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誤解されたまま逝った英雄「元陸軍軍人・小野田寛郎」(simatyan2のブログ)
http://www.asyura2.com/13/warb12/msg/396.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 1 月 25 日 23:46:00: igsppGRN/E9PQ
 

誤解されたまま逝った英雄「元陸軍軍人・小野田寛郎」
http://ameblo.jp/usinawaretatoki/entry-11757822935.html
2014-01-25 23:00:03NEW !  simatyan2のブログ


先日、元日本兵小野田寛郎さんが91歳で亡くなられました。

タイミング的にちょうど昨年暮れに安倍総理の靖国参拝した事が話題
になったり、都知事選に元空将の田母神氏が出馬した時期も重なり、
小野田さんの死と重ね合わせた人も少なくなかったんじゃないでしょうか。

小野田さんをネット右翼が絶賛する理由の一つに、筋金入りの
日本軍人を現す、小野田さんの素晴らしい敬礼があります。

http://www.sankeibiz.jp/images/news/140117/bsi1401171105003-p1.jpg

背筋をピンと伸ばして敬礼する小野田さんの姿は、礼儀正しく、
並大抵ではない精神力の強さを現しています。

実際、マスコミが伝えるとおり損得勘定抜きの、日本軍人の鏡
とも言うべき人だったに違いありません。

ただマスコミが報じる以外の、本当の小野田さんを私達がどれ
だけ知っているかと問われると甚だ怪しくなってきます。

先日、たまたま津田信という人の「幻想の英雄」という書籍が
ネットで全文公開されているのを見かけました。

津田さんは小野田さんと共同生活をした人で、小野田寛郎手記

『わがルパング島の三十年戦争』

を代筆された人です。

小野田さんが書いたと思っていた手記が、依頼された津田さんの
代筆だったことにも驚きましたが、手記内容が当時の厚生省の
要請で真実を歪めて書かれたものだったのには愕然としました。

そして後に津田信さんが、その罪の意識から手記代筆の真相を
暴露した書下ろしノンフィクション

『幻想の英雄−小野田少尉との三ヵ月』

を出版したのです。

そして今ネットでその全文が読めるのです。
http://junpay.sakura.ne.jp/index.php?option=com_content&view=category&id=49&Itemid=77

この真相を暴露した内容というのが凄まじいもので、今までの
小野田寛郎さんのイメージが完全に覆ってしまうものなんですね。

当時、小野田さんが発見されるまで戦争が終わってるのを知ら
なかったというのは嘘で、確実に知ってたのに出てこなかった
のは上司の命令がなかったからだ、ということは他の書物にも
書いてあったので、ある程度は知っていました。

