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中国、権力闘争の様相 周永康氏逮捕へ
http://www.asyura2.com/14/china5/msg/222.html
投稿者 あっしら 日時 2014 年 12 月 07 日 03:40:31: Mo7ApAlflbQ6s
 

(回答先: 中国最高検、周永康氏を逮捕へ 共産党が党籍剥奪 投稿者 あっしら 日時 2014 年 12 月 06 日 02:41:36)


中国、権力闘争の様相 周永康氏逮捕へ[日経新聞]
2014/12/7 0:00

 【北京=中沢克二】中国共産党は5日、周永康・前政治局常務委員の党籍剥奪と刑事責任の追及を決め、最高人民検察院も逮捕を決定した。新中国の建国以来初の最高指導部経験者の汚職容疑での追及は、権力闘争の色が極めて濃い。習近平国家主席は「反腐敗」を武器に自らの地位を脅かす勢力を徹底して潰し、長老らの影響力もそぐ戦術で集権を進めている。

 今回の発表では未公表の事実を明かしている。2013年12月1日の最高意思決定機関、政治局常務委員会で周氏の党規違反を巡る手掛かりの報告を受け、調査・検証が決まったという。今年7月29日の摘発公表時には不明確だった周氏の容疑は、単なる汚職ではなく、党・国家機密の漏洩、党の政治規律違反、関係した女性への違法な権力の付与などが加わった。
 既に1年前に最高機関が事実上、意思決定し、あらゆる罪を探して裁く方向が固まっていたのだ。容疑の冒頭にある政治規律、組織規律、機密保持規律への深刻な違反という言及からも政治闘争のにおいが読み取れる。
 無期懲役となった薄熙来・元重慶市党委員会書記は公安・武装警察を束ねる周氏と組み、習氏のトップ就任を阻もうと動いたとされる。党内で「暗殺計画もあった」との噂まで流れる中、習氏も甘い顔はできなかった。「潰さなければ、いつか潰される」。これは中国の政治史の常識だ。
 この1年、事件の処理は難航した。周氏は江沢民・元国家主席が07年の党大会で最高指導部に押し込んだ江派の重鎮だ。江氏は表向き汚職調査に同意したが、自らに近い人物らの完全な失脚は政治的な影響力低下につながると憂慮する。他の長老も習氏の「反腐敗」が一族の権益を侵しかねないと不安視していた。
 今夏、身を潜めていた江氏は、10月1日の国慶節(建国記念日)前後、3度も表舞台に登場した。音楽会を習氏と並んで鑑賞し、パーティーに出席。数日後には国家博物館を視察した。江氏の背後には年老いた側近らが控えており、党内では長老らの不満を体現した「示威行動」と見る向きが多かった。
 習氏も長老らの声に押されて慎重に事を運ばざるをえなかった。10月の党中央委員会第4回全体会議(4中全会)は「法治」がテーマだったものの、周氏の処分を見送った。通常、11月末に開く政治局会議も周氏の問題の事前調整に手間がかかり、遅れたもようだ。
 ようやく開いた5日の政治局会議の決定を既に土曜日になっていた6日午前0時に発表したのも極めて異例だ。異論を押さえ込むため慎重な取り扱いが必要だった経緯が透けて見える。
 最高指導部の経験者でも追及を受ける前例ができたことで、習氏自身も引退後は安泰ではない。17年の次期党大会で形が見えるはずの「ポスト習近平」選びは一層難しくなった。習氏は今後も権力基盤を固めたうえで、決して逆らわない人物を次期トップに引き上げようと動くだろう。その前哨戦が周永康事件だった。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM06H6J_W4A201C1FF8000/?dg=1

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失脚の共産党幹部60人 中国の不正追及、次は軍が標的か [日経新聞]
2014/12/7 0:00

 【北京=島田学】中国の習近平国家主席は就任以来、旗印にした反腐敗運動を巧みに利用し、自らの求心力を高めている。習指導部の下で失脚した共産党幹部は約60人。高官への不正追及で国民の不満を解消し、賄賂が横行する党内を引き締めて行政効率も上げたい考えだ。ただ党内には、習氏の意向に逆らえば反腐敗を名目に粛清されかねないとの圧迫感も漂う。
 中国メディアによると、習指導部が発足した2012年11月の共産党大会から先月下旬までに、国家指導者級幹部3人、党指導部の党中央委員3人を含む、少なくとも57人の政府機関や地方政府の指導者級以上の幹部が失脚した。李東生元公安次官など周永康氏の元側近も10人近く含まれる。
 習氏が反腐敗運動を掲げて周氏ら潜在的な対抗勢力をたたくのをみて、中国政府の官僚は、習氏の怒りを買えばあらぬ腐敗を追及されかねないとすっかり萎縮している。「今は目立たないのが得策だ。どこで虎の尾を踏むか分からない」。習氏の明確な意向が見えない分野では大胆な政策提案をできない状況にある、と政府関係者は漏らす。
 反腐敗運動を逆手に取り、出世競争のライバルを汚職の疑いで密告する例も増えているという。汚職調査を受けることを苦にした公務員の自殺者は相次いでいる。
 次の標的は、習氏がまだ人事を掌握しきれていない中国軍のようだ。制服組トップだった徐才厚・前中央軍事委員会副主席は10月末に収賄罪などで起訴された。その後、軍幹部への取り調べは厳しくなり、11月には取り調べを受けた馬発祥・海軍中将が飛び降り自殺をする事件も起きた。
 軍内では軍の既得権益に切り込む習氏への反発が少なくない。習氏が思惑通り、反腐敗運動を名目に軍をも掌握できるかは依然予断を許さない。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM06H69_W4A201C1FF8000/?nbm=DGXLASGM06H6J_W4A201C1FF8000
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周永康氏とは 「石油閥」の中心、江沢民氏が抜てき[日経新聞]
2014/12/7 0:00

 周永康氏 中国共産党の前政治局常務委員で、2012年11月まで胡錦濤前政権で序列9位にあった最高指導部の一人。公安・司法分野のトップとして警察機構や武装警察を指揮する強大な権限を握った。国有石油大手、中国石油天然気集団(CNPC)総経理出身。エネルギー政策に影響力を持つ「石油閥」の中心人物として江沢民元国家主席らに抜てきされ、最高指導部に上り詰めた。

 親しい間柄にあった元重慶市トップの薄熙来氏の失脚に猛反対し、胡前国家主席や習近平国家主席らの反発を招いた。
 石油利権に絡み、側近や親族らが巨額の収賄や不正な利益を得ていたとの疑惑が指摘され、当局は周氏の親族、側近ら300人以上の関係者を拘束して徹底調査。差し押さえた資産総額は1000億元(約1兆9000億円)に上るとされる。
 すでに大手国有企業を統括する国務院国有資産監督管理委員会の主任だった蒋潔敏氏や李東生元公安次官など、元側近が相次いで失脚した。
 周氏が現在の妻と結婚する際に、前妻を交通事故に見せかけて殺害したとの情報もある。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM06H6C_W4A201C1FF8000/?nbm=DGXLASGM06H6J_W4A201C1FF8000

 

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