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原油下落はエネルギー無料化の表れ、ルーブル安は中露合併を促すだけ、米国が金融パニックを狙っても無駄です。
http://www.asyura2.com/14/cult13/msg/742.html
投稿者 小沢内閣待望論 日時 2014 年 12 月 19 日 18:39:16: 4sIKljvd9SgGs
 

米英系メディアがもうロシアは駄目だと騒いでいますが、今ロシアで起きているのは中国人留学生の買い漁りだそうです。
安く良いものが買えるという事ですが、中国人にしてみれば巨大な免税店がすぐ真上にできたようなもので、ロシアにしてみれば世界中で買い物をしまくる中国人を掃除機でロシアに集めまくっているようなもので、米国の狙う日本のオイルショックのような事は起こせていないようです。
それも当然で、ネット時代でいくら米英系のマスコミがロシア恐慌を煽った所でチキレースで先にダウンするのは米国だと分かっているからです。
ロシアはアラブと違いエネルギーだけで食べている訳ではなく、農業大国でもあり、自給自足もできるし、輸出をする気になればいくらでもでき、真下になんでもいくらでも大きな口をあけて買ってくれる国が有るわけで、百歩譲ってロシアが傷むとしても、その分同盟国の中国が体力を付けるだけで、二位に転落した米国が何を仕掛けても、中露コンビは痛くも痒くもないという事です。
ベンだかが三ヶ月後にドルが消えて、アメロも失敗して、オーロムという通貨が誕生して、米国は破綻処理に追い込まれるというような事を書いていましたが、今回の為替操作は彼らの最後の悪足掻きという事だと思います。  

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コメント
 
01. 2014年12月19日 20:30:22 : SN8JxRLTyk
>今回の為替操作は彼らの最後の悪足掻きという事だと思います。
其れと共に日本の基地害政治も葬り去ってもらい、まな板の上から開放させて下さい、来年はいい年に成れますように。

02. 2014年12月19日 20:41:55 : mKgIONs4T6
私達は歴史の転換点を劇場の最前列、特等席、ロイヤルボックスで鑑賞できる事に感謝しています。この壮大なドラマの結末はどうなるのか、ハラハラドキドキの期待感で溢れています、幸せな時間を満喫できそうです。覇権国家の繁栄、衰退、進化を直接、目撃する事が出来るとは思いもしませんでした。近年では産業革命後の大英帝国→アメリカ帝国→新○○○帝国。国家の栄枯盛衰は世の習いであり、世界の覇権国家も数百年のサイクルで誕生、衰退の進化を繰り返しています。

世界は歴史的大的転換点を迎えています、皆さんも薄々お気づきの事ですが。世界覇権国家の変遷、つまり新覇権国家(中露連合+BRICS+アジア連合艦隊、基本思想:平和、共存、共栄)VS現覇権国家(偽ユ○ヤ米英欧の国家経済衰退、中核米国は天文学的債務を抱え実質破綻国家状態、基本思想:侵略戦争、他国の国富略奪、傀儡政権市民虐殺)、新覇権国家の実力は軍事(米国=中露)、経済規模、経済成長、貿易額、GDP、市場規模、先端技術(ちょっと弱い、日本の参加で問題解決)エネルギー(原油、天然ガス)、資源、農業、食料、人口、国土面積等あらゆる面で現覇権国家を凌駕しています。この中ですべてのカギを握るのが中国の存在です。世界最大の経済大国中国と平和、友好、安定の基盤を築く事が最善の道となります。もし日本が敵対する行為で臨めば、瞬時に経済破綻を起こし、衰退の危機を迎える事になります。(これは米国も例外ではありません、中国を敵視する事など不可能)

このような状況で日本の進む道も決めなければなりません。現覇権国家の隷属、植民地状態から早く脱却しなければなりません。しっかり身辺整理して一刻も早く、新覇権国家に参加したいものです。そして日本が世界に誇る科学技術(あらゆる分野で世界トップクラス)を生かして、アジアを中心とした平和、安定、共存、共栄思想の国家造りに貢献すべきです。(以上は推測&期待)


