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米国はすべてのアジア諸国に対し、中国に対抗して現状を守るうえで米国を当てにできないということになる。(英FT紙)
http://www.asyura2.com/13/warb12/msg/160.html
投稿者 TORA 日時 2013 年 12 月 02 日 13:36:17: CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu301.html
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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中国の飛行制限を受け入れれば、米国はすべてのアジア諸国に対し、中国に
対抗して現状を守るうえで米国を当てにできないということになる。(英FT紙)

2013年12月2日 月曜日

◆米国に挑戦状を突きつけた中国 12月2日 英フィナンシャル・タイムズ紙
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/39325

一見すると、中国政府による東シナ海の防空圏設定は、尖閣諸島(中国名:釣魚島)の主権を巡る日本との往年の対立の段階的なエスカレートを意味する。

 それより憂慮すべき、真実味のある解釈は、中国政府が西太平洋で米国と対峙することを決意したという見方だ。東アジアは一段と危険な場所に見えてきた。

 今年、米カリフォルニア州で米中首脳会談が開かれた時、中国の習近平国家主席は米国のバラク・オバマ大統領に向かって、太平洋には両大国を受け入れる十分な広さがあると言った。

 推論されるのは、米国と中国は利権を分かち合うべきだということだった。だが、もう1つ、暗にこの発言に込められていた意味は、米国が太平洋地域随一の大国であり続けるという現状を受け入れないということだった。

自国の「分け前」をつかみ取りにかかる中国
 オバマ大統領は首脳会談で、この問題をかわした。習主席は今、中国が自国の分け前をつかみ取るべき時だと判断したように見える。

 第2次世界大戦後に米国の支配下に置かれた時期を除き、尖閣諸島は19世紀後半から日本の施政下にある。中国は1970年代前半に再び権利を主張したが、数十年間、主張を通すための行動は取らなかった。

 2008年の北京オリンピック以降、中国政府は強引なアプローチを採用し、論争となっている領土周辺の海域と空域にたびたび侵入するようになった。こうした行為は、尖閣諸島周辺は日米安保条約の適用対象だとする米国の警告を招いた。

 この米国のコミットメントが今、試されている。中国政府が問いかけている疑問は、既存の秩序を守るためにオバマ大統領は一体どこまでやるか、ということのようだ。中国の戦略目標は、米国を自国の沿岸から遠ざけ、東シナ海と南シナ海に宗主権を確立することだ。中東での戦争で疲弊した米国に、一握りの無人の岩礁を守るためにアジアでの紛争のリスクを取る政治的意思があるだろうか? 

 中国の行動のタイミングが、オバマ政権が特に大きな困難を抱えた時期と重なったのは、恐らく偶然ではない。

 中国が新たに設定した「防空識別圏(ADIZ)」にB52爆撃機を2機送り込んだ米国政府の決断――米国は飛行を通告することを求めた中国政府の要請を無視することで「防御的緊急措置」に遭うリスクを冒した――は、米国が問題の本質を理解していることを示唆している。

 チャック・ヘーゲル米国防長官は中国の動きを「地域の現状を変えて不安定をもたらす企て」と呼んだ。他の米国政府高官はそれほど外交的ではなかった。だが、中国政府は長期戦を展開している。東アジアにおける決定的に重要な疑問は、果たして米国には、地域覇権を目指す中国の持続的な取り組みに抵抗するだけの持久力があるかどうか、だ。

中国の新たな飛行規則がもたらす直接的な影響は、尖閣諸島を巡って日本との武力衝突が起きるという、既に大きなリスクを一段と高めることだ。

 中国の防空圏は長い歴史がある日本のADIZと重複している。双方で誤算が生じるリスクは決して無視できるものではない。

 日本には安倍晋三首相という国家主義的な指導者がおり、首相は、自国より強大な力を持つ隣国に屈したり、日本政府は政治的緊張を和らげるために一定の役割を果たすべきだという米国からの内々の警告に過剰に影響されたりしない決意を固めている。

 安倍首相は臆面もない修正主義者であり、日本の歴史から不快な部分を拭い去る危険な癖を持つ。また、防衛的な軍事力以上のものを得るために日本の憲法を改正する言い訳を探している。偶発的であれ意図的であれ、尖閣諸島周辺で中国との衝突が起きれば、まさに憲法改正を正当化する理由ができる。

米国のジレンマ
 その結果、オバマ大統領は紛れもなく困った立場に立たされている。米国は中国に対して、尖閣問題では米国は日本の味方であることをはっきりさせなければならないが、それと同時に、地域の緊張を高めることを安倍首相に促してしまう事態は避けたいと思っている。中国の隣国は1つ残らず、米国政府がこの2つの目的の間で、正確にどこで折り合いをつけるかを注視している。

 米国にとって、対日関係よりもはるかに多くのことがかかっている。尖閣諸島を巡る日中間の対立は、中国と近隣諸国が抱える多くの領有権争いの1つだ。中国の新たな防空圏は日本の領有権だけでなく、韓国の防空圏とも重複している。

