政府軍による誤爆で、化学兵器はサウジが提供――中東専門記者が現地住民にインタビュー
http://www.asyura2.com/13/warb11/msg/640.html
投稿者 gataro 日時 2013 年 9 月 05 日 08:49:04: KbIx4LOvH6Ccw
 

「シリア化学兵器攻撃」は反政府軍による誤爆で、化学兵器はサウジが提供――中東専門記者が現地住民にインタビュー(平和への結集第2ブログ)
http://unitingforpeace.seesaa.net/article/373646407.html


シリアにおける8月21日の「化学兵器攻撃」疑惑について、AP通信などに記事を書いてきたデイル・ガヴラク氏が、現地の方に数多くインタビューした。

「独占記事:ゴウタのシリア人、サウジから武器供与を受けた反政府軍が化学兵器攻撃の陰にと主張」
EXCLUSIVE: Syrians In Ghouta Claim Saudi-Supplied Rebels Behind Chemical Attack
http://www.mintpressnews.com/witnesses-of-gas-attack-say-saudis-supplied-rebels-with-chemical-weapons/168135/
Syrians in Ghouta Claim Saudi-Supplied Rebels Behind Chemical Attack by Dale Gavlak and Yahya Ababneh -- Antiwar.com
http://original.antiwar.com/Dale-Gavlak/2013/08/30/syrians-in-ghouta-claim-saudi-supplied-rebels-behind-chemical-attack/



ガヴラク氏の業績:
DALE GAVLAK
http://bigstory.ap.org/author/dale-gavlak
右向き三角1 Dale Gavlak in Amman, Jordan on rumours of gun smuggling into Syria - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=67DZ_sQrQs0

ガヴラク氏のインタビュー記事を取り上げた別記事を日本語訳された方がいます(ただ、テレグラフの記事( http://goo.gl/IpyqQr )に言及した段落が訳抜け)。

≫ Rebels Admit Responsibility for Chemical Weapons Attack
http://www.infowars.com/rebels-admit-responsibility-for-chemical-weapons-attack/
ROCKWAY EXPRESS シリア反政府勢力:化学兵器攻撃は自分たちが行ったと認める
http://linkis.com/blog.shinobi.jp/3GVS

以下、ガヴラク氏の記事の要点を紹介します。

医師やゴウタ地区住民、反政府軍兵士とその家族に数多くインタビューしたところ、その多くが、一定のシリア反政府軍がサウジアラビア諜報当局長官のバンダル王子から化学兵器を提供されたと認識しているという。

「化学兵器攻撃」の間に反政府軍兵士の息子を亡くした父のアブデル・モネイウム氏は、Abu Ayeshaとして知られるサウジ兵士から息子が運搬するよう頼まれた兵器を「チューブ様構造」(他の者は「巨大なガスボトル」)だと表現した。

ある女性兵士Kは「やつらがこれらの武器が何であるか、どのように使うかを教えなかった。私たちは化学兵器だとは知らなかった。化学兵器だなんて想像もしていなかった」と不満を漏らした。

ゴウタの著名な反政府軍リーダーJは、次のように語ったという。「ジャブハト・アル・ヌスラの兵士は地上での戦闘以外、他の反政府軍と協力しない。やつらは秘密情報を共有しない。何人かの普通の反政府軍兵士を使って、この兵器の運搬と操作をさせたに過ぎない。我々はこれらの兵器に大変関心があった。不幸なことに、何人かの兵士が扱いを誤り、爆発させてしまった。」

化学兵器攻撃の被害者の処置に当たった医師らは、「攻撃の責任者が誰であるかという質問には注意してくれ」と警告した。

また、国境なき医師団は被害者の症状について証言しているが、ガヴラク氏は同医師団がこうした情報を独立に検証することはできていないと述べている。

[参考] シリア化学兵器――国境なき医師団の証言は反政府軍の支配地域からの伝聞
http://unitingforpeace.seesaa.net/article/373386615.html