03. 2014年12月19日 20:43:22 : eQVzWTI8D6
オワコンアメリカべったりの日英だけがアメリカと共に滅亡する

04. おじゃま一郎 2014年12月19日 21:32:35 : Oo1MUxFRAsqXk : cy7VDiSn4b
>中露コンビは痛くも痒くもないという事です。

ロシアは1998年に続く経済危機状態である。
あまりのひどさにプーチンは年末の記者会見で
経済について語ることはできなかった。

一方中国は成長率を下げ、経済が思わしくないことを
示している。

なお、中露は蜜月でない。国境を接するところでは、
賃金格差のため2億人の中国人がロシアに流れ込む可能性が
あるからだ。


05. 2014年12月19日 21:46:51 : 132f8rRfcg
おじゃまな一郎の米国提灯コメントももうすぐロウソクの灯が消えるだろう、歴史と云う大きな潮流には誰も逆らう事など出来ないのだよ。 タングステンを金塊だといくら喚いても本物の純金をどっさり持っている国がどこか世界中の人が知っているなかでは最早蚊帳の外なのだ。

06. 2014年12月19日 23:32:34 : Qk0z0gVGLY
ロシアも辛くないかというと辛いだろうけど、
耐えれるかというと耐えれるだろうな。

07. 2014年12月20日 01:29:17 : jNkFXHtVhg
プーチン・スノーデン そして、ロシア 頑張れ!!

世界平和のために!

邪悪なアメリカ様 おことわり!


08. 2014年12月20日 03:06:11 : 76Eg5mVKvE
共産主義反対

09. 2014年12月20日 05:31:47 : EZhS4r98vc
為替操作ができてしまうことに驚愕
マスコミ 識者と言われる人たちの口にする 「アメリカでは」
これを抜かせば洗脳されやすい日本人は変わるだろう

「アメリカでは」を「自分は」に置き換え考えるのだ


10. 2014年12月20日 05:43:30 : gvQUXYe9tw
 グローバリズムによる資本主義、金融株式資本主義は一日も早く崩壊して欲しい。日本型、渋沢栄一、松下幸之助型資本主義に戻るべきだ。ハゲタカファンド資本主義から日本は抜け出なければならない。安倍、黒田、麻生、谷垣、山口、飯島などに任せておけるのか。

 フクシマの処理も出来ず原発事故をまた起こさせない自信もないくせに再稼働させたり再生エネルギー開発にストップをかける政府の愚策は心底腹が立つ。子供でも分かる愚策をやる官僚や自公の議員達を誰が教育してやるのか。


11. おじゃま一郎 2014年12月20日 09:31:08 : Oo1MUxFRAsqXk : opOOr9FlSk
>06

ロシア人は極寒の中で育ったせいか、西欧諸国からみると
信じられないくらい何事にもがまん強い人種だ。

このくらいのいじめには十分に耐えてしまうので、もっと
厳しく制裁しなければならない。


12. 2014年12月20日 09:32:20 : SEQkw8T9To
日米ガイドラインの年内策定を来年にずらす最大の根拠は、米国内部の事情でクリントン元大統領妻のヒラリー失脚から始まりジャパンハンドラーズ等の失脚により、米国戦争屋からの司令が滞る事態に、米国隷属売国奴官僚公務員政治家企業集団宗教集団ダマスゴミ御用馬鹿学者統一創価の糞ジジイ糞ババアの排除が明確になっています。

13. 2014年12月20日 10:01:28 : z6YjwJR9Y6
日本人だって北国の人は我慢強いからな。
極寒のロシア人はなお、我慢強いだろう。
アメリカ人と我慢比べをしたら、どっちが勝つかな?

