こちらのサイトに日本の貿易赤字の原因の詳しい分析があります。

http://www.hamacho.net/column/archives/13189

それによれば、政府の説明が真っ赤なウソであることがわかります。
騙されないよう、しっかり勉強してください。

結局、日本の貿易赤字の原因は、アベノミクスの副作用という事にならないでしょうか？

そうゆう側面もありますが、真の原因は、日本の経済構造の変化です。

日本企業が海外投資をするのは、円高のためで、円安になれば国内回帰するという意見がありますが、貿易赤字の拡大から、全く別の未来が見えてきます。

実際日本企業の海外投資収益は非常に大きく、円安でこれがかさ上げされます。円安になると株高になる理由です。今後日本企業はますます海外投資を増やすでしょう。儲かるところに投資するのが、経済活動の原則だからです。

一方、円安のコスト高でさ収益率が低下する国内では、さらに投資が減少し、空洞化が進むでしょう。政府は海外で儲けた企業に賃上げの圧力をかけていますが、まるで的外れです。国内の収益率が低下してるのだから、売上が伸びなければコストを削減するのがこれも経済活動の原則だからです。

その意味でもエネルギーコストの削減が急務ですが、実はエネルギーコストを高めている最大の要因は原発です。過去何兆円も投資したのに、一円の付加価値も生み出さないばかりか、事故対策、廃炉対策、維持費でさらに莫大な費用を追い銭しろという、ゴクつぶしです。

企業で言えば、ずっと赤字垂れ流しで収益改善の見込みが立たない、お荷物事業部ですから、すぐに統廃合して事業を止めないと、企業自体の存続にかかわります。ところが、経営者が事業部に泣きつかれて事業廃止の決断ができず、希望的観測にすがって正しい判断ができないでいます。

それが今の日本の姿だと思います。