しかし、ルバング島の島民を「ドンコー」と呼び、動物以下の
存在と考えながら殺傷していた事実にはやはり驚かされます。

例えば、

『こっちには弾に限りがありますからね、
 一発で一人殺すんじゃもったいない、何とか二人いっぺんに
 殺す方法はないかと考えました。

 ドンコーは臆病だから、けっして一人じゃ山に登ってこない。

 かならず三、四人でくる。

 だから木かげで待伏せすることにしたんです。

 そして奴らが横一列になったところをねらってぶっ放つ。

 そうすりゃあ一発で二人殺れますからね』

などと生々しく書かれてあります。

この時点で小野田さんは、島民たちには殺意がないことが
わかっていたそうです。

ではなぜ殺意のない島民を殺すのか、ということについて次の
ように語っています。

『われわれの占領地域に勝手にはいりこんできたからです。

 われわれはいずれ島全体を占領するつもりでした』

またドンコーに銃を突きつけ食料を奪ったことについては、

『ドンコーの奴ら、われわれの邪魔ばっかりしやがって。

 敵の食糧、弾薬を利用するのが遊撃戦のイロハです』

などと平然と語っているのです。

そしてさらに衝撃的なのは次の一節です。

『「その犬をドンコーの奴ら、われわれにけしかけやがるんです。

 あんまり癩にさわったんで仕返ししてやったことがある」

 と寛郎が口を挿んだ。

「どんな仕返しをしたんです?」

「ある村の副村長が何度もけしかけやがったから、そいつを
 三日間つけねらって一人になったところをぶっ殺してやった。

 まず膝をねらって一発射ち、歩けないようにしておいて
 ボロ(蛮刀)でたたっ斬ってやった。

 その野郎、腕で顔をかばいながらいざって逃げようとしたが、
 こっちは日頃の恨みで容赦しねえ……」

 寛郎は左腕を曲げて顔をかばう島民の真似をし、その次に
 ボロを何度も振りおろすジェスチャーをして見せた』

これはもう戦争ではなく私怨による虐殺になっていますね。

さらに津田さんは、

『小野田がよく襲った村に裏取りをしに行った時
 (上の虐殺の話)が突然でてきて焦る筆者

「この村にはヘンな殺され方をした者がいるんです」

 私とC君の顔色をうかがうように見た。

「ヘンな殺され方?」

「村の区長をやっていた人なんですがね、ボロ(蛮刀)で
 なぶり殺しにされた死体が発見されたことがあるんです」

 私は息を呑み、思わずラモスから目をそらした。

「小野田さんに殺された島民はほとんど銃で撃たれていますが、
 その区長はめった斬りにされていたんです。

 だから、これは日本兵の仕業じゃない、犯人は別の者だと
 いうことになっているんですが、帰ったら一応、 小野田さん
 に確かめてくれ、と言ってます。

 ――あなた方、何か聞いていませんか」

「さあ、知らないなあ」

 まさか聞いているとは言えなかった』

と書いてます。

それにしても凄い内容ですね。

これじゃ確かに正直に書けなかったことが良くわかります。

発見当時フィリピン側は、ルバング島で起こった事件はすべて
戦闘中の行為とみなして、 マルコス大統領も特赦してくれた
そうです。

しかし、小野田さん自身の口からそれが語られたとなると、
やはり向こうの国民感情を刺激することになってたでしょうね。

こうして見ると確かに小野田さんは不撓不屈の精神力の持ち主
だったでしょうけど、人格者かと問われるとちょっと違うぞ
ということになってきませんか?

もっとも戦争と言う狂気の極限状況では、人格者さえも異常者
に変えてしまうのかもしれませんが・・・。

いずれにしても私達は報道される上辺の状況のみで判断しがち
ですが、報道する側は権力者の都合によって如何様にも捏造
出来るんだということを改めて肝に銘じる必要があります。

美化される出来事の裏には地獄の真実があるということですね。

お国のために命を懸けることの、どこが悪いのかと粋がってる
ネット右翼たちは、こうした真実をどう思っているのでしょうか?


 

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コメント
 
01. 2014年1月26日 00:30:12 : CsUfHLLEts
今更、小野田さんのことを非難する気はないが、もし、敗残兵としてジャングルに潜むなら、小野田さんより横井さんのように生きたいと思った。

02. 2014年1月26日 02:52:33 : F1DkfJwG8c
そろそろ小野田さんの英雄像を
何とか地に落としたいと思ってる連中が
何かしだすと思ってた。

03. 2014年1月26日 03:56:35 : 2xHqystrmo
小野田さんが英雄だとか人格者だとか言う前に、
歳若くして戦地に赴き敵を殲滅することが、祖国の為両親の為だと、それが当時の普通の若者の純真な思いであり、自己の確立の仕方だったのであろう。
それを、いい悪いは別にして、後の平和な時代に生きた私が、おこがましくも利いた風な事はとても言えない。

小野田さんは、時折怯えていたそうであるが、当然だろう。スパイ学校出身で暗殺が専門。本来陰に隠れて戦う者で英雄と呼ばれるタイプの軍人とは元々別次元の存在なのだ。増してや戦後の左翼全盛の戦前否定の世の中、怯えずにはいられないだろう。