少なくともドイツ人たちはメルケルばあちゃんに文句言いだした。
日本だつて「高みの見物」という気分にはとてもなれないよ。
せいぜいまな板の上でハラドキして待つしかないだろう。


14. 2014年12月20日 10:22:21 : CVFsr5VjAX

ぼんぼん政権せめて平和な終演に!
それが彼の仕事でしょう。
てんぱってるところが、ちょっと心配。

プーチンさんはロシアの厳しい歴史の裏の裏まで見て来た人。
頭が良くて、ジョークも分かるから安心なんだけど。


15. 2014年12月20日 11:58:39 : BLqL2LUvlg
アメリカ大手銀行のデリバティブ236兆ドル(うち金利191兆ドル)で

借金を借金で返しFRBは利上げが出来ずFOMC声明でカネを集める。

大手銀行は取付け騒ぎによる暴動対策として避難準備させたり護身用グッズ
のようなものを配っているらしい。

アメリカの多くの政府機関が戦闘糧食を地下に蓄え始めたようだ。

なにか起こそうとしているのは間違いないと思う。


16. 2014年12月20日 15:29:52 : FfzzRIbxkp
ロシア ルーブルの暴落は大騒ぎしたのに、日本の円安は問題にならないのかな。

ロシアはドルさんさようなら〜ってしているのよね。
中国がロシア支援に乗り出しているっていうし。
ロシアは石油輸出すると、ルーブルが今までよりも儲かっちゃってるっていうし。


日本はドルさんを買いまくって、どうしましょう。


17. 2014年12月20日 15:57:34 : haFhN5t0Xw
わが国所有の米国債を、ロシアさんとか、中国さんとか、買ってくれませんかねえ?

もちろん額面を割り引いてw  

中国さんとか、わが国から購入した「それ」と米国の資産を交換とかね。

いい話でしょ?

やりたくても出来ないんですよ、わが国は。

なんせ、米国の属国ですからw


18. 2014年12月20日 16:23:20 : DUyzP8zJP3
06は世間知らずな馬鹿の見本。寝言も聞き飽きたね。ドル中心陣営は好きなことを言っているがルーブル下落で悲鳴を上げているのはアメリカ自身である。キューバに接近が大ニュースにする頓珍漢。ドル防衛のためには何でもありも、もはやアメリカ経済は破綻している。破綻している国が首を絞め続ける悲劇はまだまだ起こりそう。もはやBRICSが中心。IMFは破綻。かくしてドルという名の貨幣は消えるのである。消え行くドル相手のループルの為替の低下は痛くもかゆくもないのである。

19. おじゃま一郎 2014年12月20日 21:07:25 : Oo1MUxFRAsqXk : opOOr9FlSk
米国は世界で最もリスクが低い国というのが理解できていない奴が大杉。

それに引き換えロシアは米国の20倍のリスクを抱えている
破綻国家だ。

ちなみにG7の破綻推定値は平均50であるのに、BRICSは200、4倍である。


20. おじゃま一郎 2014年12月20日 21:35:19 : Oo1MUxFRAsqXk : opOOr9FlSk
>16
>ロシア ルーブルの暴落は大騒ぎしたのに、日本の円安は問題にならないのかな。

日本円と違って、ルーブルは金融政策で下がっているのではない。国家の信用が
落ちているからだ。

輸出の70%を石油と天然ガスに頼っているロシアは儲かるどころか
原油価格の下落で大損こえてる。


21. 2014年12月21日 00:33:50 : mKxR488WKc
なんか
おじゃマン 必しすぎ??

なんで かなぁ ??  火消しのやく???

でももう  おそ杉  みんなもう わかってる  よーーーん!!


22. 2014年12月21日 01:49:11 : s2VqJ4RaHY
犬HKが一生懸命
「ロシア危機」
を宣伝しています。
全くご苦労なこってす。
まあ犬がこれだけ騒ぐという事はアメリカの嫌がらせという事でしょう。
だいたい対ドルに対して暴落しているっていっても
自国通貨どうしで取引すれば問題ないんではないのではないでしょうか?
危機なのはロシアではなくアメリカドルでしょうに。
原油価格暴落にしろさぞかし自分の腹も痛めているでしょうね。
さて、アメリカとロシアどちらが持ちこたえられるか。
見ものですね。
これまで散々無辜の市民を自由と民主主義の名のもと虐殺しまくってきた天罰が下ればいいのに。

23. 2014年12月21日 06:08:28 : RkB9NJspPU

〈 原油価格が上向き、米備蓄低下を受けて 〉

http://japanese.ruvr.ru/news/2014_12_20/281520049/

17日、米エネルギー省エネルギー情報局は1週間の間に商業用の原油備蓄量が低下したことを明らかにしていた。


24. おじゃま一郎 2014年12月21日 09:17:53 : Oo1MUxFRAsqXk : 8siKkihn2M
>22
>危機なのはロシアではなくアメリカドルでしょうに。

米ドルは世界で最も価値ある通貨。どういう理論で危機なんだ?