インタビューを受けた十数人の反政府軍兵士が、自分らがもらっている報酬の出所がサウジ政府であると話した。

インタビューを受けた反政府軍兵士はバンダル王子を「アル・ハビブ(al-Habib)」と呼び、シリアで戦っているアルカイダ兵士は「愛してくれる男(the lover)」と呼んでいるという。

以上が、「化学兵器」とサウジ(バンダル王子)の関係についてガヴラク氏がインタビューで得た情報。

サウジ(バンダル王子)のシリア内戦への関与については他のメディアも書き始めていて、これらをガヴラク氏が紹介している。

ジェフリー・インガーソル氏がビジネスインサイダーの8月27日付記事で、サウジのバンダル王子がシリア内戦で果たしている役割について書いている。

「サウジがロシアにソチでの“保護”を申し入れ」
Saudis Offer Russia 'Protection' In Sochi - Business Insider
http://www.businessinsider.com/saudis-russia-sochi-olympics-terrorism-syria-2013-8

インガーソル氏は、バンダル王子がロシアのプーチン大統領にアサドを捨てる見返りに安い石油を提供する提案を行ったとする8月27日付テレグラフ紙を引用。(モスクワでの3週間前の会談をすっぱ抜いたのはロシアのメディアで、さらに詳細な内容をアッ・サフィール紙が伝え、それをアル・モニター紙が英語に翻訳: http://goo.gl/tgrzLG

「ロシアがシリアを断念するとの条件で秘密の石油取引をサウジが提案」
Saudis offer Russia secret oil deal if it drops Syria - Telegraph
http://www.telegraph.co.uk/finance/newsbysector/energy/oilandgas/10266957/Saudis-offer-Russia-secret-oil-deal-if-it-drops-Syria.html

ガヴラク記事では紹介されていないが、同テレグラフ記事によれば、「(ヒズボラとつながりがあり、サウジに敵対的な)レバノン紙アッ・サフィールは、バンダル王子が、アサド体制を転覆させれば、シリアにおけるロシアの海軍基地を守ると誓約したが、合意できないのであれば、ロシアのソチ冬季五輪をチェチェンのテロリストが攻撃するともほのめかしたと伝えた。(バンダル王子は)『私は来年の冬季五輪を守るという保証を与えることができる。この大会のセキュリティーを脅かすチェチェングループは私の支配下にある』と語ったとされる。」

「プーチン・バンダル会談は波乱に満ちており、シリアにおける“劇的展開”をもたらすとの警告にあふれている。それ以来、西側の圧力は増していったが、プーチン氏はサウジの提案に動じなかった。プーチンはシリア軍兵士の心臓と肝臓を食らう反政府ジハード兵士のビデオに言及しながら、『我々のアサドに対する姿勢は決して変わらないだろう。我々は、現シリア政府がシリア人民の最良の代弁者であり、肝臓を食らう者たち(http://goo.gl/jSDCZj)の声を反映していないと考えている』と語った。」

「バンダル王子はお返しに、ロシアが和議を蹴るならば、『軍事オプションは不可避だ』と警告した。事態は彼が予告した通り正確に展開している。」

インガーソル氏は自分の記事で、「サウジ当局者と共に米国がこのサウジ諜報当局長官にロシアとのこうした会談を行う承諾を与えたとされているが、驚くに値しない。バンダルは軍事、大学の両面でアメリカの教育を受けており、影響力の高い駐米サウジ大使を務めてきた。CIAはこの男にすっかり惚れ込んでいる」と書いている。

8月26日付の英紙インディペンデントによれば、2月にシリア政府側がサリンガスを使ったという主張に西側同盟国の注意を向けさせたのは、バンダルの諜報当局であった。

「シリア問題におけるサウジとのつながり:サウジ王子は戦争推進の中核においてワシントンと密接に関係」
Syria, the Saudi connection: The Prince with close ties to Washington at the heart of the push for war - Middle East - World - The Independent
http://www.independent.co.uk/news/world/middle-east/syria-the-saudi-connection-the-prince-with-close-ties-to-washington-at-the-heart-of-the-push-for-war-8785049.html