小野田さんは、私の父とちょうど同じ年代なのであるが、私の父は当時、中国の桂林にある軍事施設を破壊しに行く為に編成された今で言う特殊部隊員だった。施設の破壊は成功したものの部隊はほとんど全滅に近かったそうだ。終戦間際のドサクサに何とか中国人の船頭を買収し日本に帰ってこれたと言う。帰国後は帰国者にアカが混じってないか、アカ思想に染まってないか尋問する査察官となっていた。

当然、戦後の戦前否定の日本は、当時それが正義だと信じて戦った父のような帰還者を称える事などない。それどころか馬鹿にし徹底的に糾弾さえする勢い。とても中国で戦ってきたなど言えないと、どことなく怯えていた。話せるのは私達家族にだけである。

私の父は、誰も知らない誰からも称えられない英雄でも人格者でもないかもしれないが、あの当時は、郷里の為、祖父母の為、ごく普通に大事な物を守りたいと願う、それが正義の為だと信じて戦う事を決意した、純真な若者だったんだと誇りに思う。


04. 2014年1月26日 14:07:44 : JtW399YiA2
住民を家畜同然に殺すってのが戦争を理由にした軍人の行動ってこと・・・。
軍人は敵と戦うだけでは無いってことを記憶しておくべき。

05. 2014年1月26日 14:58:17 : LE47w5inaA
うちの親父は、中国にいた時、
基地のそばで中国人からも馬鹿にされてた物乞いの婆さんとその家族に
基地に大量に運ばれた配給米を時々分けてやってたんだでw
だから、婆さんは親父を見つけると「シンさん!シンさん!」って
擦り寄ってきて、作った雑炊や取れた野菜とかをいつも持ってきてくれてたんだで。
(シンというのは金三つでシンとよむ中国漢字だったかな?w)
なぜか、そう呼ばれてた。
そんで、桂林に出発する前、もう米もってけないよっていうと、泣きながら
「シンさん!シンさん!一度、うちに来て!娘もいるよ!挨拶したいよ!」てんで
婆さんの家で飯食わせてもらって、出発の日「シンさん!シンさん!待ってるからー絶対帰ってきてー」って、泣きながら送り出してくれたんだでw

そんな話、聞いた事ないでしょ? 中国に行った兵隊は殆んど死に、帰ってきた者も話せる雰囲気ではなかったからね。虐殺話だけは面白いのか尾ひれが付いて意図的に広まされるけどね。
その婆さん一家とは二度と会えなかったそうだ。

勿論、住民を装ったゲリラや武装農民は沢山いたから、そいつ等とはマシンガンで闘ったよ。重機関銃隊でもあったからね。


06. 2014年1月26日 15:03:51 : YxpFguEt7k
伊波洋一氏
「「官房長官なんかお会いしていませんよ」と仲井真知事は完全否定するが、一方の菅官房地長官は知事と都内で会ったことを認めている。とぼけることは仲井真知事の特技?」
https://twitter.com/ihayoichi/status/427283081846734848

軍がからむと、とたんに異常なモノが増えますな。


07. 2014年1月26日 15:25:15 : 47WPiF9rPw
ホント尾ひれが付いて意図的に広まされるネ♪

08. 2014年1月27日 06:35:39 : eErQoJZgrz
コメントにて記事を疑ってる人には申し訳ないのですが、
私もにちゃんねるなどで息巻いてるネット右翼を相手に昭和の時代に体験した事実を話したら、
うそだと決め付けられましたよ。

私は自分の経験として、旧軍兵士が東京の街中でホームレスをし、その人たちが
健常者ではなく、片腕を失い、片足を失った障害者となっていて、街路を行く
人々に対して大声で反戦の演説している様子を、母親といっしょに見ました。
大声で子供の私に話し掛けてくるんで、ちょっと怖かったのを覚えています。
そうやって彼らはお金をもらっているんですよね。
そういう話をすると、彼らネット右翼は嘘だというのです。私が嘘を言っていると
彼らは言うんです。本当に愚かだと思います。

