米長官と懇談の記者解雇　中国、言論統制か
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140525/frn1405250942004-n1.htm
2014.05.25　夕刊フジ

　中国のポータルサイト「騰訊」の記者で、著名ブロガーの張賈竜氏が同社を解雇されていたことが２４日、分かった。２月に訪中したケリー米国務長官と懇談した際、張氏が中国政府のネット規制を批判したことなどが理由とみられ、解雇は言論統制の一環の可能性が高い。

　張氏が２３日にブログで明らかにした。騰訊の人事部門から「商業上の秘密を漏らした」として解雇を通告されたという。

　張氏は２月１５日に北京でケリー氏と懇談。ブログによると、張氏は、中国政府のネット規制の解除に向け米国から働き掛けるよう要求。またノーベル平和賞受賞者で民主活動家の劉暁波氏らが当局の弾圧を受けていることへの懸念を伝えた。

　張氏はこのほか、「真理部」と呼ばれる共産党のネット規制部門が、当局に都合の悪い情報が出回らないようネット企業に日常的に圧力をかけている実態を暴露した。（共同）

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