イランとアメリカの外相会談、核協議からISISの脅威まで（音声）

アミーンザーデ解説員

イランのザリーフ外務大臣と、アメリカのケリー国務長官が、21日日曜夜、アメリカ・ニューヨークで会談しました。

両者の会談は、19日金曜から始まったイランと6カ国の7度目の核協議の枠内で行われました。情報筋によれば、この会談では、地域情勢に注目し、テロ組織ISISによる脅威についても議論されたということです。そのため、この1時間半に渡る会談は、政界やメディアの注目を集めました。一部の報道では、西側が核問題において、イランに対して態度を軟化させれば、イランも、テロ組織ISISとの戦いに協力する可能性があると報じられました。ケリー長官は、これ以前に、国連安保理のISISに関する会合で、「ISISとの闘争は、イランをはじめとする世界の全ての国の責務だ」と述べました。

イランは、テロやISISとの戦いを強調していますが、アメリカが、このテロ組織に対抗するための連合と呼ぶものを、表面的な措置と見なしています。なぜなら、アメリカが作った連合の目的は、真に地域の安全を守り、テロを掃討するものではなく、アメリカの政府高官が語ったように、この措置は、彼ら自身の利益を守るためのものであるからであり、それは、テロとの戦いの原則に矛盾します。

イランはこれまで何度も、過激派を消滅させ、テロ組織に対して軍事的な措置を使用する際には、国際法規や国連憲章に沿ったものでなければならないと表明してきました。アメリカのやり方によるISIS対策は、イラクとシリアの国民の

団結の強化、領土の統一、政治的な流れと相容れないものです。そのため、いかなる国際法規にも従っていない連合に加わることは、実際、西側のテロに対するダブルスタンダードを受け入れることを意味します。

こうした心理戦の中で、シオニスト政権イスラエルのネタニヤフ首相は、この流れを悪用し、イランの核問題を、対ISIS連合へのイランの参加の問題と結びつけることで、西側の大国に対し、イランの要求に屈しないよう求めました。

https://www.youtube.com/watch?v=JJ4Fj4yDQ4k

◆ 欧州、中国、インド、中近東で進む石油ドル体制の崩壊

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≪2014/09/22 VOL288≫

アメリカを支配するサバタイ派マフィアの国際的孤立が加速している。

先週18日にインドの首都ニューデリーで行われた中印首脳会談では、中国と

ロシアが主導する上海協力機構にインドが正式加盟する方向で一致、他にも

両国の関係強化に向けた大規模な経済連携、並びに印モディ首相が中国側に

要請した国境問題の早期解決についても協議を行うことが決まっている。

最近まで、サバタイ派マフィアらに追従する日本の安倍奴隷政権がインドの

モディ政権に対して日印連携による「中国包囲網」の形成を促していたが、

その目論見は見事に外れたようだ。

それに加えて、サバタイ派によるアメリカの国内政治事情もますます不安定化

してきている。先週も、スカル・アンド・ボーンズ一派であるジョン・ケリー

米国務長官が、生中継されているアメリカ議会の公聴会の場で明らかに馬鹿に

した扱いを受けている。

http://www.breitbart.com/Breitbart-TV/2014/09/17/Corker-Slams-Obama-Kerry-for-Exercising-The-Worst-Judgment-Possible-on-ISIS

それ以前に、オバマ政権が主張するインチキ「反ISIS」キャンペーンに対し、

それを支持する中近東国家が1つも存在しないことを公聴会委員長に指摘され

ても、ケリーは何も答えることが出来なかった。そして下記のリンク映像を

見てもらえば分かる通り、シドロモドロに矛盾だらけの発言を繰り返すケリー

の背後には、オバマ政権を批判する言葉が書き込まれた紫色の紙が一般来場者

の手で次々と挙げられている。

しかし全米に生中継される公聴会の場でこのような事態が起こるとは、・・・・