ガヴラクの記事では引用されていなが、同紙によれば、バンダルは1980年代にニカラグアにおけるイラン・コントラスキャンダルにはまり込んだ。CIAは昨年来、バンダルと直接的に協力して、シリア国境に近いヨルダンの基地で反政府軍の訓練に当たってきたと考えられている。

8月25日付ウォール・ストリート・ジャーナルの記事も、バンダルとアサド打倒の関係を伝えている。

「サウジの経験豊かな有力者バンダル王子がアサド打倒の支援体制構築に努力」
Veteran Saudi Power Player Prince Bandar Works To Build Support to Topple Assad - WSJ.com
http://online.wsj.com/article/SB10001424127887323423804579024452583045962.html

このWSJ記事によれば、CIAはサウジ国王がバンダル王子を責任者に任命したことで、サウジがアサド打倒に「真剣」であると悟った。「CIAは、ワシントンとアラブ世界の秘密外交のベテランであるバンダル王子はCIAのできないこと、つまり資金と武器の空輸、そしてある米外交官が言うwasta、アラビア語で秘密の企てを実行できると信じていた。」

「バンダルはワシントンと協力して、ヨルダンにおける軍事基地でシリア反政府軍に武器を供与し、訓練する計画を支援した。」

サウジは公式にはより穏健な反政府勢力を支援していると主張するが、同紙は「資金と武器は反政府側の過激派に流れており、目的は単にカタールによって支援されているライバルイスラム主義勢力の影響力に対抗するためである」と伝えている。

ガヴラク氏は最後に、「限定的」空爆でアサド政権に懲罰を加えようとするワシントンに警告するピーター・オボーン氏の8月29日付テレグラフ記事を紹介している。

「シリア審判への猛進は破局的で致命的な間違い」
The rush to judgment on Syria is a catastrophic and deadly error - Telegraph
http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/middleeast/syria/10271248/The-rush-to-judgment-on-Syria-is-a-catastrophic-and-deadly-error.html

オボーン氏は、今回の蛮行でメリットを得るのは反政府軍であり、米英が同軍側に立った軍事介入の準備を整えたと指摘。化学兵器使用については疑いがほぼないが、誰が実行したかについては疑問がある。以前にアサドが一般市民に対して毒ガスを使ったと非難された際、国連シリア調査官のカルラ・デ・ポンテが、アサドではなく、反政府軍が首謀者である可能性があると結論付けたことを考慮すべきと主張している。

太田光征


 

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コメント
 
01. 2013年9月05日 11:34:02 : niiL5nr8dQ
 
シリア化学兵器、ロシアが一部提供 米国防長官が見解
2013/9/5 10:12  
 【ワシントン=中山真】ヘーゲル米国防長官は4日、下院外交委員会の公聴会で、シリアのアサド政権が保有しているとされる化学兵器の一部がロシアから提供されたという見解を明らかにした。かねてシリアとロシアの軍事的な関係は指摘されていたが、米政府高官がロシアによる化学兵器の提供にまで踏み込んだ発言をするのは異例だ。

 ヘーゲル氏は同日の公聴会で、アサド政権に化学兵器を提供した国はどこかと聞かれ、「ロシアが提供しているし、他の国も提供している。シリア自身も化学兵器を製造している」と明言した。「アサド政権が大量の化学兵器を保有していることは公然の秘密だ」とも語った。

 ヘーゲル氏が示した見解について、国防総省のリトル報道官は声明で「国防長官の発言は、よく知られるロシアとシリアの長い兵器開発の密接な関係を指したものだ」と釈明した。同時に「ロシアはシリアに幅広い軍事物資を提供し、一部は化学兵器計画に使われている可能性がある」との見方を示した。ロシアは化学兵器の開発や生産を包括的に禁じた化学兵器禁止条約に署名している。

 一方、同じ下院公聴会で米軍制服組トップのデンプシー統合参謀本部議長は、米軍がシリアを攻撃する場合、アサド政権から反撃を受ける可能性を認めた。「シリアは保有する長距離ロケット弾を使い、周辺国や我々の軍事施設を攻撃する可能性がある」と述べた。