 フィリピンは、南シナ海に浮かぶ島嶼を巡る中国との対立で十分な支援を与えてくれなかったとして、米国政府に不満を抱いている。ベトナムも自国領海について中国との紛争を抱えている。

 意識的か否かは別として、中国政府は今、尖閣諸島上空の支配権を東アジアに対する米国の安全保障のコミットメントを試すリトマステストに変えた。米国政府が中国の飛行制限を受け入れれば、米国はすべてのアジア諸国に対し、中国の拡張主義に対抗して現状を守るうえで米国を当てにできないというメッセージを送ることになる。

 だが、問題の空域を絶えず警備することで東アジアに常駐する大国としての決意を示せば、中国政府との新たな摩擦の種を受け入れることになる。筆者の推測では、中東での米国の権威失墜を招いたと批判されているオバマ大統領としては、尖閣問題で引き下がるわけにはいかないだろう。

往々にして繰り返される歴史の過ち
 中国の政策立案者は、何にも増して歴史を熱心に学ぶ。19世紀末のドイツの台頭は長年、中国の外交政策のエリートが学ぶカリキュラムの大きなテーマだった。こうした政府高官は中国を訪れる人々に対し、中国は、隣国を結束させて、ドイツの強国の地位への台頭を阻止する勢力にしてしまったカイザーの誤算は繰り返さないと説明する。

 過去に対するこうした注意力は今、力を行使する中国の決意の二の次になっているようだ。歴史の過ちは往々にして繰り返されるのだ。

By Philip Stephens


(私のコメント)

アメリカは今や対アジア外交において試練に立たされており、アメリカは中国と手を組むとなれば、ASEAN諸国をはじめとして日本、オーストラリア、インドまでもアメリカから離れていくだろう。日本はアメリカがどう出るか高みの見物をしていればいいのであり、アメリカのバランスオブパワー外交のお手並みを見せてほしいものだ。

フィナンシャルタイムズ紙の記事を見れば、イギリス紙らしく冷ややかな目線でアメリカ外交を眺めていますが、安倍総理に対しても極右の修正主義者と決めつけている。本来ならば中国の味方をしてきたリベラル紙でも今回の中国の暴挙は、公海における航行の自由を侵すものであり、イギリスとしても中国のやり方を認める訳にはいかないだろう。

昨日はアメリカ国務省の裏切りを記事にしましたが、アメリカは中国と手を組んでいくべきか、それとも中国包囲網を作るべきかの戦略の選択を迫られている。アメリカには一貫した戦略が無く政権が変わるたびに大きく変わる事がある。アメリカは共産主義に対しても容共的だった時もあれば、レッドパージを敷いて共産主義者を追放した時もある。

日米関係も明治以来、日本の味方をしたり敵としたり猫の目のように対日政策が変わる。あるのは国益だけであり、目先の外交戦略しかないように見える。大英帝国にしてもバランスオブパワー外交で、うまく立ち回って来たように見えましたが、アメリカに上手くしてやられて大英帝国は崩壊してしまった。

もし日英同盟が機能していれば、アメリカを東西から封じ込める事も出来たのでしょうが、大英帝国にも大戦略家がおらず、チャーチル首相は目先の利益に動かされてアメリカに上手くしてやられてしまった。アメリカはドイツを支援して大英帝国を追い込んで行って、孤立したところでアメリカに救済された。

日本に対しても、米英は援助してはロシアと対抗させられましたが、用が済めば日本と敵対して占領して属国にしましたが、今度は中国と対立させて大英帝国を救いながら利権を奪い取ったように、日本の利権を奪い取って行くのだろう。アメリカにとって一番困る事は日本とイギリスが手を組まれる事であり、日英が手を組まれるとアメリカが孤立する。

アメリカにとってイギリスがヨーロッパに対する拠点なら、日本はアジアに対する拠点であり、この二つの拠点を失えばアメリカはヨーロッパからもアジアからも孤立する。中国に対しても日本と言う拠点がなければコントロールがつかないし、イギリスと言う拠点がなければドイツやロシアをコントロールできない。

キッシンジャーやブレジンスキーの本を読んでもアメリカの戦略がよく分からない。最近の日高義樹氏の本では、キッシンジャーはソ連の崩壊を予測できなかったし、中国が豊かになれば民主国家になると予想していたが二つとも外れたと書かれていた。あれほどの情報をかき集めてもソ連の崩壊が予想できないのなら情報はいくら集めても役には立たないものなのだろう。

中国がアメリカを上回る超大国になるという予測もあれば直ぐに崩壊するという予測もある。アメリカにしても超大国であり続けるという予想もあれば、経済破綻して崩壊するという予測もある。予測が当たるか外れるかは問題ではなく、結果がどう出ても、それに対するシナリオ用意しておくことが戦略家の仕事だ。

フィナンシャルタイムズ紙が書いているように、アメリカは中国の言いなりになるようならばアジア諸国はアメリカを信用しなくなり流れは中国に傾くだろう。日本にしてもアメリカが日本を守ってくれないのなら日本から出て行ってくれと言う事になる。まさに中国によって日本がアメリカから「解放」されるというシナリオも考えられる。ライス特別補佐官の発言はクリントン国務長官とは異なる尖閣発言は注意が必要だ。ライス発言が中国を強気にさせた原因とも考えられる。

 

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コメント
 
01. 2013年12月02日 16:25:41 : 4E3Kds82gw

   アジア安定の一部を肩代わりしてやるから、日本の核武装を認めろ!

