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ノドン、総連ビルで揺さぶり…北朝鮮テポドン発射“Ｘデー”
http://gendai.net/articles/view/news/149191
2014年4月3日 日刊ゲンダイ
記念日前後に集中／（Ｃ）ＡＰ
北朝鮮が挑発を繰り返している。日本には２６日、ノドンを発射し、韓国には３１日、ロケット弾などを５００発発射。韓国に向けて飛ばした無人偵察機の墜落事故も相次いでいる。さらに核開発阻止を狙う日米韓の動きに対抗して、新たな核実験声明も発表した。
一方、北朝鮮の宋日昊国交正常化交渉担当大使は、「朝鮮総連ビル競売問題の解決が前提」と語り、日朝外務省局長級協議をめぐって、日本に揺さぶりをかけている。
ヤクザみたいな北朝鮮のドーカツ外交は珍しくないが、間髪を入れずに次から次へと手を繰り出しているのが怖い。親族でさえバッサリ粛清する狂った男がトップに君臨する国は、さらにドンパチをエスカレートさせるとみられる。次はズバリ、米ロサンゼルスも射程にとらえる最終兵器テポドンだ。
■ドーカツ外交に乗る安倍首相のアホらしさ
「コリア・レポート」編集長の辺真一氏が言う。
「北朝鮮のテポドン発射は、国の記念日前後に集中しています。０６年７月５日は金日成主席の命日の３日前で、日本上空を飛び越えた０９年４月５日と、軌道に乗せた１２年４月１３日は金日成主席生誕の少し前。そして１２年１２月１２日は、金正日総書記の１周忌の５日前です。今年も金日成主席の生誕日である４月１５日が２週間後に迫っている。しかも今年は、主席の没後２０周年。一連の行動が『偉大なる首領様』を称えるデモンストレーションなら、テポドン発射の可能性は十分あります」
北朝鮮の狙いは、食糧危機や配給不足で苦しむ市民の批判をかわしながら、安倍首相をじらして日本から経済援助を引っ張ること。脅し屋が考えそうな単純な論理だ。
そんなブラフに乗ることはないのに、拉致問題の解決を急ぐ安倍首相はいいように振り回されている。北朝鮮が大事な拉致カードをあっさり手放すはずはなく、いくら交渉したって成果はない。そんなことも分からず、北朝鮮に足元を見られ、テポドンをぶっ放されたら…。安倍外交は笑いモノだ。
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