25. 2014年12月21日 09:44:55 : SNqA8azNnM
マスコミに載らない海外記事

ロシア貿易・軍事同盟のユーラシア基軸
2014/12/19 0:11:00
マイケル・ハドソン
2014年12月16日
The Real News

マイケル・ハドソン教授のビデオ・インタビュー書き起こし(ビデオをみるには、スクロールダウン)

TRNN製作責任者シャーミニ・ペリーズ: リアル・ニューズ・ネットワークにようこそ。私、シャーミニ・ペリーズが、バルチモアからお送りします。

ウラジーミル・プーチン大統領は現在ガスと武器商談の為、インドに向かっています。先週、彼はトルコで、サウス・ストリーム・パイプラインとなるべきだったものを南ヨーロッパから離し、トルコに向ける交渉をしました。APECサミットでは、中国との双方が満足する石油とガス契約をまとめました。ロシアがユーラシアに基軸を移しているのは明らかです。

これについてお話し頂く為、レギュラー・ゲストのマイケル・ハドソンさんにおいでいただいています。マイケル・ハドソンは、カンザスシティー、ミズーリ大学の著名な経済学教授です。彼の新刊は、The Bubble and Beyond and Finance Capitalism and Its Discontents(『バブルとその先』と『金融資本主義とその不満』)です。

ご出演有り難うございます。ハドソンさん。

カンザスシティー、ミズーリ大経済学教授マイケル・ハドソン:出演できて嬉しく思います。

おっしゃる通りです。ほぼ一カ月前でしたが、前回一緒にお話して以来、世界の地政学、貿易パターン、軍事同盟は、劇的にすっかり変わりました。そして、ご指摘の通り、その大半は、ロシアがヨーロッパをあきらめて、石油とガス貿易を、そして軍事技術も、軍事同盟も、ユーラシアに向けて方向転換した結果です。

先週、プーチン大統領は、ヨーロッパ指導者とは、もはやこれ以上話しても無駄だという演説をしました。連中に金を支払っている連中、アメリカ合州国を相手にするつもりです。彼はこう言いました、アメリカ政権からの助言を受け続ける限り、彼らを支配している連中に向かって語るつりだと。そして、彼はまさにそれを実行しています。

ですからこれらの変化の結果は、ロシアと中国を対立させ、イランを孤立化させ、インド、近東や、他のアジア諸国が一致団結して、何らかのドル圏代替物を作り出すのを防ぐ為、ユーラシアを分割して統治するという考え方に基づいてきた過去半世紀のアメリカ戦略の真逆です。実際、アメリカの経済制裁とネオコンの新冷戦政策が、これらアジア諸国を一致団結させ、NATOの代替組織としての上海協力機構と協力し、BRICSは、ドル圏と、アメリカの政策を実施するIMFと世界銀行と対処する為の代替手段を立ち上げようとしています。

そこで、ヨーロッパに関しては、ロシアに経済制裁を課し、特にロシア石油とガスの輸入を阻止して、この新冷戦政策に加われというアメリカの無理強いが、ユーロゾーンの緊縮経済を悪化させ、地域はデッド・ゾーンへと転換しつつあります。また、数日前、多数のドイツ有力政治家、外交官、著名文化人が、Excite紙上に、アンゲラ・メルケル宛ての公開書簡を載せ、彼女の親アメリカ政策に抗議し、アメリカのNATO政策と新冷戦は、ドイツ経済を破滅させる脅威のみならず、ヨーロッパを分裂させると主張しています。つまり、ある種、アメリカの権力を統合し、アメリカ以外の世界、ヨーロッパとアジアを分裂させるかわりに、アメリカの政策は強く出過ぎて、実際、アメリカ以外の国々を、戦争の危険と見えるものに対する防衛同盟へと追いやっているのです。そもそもNATO構想は、ヨーロッパをより確実に防衛するということだと考えられていました。ところが今や、軍事力によるあらゆる威嚇や、ウクライナへの重火器供与で、NATOは、ヨーロッパを軍事的な危機に追いやっています。しかも、これは、半世紀のアメリカ外交政策丸ごとの真逆です。それなのに、アメリカ合州国で何が起きているのかについての議論は皆無です。

