ウクライナ軍の装甲車が武装勢力に奪われるなど、緊迫が続くウクライナ東部スラビャンスクに１６日入った。ウクライナ軍の制圧作戦に備え、街は「要塞（ようさい）化」が進み、住民は武力衝突への不安を訴えた。

　スラビャンスク市役所前には奪われた装甲車両のうち２台が止められていた。近くにいた男らは皆、親ロシア派を示すリボンを着けている。

　「バルー」と名乗った男は「２、３日前にクリミア自治共和国の首都シンフェロポリから電車で来た」と話した。装備は「スラビャンスクで同志から受け取った」という。本来の所属や地位を問うても「クリミアの人民の軍隊だ」と繰り返し、「クリミアと同様にドネツク州で住民投票ができるように、とどまって守る」と話した。目出し帽姿の別の男は自らを「ウクライナ人だ」と言った。だがそれ以上の説明は拒んだ。

　幹線道路から町の中心部まで、確認しただけで５カ所のバリケードが設けられていた。自動小銃を手にした「自警団」が、ウクライナ軍の制圧作戦に備える。

　市役所前にいた医師イレーナ・ジェシキナさん（３３）は「２１世紀に、こんなことが起きるなんて信じられない。人が死ぬような事態は避けてほしい」と嘆いた。

　アリョーナ・イバノバさん（３０）は、目出し帽姿の武装兵に向かって叫んだ。「若い男がいっぱい来てうれしいわ！　ねえ、かっこいい顔を見せてよ！」。その後、記者の方に向いて小声で言った。「何が起きるのか、とても怖い。友好的な態度でいないと、どう扱われるかも分からない」

　（スラビャンスク＝石田博士）

http://www.asahi.com/articles/DA3S11088615.html 　

コメント
01. 2014年4月17日 17:32:39 : GkEoLlUxWA バカ丸出しの質問！ でもアサピーの正体がよく出ていてよかったよ（笑）
02. 2014年4月17日 19:43:45 : oiMCwBPSoI ウクライナ人には違いない。朝日はウクライナ人と言われて訝しいのだろうか？ 民族問題とは言語と宗教がネックになってしまうのだがウクライナの場合、ロシアとウクライナの父親と母親というのはざらであり、ウクライナ語とロシア語はきわめて近しいのでコミュ二ケーションになんの問題もない 民族が異なろうと選択がいくつもあることでこうした他民族同士の婚姻縁戚による豊穣な社会が特定の言語禁止などといった愚かな法律によって諍いを生むとしたら責められるべきはそんな法律を言い渡した現政府にある。 ウクライナ人という言葉にいくつもの多様性が秘められている。 そういうものを欧米は皆破壊してきた。イラクでアフガンでリビアでシリアで、そしてウクライナでもそうなろうとしている。 スラビャンスクで起きていることを詰るのは実に簡単だ。 その列にメディアが連なることはメディアがウクライナ人の多様性を認めない反動勢力に与しているという危機感の無さの表れであり、朝日も愚か者の列に連なった。 犯罪的というほかあるまい。
03. 2014年4月18日 10:29:30 : CWwqbwH016 他国を侵略するということ、まず謀略からだ。 プーチンの手口に新しいものはない、 他国のことより、日本の現実をみよ！。

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