4月29日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、中国が“民間気象予報士”を禁止したと報じた。耳目を集めようと「台風がやってくる」などのデマを発表する迷惑な気象オタクを規制する法案だと指摘されている。写真は北京市。

天気予報ができるのは政府だけ！中国当局が一般人の天気予報を禁止―米紙
http://www.recordchina.co.jp/a107902.html
2015年5月3日(日) 11時15分

2015年4月29日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、中国が“民間気象予報士”を禁止したと報じた。5月1日付で参考消息網が伝えた。

「気象予報発表・伝播管理弁法」が5月1日、公布された。同法では政府所属の気象台以外の個人、組織が風向、風速、気温、湿度などの気象情報を発表することを禁止している。違反者には最低5万元（約97万円）の罰金が科されることになる。また独自の気象予報発表でデマが広がり社会に悪影響が出た場合には責任を追及することも明記された。

SNSで独自の天気予報を発表している倪（ニー）さんは、法律は一部の気象オタクをターゲットにしたものだと指摘した。注目を集めるために誇大な予想を発表しパニックを引き起こす民間予報士も少なくないという。今年4月初めには中国南部を超巨大台風が襲うというデマが広がり、問題となった。（翻訳・編集/増田聡太郎）

コメント
01. 2015年5月03日 19:52:51 : Q4a2FyM5hw 日本が気象予報士たる資格を1993年に創設するまでは、気象予報は気象庁の業務であった。以外に思われるかも知れないが、気象情報は「軍事機密」なのである。敵側が知れば、軍事作戦に活用する恐れがあるためだ。 中共が気象予報を禁止したのは、経済成長で住民の気分が緩んでいることに対する警告も含まれているのだろう。中共が支配する中国大陸は、一党独裁体制であり、政権を握っている中国共産党は、党の軍隊を持っている。これが中国人民解放軍だ。国家の軍隊ではないのだ。 気象予報を民間人がやれば、その中国人民解放軍の権威に傷がつく。中共が支配する中国大陸では、民間人は党、軍に従わなければならない。これが巨大な監獄、中国大陸の実態なのだ。
02. 2015年5月03日 21:36:37 : 84tnfIcvr2 日本だって、気象予報は許可制で予報士資格を持った人をおいて、一定の技術基準を満たさなければいけないとか、台風が来るなどの警報を出せるのは気象庁だけとか、かなりの制約がある。むしろ、今までの中国の方が日本よりゆるゆるだったのでは？いろいろ問題が起きたので、日本を参考に規制を強めたというところでは？ マスコミは「言論の自由」がお好きなようだから、中国のみならず、日本も気象情報提供の完全自由を主張してはいかが？
03. 2015年5月09日 13:37:33 : Cur0RCSFcE 連日続く「PM２.５」で汚染された空を見上げてつぶやいても、 天気予報の違反となるのかな？ なんだか、考えることが小さくてケチくさいなあ！

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