ええ、ご指摘の通り、トルコは既に、エネルギー供給を、ロシアに頼ることにして、アメリカ-ヨーロッパ勢力圏から離脱しつつあります。サウス・ストリーム・パイプラインは、南ヨーロッパから、トルコへと方向転換されました。イランも、石油とガスのみならず、原子力と兵器でも、ロシアとの同盟へと向かっていて、上海協力機構の加盟国になろうとしています。そして今、あなたが指摘された通り、インドと貿易交渉をしています。

実際ロシアを傷つけるのではなく、経済制裁のおかげで、製造業での独立、ヨーロッパからの独立、フランスや他のヨーロッパ諸国から食糧輸入することから独立をしなければならないとロシアが確信したのです。これは、ヨーロッパ市場、ロシア市場を期待していた、リトアニアの農産物輸出業者や他の人々に災難をもたらす結果となった。実際、過去20年間丸々、ソ連終焉以来ずっと、西ヨーロッパとロシアをまとめた市場にするという発想があったのです。アメリカがそれをぶち壊しました。

ええ、これが行っているのは、政治学教科書の教えのあらゆることの裏返しです。教科書には、国々には敵国や友好国があってはならない。国で重要なのは国益だとあります。アメリカ、ヨーロッパにこう言ったのです。自国の経済権益など忘れろ。お前達にはアメリカのお友達がついている。つまり、お前達は我々が言った通りにしろ。お前達にはロシアという敵がいる。だから、お前達は、ロシア石油とガスを輸入するという希望は捨てなければならない、それで石油支払いに充てようという食糧輸出業者の希望はすてねばならず、アメリカに頼るのだ。単純にヨーロッパのエネルギー需要に見合った十分なアメリカ・ガスと石油を輸送する為の手段が無いのですから、技術的に不可能で、これは一種の夢想です。そこで、ロシアにはったりをかけようとするネオコン戦略丸ごとが、裏目に出る危険にさらされています。

基本的な考え方は実に狭隘なものです。オバマ政権は、ソチ・オリンピック以来ずっと、ロシアがヨーロッパと組みたがっていると見ていました。プーチン大統領は、ヨーロッパとのより緊密な絆について語っていました。しかし、そこでプーチンは、オバマ政権のシリア攻撃計画に反対しました。そこで、ネオコンは、「わかった。ロシアを攻撃しなければならないが、最善の攻撃方法は、ウクライナをはぎ取ることだ」と言うようになったのです。そして、それがロシア侵略を引き起こすことになれば、我々はこう言える。ほら、ヨーロッパにはNATOが必要だろう。お前達はアメリカに頼らなければならないが、条件として、お前達はロシアに敵対しなければならない。ロシアを引きずり下ろし、通貨を崩壊させ、プーチンを不人気にし、最後に、政権を転覆させ、プーチンの代わりに、次のエリツィンを据えるのだ。

ペリーズ: しかしハドソンさん、石油価格下落が、確実に、ロシアが自ら望む形で拡大しようとする能力に対する制約となって、あなたがおっしゃる、アメリカの戦略、冷戦戦略は、部分的には効果を発揮しているのではありませんか? またルーブルが低下したのですから益々そうではありませんか? これはどう解釈すれば良いのでしょう。

ハドソン: ルーブルは確かに急落しました。しかし、ロシア経済は、ドルではなく、ルーブルで動いていますから、これはロシア経済にさほど影響しません。中国や他の国々が自国通貨を、ドルから独立させたのと同様に、プーチンは過去二年で、ルーブルをドルから独立させるよう動きました、ですから、その結果、確かにロシアの手持ちドルは少なくなっていますが、外国貿易をルーブル通貨建てに変え、中国元建てに変えたので、ロシアはドルを必要としないのです。そこで、ロシア-中国貿易、ロシア-トルコ貿易、ドル以外の国々とのこうした全ての貿易は、ドル無しで行われます。ですから、ここでは実際、特にドルに対する需要は全くありません。