 さらに、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラなど、アサド政権と関係の深いテロ組織が、米在外公館にテロ攻撃やサイバー攻撃を仕掛けることも想定されるとして、「我々はあらゆる可能性に備えて警戒態勢を取る」と強調した。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM0501I_V00C13A9EB1000/


02. 2013年9月05日 14:57:50 : niiL5nr8dQ

露大統領がシリア攻撃承認で米議会けん制、国務長官「虚言」と批判
2013年 09月 5日 00:59 JST
[モスクワ 4日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は4日、米議会が国連安全保障理事会の承認がないまま、シリアへの軍事介入を承認する権限はないと述べ、仮に承認すれば「侵略行為」に当たるとの考えを示した。

プーチン氏はクレムリンで行われた人権に関する会合で「国連安保理の範囲外の行為は、自衛を除き全て侵略行為だ。米議会がしていることは、本質的に侵略行為の正当化だ。原則的に容認できない」と述べた。

また、ケリー米国務長官が国際武装組織、アルカイダのシリア情勢への関与について議会でうそをついたと批判した。

ケリー氏はアルカイダが介在しないと答弁していたとした上で「アルカイダが主要な軍事部隊として展開しており(米国は)そのことを知っている」と指摘。「これは不快で驚くべきことだ。(ケリー氏は)うそをついていて、自身も認識している。悲しいことだ」と話した。

これとは別に、ロシア外務省は声明を発表し、米国務省が8月31日以降、米ロ外相による電話会談を再三求めてきたものの、ケリー氏は都合がつかず日時の設定も断られたと対応を批判した。


シリア化学兵器使用への対応、米国の信頼かかっている=オバマ大統領
2013年 09月 5日 03:42 JST
[ストックホルム 4日 ロイター] - オバマ米大統領は4日、議会がシリアへの軍事介入決議案を否決すれば米国への国際的な敬意と信頼が損なわれる恐れがあるとして、介入に懐疑的な議員に承認するよう圧力をかけた。

スウェーデンを訪問中のオバマ大統領は、8月21日に起きたシリアの化学兵器攻撃という「野蛮な行為」を目にして国際社会は沈黙したままではならないとし、シリア限定攻撃への支持を訴えた。

「私の信頼性が危機にひんしているのではない。国際社会の信頼性が危機にさらされている」と指摘。「こうした国際規範が重要との考えに同意した以上、米国と議会の信頼性が問われている」と述べた。

議会が決議案を承認すると確信しているとしつつも、行動を起こさなければアサド大統領による一段の攻撃を許してしまう可能性があるとして、迅速な承認を求めた。

議会が否決した場合にも軍事介入に踏み切るかとの質問には明言を避け、議会承認は法律上必要はなく、米国の安全保障を確保するためなら行動する権利が自身にはあると言明した。

オバマ大統領は翌5日には20カ国・地域(G20)首脳会合出席のため、ロシア入りする。

シリアのアサド政権の最大の支援国で武器を提供するロシアのプーチン大統領については、「プーチン大統領が問題の一部に関し方針を転換する可能性があるとの望みは常に持っている。引き続き説得に当たる」と述べるにとどめた。

G20会合の議長国を務めるプーチン大統領はこれより先、シリアの軍事介入を支援する可能性を排除しないとの立場を示していた。一方で、国連安保理の承認なしに介入することは違法と述べていた。

*内容を追加して再送します。




03. 2013年9月06日 19:30:26 : fEd5G2S0eM
出たよ

どこまでもきったねえ国アメリカ

ヘーゲルの野郎
今度は「シリアのアサド政権が保有しているとされる化学兵器の一部がロシアから提供された」かよ。

こいつらとことん武士道精神つうのを持たない、unfairな腐ったゾンビだ

>>01. 2013年9月05日 11:34:02 : niiL5nr8dQ 様
>>gataro 様

情報ありがとう

どんどん拡散しましょう。
みんな同じ気持ちを持つと思う


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