02. 2013年12月02日 16:43:01 : hXvkNL5IIw
欧米の金融資本の狙いは日中を対立させ、出来ることなら戦争という事態になることを期待しているのだろう。 現状では、日本には中国に攻め込む力などありはしない。 安倍の国家主義的なスタンスは好ましくはないが、チャイナの刺激によっては日本が再軍備に走る可能性を見ているのだと思う。 アメリカやイギリスも、決して一枚板ではない。 アメリカ軍は日本の自衛隊を信頼するに値するパートナーと見ているだろうが、ウオール街やシティーの金融資本の目指しているものは中国市場の独占だと思う。 競争力のある日本企業を中国市場から追い出せれば、魅力ある巨大市場が転がり込んでくる。 アメリカ軍とライス特別顧問の対応の違いは、この辺に原因がある。 オバマ大統領は本来金融資本のパペットだから、チャイナの防空識別圏についての対応はライスのそれと同じだろう。 中国軍の幹部の腐敗はかなりひどい状態で、賄賂さえもらえるなら自国軍の損害などは気にしない。 皇室外交によってインドを抱き込んだ日本の中国包囲網が、どれくらい効果を上げるかどうか。 

03. 2013年12月02日 20:29:08 : nJF6kGWndY

何度も言っていることだが、米国(当然、日本も)の衰退と中国の帝国主義的膨張は、当面は、避けられない歴史的必然

こちらだけでなく、中国も、じきに高齢化して人口も減っていくことだから、現実的には我慢して泣き寝入りするのが一番、合理的だろうな

もちろん。非合理的に徹底的にやるという選択肢もあるがw


04. 2013年12月02日 21:27:00 : goIiXWmEF6
 中国によるアヘンの没収焼却はながい歴史と英国によるアヘン販売の歴史に昂然と反旗を翻したことだ。これは中国政府が英国と対峙することを表明することに他ならない。
 英国が中国によるアヘン没収焼却を認めることは、今後諸外国が中国に対しアヘンを売るに際して英国を頼りに出来ないことを意味する。
 過去に対するこうした注意力は今、力を行使する中国の決意の二の次になっているようだ。歴史の過ちは往々にして繰り返されるのだ。

 イギリスってというよりシティーの金貸し新聞って懲りネェ奴らだな。


05. 2013年12月02日 23:40:24 : 77Kno4ENaM
フィナンシャルタイムズの読者にとっては、極東の領域争いの機微など理解するつもりもない。米中の緊張が高まったというからそこの部分は読んでやってもよいが、ニュアンスを飲む込むほど頭を使う気はない。

なにしろ感謝祭が終わってもうクリスマス休暇モードだ。投資も手仕舞いに入り経済新聞に出ているアジアの緊張とやらを食後酒として読み流すことにしよう、というスタンスだ。
だから書くほうも他紙の記事を読みかじった荒っぽい、読み手が退屈しないような刺激を盛り込んだものにして、とりあえずものにしたというレベル。安倍首相と言ってもイギリスの一般人は知らないから、国家主義者で修正主義者とちょっと刺激的に書いておけば目を引くだろう、という手合い。

修正主義とは何からの修正かと言えば、戦後体制つまりイギリスも参加したポツダム宣言で規定した路線からの修正。日本の修正主義というだけで一般読者にすんなり理解されるのか、とここで知ったことだけ収穫。そうか彼らには旧枢軸国の戦後従順化路線は安泰であるべきというのが一つの常識であるのかとわかる。


06. 2013年12月03日 01:16:20 : aknxttf4zg
中国人は日本に対しては戦後体制を崩すなと警告してアメリカに対しては戦後体制の見直し(俺の分け前よこせ)を言う。二枚舌もいいところだなw

07. 2013年12月03日 01:17:09 : ns82BjIknh
莫大な米国債握られてる時点で既に、だわ。
どんだけお花畑よ、この株式日記とかいうブログは。

つぅか、大英帝国が崩壊したと思ってる時点で目が節穴にも程があるけどな。
こんな程度かね、今更常識とやらに囚われた一般人の思考ってやつは。


08. 2013年12月03日 06:11:05 : dmkMWIGdew
 中国は自分の姿が分らない国家だ。他国への侵略・拡張主義、政治家と官僚の腐敗=共産党の腐敗、環境汚染、食材の汚染、水資源の枯渇、土地開発の失敗、多民族政策の失敗など、あまりにも共産主義のマイナス面が巨大すぎる。
もうすぐ、内乱が起こるよ。

09. 2013年12月03日 14:36:47 : rnnk3M1Bzc
世界がひれ伏すアベ閣下。
米国と連携して取り消しを迫る。
アメリカ「設定は不適切」

下痢の高転び


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