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（写真）マイダン広場で機動隊にパンを配る笑顔のヌーランドと米大使
http://rt.com/news/obama-crimea-iraq-invasion-565/
2014.03.28 ＲＴ記事より抜粋
ブリュッセルでのオバマのウクライナに関する重要なスピーチので、ロシアを孤立化させようとする態度が、図らずも覆い隠されたていたダブルスタンダードを明らかにした。
２千人の聴衆の前で３０分間にわたってオバマが何を語ったのか？簡単に見てゆきたい。
①オバマ「我々一人ひとりが、自分たちの生き方を決める権利を持っているものであります」
火炎瓶や警棒を使って自分たちの主張を正当化しようとしているキエフの親ＥＵの運動家達には、それは（聞こえのいい）真理でしょう。けど、それは、(国民投票などという不届きな方法を行う)「悪い」クリミアの親ロシアの民衆には、その「権利」は許されない、とこれで宜しゅうございますでしょうか？
②オバマ「我々（西側）は、足並みを揃えて、ウクライナに対するロシアの侵略を非難し、クリミアの国民投票は無効だと訴え、それを拒否してきたのダ。」
正解！！ 国民投票が悪で、火炎瓶は善。だったものね。
そうです。オバマはアメリカとＥＵが協力して、ウクライナの混乱を沈めようとしている、その隙を突いて、ロシアがウクライナを侵略したと言いたかったのです。
③オバマ「くれぐれも誤解しないで頂きたい。我々アメリカもＥＵもウクライナを支配しようなんて、これっぽっちも考えていませんから。」
彼ら（アメリカとＥＵ）は、反政府活動家を元気づけるために高官を送ったりとか、そんなこと絶対しなかったし、ヌーランド米国務次官補が在ウクライナ米大使と（政権転覆の暁には）次の新たな政権に誰を据えよう』などと言ったヒソヒソ話をしているのも、それは二人の情勢を分析したちょっとしたおしゃべり以上でも以下でもなかったですから。
④オバマ「アメリカはイラクの領土を要求したり統合したりしなかった。アメリカは、自国の利益の為に、（イラクの）資源を奪ったりしなかった。それどころか、アメリカは、我々の戦争を終わらせ、イラク領土を何一つ損なうことなくイラク国民に引き渡すことができた。だから、彼らは自分の将来を自ら決めることができるのダ。」
イラクの北には形だけのクルド人の主権国家があります（実際は大勢の難民を生んでいる）。イラクではテロリストがあちこちで出没し、イラクを滅茶苦茶にしたがっている。自動車爆弾による死者は交通事故による死者を上回っている。 イラク戦争開始から１０年たった２０１３年だけで、少なくとも７８００人の市民と１０００人の戦闘員が殺された。
そうです、（アメリカの言うイラクの平和と安定の）ミッションは完遂したのだった。
⑤オバマ「長年、コソボの人々が酷い仕打ち受け、殺害された後に、ＮＡＴＯは介入しただけなのだ。」
いい所を突く。もちろん（西側）同盟国は、わざわざ安保理決議にかける手間を省いて、セルビアの首都を爆撃し、国際法を侵害しながら、多数の市民を殺害しました。クリミアを非難しているのは、これと同じ国際法なのですが？？？けれど、それはブッシュジュニア以前の出来事で、俺の知ったことじゃないってことですか？？？
⑥オバマ「コソボは、国際法を侵害することなく、国連と近隣諸国の協力の下で、住民投票を経てセルビアから独立した。」
それは、オバマ流の歴史解釈だ。事実はコソボはセルビアに対して一方的に独立を宣言し、２００８年２月１５日に憲法を施行した。そして、アメリカとＥＵはコソボを独立国として認めた。←これが事実。
あ、オバマは（コソボにも）住民投票があったとの事を言いたかったのだ。それは１９９１年の住民投票なのだ（セルビアによって違法とされたが）。その時は、アルバニアだけがその投票を合法と認めた。
⑦オバマ『我々西側は、強大な国家は自国のやり方を押し通すために弱小な国家を虐げることができるという一部のお門違いな信念に対して、厳しく立ち向かわなければならないのダ。そのような信念は、あたかもそれが正義であるかのごとく、格言のように繰り返し利用される。』
世界の「ジャイアン」が、愛と平和を唱える。無人爆撃機は、愛と平和の配達人。グアンタナモのＣＩＡの秘密刑務所は、愛と平和の守り人。そして、ＮＳＡはその愛と平和のメッセージを聴こうとしない人々への監視役。ですよね
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