そういう障害者はある時期を境にして町から消えてゆきましたが、彼らを見たのは
本当につい先日のような印象がします。
両親に聞くと、父親も母親もそうした人はいたと言います。郊外にもいたと。
戦争の傷跡をリアルに見た世代として私などが最後の世代かもしれませんが、
60-70才とかそんな高齢ではなくもっと若くて、私のようなインターネット
世代でも少しの経験や思い当たることはあるんですが、
そういうリアルな実体験を書くと彼らは嘘と決め付けるんですよね。

私は見たままの事実を書いただけなのに、本当に腹が立つというか、愚かだと思います。
兵士が障害者となっても誰も助けない。戦争とはそういう人を作り出す、ということが
理解できないんでしょう。彼ら何も知らない若い世代のネット右翼が今度は
そういう立場になるということも判らないのでしょうし、
とても矛盾を感じます。きっとこのコメントも嘘だと思うのでしょうね。


09. 2014年1月27日 14:01:06 : BH3hltE5Cg
>>08
ええ、沢山いましたよ。私も見ました。
多くは、今で言う民生員のような人が家族と連絡付けて引き取ってもらったり、軍(警察予備隊?)関係の病院に国費で収容したりしてました。
福祉のメドなかなか立たず昭和30年代の終わりくらいまで、いたと思います。

10. 2014年1月27日 14:11:01 : zzScrBElPQ
昔の武士とか軍人は片輪になったら自決していたんですが
二次大戦は、ある意味、普通の人が戦争に行ったんですね。
普通の人を戦争に巻き込んじゃいけないですよね。
障害年金なり福利厚生も、昭和三十年代に入ってようやく制定されたと思います。

11. 2014年1月29日 11:05:52 : aitbdzYr2U

オツムがお花畑の馬鹿左翼は、戦争を知らないのだね、
ビックらこいて、腰を抜かす。
ろろんな事があるのは当たり前、それが戦争ってもんだ。
大西洋横断で有名なリンドバーグ、これって太平洋戦線で戦ったのだね
ほぃで米軍の日本兵に対する非人道を叩きまくってる。基本、捕虜を作らない
撃ち殺す。耳を削いで故郷の恋人に送る。当時の白人の人種差別はそりゃ大した
もんだ。

当時の日本人は、アジア人が白人にトンデモな人種差別取扱をされていた
ことを誰でも知っていた。アジア諸国は侵略された状況にあったのだ。
であるから、日本が侵略してるなどという感覚はみじんもなかった。
解放戦争の感覚だ。大東亜会議ってものを知ってるか、日本軍によって解放された アジア諸国の有力者を集めて、アジアの独立を歌ったのが大東亜会議。
 日本のこの聖戦に楯突き、欧米植民地諸国の側に立ったのが裏切り者の蒋介石
だ。謝罪するべきは中国である。アジア諸国の首脳は靖国に参拝しなければならない。


12. 2014年1月29日 14:39:41 : aitbdzYr2U
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140129/frn1401290719000-n1.htm

13. 2014年1月29日 21:15:26 : VLiq9ylTDs
戦争を憎む。
前線の兵士は全て犠牲者。

14. 2014年1月30日 13:27:48 : X8K3Jt2Lhg
>>11
だから、そのピュアな兵士の精神を利用されたんだろ。
上層部は下っ端兵隊なんて何人死んだっていいからさ。

15. 2014年1月31日 13:29:40 : EM5rzyX82k
マスゴミも、そのピュアな兵士の精神を利用して
なんだってやるよ。
マスゴミは下っ端兵隊の思惑なんてどう解釈されようと揶揄されようと
儲かればいいからさ。
 
  
 
 
 
今、現在進行形で存在する。
ピュアな人達の精神を利用して印導操作思想誘導を謀る、
大本営軍事組織がマスゴミだよ。
 

16. 武 2015年4月08日 00:04:29 : HQGWnyn4vXkrI : idk4St0bCE
不撓不屈

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