ルーブル下落の影響は、ロシアが輸入する商品の価格上昇です。そこで、ロシアの対応は、分かった。もし食料にもっと多く払う必要があるのなら、我々は自分の食べ物を助成しよう。そして、ロシアの農産物は急速に増加し、リトアニアから、フランスから、そして他のヨーロッパの国々から行っていた輸入を置き換えるようにしよう。プーチンはこうも言いました。これからわが国製造業の助成を始める予定だ。製造業で、ドイツ、フランスや、ヨーロッパに頼ることはできない。我々は、中国や、トルコや、そして何よりもまず、わが国の製造業に頼るようにするつもりだ。また、対ロシア経済制裁は、基本的に、これまでやりたがっていたのに、国際法の下ではできなかったことが、ロシアはできるようになったのですから、実際渡りに船となりました。自国産業を助成し、保護することです。プーチン大統領は先週行った演説でこう述べました。我々は、ヨーロッパから離れなければならないことを自覚している。ヨーロッパは、基本的に、アメリカ合州国のロードアイランド州の一部だ。ルーブルがどうなろうと平気でいられるよう、ドルがどうなろうと平気でいられるよう、わが国が生活必需品自足自給できるようになるまで、自国産業を助成するつもりだ。アメリカ制度の代替となる、自前の銀行決済制度を立ち上げる予定だ。他の国々との通貨スワップ取引を進めている。ですから、基本的に、ロシアと他のアジア諸国は、自国経済を、アメリカ合州国から隔離しているわけで、各国を益々アメリカ合州国に依存させようとしているアメリカ戦略の真逆です。

ペリーズ: ハドソンさん、ルーブルが下落し、経済制裁がもたらしている制約や、石油価格下落で、ロシア資本力のこの著しい低下、特に彼らが交渉しているこうした新規の貿易協定で、パイプライン建設や、現在交渉中の貿易協定を実施するにも、膨大な額の資本が必要なのではありませんか?

ハドソン: パイプライン建設の為の資本には二種類あります。一つは、国内通貨という形によるものです。ロシア中央銀行は、全ての国内コストを支払う為の十分なルーブルを生み出すことができます。ロシアは、国内ルーブル分のコストに、ドルを必要としません。そして、それ以外のコストは、中国が負担します。ヨーロッパやアメリカがこうした契約や、パイプライン用の他の原料を請け負うのではなく、中国がそうしたもの全てを生産します。そして中国は、これをクレジットで提供します。中国や他の国々が提供するクレジットに対し、ロシアは将来の石油やガスという形で支払いをするのです。ですから、基本的に、ロシアは、ドル・クレジットは不要で、金融クレジットは不要なのです。ロシアは、将来の石油とガス供給で支払う通貨スワップ取引をしています。ですから、アメリカがロシアへの脅威になると思い込んでいるものは、張り子の虎です。ロシアに対する効果がほぼゼロの、張り子の金融虎なのです。

ペリーズ: なるほど。ハドソンさん、ご出演有り難うございます。

ハドソン: 出演させて頂いて嬉しく思います。

ペリーズ: リアル・ニューズ・ネットワークへのご参加有り難うございます。
終わり

免責条項: リアル・ニューズ・ネットワークの書き起こしは、番組録音をタイプしたものであることにご留意ください。TRNNはその完全な正確さを保証する立場にありません。

マイケル・ハドソンは、 カンザス・シティー、 ミズーリ大学の著名な経済学教授、。彼の最新刊は、The Bubble and BeyondとFinance Capitalism and Its Discontents(『バブルとその先』と『金融資本主義とその不満』)。彼の近刊書名は、Killing the Host: How Financial Parasites and Debt Bondage Destroy the Global Economy(『宿主殺し:金融寄生虫と借金による束縛が、いかにして世界経済を破壊するのか』)。

