豪外相、「中国の不動産バブル崩壊による貿易への影響に注意が必要」―中国メディア
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141023-00000021-xinhua-cn
XINHUA.JP 10月23日(木)12時44分配信

オーストラリアのジョー・ホッキー財務相が先ごろ訪中した際、中国政府の金融引き締め政策に対して「われわれは注意が必要だ」と述べ、中国側の不動産バブル崩壊による短期間の経済への影響に対する準備を整える必要があると述べた。２２日付で華爾街見聞が伝えた。。

オーストラリア最大の年金基金が最近、対中投資を避けており、中国の信用貸付に対する懸念を浮き彫りにしている。世界第２の経済大国である中国のオーストラリアからの輸入規模は、オーストラリアの輸出全体の３分の１を占めており、ホッキー外相は「中国の不動産バブルが崩壊すれば、経済全体に連鎖反応を引き起こす。われわれは貿易の伸びに影響しないよう予防措置を講じなければならない。貿易の落ち込みは現段階の予想よりさらに深刻になるだろう。だが、恐慌までには至らない」との見方を示した。

２１日に発表された中国の第３四半期（７月〜９月）の国内総生産（ＧＤＰ）は前年同期比７．３％増にとどまり、２００９年第１四半期以来の最低水準となった。ホッキー外相の中国経済に対する慎重姿勢は、双方の自由貿易協定が中国経済の落ち込みによるオーストラリア経済への影響を回避するのに効果的との認識を示すものだと記事は指摘している。

（編集翻訳　小豆沢紀子）

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