デイリースポーツ 6月11日(水)22時44分配信

　Ｊ３のＹＳＣＣ横浜は１１日、同クラブ所属のＦＷ小沢巧（２４）が重傷ひき逃げ事件を起こして逮捕されたと発表した。

　同クラブによると、６月１０日午後１１時３５分頃、小沢容疑者の乗った車が横浜市緑区東本郷の道路を走行中、同じ方面に歩いていた女性と衝突。救護義務を果たさずに、その場を立ち去った。

　その後、現場に戻り、取り調べを受けた後、１１日午後１２時４０分に過失運転致傷罪と道路交通法違反容疑で逮捕された。現在、小沢容疑者は緑警察署で取り調べを受けている。

　小沢容疑者は神奈川県出身で、神奈川大を経て昨春、同クラブにアマチュア登録選手として加入。ＪＦＬ所属だった昨季は３試合に出場して無得点。Ｊ３に昇格した今季はここまでリーグ戦には出場していなかった。

　同クラブの吉野次郎理事長は以下のコメントを発表した。

　「この度は重大な事件を引き起こし、まずは、被害にあわれた方に心よりお詫びを申し上げます。また、Ｊリーグに所属するクラブとしてご支援頂いている方々ならびに、協会、リーグ関係者の皆さまに多大なるご迷惑をお掛けして誠に申し訳ございませんでした。選手本人については、現在警察で取り調べ中であり、今後の対応につきましては、警察の調査状況を受けながら検討してまいります。ただし、事故を起こしたことは事実であり、クラブ内においては、全力で再発防止に取り組み、二度とこのようなことが起きぬよう、選手およびクラブスタッフの教育の徹底に努めてまいります」

◐http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140611-00000106-dal-socc

夕刊フジ 6月21日(土)16時56分配信
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ザッケローニ監督の後任選びが水面下で動き出した（吉澤良太撮影）（写真：夕刊フジ）

　日本サッカー協会が最悪の事態に備え、すでに次期代表監督の選定に向け水面下で動いていることが分かった。

　日本協会の大仁邦弥会長は、今大会限りで任期満了となるザッケローニ監督の後任問題について、本紙の取材に「まずザッケローニ監督の意向を聞いてから」と話していた。前回南アフリカ大会時も、日本協会は岡田武史監督に続投の意思を確認してから後任探しを始めた。

　しかし、ザッケローニ監督は初戦のコートジボワール戦で采配ミスもあり黒星発進。母国イタリアでは「教師から罪人へ」（ガゼッタ・デロ・スポルト紙）と過激な見出しをつけられて特集されるなど、厳しい状況に追い込まれた。

　ザッケローニ監督に近い、複数の関係者によると「監督の本音は日本代表での続投」だという。一方、協会側は、ベスト１６に導いた岡田監督の成績を超えることが続投条件の１つとしている。

　代表監督の選定作業は技術委員長を兼任する日本協会・原博実専務理事と霜田正浩技術委員が担当する。霜田氏は高校卒業後、ブラジル留学経験があり、スペイン語圏で直接交渉ができる。

　候補の１人として浮上しているのはメキシコ代表監督としてＷ杯２大会で指揮を執り、いずれも１６強の経歴を持つハビエル・アギーレ氏（５５）だ。すでに５月に契約満了でスペインリーグ・エスパニョールの監督を退任している。

　一方、開催国ブラジルの監督からの売り込みも殺到している。その１人が、Ｊリーグ浦和ＦＷエメルソンをブラジルで再生させた、元コリンチャンス監督のアデノール・レオナルド・バッチ氏（５３）、愛称チッチだ。

　同氏は２０１２年に日本で開催されたクラブＷ杯でチームを優勝に導き、ブラジル代表監督の候補にもなった。過去にはＪリーグ磐田が獲得に動いたこともある。磐田でプレーした元ブラジル代表ＭＦで元ブラジル代表監督のドゥンガ氏が「日本サッカーに適している１人」として仲介したといわれる。

　ドゥンガ氏は、ブラジル代表のスコラリ監督のまな弟子。今大会のブラジルのプレースタイルが“世界基準”となれば、その流れを組むバッチ氏は日本代表を飛躍させる人材となる可能性はある。

　日本協会が提示できる年俸は基本給で２億円。「（他と）契約している監督は難しい」（協会幹部）という条件があるが、現在は２人とも無職だ。

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