記事原文のurl:http://www.globalresearch.ca/russia-pivots-to-eurasia-for-trade-and-military-alliances/5420185
----------
『プーチンはアジアをめざす 激変する国際政治』下斗米伸夫著 NHK出版新書昨日購入。
良い本が、良いタイミングに刊行されたものだ。

この記事の表題「ユーラシア基軸」の英語はPivot to Eurasia。
『プーチンはアジアをめざす 激変する国際政治』の中では、「脱欧入亜」
本記事の題名とそのままつながりそう。

参考文献も非常に興味深い。一部をご紹介させて頂こう。
『ロシアとソ連 歴史に消された者たち 古儀式派が変えた超大国の歴史』下斗米伸夫著も、目からうろこ。『プーチンはアジアをめざす 激変する国際政治』の中でも、この本で展開されている論理が読める。
古儀式派の終末論的世界観、現世否定のエートスをもたらし、それが、マックス・ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』で指摘されていたと同様の経済倫理として作用していたようだ。
プーチン大統領自身の信仰は不明なようだが、彼の祖父、晩年のレーニン家のコックをつとめた。共産党とは関係はなかったが、古儀式派信者のコネでなれたらしい。(12/19補記:日本語を解するロシア人の方から、「著名な古儀式派信者として、例えばサッバ・モロゾフ等々を思いつくが、現代ロシアでは、古儀式派信者で著名な人物、思いつけない」とご指摘を受けた。)

ジェームズ・ビリントン、藤野幸雄訳『聖像画と手斧 ロシア文化史試論』超大作だが、ロシア文化理解には避けて通れない本だろう。このエッセンス版にあたる本と、ビデオ三本もある。ロシア・ウクライナ文化入門用として最適な本、ビデオではと思うが翻訳はない。
そして、『オッパイとトラクター』ウクライナ・ロシア文化を小説の形で気軽に読める。


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26. 2014年12月21日 13:00:30 : qF4T1YwunA
●水と空気とエネルギーの自給自足。そして食糧も・・・

日本なんか再生エネルギーだけで十分やっていけるエネルギー大国になれるんではないか?

地熱(地震列島のメリットだ)、メタンハイドレード、太陽光、風・水力、バイオマス、潮力発電・・・等々をまじめにやれば用意だろう。

今は、これをまじめにやらせない勢力(原発村やオイル村他)がいるというだけのことだ。

水と空気とエネルギーは自給自足が必須なことは自明だから、税金を再生エネルギー開発にどんどんつぎ込めばいいのだ。

水と空気とエネルギーの自給にもうひとつ食糧の自給ができたら、国としては盤石で国民が安心して生活できる国になる。

そのためには・・
   ↓
●TPP、日米地位協定、原子力協定など米国隷従状態から脱却することだ!


27. 2014年12月21日 13:01:47 : eQVzWTI8D6
ドルは国際通貨だから無尽蔵にすることで借金ごまかしていた
ドルが国際通貨じゃなくなった時点でアメリカは1秒で破綻する
自転車操業国アメリカおよびその奴隷国日本

28. 2014年12月22日 01:49:01 : xni5yVaf3k
>>04
中国は成長率を下げ、経済が思わしくないことを示している。

お邪魔さんは、タチの悪い立論をするね。
経済規模が大きくなれば、成長率が低下するの当たり前。率は低下しても、成長分の絶対値は拡大している。

タメにする屁理屈は止めたらどう?
それとも、算数ができないの?



29. 2014年12月22日 09:35:06 : RkB9NJspPU
おじゃま一郎さんってアメリカ人なの?
日本はアメリカに貢いで貢いで貢いだあげく、こんな映画作られて腹立たんの?

■ アンジェリーナ・ジョリー監督の映画「unbroken」公開に物議

http://news.livedoor.com/lite/article_detail/9555183/

・アンジェリーナ・ジョリー監督の映画に関し、映画会社が頭を悩ませている
・第二次世界大戦の米兵が、日本兵から度々虐待されるシーンが含まれている
・日本人と中国人に配慮し、両国での公開が未定だという


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